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かぞ【父】🔗🔉

かぞ【父】 (上代は「かそ」)父をいう。⇔いろは。*書紀‐仁賢六年是秋「俗、父を呼びて柯曾と為」

かぞ‐いろ【父母】🔗🔉

かぞ‐いろ【父母】 (上代は「かそいろ」)=かぞいろは(父母)

かぞ‐いろは【父母】🔗🔉

かぞ‐いろは【父母】 (上代は「かそいろは」。「いろは」は実母の意)父母(ふぼ)。ちちはは。かぞいろ。

しし【父】🔗🔉

しし【父】 「ちち(父)」の上代東国方言。

そう‐ふ【父】(サウ‥)🔗🔉

そう‐ふ【父】(サウ‥) (「」はいやしい、ひなびているの意)いなかおやじ。いなかもの。いやしいおやじ。

ち【父】🔗🔉

ち【父】 男子を敬っていう上代語。ちち。かぞ。他の語の下に付いて用いられる場合は、連濁によって「ぢ」となることもある。*古事記‐中・歌謡「大御酒(おほみき)甘(うま)らに聞こし以(も)ち食(を)せまろが知(チ)」

ちち【父】🔗🔉

ちち【父】 1 両親のうちの男の方。実父・継父・養父の総称。父親。おとこおや。ち。かぞ。てて。 2 キリスト教で、神をいう。 3 新しいものの開祖。先駆者。また、偉大な貢献者。「現代医学の父」 ●父の命(みこと) 父を敬っていう語。*万葉‐四四〇八「ちちのみの知知能美許等(チチノミコト)は」

●父の命(みこと)🔗🔉

●父の命(みこと) 父を敬っていう語。*万葉‐四四〇八「ちちのみの知知能美許等(チチノミコト)は」 ち‐ち【乳】 (「ち(乳)」を重ねた語) 1 哺乳動物が分娩後に、子を育てるために乳房の乳腺から分泌する乳白色不透明の液体。ち。ちしる。ちちしる。 2 乳房(ちぶさ・にゅうぼう)。 3 植物の茎や葉に傷をつけたとき出る白色の液汁。 ●乳の粉(こ) 寒ざらしにした米の粉。水にとき煮沸して、母乳の代用として乳児に与えた。ちちこ。 ●乳の=長上(ちょうじょう)[=師(し)] 宮内省典薬寮乳牛院の職員。朝廷の薬用に供する牛乳の採取を任とする。孝徳天皇朝に置かれたとされ、天長二年「乳師(ちちのし)」とその称を改める。

ちち‐うえ【父上】(‥うへ)🔗🔉

ちち‐うえ【父上】(‥うへ) 父を敬っていう語。

ちち‐おとど【父大臣】🔗🔉

ちち‐おとど【父大臣】 父で大臣の職にある人。

ちち‐おや【父親】🔗🔉

ちち‐おや【父親】 =ちち(父)1

ちちかえる【父帰る】(ちちかへる)🔗🔉

ちちかえる【父帰る】(ちちかへる) 戯曲。一幕。菊池寛作。大正六年発表。同九年初演。妻子を捨てて二〇年後、落ちぶれて帰ってきた父に対する家族一人一人の複雑な心情を描く。

ちち‐かた【父方】🔗🔉

ちち‐かた【父方】 父の血統に属していること。また、それに属する親族。ててかた。内戚。⇔母方

ちち‐ぎみ【父君】🔗🔉

ちち‐ぎみ【父君】 父を敬っていう語。父上。

ちち‐ご【父御】🔗🔉

ちち‐ご【父御】 父を敬っていう語。主として他人の父に対して用いる。ててご。尊父。

ちちこ‐ぐさ【父子草】🔗🔉

ちちこ‐ぐさ【父子草】 キク科の多年草。各地の山野や路傍に生える。高さ一五〜三〇センチメートル。茎は分枝せず、匍匐枝を出して繁殖する。茎・葉ともに白い綿毛を密布。葉は根生、および茎にまばらに互生し、長さ約三センチメートルの線形で先がとがる。春、枝先に数個の光沢のある赤褐色の頭花が密につく。果実にも白い冠毛がある。和名は母子草に対して名づけたもの。漢名、天青地白。《季・春》

ちちじま‐れっとう【父島列島】(‥レッタウ)🔗🔉

ちちじま‐れっとう【父島列島】(‥レッタウ) 西太平洋にある小笠原諸島中部の列島。北から孫島・弟島・兄島・東島・父島・南島が並ぶ。別名ビーチー諸島。

ちちじゃ‐ひと【父者人】(ちちぢゃ‥)🔗🔉

ちちじゃ‐ひと【父者人】(ちちぢゃ‥) (父である人の意。「者」は当て字)父を敬っていう語。

ちちとこ【父と子】🔗🔉

ちちとこ【父と子】 (原題ロシアOtcy i djeti)長編小説。ツルゲーネフ作。一八六二年発表。農奴解放前後のロシアの田園を舞台に、進歩的な知識階級を代表するバザーロフと、その父との相克を通じて、ニヒリズムを底流に新旧の時代の対立を描く。

ちち‐との【父殿】🔗🔉

ちち‐との【父殿】 父を尊んでいう語。父君。

ちちなし‐ご【父無子】🔗🔉

ちちなし‐ご【父無子】 =ててなしご(父無子)

ちち‐ぬし【父主】🔗🔉

ちち‐ぬし【父主】 父を尊んでいう語。父上。父君。

ちち‐の‐じょう【父尉】🔗🔉

ちち‐の‐じょう【父尉】 1 古く、猿楽の翁に登場した役。また、その舞。現在の能楽では翁の特殊演出の「十二月往来」「父尉延命冠者」として残されている。 2 能面の一つ。1にシテの演者が用いる老翁の面。

ちち‐の‐ひ【父の日】🔗🔉

ちち‐の‐ひ【父の日】 父親の日頃の労苦・慈愛をたたえ、感謝をささげる日。六月の第三日曜日をあてる。

ちち‐はは【父母】🔗🔉

ちち‐はは【父母】 (「ちちはわ」と発音の時代もある)男親と女親。父と母。両親。ふぼ。

ちち‐みかど【父帝】🔗🔉

ちち‐みかど【父帝】 父親である天皇。父である帝。

ちち‐みこ【父御子・父皇子】🔗🔉

ちち‐みこ【父御子・父皇子】 父親である皇子。親王である父。

ちゃん【父・爺】🔗🔉

ちゃん【父・爺】 1 父を呼ぶ語。江戸時代から明治初期にかけて庶民社会で用いられた。 2 茶屋や船宿の亭主などを呼ぶ語。

てて【父】🔗🔉

てて【父】 (「ちち」の変化という)父。ちちおや。*宇津保‐俊蔭「琴の手、母にも勝り、母はてての手にも勝りて」

ててうち‐ははうち【父打母打】🔗🔉

ててうち‐ははうち【父打母打】 父にも母にもむごく扱われること。両親から折檻されること。

てて‐おや【父親】🔗🔉

てて‐おや【父親】 ちちおや。てて。ちち。

てて‐き【父君】🔗🔉

てて‐き【父君】 「ててぎみ(父君)」の略。*多武峰少将「などかててきの久しく見えざらむ」

てて‐ぎみ【父君】🔗🔉

てて‐ぎみ【父君】 父を敬っていう語。ちちぎみ。

てて‐ご【父御】🔗🔉

てて‐ご【父御】 父を敬っていう語。ふつう他人の父に対していう。ちちご。

ててなし‐がね【父無金】🔗🔉

ててなし‐がね【父無金】 もとでなしでもうけた金。無資本でもうけた金。*浄・傾城酒呑童子‐三「夕べ夕べに産み出す、ててなしがねのつかみ取」

ててなし‐ご【父無子】🔗🔉

ててなし‐ご【父無子】 1 父親のはっきりしない子。正式の結婚をしないでできた私生児。 2 父に死別した子。また、孤児。

てて‐はは【父母】🔗🔉

てて‐はは【父母】 ちちとはは。ちちはは。ふぼ。両親。*大和‐二条家本附載「近くをだにはなたずててははのかなしくする人なりければ」

てて‐ら【父ら】🔗🔉

てて‐ら【父ら】 =てて(父)

とう‐さま【父様】🔗🔉

とう‐さま【父様】 (「ととさま」の変化)子どもが父親を敬い親しんで呼ぶ語。父上。おとうさま。

とう‐さん【父さん】🔗🔉

とう‐さん【父さん】 (「ととさん」の変化)「とうさま」よりくだけたいい方。おとうさん。

とう‐ちゃん【父ちゃん】🔗🔉

とう‐ちゃん【父ちゃん】 1 幼児が父親を親しんで呼ぶ語。おとなが、子どもの立場に立って使う場合もある。 2 親しい仲間などの間で、自分または他人の夫をさしていう語。

とち‐はは【父母】🔗🔉

とち‐はは【父母】 「ちちはは(父母)」の上代東国方言。*万葉‐四三四〇「等知波波(トチハハ)え斎(いは)ひて待たね」

とっ‐さま【父様】🔗🔉

とっ‐さま【父様】 「ととさま(父様)」の変化した語。

とっ‐さん【父さん】🔗🔉

とっ‐さん【父さん】 1 「ととさま(父様)」の変化した語。 2 年をとった男子を親しんでいう語。また、老人をいくぶん軽んじていう場合にもいう。*伎・与話情浮名横櫛‐七幕「とっさんなんぞは、上州では相応に人に知られた男だなう」

とっ‐つぁん【父っつぁん】🔗🔉

とっ‐つぁん【父っつぁん】 「とっさん(父)」の変化した語。

とと【父】🔗🔉

とと【父】 1 父をいう幼児語。 2 転じて、夫。亭主。

とと‐かか【父母・爺嚊】🔗🔉

とと‐かか【父母・爺嚊】 1 父と母。亭主と女房。 2 妻でありながら夫のようにいばる女。夫よりも権勢のある妻。かかあ天下であること。*浄・最明寺殿百人上‐道行「めん鳥が時をつくるか、鎌倉殿はととかかじゃなどとあざけって」

とと‐さま【父様】🔗🔉

とと‐さま【父様】 父を敬って呼ぶ語。父上。

とと‐さん【父さん】🔗🔉

とと‐さん【父さん】 (「ととさま(父様)」の変化)父を敬い親しんで呼ぶ語。

ふ‐いん【父音】🔗🔉

ふ‐いん【父音】 =しいん(子音)

ふ‐おう【父王】(‥ワウ)🔗🔉

ふ‐おう【父王】(‥ワウ) (「ぶおう」とも)父である王。

ふ‐おん【父音】🔗🔉

ふ‐おん【父音】 =しいん(子音)

ふ‐くん【父君】🔗🔉

ふ‐くん【父君】 1 父を敬っていう語。ちちぎみ。 2 父のような慈君。

ふ‐けい【父兄】🔗🔉

ふ‐けい【父兄】 1 父と兄。父や兄。 2 児童・生徒の保護者をいった。→父兄会。

ふ‐けい【父系】🔗🔉

ふ‐けい【父系】 1 父の血統に属していること。また、それに属する親族。父方。 2 家系が父方の系統で相続されること。

ふけい‐かい【父兄会】(‥クヮイ)🔗🔉

ふけい‐かい【父兄会】(‥クヮイ) 大正末期頃から、第二次世界大戦後の新教育になるまでの児童・生徒の保護者の会の通称。戦後はP・T・Aに改編された。

ふけい‐しん【父系親】🔗🔉

ふけい‐しん【父系親】 父方の血族。

ふけい‐せい【父系制】🔗🔉

ふけい‐せい【父系制】 家系が父方の系統で相続される制度や慣習。父系制度。

ふ‐けん【父権】🔗🔉

ふ‐けん【父権】 1 男子が家族の統制のためにもつ家長権。 2 父の親権。

ふ‐し【父子】🔗🔉

ふ‐し【父子】 父と子。おやこ。「父子相伝」

ふ‐じ【父事】🔗🔉

ふ‐じ【父事】 他人に対して、父として尊敬しつかえること。父につかえるのと同じようにつかえること。

ふ‐せい【父性】🔗🔉

ふ‐せい【父性】 父としての性質。父として持つ気持。「父性愛」

ふ‐そ【父祖】🔗🔉

ふ‐そ【父祖】 父と祖父。また、先祖。「父祖の地」

ふ‐ぼ【父母】🔗🔉

ふ‐ぼ【父母】 父と母。両親。ぶも。 ●父母の恩は山よりも高く海よりも深し 父母から受ける恩がはかりしれないほど大きいことをいうたとえ。 ●父母の国(くに) 自分の生まれた国。故国。祖国。

●父母の恩は山よりも高く海よりも深し🔗🔉

●父母の恩は山よりも高く海よりも深し 父母から受ける恩がはかりしれないほど大きいことをいうたとえ。 ●父母の国(くに) 自分の生まれた国。故国。祖国。 ふ‐ほう【不法】 (形動) (‥ホフ)仏法にそむき、道にはずれた行いをすること。 (‥ハフ) 1 法にはずれること。法に違反していること。 2 道理にそむくこと。理屈に合わないこと。乱暴なこと。無法。理不尽。「不法な言いがかり」

●父母の国(くに)🔗🔉

●父母の国(くに) 自分の生まれた国。故国。祖国。 ふ‐ほう【不法】 (形動) (‥ホフ)仏法にそむき、道にはずれた行いをすること。 (‥ハフ) 1 法にはずれること。法に違反していること。 2 道理にそむくこと。理屈に合わないこと。乱暴なこと。無法。理不尽。「不法な言いがかり」

ぶ‐も【父母】🔗🔉

ぶ‐も【父母】 (「も」は「母」の呉音)=ふぼ(父母)

ふ‐ろう【父老】(‥ラウ)🔗🔉

ふ‐ろう【父老】(‥ラウ) 1 年取った男子の敬称。老翁。老人。 2 一村一郷のおもだった老人。特に、古代中国で、指導者として、郷村の自治に重要な役割を果たした者をいう。長老。

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