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【陸】 11画 阜部 [四年] 区点=4606 16進=4E26 シフトJIS=97A4 《常用音訓》リク 《音読み》 リク/ロク〈l・li〉 《訓読み》 おか(をか)/くが/あがる 《名付け》 あつ・あつし・くが・たか・たかし・ひとし・みち・む・むつ 《意味》 {名}おか(ヲカ)。くが。もりあがった台地。水面より上に平らに続く大地。〈類義語〉→麓ロク。「大陸(もと、山西の南、黄河北岸の台地。今は五大州のこと)」 {名・形}おか(ヲカ)。水上に対して、かわいた土地のこと。また、陸上で行われるさま。「陸行(陸上を旅する)」「陸産」「陸運」「登陸(上陸する)」 {形}断続して連なるさま。「陸続」「陸離(きらきらと断続してまばゆい)」 リクス{動}あがる。一段高い所にあがる。とびあがる。はねる。「翹足而陸=足ヲ翹ゲテ陸ス」〔→荘子「陸陸ロクロク」とは、ごろごろところがっているさま。いくつもあって平凡なさま。〈同義語〉碌碌。 「陸離リクリ」とは、多くの物が長短入りまじってふぞろいなさま。「斑陸離其上下=斑ニ陸離トシテソレ上下ス」〔→楚辞{数}数で、六。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音リク)は「土+八(ひろがる)+土」の会意文字で、土が高くつもって広がったさま。陸はそれを音符とし、阜(おか)を加えた字で、もりあがって連なるの意を含む。▽証文や契約書で、改竄カイザンや誤解を防ぐために六のかわりに用いる。 《単語家族》 隆リュウ(もりあがる)麓ロク(小高く連なる丘地)と同系。また、鹿ロク(群れをなし、断続して連なるしか)や漉ロク(こした水が断続してたれる)の系統のことばとも縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

陸王学 リクオウノガク🔗🔉

【陸王学】 リクオウノガク 宋ソウの陸九淵リクキュウエンと明ミンの王陽明の学説。朱子学に対立して、気一元・良知の説を唱えた。

陸行 リッコウ🔗🔉

【陸行】 リッコウ 陸上を通っていくこと。

陸沈 リクチン🔗🔉

【陸沈】 リクチン 陸に沈む。俗世を超越したすぐれた人間が、世間で俗人と同じ生活をしていること。「方且与世違而心不屑与之倶、是陸沈者也=マサニ世ト違ヒテ心ハコレト倶ニスルヲ屑シトセズ、コレ陸沈者ナリ」〔→荘子陸地が沈み滅びる。国家が外国に滅ぼされることのたとえ。「誰謂神州遂陸沈=誰カ謂ハン神州遂ニ陸沈セントハ」〔→元好問昔のことは知っているが、今の時代のことは知らず、時代おくれであること。〔→論衡

陸海 リクカイ🔗🔉

【陸海】 リクカイ 陸と海。海陸。非常に産物の多い地域のこと。「所謂天下陸海之地=謂フ所ノ天下ノ陸海ノ地ナリ」〔→漢書

陸軍 リクグン🔗🔉

【陸軍】 リクグン 主として陸上で戦うことを任務とする軍隊。

陸梁 リクリョウ🔗🔉

【陸梁】 リクリョウ はねあがったり、横にかけたり。縦横に乱れはしるさま。ほしいままにあばれて走りまわるさま。「怪獣、陸梁=怪獣、陸梁ス」〔→張衡秦シン代、広東カントン・広西の地方のこと。▽その地方の人は、多く山地に住んで、頑健で荒々しかったことから。

陸博 リクハク🔗🔉

【陸博】 リクハク すごろく。▽縦横六つのこまにわかれた盤を使った。〈同義語〉六拍。〈類義語〉双六。

陸続 リクゾク🔗🔉

【陸続】 リクゾク あとからあとからと絶え間なく続くさま。

陸路 リクロ🔗🔉

【陸路】 リクロ ある地点にいくための、陸上の道。〔国〕陸上の交通機関をつかっていくことをあらわすことば。

陸稲 リクトウ🔗🔉

【陸稲】 リクトウ 畑に栽培する稲。おかぼ。

陸運 リクウン🔗🔉

【陸輸】 リクユ 陸上の交通機関を使っての輸送。『陸運リクウン』

陸離 リクリ🔗🔉

【陸離】 リクリ →〈意味〉光がきらきらと断続的に輝くさま。「光彩陸離」物が断続的に連なって美しいさま。美しい玉。

陸雲 リクウン🔗🔉

【陸雲】 リクウン〈人名〉262〜303 西晋セイシンの文人。呉ゴ(江蘇コウソ省蘇州市)の人。字アザナは士竜。陸機の弟。詩文にすぐれていた。

陸賈 リクカ🔗🔉

【陸賈】 リクカ〈人名〉漢代初期の政治家。弁論にすぐれ、秦シン・漢興亡のいわれを論じて『新語』を著した。

陸機 リクキ🔗🔉

【陸機】 リクキ〈人名〉261〜303 西晋セイシンの文人。呉ゴ(江蘇コウソ省蘇州市)の人。字アザナは士衡シコウ。詩風は華麗明晰メイセキであるが、悲哀味も持つ。文学論を述べた『文賦』は有名。『陸士衡集』がある。弟の陸雲とともに二陸と並び称された。

陸亀蒙 リクキモウ🔗🔉

【陸亀蒙】 リクキモウ〈人名〉唐の文人。長洲チョウシュウ(江蘇コウソ省蘇州市)の人。字アザナは魯望ロボウ、号は、江湖散人・天随子・甫里ホリ先生。隠逸の生涯をおくった。親交のあった皮日休と相唱和した詩を集めた『松陸唱和詩集』や、『甫里先生文集』がある。

陸九淵 リクキュウエン🔗🔉

【陸九淵】 リクキュウエン〈人名〉1139〜92 南宋ナンソウの学者。金渓(江西省)の人。字アザナは子静、号は象山ショウザン。朱熹シュキと対立して心即理説(主観的唯心論)を説き、宋代の学問を二分して、後の王陽明の学問につながる道学の一派を形成した。『陸象山全集』がある。

陸贄 リクシ🔗🔉

【陸贄】 リクシ〈人名〉754〜805 中唐の政治家・文人。字アザナは敬輿ケイヨ、諡オクリナは宣。徳宗のとき、大臣となった。その奏議の文章を集めた書である『陸宣公奏議』は、後世、政治についての必読書とされた。

陸佃 リクデン🔗🔉

【陸佃】 リクデン〈人名〉1042〜1102 宋ソウ代の官僚・学者。山陰(浙江セッコウ省紹興県)の人。字アザナは農師、号は陶山。若いころ苦学して、王安石に学問をうけたが、その新法には従わなかった。著に『陶山集』などがある。

陸徳明 リクトクメイ🔗🔉

【陸徳明】 リクトクメイ〈人名〉556〜627 唐初の学者。呉ゴ(江蘇コウソ省蘇州市)の人。名は元朗、徳明は字アザナ。著に『経典釈文』がある。

陸法言 リクホウゲン🔗🔉

【陸法言】 リクホウゲン〈人名〉隋ズイ代の学者。名は慈、また詞、法言は字アザナ。劉臻リュウシン・顔之推ガンシスイなどと『切韻』を著し、中国の音韻学史にきわめて大きな貢献をした。

陸游 リクユウ🔗🔉

【陸游】 リクユウ〈人名〉1125〜1210 南宋ナンソウの詩人。山陰(浙江セッコウ省紹興ショウコウ市)の人。字アザナは務観。号は放翁。蜀ショク(四川シセン省)の自然を愛し、多くの詩を残した。南宋最大の詩人とされ、詩風は剛健な叙情味を持ち、憂国の詩人でもあり、田園詩人でもあった。著に『剣南詩稿』『入蜀記』『渭南イナン文集』などがある。

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