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おか【陸・岡】(をか)🔗⭐🔉
おか【陸・岡】(をか)
1 陸地。くが。くぬが。⇔海。*夫木‐二五「鳴海潟おかをめぐりてゆく人は」
2 浴場の浴槽の外。流し場。*咄・かす市頓作‐二「銭湯へいりたりけるに、たがひに岡へあがりて」
3 硯(すずり)の墨をする所。⇔海
●陸へあがった=河童(かっぱ)[=船頭(せんどう)]
場所、環境がかわって、力のある者がまったく無力になるたとえ。
●陸へあがった=河童(かっぱ)[=船頭(せんどう)]🔗⭐🔉
●陸へあがった=河童(かっぱ)[=船頭(せんどう)]
場所、環境がかわって、力のある者がまったく無力になるたとえ。
おが【大鋸】
「おおが(大鋸)」の変化した語。*榊原本下学集「大鋸ヲカ」
おか‐え【陸餌】(をかゑ)🔗⭐🔉
おか‐え【陸餌】(をかゑ)
魚釣りの餌にする蚯蚓(みみず)。
おか‐じょうき【陸蒸気】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐じょうき【陸蒸気】(をか‥)
(汽船を蒸気船といったのに対して陸を走るところから)汽車の俗称。明治初期の語。
おか‐ひじき【陸鹿尾菜】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐ひじき【陸鹿尾菜】(をか‥)
アカザ科の一年草。各地の海浜、砂地に野生するほか栽培もされる。茎はよく枝分かれして長さ一〇〜四〇センチメートルになり、地をはって広がる。葉は肉質の細い線状円柱形で先がとがり、小さな刺(とげ)になる。夏、淡緑色の小さな花が葉腋に咲く。若葉はゆでて食用とする。みるな。おかみる。
おか‐ふ【陸生】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐ふ【陸生】(をか‥)
地に生えること。また、その生えているもの。
おか‐ぶら【陸ぶら】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐ぶら【陸ぶら】(をか‥)
舟で行くのに対して陸をぶらぶら歩いて、江戸深川の遊里へ通うこと。
おか‐ぼ【陸稲】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐ぼ【陸稲】(をか‥)
=りくとう(陸稲)
おか‐みる【陸水松】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐みる【陸水松】(をか‥)
「おかひじき(陸鹿尾菜)」の異名。
おか‐やどかり【陸宿借】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐やどかり【陸宿借】(をか‥)
オカヤドカリ科の陸生のヤドカリ。小笠原、琉球諸島から南洋の島々に分布し、海岸の茂みや石の下にすむ。甲長約三八ミリメートル、甲幅約二五ミリメートル。第一触角が長く、はさみあしは左が大きい。小形のものは橙色、大きくなると濃青紫色に変化するものが多い。巻き貝の殻にはいって生活し、大きなはさみあしで殻口をふさぐ。夜間活動し、産卵時以外は海水にはいらない。キャベツ、瓜などを餌として、愛玩用としても飼育される。
おか‐わさび【陸山葵】(をか‥)🔗⭐🔉
おか‐わさび【陸山葵】(をか‥)
「せいようわさび(西洋山葵)」の異名。
くが【陸】🔗⭐🔉
くが【陸】
(「くぬが」の変化)
1 海、川、湖などに対して陸の部分。陸地。*源氏‐玉鬘「水鳥のくがにまどへる心ちして」
2 陸路。くがじ。
くが【陸】🔗⭐🔉
くが【陸】
姓氏。
くが‐ひじき【陸鹿尾菜】🔗⭐🔉
くが‐ひじき【陸鹿尾菜】
「おかひじき(陸鹿尾菜)」の異名。
くぬ‐が【陸・陵処】🔗⭐🔉
くぬ‐が【陸・陵処】
(「くに(国)が(処)」の変化)陸地。くが。⇔海処(うみが)。*書紀‐大化元年八月(北野本訓)「薗(その)池水陸(クヌカ)の利(くほさ)は」
くむ‐が【陸】🔗⭐🔉
くむ‐が【陸】
(「くぬが(陸)」の第二音節のnがmに変化したものか、あるいは撥音便化した「ん」を「む」と表記したものか)=くぬが(陸)*石山寺本大般涅槃経平安中期点‐九「若は水、若は陸(クムカ)」
みち‐の‐おく【陸奥】🔗⭐🔉
みち‐の‐おく【陸奥】
=みちのく(陸奥)
みち‐の‐く【陸奥】🔗⭐🔉
みち‐の‐く【陸奥】
(「みちのおく」の変化)陸前(宮城県・岩手県)・陸中(岩手県・秋田県)・陸奥(むつ=青森県・岩手県)・磐城(いわき=福島県・宮城県)・岩代(福島県)の奥州五国の古称。出羽(山形県・秋田県)を加えた奥羽、今の東北地方をばくぜんとさしていうこともある。みちのおく。みちのくに。むつ。
みちのく‐がみ【陸奥紙】🔗⭐🔉
みちのく‐がみ【陸奥紙】
奥州から産したこうぞを原料とした上質の紙。みちのくにがみ。→檀紙
みち‐の‐くに【陸奥】🔗⭐🔉
みち‐の‐くに【陸奥】
(「みちのおくのくに」の略か、「みちのく」が「道の国」の意と意識されてできた語か)=みちのく(陸奥)
みちのくに‐がみ【陸奥紙】🔗⭐🔉
みちのくに‐がみ【陸奥紙】
=みちのくがみ(陸奥紙)
むつ【陸奥】🔗⭐🔉
むつ【陸奥】
=みちのく(陸奥)
東山道八か国の一国。古代の蝦夷地で、九世紀までは蝦夷がその半ばを占拠し、大化改新後白河以北全域を道奥(みちのく)国とし、令制で陸奥(みちのく)国と書かれ、のち「むつ」と読まれた。和銅五年日本海側を出羽国として分割。平安後期には安倍・清原・藤原氏が実権をにぎり、鎌倉時代は奥州総奉行が、室町時代は関東管領が管轄。戦国時代は伊達・南部などの諸氏が争ったが、豊臣秀吉の平定を経て、江戸時代は盛岡・仙台・会津の大藩とその他小藩が分立。明治元年磐城(いわき)・岩代・陸前・陸中・陸奥の五か国に分割されたが廃藩置県後は福島・宮城・岩手・青森の四県となる。


むつ【陸奥】🔗⭐🔉
むつ【陸奥】
姓氏。
むつ‐むねみつ【陸奥宗光】🔗⭐🔉
むつ‐むねみつ【陸奥宗光】
明治時代の外交官。和歌山藩出身。尊王攘夷運動に加わり、海援隊にはいる。維新後、兵庫県知事、神奈川県令などを経て元老院議官となる。西南の役で挙兵をはかり禁獄五年。のち駐米公使、山県内閣・松方内閣の農商務相を経て、第二次伊藤内閣の外相のとき条約改正を実現。日清戦争期の外交を担当し、下関条約の全権として活躍。著に「蹇蹇録(けんけんろく)」がある。(一八四四〜九七)
むつわき【陸奥話記】🔗⭐🔉
むつわき【陸奥話記】
平安中期の戦記物語。一巻。作者・成立年代未詳。前九年の役を主題とし、「将門記」とともに戦記文学の先駆とされる。
むつ‐わん【陸奥湾】🔗⭐🔉
むつ‐わん【陸奥湾】
青森県北部、下北半島と津軽半島に抱かれる海域。北西部は平舘海峡により津軽海峡に通じ、南部は夏泊(なつどまり)半島で野辺地湾と青森湾とに分かれ、北東部は大湊湾が湾入。
りく【六・陸】🔗⭐🔉
りく【六・陸】
=ろく(六)
りく【陸】🔗⭐🔉
りく【陸】
地球表面上で水におおわれていない部分。地球表面積の約四分の一で、岩石および土壌で構成されている。おか。くが。陸地。
りく‐い【陸尉】(‥ヰ)🔗⭐🔉
りく‐い【陸尉】(‥ヰ)
陸上自衛隊で自衛官の階級の一つ。陸佐の下位、准陸尉の上位。一、二、三等の階級に分かれる。
りくう‐さいせん【陸羽西線】🔗⭐🔉
りくう‐さいせん【陸羽西線】
奥羽本線新庄駅から羽越本線余目(あまるめ)駅に至るJR線。全長四三キロメートル。
りくう‐とうせん【陸羽東線】🔗⭐🔉
りくう‐とうせん【陸羽東線】
東北本線小牛田(こごた)駅から鳴子駅を経由して奥羽本線新庄駅に至るJR線。全長九四・一キロメートル。
りく‐うん【陸運】🔗⭐🔉
りく‐うん【陸運】
陸上での人間や荷物の運送。陸上の運輸。陸上の輸送。
りくおう‐がくは【陸王学派】(リクワウ‥)🔗⭐🔉
りくおう‐がくは【陸王学派】(リクワウ‥)
中国の、南宋の陸象山と、明の王陽明による儒学の学派。象山は、朱子の窮理に反して、心即理の説を立て、王陽明がこれを継承して、良知をきわめることによって得られる知行合一を説いた。
りく‐かい【陸海】🔗⭐🔉
りく‐かい【陸海】
1 陸と海。海陸。
2 陸軍と海軍。
りくかい‐くう【陸海空】🔗⭐🔉
りくかい‐くう【陸海空】
1 陸と海と空。
2 陸軍と海軍と空軍。
りく‐き【陸機】🔗⭐🔉
りく‐き【陸機】
中国晋の文人。字は士衡。弟の陸雲とともに二陸と称される。呉の滅亡後、弟とともに晋に仕えた。華麗な文章を書き「弁亡論」や「文賦」は有名。詩文集に「陸士衡集」がある。(二六一〜三〇三)
りく‐きゅうえん【陸九淵】(‥キウエン)🔗⭐🔉
りく‐きゅうえん【陸九淵】(‥キウエン)
⇒りくしょうざん(陸象山)
りく‐ぐん【陸軍】🔗⭐🔉
りく‐ぐん【陸軍】
地上戦闘を主な任務とする軍備の総称。陸上兵力を主力とする軍隊。わが国では、明治四年、薩長土三藩の献兵をもって天皇直属の御親兵を組織したことにはじまり、第二次世界大戦後の新しい日本国憲法発布とともに全廃された。
りくぐん‐きねんび【陸軍記念日】🔗⭐🔉
りくぐん‐きねんび【陸軍記念日】
明治三八年三月一〇日の奉天での日露大会戦の勝利を記念して設けられた祝日。昭和二一年廃止。《季・春》
りくぐん‐きょう【陸軍卿】(‥キャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐きょう【陸軍卿】(‥キャウ)
明治初期、太政官制度のもとにおける陸軍省の長官。明治一八年、内閣制度が設置されてからは陸軍大臣と改称。
りくぐん‐しかんがっこう【陸軍士官学校】(‥シクヮンガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐しかんがっこう【陸軍士官学校】(‥シクヮンガクカウ)
陸軍の士官を教育養成する学校。旧日本陸軍では明治七年東京市ケ谷に設置され、昭和一二年予科士官学校、本科士官学校に分離独立し、本科を陸軍士官学校と称した。本科は同年、神奈川県座間に移転。陸士。
りくぐん‐しょ【陸軍所】🔗⭐🔉
りくぐん‐しょ【陸軍所】
江戸幕府の軍事教練所の一つ。慶応二年一一月、講武所を改めて設置。
りくぐん‐しょう【陸軍省】(‥シャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐しょう【陸軍省】(‥シャウ)
陸軍の軍政を統治した内閣各省の一つ。明治五年兵部省を解体、陸海二省に分立して発足。陸軍軍人および軍属を統轄した。昭和二〇年廃止。
りくぐん‐そうさい【陸軍総裁】🔗⭐🔉
りくぐん‐そうさい【陸軍総裁】
江戸幕府の職名。文久二年一二月に置き、幕府陸軍に関する事務を総裁させたもの。慶応三年六月以降老中が兼任。
りくぐん‐ぞうへいしょう【陸軍造兵廠】(‥ザウヘイシャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐ぞうへいしょう【陸軍造兵廠】(‥ザウヘイシャウ)
旧日本陸軍で、所要の兵器・軍需品などの考案設計、製造修理、検査を行った機関。各地の工廠、製造所を管轄し、本廠は東京のち小倉に所在した。
りくぐん‐だいがっこう【陸軍大学校】(‥ダイガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐だいがっこう【陸軍大学校】(‥ダイガクカウ)
旧日本陸軍で、参謀将校を育成するために明治一五年制定された教育機関。
りくぐん‐だいじん【陸軍大臣】🔗⭐🔉
りくぐん‐だいじん【陸軍大臣】
旧内閣各省大臣の一つ。陸軍の行政を管理し、軍人、軍属などを統轄した。陸相。
りくぐん‐とやまがっこう【陸軍戸山学校】(‥とやまガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐とやまがっこう【陸軍戸山学校】(‥とやまガクカウ)
旧日本陸軍で、学生に体操、剣術、喇叭譜などの訓練を施した学校。東京都新宿区戸山町に校舎があったところから呼ばれる。
りくぐん‐なかのがっこう【陸軍中野学校】(‥なかのガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐なかのがっこう【陸軍中野学校】(‥なかのガクカウ)
旧日本陸軍の軍事諜報に関する知識・技術を教え、軍事諜報員を養成した学校。昭和一二年末につくられた情報勤務要員養成機関である後方勤務要員養成所がその前身。東京中野の電信隊跡に校舎があったところから呼ばれる。
りくぐん‐はじめ【陸軍始】🔗⭐🔉
りくぐん‐はじめ【陸軍始】
旧日本陸軍で、明治五年から毎年一月八日に天皇御親閲のもとに行われた観兵式。明治三年に天皇が皇居本丸跡で御親兵、藩兵を閲兵したのが始まり。
りくぐん‐ひふくしょう【陸軍被服廠】(‥ヒフクシャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐ひふくしょう【陸軍被服廠】(‥ヒフクシャウ)
旧日本陸軍で、被服品やその修理器具の購買、製造、修理、貯蔵、補給にあたり、また、陸軍縫・靴工長の養成および被服品に関する調査、研究、試験などを行った陸軍省付属機関。本廠は東京に、支廠は大阪・広島に置かれた。被服廠。
りくぐん‐ぶかん【陸軍武官】(‥ブクヮン)🔗⭐🔉
りくぐん‐ぶかん【陸軍武官】(‥ブクヮン)
旧日本陸軍で、将校、同相当官、および准士官、下士官の総称。
りくぐん‐ぶぎょう【陸軍奉行】(‥ブギャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐ぶぎょう【陸軍奉行】(‥ブギャウ)
江戸幕府の職名。文久二年に設けられ、幕府の歩兵・騎兵・砲兵の三兵を統轄した。
りくぐん‐へいきしょう【陸軍兵器廠】(‥ヘイキシャウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐へいきしょう【陸軍兵器廠】(‥ヘイキシャウ)
旧日本陸軍で、兵器(航空特殊器材を除く)の購買、貯蔵、保存、交換、廃品処分および兵器や燃料、火薬などの研究試験を行った機関。本廠は東京に、支廠は東京、千葉、大阪、名古屋、小倉、広島に置かれた。
りくぐん‐ようねんがっこう【陸軍幼年学校】(‥エウネンガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐ようねんがっこう【陸軍幼年学校】(‥エウネンガクカウ)
旧日本陸軍で、陸軍予科士官学校の生徒となるのに必要な素養を与えるため、軍事上の必要を顧慮して普通学科を教授し、軍人精神を養う学校。修業期間は三年。中学一年ないし二年修了者が受験資格者。明治二年に設けられた陸軍兵学寮幼年学舎が起源。東京、広島、仙台、熊本、名古屋、大阪にあった。
りくぐん‐よかしかんがっこう【陸軍予科士官学校】(‥ヨクヮシクヮンガクカウ)🔗⭐🔉
りくぐん‐よかしかんがっこう【陸軍予科士官学校】(‥ヨクヮシクヮンガクカウ)
旧日本陸軍で、各兵科士官候補生となすべき生徒および各兵科(慶兵科、航空兵科を除く)将校となすべき学生を教育した学校。
りくけい‐とう【陸繋島】(‥タウ)🔗⭐🔉
りくけい‐とう【陸繋島】(‥タウ)
⇒りっけいとう(陸繋島)
りく‐さ【陸佐】🔗⭐🔉
りく‐さ【陸佐】
陸上自衛隊の階級の一つ。陸将補の下位、陸尉の上位。一、二、三等の階級に分かれる。
りく‐さん【陸産】🔗⭐🔉
りく‐さん【陸産】
陸からとれること。陸上から産出すること。また、そのもの。
りくさん‐ぶつ【陸産物】🔗⭐🔉
りくさん‐ぶつ【陸産物】
海産物や水産物に対して、陸からとれるもの。また、それらをもとにした製品。
りく‐し【陸士】🔗⭐🔉
りく‐し【陸士】
陸上自衛隊の自衛官の階級の一つ。陸曹の下位。陸士長、一、二、三等の階級に分かれる。
「りくぐんしかんがっこう(陸軍士官学校)」の略。


りく‐しゅうふ【陸秀夫】(‥シウフ)🔗⭐🔉
りく‐しゅうふ【陸秀夫】(‥シウフ)
中国南宋末の忠臣。蒙古軍の侵入下、一二七七年に端宗を擁して挙兵。翌年、帝の死により衛王を奉じて広東の崖山に移ったが、七九年に崖山が陥ると海上に逃れ、衛王を背負って入水した。(一二三六〜七九)
りく‐しょう【陸将】(‥シャウ)🔗⭐🔉
りく‐しょう【陸将】(‥シャウ)
1 陸軍の将官。
2 陸上自衛隊の階級の一つ。陸上自衛隊での最高位。
りく‐しょう【陸商】(‥シャウ)🔗⭐🔉
りく‐しょう【陸商】(‥シャウ)
海商に対して、陸上における商企業。
りく‐じょう【陸上】(‥ジャウ)🔗⭐🔉
りく‐じょう【陸上】(‥ジャウ)
1 陸地の上。
2 「りくじょうきょうぎ(陸上競技)」の略。
りくじょう‐き【陸上機】(リクジャウ‥)🔗⭐🔉
りくじょう‐き【陸上機】(リクジャウ‥)
=りくじょうひこうき(陸上飛行機)
りくじょう‐きょうぎ【陸上競技】(リクジャウキャウギ)🔗⭐🔉
りくじょう‐きょうぎ【陸上競技】(リクジャウキャウギ)
競走・跳躍・投擲(とうてき)を基本として、地上で行われる運動競技の総称。主としてトラックおよびフィールドで行われる各種の競技。陸上。
りく‐しょうざん【陸象山】(‥シャウザン)🔗⭐🔉
りく‐しょうざん【陸象山】(‥シャウザン)
中国南宋の儒者。名は九淵、字は子静、号は象山。朱子と論争し、朱子が読書講学を重んじたのに対して、心即理を説き徳性を養うべきことを主張、明の王陽明の先駆となった。著書「陸象山全集」。(一一三九〜九二)
りくじょう‐じえいたい【陸上自衛隊】(リクジャウジヱイタイ)🔗⭐🔉
りくじょう‐じえいたい【陸上自衛隊】(リクジャウジヱイタイ)
防衛庁に属する自衛隊の一つ。侵略に対して防衛する任務をもつ実力部隊。陸上幕僚長のもとに陸上幕僚監部、五方面隊、直轄部隊、各種学校、補給処、病院などの機関からなる。
りくじょう‐ひこうき【陸上飛行機】(リクジャウヒカウキ)🔗⭐🔉
りくじょう‐ひこうき【陸上飛行機】(リクジャウヒカウキ)
離着陸の装置として車輪・スキーなどをもち、これによって地上を滑走し、離着陸ができるような飛行機。陸上機。
りく‐ず【陸図】(‥ヅ)🔗⭐🔉
りく‐ず【陸図】(‥ヅ)
陸地の形態を描いた地図。地形図。
りく‐すい【陸水】🔗⭐🔉
りく‐すい【陸水】
海水を除き、地球上にある水の総称。地表水と地下水とに大別する。氷河、川、湖などの水、および地下水。
りくすい‐がく【陸水学】🔗⭐🔉
りくすい‐がく【陸水学】
陸水に関する自然現象を科学的に研究する学問。特に、生物を媒介とする物質循環を中心課題とする。
りく‐せい【陸生・陸棲】🔗⭐🔉
りく‐せい【陸生・陸棲】
陸地に生じること。また、陸上に生息すること。
りくせい‐がい【陸生貝】(‥がひ)🔗⭐🔉
りくせい‐がい【陸生貝】(‥がひ)
陸上で生活する貝。軟体動物門腹足類の中腹足目ヤマタニシ属および柄眼目マイマイ属・キセルガイ属・ナメクジ属などが含まれる。肺で空気呼吸をするため鰓は退化。一般に適度の湿気がある場所に生活する。
りくせい‐しょくぶつ【陸生植物】🔗⭐🔉
りくせい‐しょくぶつ【陸生植物】
陸上で生活している植物。
りくせい‐そう【陸成層】🔗⭐🔉
りくせい‐そう【陸成層】
陸上で堆積(たいせき)した地層の総称。海成層に対していう。
りくせい‐どうぶつ【陸生動物】🔗⭐🔉
りくせい‐どうぶつ【陸生動物】
陸上で生活する動物。空気を呼吸する動物で、陸上の複雑な環境に適応するため、いちじるしい進化、分化が見られる。昆虫類、多足類、クモ類、有肺類、陸生甲殻類、爬虫類、鳥類、両生類、哺乳類などを含む。
りく‐せん【陸戦】🔗⭐🔉
りく‐せん【陸戦】
陸上での戦闘。
りく‐とう【陸稲】(‥タウ)🔗⭐🔉
りく‐とう【陸稲】(‥タウ)
イネの品種。水稲に比較して、耐旱性が強く、主に畑で栽培される。果実は水稲より小形で著しく細長い。おかぼ。
りっ‐きょう【陸橋】(リクケウ)🔗⭐🔉
りっ‐きょう【陸橋】(リクケウ)
道路や鉄道線路を横断するために、その上にかけられた橋。
りっけい‐とう【陸繋島】(リクケイタウ)🔗⭐🔉
りっけい‐とう【陸繋島】(リクケイタウ)
陸地の近くにあって、陸地と砂州によってつながれた島。紀伊半島の潮ノ岬、博多湾北部の志賀島(しかのしま)など。
りっ‐けん【陸圏】(リク‥)🔗⭐🔉
りっ‐けん【陸圏】(リク‥)
地球表面の陸地の部分の総称。岩石圏で海水または陸水におおわれていない部分。
りっ‐こう【陸行】(リクカウ)🔗⭐🔉
りっ‐こう【陸行】(リクカウ)
陸路を行くこと。
ろく【六・陸】🔗⭐🔉
ろく【六・陸】
1 数の名。む。むつ。むっつ。また、六番目。
2 神楽笛(かぐらぶえ)・竜笛・高麗笛(こまぶえ)・篳篥(ひちりき)などの孔(あな)の名。吹口の反対側からかぞえて、指孔が六孔の神楽笛・高麗笛は第六番目、七孔の竜笛は第七番目、九孔の篳篥は第五番目の孔。また、その孔を用いる音の名。
3 和琴箏の絃名。一三絃の箏では低い音から六番目、和琴では奏者に近い手前から数えて六番目。
4 =むさし(六指)3
〔接尾〕〈「贅六(ぜえろく)」「宿六(やどろく)」などの「ろく」からいったものか)人を表す語に付けて、その人をいやしめののしっていう場合に用いる。*伎・勧善懲悪覗機関‐六幕「あの長庵は根が医者陸(ろく)」


ろく【陸・碌】🔗⭐🔉
ろく【陸・碌】
(形動)(「直」「完」とも書く。「陸」の呉音による語で、陸地のように平らであるというのが原義。「碌」は当て字)
1 土地の平らなこと。また、物の面が水平であること。平坦なこと。*日葡辞書「Rocuna(ロクナ) ミチ」
2 物がゆがまないで、まっすぐなこと。姿、形が正しいこと。*虎明本狂言・乳切木「此かけ物もろくにかけてもらひたい」
3 気持が平らかであること。くつろぐこと。また、そのさま。→ろくに居る。*雑俳・住吉御田植「ろくに成るお祖母の心念仏から」
4 世の中が泰平であること。平穏であること。*俳・西鶴大句数‐三「今嶋はらはろくに治る」
5 (ふつう後に打消の語を伴う)物事の様子、性質などが正しいこと。まともであること。完全であること。十分であること。「ろくに休みも取れない」「家に居るとろくなことがない」
●陸に=居(い)る[=すわる]
1 身心が安楽にある。くつろいで楽な姿勢ですわる。あぐらをかく。
2 きちんとすわる。正座する。
●陸に=居(い)る[=すわる]🔗⭐🔉
●陸に=居(い)る[=すわる]
1 身心が安楽にある。くつろいで楽な姿勢ですわる。あぐらをかく。
2 きちんとすわる。正座する。
ろく【勒】
1 くつわ。くつばみ。
2 永字八法の一つ。「永」の第二画の横の画。
ろく‐しゃく【六尺・陸尺・漉酌】🔗⭐🔉
ろく‐しゃく【六尺・陸尺・漉酌】
1 貴人の駕籠を担ぐ人足。また、一般には駕籠舁(かごかき)。
2 下僕。下男。
3 あちこちと雑貨品を売り歩く男たち(日葡辞書)。
4 (「漉酌」とも書く)造り酒屋の下男。
5 江戸時代、駕籠舁をはじめ、賄方(まかないかた)・掃除夫など雑役人の総称。
6 棺担ぎ棒。また、棺を担ぐ役目をいう。
ろくしゃく‐づつみ【六尺裹・陸尺裹】🔗⭐🔉
ろくしゃく‐づつみ【六尺裹・陸尺裹】
駕籠舁などが行う鉢巻や頬かぶり。
ろくしゃく‐もよう【六尺模様・陸尺模様】(‥モヤウ)🔗⭐🔉
ろくしゃく‐もよう【六尺模様・陸尺模様】(‥モヤウ)
駕籠舁(かごかき)が好んで用いた着物の模様。
ろく‐すっぽ【陸すっぽ・碌すっぽ】🔗⭐🔉
ろく‐すっぽ【陸すっぽ・碌すっぽ】
〔副〕(「ろくずっぽ」とも。「碌」は当て字)下に打消の語を伴って、物事を満足になし遂げないさまを表す語。まともに。ろくに。ろくろく。ろくすっぽう。「下調べもろくすっぽやらない」*俳・文政句帖‐七年一一月「六ズッポ返事さへせぬはつ鰹」
ろく‐すっぽう【陸すっぽう・碌すっぽう】🔗⭐🔉
ろく‐すっぽう【陸すっぽう・碌すっぽう】
(「碌」は当て字)
〔形動〕下に打消の語を伴って、物事の程度が十分でないさま、満足な状態でないさまを表す。ろくそっぽう。*伎・扇音々大岡政談‐四幕「毀れかかったがたがた駕籠、ろくすっぽうにしまりゃあしねえ」
〔副〕=ろくすっぽ(陸―)


ろく‐そっぽう【陸そっぽう・碌そっぽう】🔗⭐🔉
ろく‐そっぽう【陸そっぽう・碌そっぽう】
〔形動〕=ろくすっぽう(陸)
*滑・浮世風呂‐二「どうでろくそっぽうな事はねへ筈だ」
〔副〕=ろくすっぽ(陸)



ろく‐たま【陸たま・碌たま】🔗⭐🔉
ろく‐たま【陸たま・碌たま】
〔副〕(「ろくだま」とも)=ろくすっぽ(陸)*浄・伊達錦五十四郡‐三「ろくだまに聞きもあがらず、どこへうせりや」
ろく‐で‐なし【陸でなし・碌でなし】🔗⭐🔉
ろく‐で‐なし【陸でなし・碌でなし】
(「碌」は当て字。→陸(ろく))まともでないこと。また、その人。役に立たないのらくらもの。道楽者。
ろく‐でも‐な・い【陸でもない・碌でもない】🔗⭐🔉
ろく‐でも‐な・い【陸でもない・碌でもない】
〔形口〕(「碌」は当て字。→陸(ろく))無意味で、なんのねうちもない。つまらない。「ろくでもない本ばかり読む」
ろく‐な【陸な・碌な】🔗⭐🔉
ろく‐な【陸な・碌な】
⇒ろく(陸)
ろく‐に【陸に・碌に】🔗⭐🔉
ろく‐に【陸に・碌に】
⇒ろく(陸)
ろく‐やね【陸屋根】🔗⭐🔉
ろく‐やね【陸屋根】
傾斜がほとんどない平らな屋根。
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