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あて【父】🔗🔉

あて】 (貴あての意か)ちち。てておや。栄華物語木綿四手「これいかで―の御許にたてまつらむ」

かぞ【父】🔗🔉

かぞ】 (奈良時代はカソ)父ちち。推古紀(岩崎本)平安初期点「君父カゾに順はず」

かぞ‐いろ【父母】🔗🔉

かぞ‐いろ父母】 (古くは清音)父母。両親。かぞいろは。堀河百首「―の住み荒らしたる宿なれば」

かぞ‐いろは【父母】🔗🔉

かぞ‐いろは父母】 (古くは清音)(→)「かぞいろ」に同じ。

しし【父】🔗🔉

しし】 (上代東国方言)父ちち。万葉集20「母あも―に言こと申さずて今ぞくやしけ」

ち【父】🔗🔉

】 (チチのチ)男性である祖先・親・親方などに対する親愛の称。古事記「うまらに聞しもち食せまろが―」

ちち【父】🔗🔉

ちち】 ①男親。父親。実父・義父・養父の総称。万葉集13「奥床に母は寝たり外床ととこに―は寝たり」 ②(キリスト教で) ㋐神。 ㋑三位一体さんみいったいの第一の位格。 ③(比喩的に)先駆者。「近代医学の―」

ちち‐うえ【父上】‥ウヘ🔗🔉

ちち‐うえ父上‥ウヘ 父の敬称。

ちち‐おとど【父大臣】🔗🔉

ちち‐おとど父大臣】 父である大臣。宇津保物語俊蔭「―涙落し給ひつ」

ちち‐おや【父親】🔗🔉

ちち‐おや父親】 男親。ちち。↔母親

ちちかえる【父帰る】‥カヘル🔗🔉

ちちかえる父帰る‥カヘル 菊池寛作の戯曲。1917年(大正6)「新思潮」に発表。20年初演。放蕩の果てに情婦と出奔した父が落ちぶれて帰宅したことをめぐる家庭劇。

ちち‐かた【父方】🔗🔉

ちち‐かた父方】 父の血筋に属していること。「―の伯父」↔母方

ちち‐ぎみ【父君】🔗🔉

ちち‐ぎみ父君】 父の敬称。万葉集6「―に吾はまな子ぞ」

ちち‐ご【父御】🔗🔉

ちち‐ご父御】 父の敬称。ててご。

ちちこ‐ぐさ【父子草】🔗🔉

ちちこ‐ぐさ父子草】 キク科の多年草。ハハコグサに似るが葉面に毛がなく緑が濃い。路傍や草地に自生。高さ10〜20センチメートル。葉の裏面と茎に白色の綿毛が密生。4月頃、褐色で光沢のある頭状花を茎頂につける。漢名、天青地白。 ちちこぐさ

ちち‐じま【父島】🔗🔉

ちち‐じま父島】 小笠原諸島の主島。父島列島の南部に位置し、八丈島の南700キロメートル。母島に対し、北の島ともいう。面積23.8平方キロメートル。 父島 提供:東京都

ちち‐じゃ‐ひと【父じゃ人】‥ヂヤ‥🔗🔉

ちち‐じゃ‐ひと父じゃ人‥ヂヤ‥ (「父である人」の意)ちち。

ちちとこ【父と子】🔗🔉

ちちとこ父と子】 (Ottsy i deti ロシア)ツルゲーネフ作の長編小説。1862年刊。1840年代の貴族自由主義者たちと1860年代の急進主義者たちの世代間の対立を描く。子の世代のバザーロフは科学のみを信じ、既成の価値観を否定するニヒリスト。

ちちなし‐ご【父無し子】🔗🔉

ちちなし‐ご父無し子】 ①父に死なれ、母だけで育った子。 ②私生児。ててなしご。

ちち‐ぬし【父主】🔗🔉

ちち‐ぬし父主】 父の敬称。父上。源氏物語東屋「―の、后にもなしてんと思ひたる人々」

ちち‐の‐じょう【父尉】🔗🔉

ちち‐の‐じょう父尉「式三番しきさんば参照。

ちち‐の‐ひ【父の日】🔗🔉

ちち‐の‐ひ父の日】 父に感謝する日。6月の第3日曜を当てる。アメリカに起こった行事。

ちち‐の‐みこと【父の命】🔗🔉

ちち‐の‐みこと父の命】 父の敬称。父上。万葉集19「ちちのみの―」

ちち‐はは【父母】🔗🔉

ちち‐はは父母】 父と母。ふたおや。両親。ふぼ。ててはは。万葉集20「―が頭かき撫で幸くあれて」

ちち‐みかど【父帝】🔗🔉

ちち‐みかど父帝】 父である天皇。源氏物語若菜上「この宮を―のかしづきあがめ奉り給ひし御心おきてなど」

ちち‐みこ【父御子・父皇子】🔗🔉

ちち‐みこ父御子・父皇子】 父である皇子。源氏物語須磨「―はいと疎おろかにて」

ちゃん【父】🔗🔉

ちゃん】 (主として近世の庶民社会で)父ちち

てて【父】🔗🔉

てて】 「ちち」の転。宇津保物語俊蔭「母は―の手にもまさりて」

ててうち‐ははうち【父打母打】🔗🔉

ててうち‐ははうち父打母打】 父にも母にもむごく扱われること。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「これがほんの―、二人の親御に憎まれて」

てて‐おや【父親】🔗🔉

てて‐おや父親】 ちちおや。

てて‐き【父君】🔗🔉

てて‐き父君】 (「ててきみ」の略)ちちぎみ。父上。宇津保物語楼上上「宮君は殿をば―とてむつれ奉り給ひ」

てて‐ぎみ【父君】🔗🔉

てて‐ぎみ父君】 ちちぎみ。父上。宇津保物語菊宴「―のわれをおもほしし時には」

てて‐ご【父御】🔗🔉

てて‐ご父御】 他人の父の尊敬語。ちちご。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「この子は―の四十二の二つ子にて」

ててなし‐がね【父無し金】🔗🔉

ててなし‐がね父無し金】 資本なしで儲けた金銭。浄瑠璃、傾城酒呑童子「夕べ夕べに産みいだす―のつかみ取り」

ててなし‐ご【父無し子】🔗🔉

ててなし‐ご父無し子】 ①父の不明な子。私生児。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「長者が娘が―をはらんで何と一分立つものぞ」 ②父に死に別れた子。また、孤児。

てて‐はは【父母】🔗🔉

てて‐はは父母】 ちちはは。ふぼ。大和物語「―のかなしくする人なりければ」

とう‐さま【父様】🔗🔉

とう‐さま父様】 父を敬っていう語。父上。おとうさま。

とう‐さん【父さん】🔗🔉

とう‐さん父さん】 (トトサンの転)父を敬っていう語。「とうさま」よりくだけた言い方。

とう‐ちゃん【父ちゃん】🔗🔉

とう‐ちゃん父ちゃん】 幼児が父親を親しんで呼ぶ語。お父ちゃん。

とっ‐さま【父様】🔗🔉

とっ‐さま父様】 (トトサマの転)父の尊敬語。

とっちゃん‐ぼうや【父っちゃん坊や】‥バウ‥🔗🔉

とっちゃん‐ぼうや父っちゃん坊や‥バウ‥ 一人前の年齢に達していながら、思慮・分別などに幼い面のある男。

とと【父】🔗🔉

とと】 ①(幼児語)ちち。〈日葡辞書〉 ②転じて、妻から夫にいう語。

とと‐さま【父様】🔗🔉

とと‐さま父様】 父の尊敬語。おとうさま。

ふ【父】🔗🔉

】 ちち。男親。

ふ‐いん【父音】🔗🔉

ふ‐いん父音】 〔言〕(→)子音しいんに同じ。

ふ‐おん【父音】🔗🔉

ふ‐おん父音】 〔言〕(→)子音しいんに同じ。

ふ‐くん【父君】🔗🔉

ふ‐くん父君】 他人の父の敬称。ちちぎみ。

ふ‐けい【父兄】🔗🔉

ふ‐けい父兄】 ①ちちとあに。 ②児童または生徒の保護者。 ⇒ふけい‐かい【父兄会】

ふ‐けい【父系】🔗🔉

ふ‐けい父系】 父親方の系統。↔母系。 ⇒ふけい‐しん【父系親】 ⇒ふけい‐せい【父系制】

ふけい‐かい【父兄会】‥クワイ🔗🔉

ふけい‐かい父兄会‥クワイ 保護者会の旧称。 ⇒ふ‐けい【父兄】

ふけい‐しん【父系親】🔗🔉

ふけい‐しん父系親】 〔法〕父方の血族。 ⇒ふ‐けい【父系】

ふけい‐せい【父系制】🔗🔉

ふけい‐せい父系制】 (patrilineal system)出生と同時に父方の血縁集団の成員とみなされ、個人の権利や義務が規定される制度。 ⇒ふ‐けい【父系】

ふ‐けん【父権】🔗🔉

ふ‐けん父権】 ①家父権。男子の支配権。 ②父の有する親権。↔母権

ふ‐し【父子】🔗🔉

ふ‐し父子】 父と子。

ふ‐じ【父事】🔗🔉

ふ‐じ父事】 他人に、その人を父として仕えること。

ふし‐かてい【父子家庭】🔗🔉

ふし‐かてい父子家庭】 父と未成年の子とで構成されている家族。父子世帯。

ふ‐せい【父性】🔗🔉

ふ‐せい父性】 父として持つ性質。「―愛」

ふ‐せん【父銭】🔗🔉

ふ‐せん父銭】 江戸時代、将軍の若君などの誕生・元服などのとき、祝儀のために鋳造した金銭(黄金の銭)。↔母銭

ふ‐そ【父祖】🔗🔉

ふ‐そ父祖】 ①父と祖父。 ②先祖。祖先。「―伝来」

ふ‐ぼ【父母】🔗🔉

ふ‐ぼ父母】 ちちとはは。ふたおや。ぶも。 ⇒父母の恩は山よりも高く海よりも深し

ふぼ‐かい【父母会】‥クワイ🔗🔉

ふぼ‐かい父母会‥クワイ 保護者会の旧称。

○父母の恩は山よりも高く海よりも深しふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし🔗🔉

○父母の恩は山よりも高く海よりも深しふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし (父の恩を山の高さに、母の恩を海の深さにたとえる)父母の恩ははかり知れないほど大きい。 ⇒ふ‐ぼ【父母】 ふぼ‐の‐くに父母の国】 自分の生まれた国。故国。 ふ‐ぼん不犯】 〔仏〕僧尼が戒律、主として淫戒を犯さないこと。平家物語2「一生―の座主」 ふ‐ほんい不本意】 本意でないこと。望むところでないこと。「―ながら従う」「―な成績」 ふほん‐せん富本銭】 古代の銅貨。奈良県明日香村の飛鳥池遺跡から大量に出土。「日本書紀」天武天皇12年(683年)の記事に見える、日本で初めて鋳造された銅銭に当たるとする説がある。 ふ‐ま不磨】 すりへってなくならないこと。磨滅しないこと。不朽。「―の大典」 ぶ‐ま不間】 まのぬけたこと。気のきかないこと。へま。まぬけ。洒落本、登美賀遠佳「どうでも荘屋様つき合いだからね、―ばつかりだアナ」 ふ‐まい不昧】 ①(知性などが)くらくないこと。明らかであること。 ②(邪悪・邪心に)くらまされないこと。 ぶ‐まい夫米】 江戸時代、大名・旗本などが、その領地・知行所から出すべき役夫やくぶの代りに徴収した米穀。 ふま・う踏まふフマフ 〔他下二〕 ⇒ふまえる(下一) ふまえ踏まえフマヘ ①ふまえること。思慮。分別。浄瑠璃、出世景清「嫉妬の恨みに取り乱れ、後先の―もなく、当座の腹立ち」 ②「ふまえどころ」の略。 ⇒ふまえ‐どころ【踏まえ所】 ふまえ‐どころ踏まえ所フマヘ‥ ①踏み締めるべき所。ふみど。 ②よりどころ。たのみとするところ。立脚地。甲陽軍鑑5「強き大将は―あるにつき、下劣の口に侵されず」 ⇒ふまえ【踏まえ】 ふま・える踏まえるフマヘル 〔他下一〕[文]ふま・ふ(下二) ①ふみつけて押さえる。古今著聞集10「むずと―・へけり」。「地を―・えて立つ」 ②おさえる。指揮下におく。太平記27「紀伊国の守護にておはしけるを呼び奉りて石川の城を―・へさせて」 ③考え合わせる。考慮する。甲陽軍鑑9「無分別のあと先―・へぬ人々」。「事実を―・えて決定する」 ④よりどころとする。「この句は万葉集の歌を―・えている」 ふ‐まき文巻】 書籍をおおうもの。帙ちつぶ‐まし歩増し】 歩合ぶあいを増すこと。↔歩引き ふ‐まじめ不真面目】 真面目でないさま。物事に熱心にとり組まないさま。「―な態度」 ふま・す踏ます】 〔自四〕 お踏みになる。万葉集1「朝―・すらむ其の草深野」 ふま‐の‐たいてん不磨の大典】 すりへってしまわず、永久に伝えられる憲法。大日本帝国憲法の美称とした。 ぶ‐まる夫丸】 人夫。〈日葡辞書〉 フマル‐さんフマル酸】 (fumaric acid)分子式CHO シス異性体のマレイン酸とともに、エチレンの両方の炭素にカルボキシ基が置換した最も簡単な不飽和カルボン酸で、トランス異性体。

ふぼ‐の‐くに【父母の国】🔗🔉

ふぼ‐の‐くに父母の国】 自分の生まれた国。故国。

ぶ‐も【父母】🔗🔉

ぶ‐も父母】 父と母。ふぼ。日葡辞書「ブモ。チチハワ」。天草本平家物語「―の恩」 ⇒父母未生以前

ぶもおんじゅう‐きょう【父母恩重経】‥ヂユウキヤウ🔗🔉

ぶもおんじゅう‐きょう父母恩重経‥ヂユウキヤウ 中国で作られた偽経。1巻。父母の恩の広大なことを説く。中国・日本で広く読まれ、流布本の種類も多い。

○父母未生以前ぶもみしょういぜん🔗🔉

○父母未生以前ぶもみしょういぜん (本人はもちろん、その父母も生まれる前の意)禅宗で、あらゆる概念を超越した本来の自己をさす表現。父母未生前。ふもみしょういぜん。 ⇒ぶ‐も【父母】 ふ‐もん不問】 問わないこと。問いたださないこと。問題としないですてておくこと。「―に付す」 ぶ‐もん武門】 武士の家筋。武家。「―の出」 ぶ‐もん部門】 全体を区分けしたおのおのの部分。「人文科学の各―」「―別ランキング」 ふ‐もんじ不文字⇒ふもじ。〈日葡辞書〉 ふもん‐ぼん普門品(→)観音経に同じ。 ふ‐や文屋】 (フンヤのンを表記しない形) ⇒ふみや ふやか・す 〔他五〕 ふやけるようにする。水につけてふくれさせる。「大豆を―・す」 ふ‐やく賦役】 (ブヤク・フエキとも) ①みつぎ物と労役。 ②(→)夫役ぶやくに同じ。 ぶ‐やく夫役】 (人夫役の意)支配者が強制的に課する労役。中世の荘園における佃つくだの耕作、近世の助郷すけごうなど。賦役。 ぶ‐やく武役】 ①武士としての役目。 ②(→)武家役に同じ。 ふや・ける 〔自下一〕 ①水にひたってふくれる。「指が―・ける」 ②(心が)だらけてしまりがない。「―・けた了見」 ふや‐じょう不夜城‥ジヤウ ①[漢書地理志上、東莱郡]夜も日が出て明るかったという中国の東莱郡不夜県の城市の名。 ②灯火が輝いて、夜も昼のように明るくにぎやかな所。歓楽街などにいう。 ふや・す殖やす・増やす】 〔他五〕 ふえるようにする。ふえさせる。多くなるようにする。「財産を―・す」「定員を―・す」↔へらす。 ◇「殖」は、財産や蓄えを大きくする、また子など生物の数を多くする場合に使われる。 ふや‐ふや ①軽く浮かぶさま。 ②やわらかなさま。 ぶ‐やまぶし夫山伏】 平ひらの山伏。賤しい山伏。太平記5「われらは―にて候間、かなひ候まじ」 ふや‐わらわ文屋童‥ワラハ (→)「ふみやわらわ」に同じ。 ふゆ】 (「ひゆ(冷)」の意から。一説に、寒さが威力を「ふるう(振)」意。→ふゆ(振)。また、寒さに「ふるう(震)」意。また「ふゆ(殖)」の意からなどともいう)四季の一つ。秋に次ぎ、春に先立つ季節で、一般には12・1・2の3カ月の称。陰暦では立冬から立春までの、10・11・12の3カ月。天文学上では、冬至とうじから春分まで。四季の中で最も寒い。〈[季]冬〉。万葉集20「み雪降る―は今日のみ鶯の鳴かむ春べは明日にしあるらし」 ⇒冬来りなば春遠からじ ⇒冬立つ ⇒冬温し ふ‐ゆ不輸】 荘園が特権として租税を免除されること。→不輸不入 ふ・ゆ振ゆ】 (自動詞「振る」の古形。下二段活用か)ゆれる。ゆれ動く。古事記「佩かせる太刀、本つるき、末―・ゆ」 ふ・ゆ殖ゆ】 〔自下二〕 ⇒ふえる(下一) ぶゆ蟆子・蚋】 ハエ目ブユ科の昆虫の総称。ハエに似て小さく、体長2〜8ミリメートル。黒褐色、翅は透明。雌は人畜から吸血。刺されるとかゆい。幼虫は水中にすみ円筒形。老熟すれば繭を作って蛹さなぎとなる。ぶよ。ぶと。 ブユ 撮影:海野和男 ふゆ‐あおい冬葵‥アフヒ アオイ科の多年草。中国大陸の原産で、古く日本に渡来、栽培された。茎は高さ約1メートル。全株に毛がある。葉は円形で浅く5〜7裂、春から秋まで淡紅色の五弁花を開き、初冬になお花が残る。葉は食用、種子は漢方生薬の冬葵子とうきしで利尿・緩下・催乳薬。アオイ。〈[季]冬〉 ふゆ‐あんご冬安居⇒とうあんご。〈[季]冬〉 ふゆ‐いちご冬苺】 バラ科の常緑小低木。茎は蔓つる状で褐色の毛が密生し、まばらにとげがある。葉は円心臓形で浅く3〜5裂。6〜7月頃葉のつけ根に白色の五弁花を開き、果実は球形で、冬紅く熟す。カンイチゴ。〈[季]冬〉 ふ‐ゆう浮遊・浮游‥イウ ①浮かび泳ぐこと。ふわふわとただようこと。「水中に―する生物」 ②世俗の外に超然としてあそぶこと。 ③行先を決めずにあちこちとあそび歩くこと。源平盛衰記11「異朝―の来客にまみえむ事」 ⇒ふゆう‐きらい【浮遊機雷】 ⇒ふゆう‐さ【浮遊砂】 ⇒ふゆう‐せいぶつ【浮遊生物】 ⇒ふゆう‐せんこう‐ほう【浮遊選鉱法】 ふ‐ゆう富有‥イウ 財産を多く持つこと。かねもち。ものもち。富裕。 ⇒ふゆう‐がき【富有柿】 ふ‐ゆう富祐‥イウ 富んで福があること。 ふ‐ゆう富裕】 富んでゆたかなこと。裕福。「―の中に育つ」「―な地主」 ⇒ふゆう‐ぜい【富裕税】 ふ‐ゆう蜉蝣‥イウ(→)「かげろう」2に同じ。 ②(カゲロウの、朝生まれて夕べに死ぬということから)人生のはかないことのたとえ。新撰朗詠集「未だ暮景に及ばず、―の世常無し」 ぶ‐ゆう武勇】 たけくいさましいこと。勇ましくて戦いに強いこと。勇武。ぶよう。「―の誉れ」 ⇒ぶゆう‐でん【武勇伝】 フューエルfuel】 燃料。 ⇒フューエル‐ゲージ【fuel gauge】 フューエル‐ゲージfuel gauge(→)燃料計⇒フューエル【fuel】 ふゆう‐がき富有柿‥イウ‥ 柿の一品種。岐阜県原産。果実はやや扁平な大形で、甘味が強い。ふゆがき。 富有柿 撮影:関戸 勇 ⇒ふ‐ゆう【富有】 ふゆう‐きらい浮遊機雷‥イウ‥ ブイをつけて水面近くに浮遊させておく機雷。↔繋留機雷。 ⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】 フューグfugue フランス・ イギリス】 〔音〕 ⇒フーガ ふゆう‐さ浮遊砂‥イウ‥ 水流の作用によって、水中を浮遊した状態で移動する砂。→掃流砂⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】 フュウザン‐かいフュウザン会‥クワイ (fusain フランスは木炭・木炭画の意)大正初期、後期印象主義・フォーヴィスムの傾向を示す美術家が結成した集団。斎藤与里・岸田劉生・高村光太郎・万よろず鉄五郎・木村荘八・リーチらが参加、1912年(大正1)10月第1回展覧会を開く。意見対立から翌年解散。 フュージョンfusion】 (融合の意)〔音〕ジャンルの異なる音楽を融合したもの。ジャズにロックなどを融合した1970年代の音楽に対して言ったのが始まり。クロス‐オーバー。 フューズfuse⇒ヒューズ ふ‐ゆうずう‐ぶつ不融通物‥ヅウ‥ 〔法〕権利の対象とはなりうるが、取引の対象とはなりえない物。公用物・禁制物の類。↔融通物 ふゆう‐ぜい富裕税】 資産総額に対して課する税金。富裕層ほど負担が大きくなる。 ⇒ふ‐ゆう【富裕】 ふゆう‐せいぶつ浮遊生物‥イウ‥ (→)プランクトンのこと。 ⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】 ふゆう‐せんこう‐ほう浮遊選鉱法‥イウ‥クワウハフ 鉱物表面の化学的活性の差を利用する選鉱法。粉砕した鉱石の懸濁液に気泡を吹き込み、鉱物粒子を気泡表面に付着させて捕集する。石炭の場合、浮遊選炭法と呼ぶ。浮選。 ⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】 フューダリズムfeudalism(→)封建ほうけん制度フューチャーfuture】 未来。将来。 フューチュリズムfuturism(→)未来派ぶゆう‐でん武勇伝】 ①武勇に富んだ人の伝記。 ②勇ましい手柄話。また、腕力などを振るってひき起こした事件の話題。「酒の席での―」 ⇒ぶ‐ゆう【武勇】 フューネラル‐マーチfuneral march(→)葬送行進曲フューラーFührer ドイツ】 (指導者の意)ナチス‐ドイツでヒトラーの称号。総統とも訳す。 フュール‐ジッヒfür sich ドイツ】 〔哲〕「アン‐ジッヒ2」参照。 ふ‐ゆかい不愉快‥クワイ 愉快でないこと。面白くないこと。「―な目に会う」「―に感ずる」「―を覚える」 ふゆ‐がい冬飼い‥ガヒ 冬季に飼いやしなうこと。また、そのもの。曾丹集「―の手馴れの駒も放ちてむ」 ふゆ‐がこい冬囲い‥ガコヒ ①冬の間、防寒のために家屋や樹木の周囲を囲うこと。また、その囲い。〈[季]冬〉 ②冬の間の食糧として野菜などを土に埋めること。 ③冬の間、船を陸にあげてむしろなどで覆うこと。 ふゆ‐がすみ冬霞】 冬に立つ霞。〈[季]冬〉 ふゆ‐がた冬型(→)西高東低型に同じ。 ふゆ‐がまえ冬構え‥ガマヘ 冬ごもりの用意。冬の防寒の用意。〈[季]冬〉。堀河百首「神無月まだ―せぬものを」 ふゆ‐がり冬刈り】 冬季になって稲を刈ること。為忠百首「―の山田のつぼ井えこそ見ね」 ふゆ‐が・る冬枯る】 〔自下二〕 冬枯れになる。拾遺和歌集愚草「―・れて青葉も見えぬむらすすき」 ふゆ‐がれ冬枯れ】 ①冬に草木の葉が枯れること。また、そのさびしい眺め。〈[季]冬〉。古今和歌集「―の野べとわが身を思ひせば」。「―の景色」 ②冬季、商店などで客が少なく不景気なこと。また、野菜などの不足すること。「―で客がない」↔夏枯れ ふゆ‐き冬木】 (フユギとも) ①冬枯れの木。冬の木。〈[季]冬〉。万葉集8「わが屋前やどの―の上にふる雪を」 ②ときわぎ。〈日葡辞書〉 ふゆ‐き冬季】 ①冬の季節。とうき。浮世風呂4編上「―になると一倍寒いには迷惑さナ」 ②秋の出替りから翌年春の出替りまで、半季の奉公期間。↔夏季なつき→出替り2 ふゆ‐き冬葱】 (冬になっても枯れないからいう)葱ねぎ。〈倭名類聚鈔17ふゆ‐ぎ冬着】 冬に着る衣服。ふゆぎぬ。冬服。 ふゆ‐ぎく冬菊(→)寒菊かんぎくに同じ。〈[季]冬〉

ふ‐ろう【父老】‥ラウ🔗🔉

ふ‐ろう父老‥ラウ 年老いた男。老翁。老人。

[漢]父🔗🔉

 字形  筆順 〔父部0画/4画/教育/4167・4963〕 〔音〕(漢) ブ(呉) ホ(慣) 〔訓〕ちち [意味] ①男親。ちち。「父母ふぼ・ぶも・祖父・養父・岳父」 ②①と同輩の一族中の男性。「伯父・叔父」 ③老人(の敬称)。年より。「父老・漁父ぎょふ・ぎょほ」 [解字] 解字右手に斧おのを持つさまを描いた象形文字。斧は家長権の象徴で、一族の統率者の意。 [下ツキ 異父・岳父・家父・義父・教父・漁父・愚父・君父・継父・厳父・国父・実父・師父・慈父・叔父・樵父・神父・親父・曾祖父・祖父・尊父・乃父・伯父・亡父・養父 [難読] お父とうさん

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