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おか【△陸】をか🔗⭐🔉
おか【△陸】をか
陸地。りく。
硯(すずり)の墨をする所。
海。
浴場の洗い場。流し。




陸へ上がった河童(かつぱ)🔗⭐🔉
陸へ上がった河童(かつぱ)
《河童は水中では能力を十分発揮できるが、陸に上がると力がなくなるとされるところから》力のある者が、環境が一変するとまったく無力になってしまうことのたとえ。
おか‐じょうき【△陸蒸気】をか‐🔗⭐🔉
おか‐じょうき【△陸蒸気】をか‐
汽車のこと。明治初期の語で、蒸気船に対し、陸を走るところからの称。
おか‐ひじき【△陸鹿=尾=菜】をか‐🔗⭐🔉
おか‐ひじき【△陸鹿=尾=菜】をか‐
アカザ科の一年草。海岸の砂地に生え、高さ一〇〜四〇センチ。全体が緑色で、よく分枝する。葉は肉質の線形で堅く、先は針状。夏、小花をつける。若葉をゆでて食べ、海藻のミルに似るので、みる菜(な)ともいう。


おか‐ぼ【陸=稲】をか‐🔗⭐🔉
おか‐ぼ【陸=稲】をか‐
畑に栽培される稲。水稲に比べて収穫量が少なく、味も落ちる。りくとう。《季 秋》「痩(や)せ―へ死火山脈の吹きおろし/三鬼」
おか‐ぼり【△陸掘り】をか‐🔗⭐🔉
おか‐ぼり【△陸掘り】をか‐
露天掘り。
おか‐やどかり【×岡宿借・△陸宿借】をか‐🔗⭐🔉
おか‐やどかり【×岡宿借・△陸宿借】をか‐
オカヤドカリ科の陸生のヤドカリ。海岸近くの林床にすみ、甲長三・五〜四センチ。夏、幼生を海に放つときだけ、海中に入る。小笠原・沖縄などに分布。
くが【△陸】🔗⭐🔉
くが【△陸】
《「くにが(国所)」の音変化》陸地。りく。くぬが。「水鳥の―にまどへる心地して」〈源・玉鬘〉
くが‐ち【△陸地】🔗⭐🔉
くが‐ち【△陸地】
りくち。「紀伊国千里浜の遠千潟、俄(にはか)に―になること二十余町なり」〈太平記・二〉
くぬ‐が【△陸】🔗⭐🔉
くぬ‐が【△陸】
《「くにが(国処)」の音変化》陸地。くが。「其れ薗(その)池水―の利(くほさ)に」〈孝徳紀〉
海処(うみが)。

みち‐の‐おく【陸奥】🔗⭐🔉
みち‐の‐おく【陸奥】
「みちのく」に同じ。
みち‐の‐く【陸奥】🔗⭐🔉
みち‐の‐く【陸奥】
《「みちのおく」の音変化》磐城(いわき)・岩代(いわしろ)・陸前・陸中・陸奥(むつ)の五か国の古称。今の福島・宮城・岩手・青森の四県にほぼ相当する地域。みちのくに。おく。むつ。「筑紫なるにほふ児故に―の香取娘子(をとめ)の結ひし紐解く」〈万・三四二七〉
みちのく‐がみ【陸=奥紙】🔗⭐🔉
みちのく‐がみ【陸=奥紙】
陸奥産の檀紙。また、檀紙のこと。みちのくにがみ。
みち‐の‐くに【陸奥国】🔗⭐🔉
みち‐の‐くに【陸奥国】
「みちのく」に同じ。「むかし、男、―にすずろに行きいたりにけり」〈伊勢・一四〉
みちのくに‐がみ【陸=奥国紙】🔗⭐🔉
みちのくに‐がみ【陸=奥国紙】
「みちのくがみ」に同じ。「―の畳紙(たたうがみ)のほそやかなるが」〈枕・三六〉
むつ【陸奥】🔗⭐🔉
むつ【陸奥】
旧国名の一。現在の青森・岩手・宮城・福島の各県と秋田県の一部にあたる。明治元年(一八六八)陸奥・陸中・陸前・岩代・磐城(いわき)の五国に分割後の陸奥は、現在の青森県と岩手県の一部にあたる。
みちのく
旧日本海軍の第二次大戦時の主力戦艦。大正一〇年(一九二一)竣工。改装後の排水量四万三五八〇トン。




むつ‐むねみつ【陸奥宗光】🔗⭐🔉
むつ‐むねみつ【陸奥宗光】
[一八四四〜一八九七]外交官・政治家。和歌山藩士伊達宗広の子。脱藩し、坂本竜馬の海援隊に入る。維新後、伊藤内閣の外相。条約改正や下関条約の締結に手腕を発揮。著「蹇蹇録(けんけんろく)」など。
むつわき【陸奥話記】🔗⭐🔉
むつわき【陸奥話記】
平安中期の軍記物語。一巻。作者未詳。康平五年(一〇六二)ごろ成立か。前九年の役の経過を漢文体で記した合戦記。将門記とともに軍記物語の先駆とされる。
むつ‐わん【陸奥湾】🔗⭐🔉
むつ‐わん【陸奥湾】
青森県の下北半島と津軽半島に囲まれる湾。支湾の青森湾・野辺地湾・大湊湾があり、平館(たいらだて)海峡によって津軽海峡とつながる。
りく【陸】🔗⭐🔉
りく【陸】
陸地。おか。くが。「―に上がる」
海。

りく‐い【陸尉】‐ヰ🔗⭐🔉
りく‐い【陸尉】‐ヰ
陸上自衛官の階級の一。陸佐の下、准陸尉の上の位で、一・二・三等がある。諸外国および旧日本陸軍の尉官に相当する。
りくう‐せん【陸羽線】🔗⭐🔉
りくう‐せん【陸羽線】
山形・宮城両県の北部を横断するJR線。山形県新庄から西へ余目(あまるめ)までの陸羽西線と、東へ宮城県小牛田(こごた)までの陸羽東線、および小牛田から東へ女川(おながわ)に至る石巻線、その途中の前谷地(まえやち)から気仙沼(けせんぬま)に至る気仙沼線の総称。
りく‐うん【陸運】🔗⭐🔉
りく‐うん【陸運】
陸上の輸送機関を使って、貨物・旅客を運ぶこと。陸上運輸。陸上運送。
りくえん‐たい【陸援隊】リクヱン‐🔗⭐🔉
りくえん‐たい【陸援隊】リクヱン‐
幕末、土佐藩士中岡慎太郎によって組織された軍隊。藩主山内豊信(容堂)を護衛する五十人組を起源とし、慶応三年(一八六七)結成。討幕運動に活躍した。
りくおう‐がく【陸王学】リクワウ‐🔗⭐🔉
りくおう‐がく【陸王学】リクワウ‐
中国哲学で、宋の陸九淵から明の王陽明へと受け継がれた学統。心性を重んじる一元論的傾向が強く、心即理(しんそくり)の説を根本とする。
りく‐かい【陸海】🔗⭐🔉
りく‐かい【陸海】
陸と海。陸上と海上。
陸軍と海軍。


りく‐かい‐くう【陸海空】🔗⭐🔉
りく‐かい‐くう【陸海空】
陸と海と空。
陸軍と海軍と空軍。


りく‐がめ【陸×亀】🔗⭐🔉
りく‐がめ【陸×亀】
カメ目リクガメ科の爬虫(はちゆう)類の総称。陸生で、大形のものが多い。ゾウガメなど。
りく‐き【陸機】🔗⭐🔉
りく‐き【陸機】
[二六一〜三〇三]中国、西晋の文学者。呉郡呉県(江蘇省)の人。字(あざな)は士衡(しこう)。呉の滅亡後、洛陽に入ったが、政争に巻き込まれて殺された。対句の多用と華麗な表現で、詩・賦に佳作を残した。「文賦(ぶんのふ)」は賦の様式による文学論として異色。
りく‐きゅうえん【陸九淵】‐キウエン🔗⭐🔉
りく‐きゅうえん【陸九淵】‐キウエン
[一一三九〜一一九二]中国、南宋の思想家。金渓(江西省)の人。字(あざな)は子静。号、存斎(そんさい)。象山(しようざん)先生と称される。心の内省を重んじて「心即理」説を唱え、朱熹(しゆき)の「性即理」説と対立する一派をなした。その思想は王陽明に継承され、陽明学の源流となった。
りく‐きょう【陸橋】‐ケウ🔗⭐🔉
りく‐きょう【陸橋】‐ケウ
りっきょう(陸橋)

りく‐ぐん【陸軍】🔗⭐🔉
りく‐ぐん【陸軍】
陸上戦闘を主な任務とする軍備・軍隊。日本では明治維新後、天皇の統帥のもとに海軍と併存したが、第二次大戦後廃止。
りくぐん‐きねんび【陸軍記念日】🔗⭐🔉
りくぐん‐きねんび【陸軍記念日】
日露戦争における奉天会戦の勝利を記念して設けられた記念日。三月一〇日。第二次大戦後廃止。
りくぐん‐しかんがっこう【陸軍士官学校】‐シクワンガクカウ🔗⭐🔉
りくぐん‐しかんがっこう【陸軍士官学校】‐シクワンガクカウ
陸軍の士官を養成する学校。旧日本陸軍の場合は、明治七年(一八七四)東京の市ヶ谷に設置。昭和二〇年(一九四五)廃止。陸士。
りくぐん‐しょ【陸軍所】🔗⭐🔉
りくぐん‐しょ【陸軍所】
江戸末期の幕府の軍事訓練所の一。慶応二年(一八六六)従来の講武所に代わって設置。
りくぐん‐しょう【陸軍省】‐シヤウ🔗⭐🔉
りくぐん‐しょう【陸軍省】‐シヤウ
明治五年(一八七二)兵部省の廃止により成立し、旧日本陸軍に関する軍政事務一般を担当した中央官庁。長官は陸軍大臣。昭和二〇年(一九四五)廃止。
りくぐん‐そうさい【陸軍総裁】🔗⭐🔉
りくぐん‐そうさい【陸軍総裁】
江戸幕府の職名。幕府陸軍の総轄者。文久二年(一八六二)設置、慶応四年(一八六八)廃止。
りくぐん‐ぞうへいしょう【陸軍造兵×廠】‐ザウヘイシヤウ🔗⭐🔉
りくぐん‐ぞうへいしょう【陸軍造兵×廠】‐ザウヘイシヤウ
陸軍の兵器・弾薬・器材などの考案・設計・製造・修理などをする施設。旧日本陸軍では大正一二年(一九二三)に砲兵工廠を改称して設置。本廠を東京赤羽(のち福岡県小倉)に置き、各地の工廠を管轄した。
りくぐん‐だいがっこう【陸軍大学校】‐ダイガクカウ🔗⭐🔉
りくぐん‐だいがっこう【陸軍大学校】‐ダイガクカウ
陸軍の将校に高等の学術を授け、併せて、その研究を行う機関。旧日本陸軍の場合は、明治一六年(一八八三)東京に開校。昭和二〇年(一九四五)廃校。
りくぐん‐だいじん【陸軍大臣】🔗⭐🔉
りくぐん‐だいじん【陸軍大臣】
陸軍省の長官。旧日本陸軍の行政を管理し、軍人・軍属を統轄。陸相。
りくぐん‐なかのがっこう【陸軍中野学校】‐なかのガクカウ🔗⭐🔉
りくぐん‐なかのがっこう【陸軍中野学校】‐なかのガクカウ
旧日本陸軍で、軍事諜報員(ちようほういん)を養成した学校。昭和一三年(一九三八)設立。東京中野にあった。中野学校。
りくぐん‐ぶぎょう【陸軍奉行】‐ブギヤウ🔗⭐🔉
りくぐん‐ぶぎょう【陸軍奉行】‐ブギヤウ
江戸幕府の職名。幕府の歩兵・騎兵・砲兵の統轄者。文久二年(一八六二)幕末の軍制改革で設置、慶応四年(一八六八)廃止。
りくぐん‐ようねんがっこう【陸軍幼年学校】‐エウネンガクカウ🔗⭐🔉
りくぐん‐ようねんがっこう【陸軍幼年学校】‐エウネンガクカウ
旧日本陸軍で、士官を志願する少年を教育した学校。明治三年(一八七〇)設置の兵学寮幼年学舎を前身とし、同五年改称して独立。修業期間は三年間で、卒業生は陸軍士官学校に進学した。
りくけい‐とう【陸×繋島】‐タウ🔗⭐🔉
りくけい‐とう【陸×繋島】‐タウ
陸の近くにあった島が、砂州の発達で陸地と連結してしまったもの。和歌山県の潮岬(しおのみさき)、北海道の函館(はこだて)山など。
りく‐こう【陸行】‐カウ🔗⭐🔉
りく‐こう【陸行】‐カウ
[名]スル
りっこう(陸行)

りく‐さ【陸佐】🔗⭐🔉
りく‐さ【陸佐】
陸上自衛官の階級の一。陸将補の下、陸尉の上の位で、一・二・三等がある。諸外国および旧日本陸軍の佐官に相当する。
りく‐さん【陸産】🔗⭐🔉
りく‐さん【陸産】
陸上で産すること。また、そのもの。
りくさん‐ぶつ【陸産物】🔗⭐🔉
りくさん‐ぶつ【陸産物】
陸上に産する物。また、その加工品。
りく‐し【陸士】🔗⭐🔉
りく‐し【陸士】
陸上自衛官の階級の一。陸曹の下で、陸士長および一・二・三等がある。諸外国および旧日本陸軍の兵に相当する。
「陸軍士官学校」の略称。


りく‐しゅうふ【陸秀夫】‐シウフ🔗⭐🔉
りく‐しゅうふ【陸秀夫】‐シウフ
[一二三六〜一二七九]中国、南宋末の忠臣。字(あざな)は君実。塩城(江蘇省)の人。宋の恭宗が元に下ったあと、張世傑らと子の益王(瑞宗)を擁して戦い、その没後は衛王を奉じて崖山(広東省)に移ったが敗れて衛王とともに入水(じゆすい)した。
りく‐しょう【陸相】‐シヤウ🔗⭐🔉
りく‐しょう【陸相】‐シヤウ
陸軍大臣の略称。
りく‐しょう【陸将】‐シヤウ🔗⭐🔉
りく‐しょう【陸将】‐シヤウ
陸上自衛官の階級の一。陸将補の上で最高位。諸外国および旧日本陸軍の大・中将に相当する。
りく‐じょう【陸上】‐ジヤウ🔗⭐🔉
りく‐じょう【陸上】‐ジヤウ
陸地の上。
「陸上競技」の略。


りくじょう‐き【陸上機】リクジヤウ‐🔗⭐🔉
りくじょう‐き【陸上機】リクジヤウ‐
陸上で離着陸する飛行機。陸上飛行機。
りくじょう‐きょうぎ【陸上競技】リクジヤウキヤウギ🔗⭐🔉
りくじょう‐きょうぎ【陸上競技】リクジヤウキヤウギ
主に野外競技場のトラックやフィールド、また、道路で行われる、走る・跳ぶ・投げるの三基本技を中心とする競技の総称。競走・跳躍・投擲(とうてき)・マラソン競技など。
りく‐しょうざん【陸象山】‐シヤウザン🔗⭐🔉
りく‐しょうざん【陸象山】‐シヤウザン
陸九淵(りくきゆうえん)

りくじょう‐じえいたい【陸上自衛隊】リクジヤウジヱイタイ🔗⭐🔉
りくじょう‐じえいたい【陸上自衛隊】リクジヤウジヱイタイ
自衛隊の一。陸上幕僚監部・方面隊・ヘリコプター団・通信団などの部隊や各種学校などからなり、陸上幕僚長の補佐を受けた防衛庁長官の統括の下に、陸上における防衛を主な任務とする。昭和二九年(一九五四)保安隊を改組・改称して設置。
りくしょう‐ほ【陸将補】リクシヤウ‐🔗⭐🔉
りくしょう‐ほ【陸将補】リクシヤウ‐
陸上自衛官の階級の一。陸将の下、陸佐の上の位。諸外国および旧日本陸軍の少将に相当する。
りく‐すい【陸水】🔗⭐🔉
りく‐すい【陸水】
海水以外の、陸地にある水。湖沼水・河川水・地下水・氷河など。
りくすい‐がく【陸水学】🔗⭐🔉
りくすい‐がく【陸水学】
湖沼・河川などの陸水を物理的、化学的、生物学的に研究する学問。
りく‐せい【陸生・陸×棲】🔗⭐🔉
りく‐せい【陸生・陸×棲】
[名]スル陸上に生息すること。また、陸地に生えること。
水生。

りくせい‐がい【陸生貝】‐がひ🔗⭐🔉
りくせい‐がい【陸生貝】‐がひ
陸上にすむ巻き貝。カタツムリ・キセルガイ・ナメクジ・オカモノアラガイなど。陸貝。
りくせい‐しょくぶつ【陸生植物】🔗⭐🔉
りくせい‐しょくぶつ【陸生植物】
陸上に生育する植物。陸上植物。
りくせい‐そう【陸成層】🔗⭐🔉
りくせい‐そう【陸成層】
陸上に堆積(たいせき)してできた地層。砂漠・砂丘などの風による堆積物、氷河堆積物、河川・湖沼などの水底の堆積物などがある。
りくせい‐どうぶつ【陸生動物】🔗⭐🔉
りくせい‐どうぶつ【陸生動物】
陸上で生活する動物。一般に空気呼吸・水分保持の機構や体の支持・運動器官が発達している。
りく‐せん【陸戦】🔗⭐🔉
りく‐せん【陸戦】
陸上での戦闘。陸上戦。
りくぜん【陸前】🔗⭐🔉
りくぜん【陸前】
旧国名の一。明治元年(一八六八)陸奥(むつ)国から分国。現在の宮城県の大部分と岩手県の一部。
りくせん‐たい【陸戦隊】🔗⭐🔉
りくせん‐たい【陸戦隊】
「海軍陸戦隊」の略。
りくぜんたかた【陸前高田】🔗⭐🔉
りくぜんたかた【陸前高田】
岩手県南東部の市。太平洋に臨み、漁業基地。水産加工・製材業が行われる。椿島はウミネコの繁殖地。人口二・八万。
りくぜん‐はまかいどう【陸前浜街道】‐はまカイダウ🔗⭐🔉
りくぜん‐はまかいどう【陸前浜街道】‐はまカイダウ
浜街道(はまかいどう)

りく‐そう【陸送】🔗⭐🔉
りく‐そう【陸送】
[名]スル
陸上を輸送すること。
車両未登録の自動車を運転して運ぶこと。


りく‐そう【陸曹】‐サウ🔗⭐🔉
りく‐そう【陸曹】‐サウ
陸上自衛官の階級の一。准陸尉の下、陸士の上の位で、陸曹長および一・二・三等がある。諸外国および旧日本陸軍の下士官に相当。
りく‐ぞく【陸続】🔗⭐🔉
りく‐ぞく【陸続】
[ト・タル]
[形動タリ]次々と連なり続くさま。「支援部隊が―と到着する」

りく‐ち【陸地】🔗⭐🔉
りく‐ち【陸地】
地球の表面で、水におおわれていない部分。地球表面積の三〇パーセントを占め、その平均高度は八四〇メートル。陸。
りくちそくりょう‐ぶ【陸地測量部】リクチソクリヤウ‐🔗⭐🔉
りくちそくりょう‐ぶ【陸地測量部】リクチソクリヤウ‐
旧日本陸軍参謀本部に属し、陸地の測量、軍事用地図その他の地図の製作・修正などを行った機関。明治二一年(一八八八)に創立され、現在の建設省国土地理院の前身。
りく‐つづき【陸続き】🔗⭐🔉
りく‐つづき【陸続き】
二つの陸地が海などに隔てられずにつながっていること。「かつては大陸と―だった島々」
りく‐とう【陸稲】‐タウ🔗⭐🔉
りく‐とう【陸稲】‐タウ
畑に栽培する稲(いね)。おかぼ。
水稲。《季 秋》

りく‐の‐ことう【陸の孤島】‐コタウ🔗⭐🔉
りく‐の‐ことう【陸の孤島】‐コタウ
交通が極端に不便で、周囲から隔絶している地方や場所をいう語。
りく‐ほう【陸△棚】‐ハウ🔗⭐🔉
りく‐ほう【陸△棚】‐ハウ
大陸棚(たいりくだな)

りく‐やね【陸屋根】🔗⭐🔉
りく‐やね【陸屋根】
ろくやね(陸屋根)

りっ‐かい【陸海】リク‐🔗⭐🔉
りっ‐かい【陸海】リク‐
りくかい(陸海)

りっ‐きょう【陸橋】リクケウ🔗⭐🔉
りっ‐きょう【陸橋】リクケウ
道路や鉄道線路などの上にかけた橋。りくばし。
地殻変動や海面低下のために大陸や島がつながり、生物が移動できるようになった細長い陸地。更新世の氷期にアラスカ・シベリア間に存在したベーリング陸橋など。


りっ‐こう【陸行】リクカウ🔗⭐🔉
りっ‐こう【陸行】リクカウ
[名]スル陸路を行くこと。「夜の明けぬ中に船を上って―するに若(し)くはなし」〈福沢・福翁自伝〉
水行(すいこう)。

ろく【△陸・×碌】🔗⭐🔉
ろく【△陸・×碌】
[名・形動]
(あとに打消しの語を伴って用いる)正常なこと。まともなこと。満足できる状態であること。また、そのさま。まとも。「―な品物がない」「―に休みもとれない」
(陸)土地や物の面の平らなこと。また、そのさま。平坦。「―屋根」「とてものことに地を―にならしたきものかな」〈咄・露がはなし・五〉
気分の平らかなこと。安らかなこと。また、そのさま。「―に休ませ給へと帯の結び目とくとくといふに」〈浮・御前義経記・二〉◆「碌」は当て字。



陸に
居(い)る🔗⭐🔉
陸に
居(い)る
あぐらをかく。安座する。らくに居る。「とてもの事にゆるさせられい。―
居ませう」〈虎寛狂・布施無経〉


ろく‐じ【△陸地】‐ヂ🔗⭐🔉
ろく‐じ【△陸地】‐ヂ
平らな土地。また、りくち。「海は傾きて―をひたせり」〈方丈記〉
ろく‐しゃく【六尺・△陸尺】🔗⭐🔉
ろく‐しゃく【六尺・△陸尺】
輿(こし)や駕籠(かご)を担ぐ人足。駕籠舁(かごかき)。「―十二人すぐりて、小さき家のありくがごとし」〈浮・一代男・五〉
下僕。下男。「あとなる―目に角を立てて」〈浮・永代蔵・一〉
(「漉酌」とも書く)造り酒屋の下男。「池田、伊丹の―たちは、昼は縄おび縄だすき」〈松の葉・三〉
賄(まかな)い・掃除などをする雑役人の総称。「御近習の人の召しつかふ坊主、―などいふものの」〈折たく柴の記・中〉




ろく‐すっぽ【△陸すっぽ・×碌すっぽ】🔗⭐🔉
ろく‐すっぽ【△陸すっぽ・×碌すっぽ】
[副]《「ろくずっぽ」とも》あとに打消しの語を伴って、物事を満足になしとげていないさまを表す。ろくに。ろくすっぽう。「―聞きもしない」◆「碌」は当て字。
ろく‐そっぽう【△陸そっぽう・×碌そっぽう】🔗⭐🔉
ろく‐そっぽう【△陸そっぽう・×碌そっぽう】
《近世江戸語》
[形動]あとに打消しの語を伴って、満足な状態でないさまを表す。ろくな。「どうで―な事はねえはずだ」〈滑・浮世風呂・二〉
[副]「ろくすっぽ」に同じ。「―およぎも知らねえで」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉◆「碌」は当て字。


ろく‐だま【△陸だま・×碌だま】🔗⭐🔉
ろく‐だま【△陸だま・×碌だま】
[副]《「ろくたま」とも》「ろくすっぽ」に同じ。「笠付さへ―に出来ぬやつが」〈洒・列仙伝〉◆「碌」は当て字。
ろく‐で‐なし【△陸でなし・×碌でなし】🔗⭐🔉
ろく‐で‐なし【△陸でなし・×碌でなし】
のらくらしていて役に立たない者。◆「碌」は当て字。
ろく‐でも‐な・い【△陸でもない・×碌でもない】🔗⭐🔉
ろく‐でも‐な・い【△陸でもない・×碌でもない】
[形]
ろくでもな・し[ク]無意味でなんの値うちもない。くだらない。「―・い仕事を引き受ける」◆「碌」は当て字。

ろく‐な【△陸な・×碌な】🔗⭐🔉
ろく‐な【△陸な・×碌な】
ろく(陸)

ろく‐に【△陸に・×碌に】🔗⭐🔉
ろく‐に【△陸に・×碌に】
ろく(陸)

ろく‐やね【△陸屋根】🔗⭐🔉
ろく‐やね【△陸屋根】
傾斜がほとんどなく、平らな屋根。平屋根。りくやね。
陸🔗⭐🔉
陸
[音]リク
ロク
[訓]くが
かち
おか
おど‐る
[部首]阜
[総画数]11
[コード]区点 4606
JIS 4E26
S‐JIS 97A4
[分類]常用漢字
[難読語]
→おか‐じょうき【陸蒸気】
→おか‐だ【陸田】
→おか‐ちょうじがい【陸丁字貝】
→おか‐ぼ【陸稲】
→おか‐ゆ【陸湯】
→くが‐じ【陸路】
→くが‐ち【陸地】
→くん‐ろく【薫陸】
→すご‐ろく【双六・双陸】
→どうろく‐じん【道陸神】
→ひたち【常陸】
→みち‐の‐く【陸奥】
→みち‐の‐くに【陸奥国】
→むつ【陸奥】
→やすで【馬陸】
→りく‐ほう【陸棚】
→ろく‐じ【陸地】
→ろく‐しゃく【六尺・陸尺】
→ろく‐ばり【陸梁】
→ろく‐やね【陸屋根】
→ろく‐ろく【陸陸・碌碌】

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