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しのば・せる【忍ばせる】🔗🔉

しのば・せる【忍ばせる】 他下一 人に知られないように隠し持つ。また、配下の者などを物陰などに潜伏させる。 「懐に匕首あいくちを━」 「カーテンの陰に刺客を━」 物陰や暗がりなどに身を隠す。 「扉の陰に身を━・せて動静をうかがう」 足音や話し声が周囲に聞かれないようにする。 「足音を━・せて近づく」 「声を━・せて泣く」 しのば・す(下二)

しのび【忍び】🔗🔉

しのび【忍び】 人にさとられないように、ひそかに行うこと。→おしのび 忍術。忍びの術。 忍者。忍びの者。 窃盗。こそどろ。

しのび‐あい【忍び会い・忍びい】━アヒ🔗🔉

しのび‐あい【忍び会い・忍びい】━アヒ 思い合う者どうしが人目をさけてそっと会うこと。密会。 しのびあ・う(自五)

しのび‐あし【忍び足】🔗🔉

しのび‐あし【忍び足】 足音をたてないように、そっと歩くこと。 「抜き足差し足━」

しのび‐がえし【忍び返し】━ガヘシ🔗🔉

しのび‐がえし【忍び返し】━ガヘシ 賊や敵が入り込めないように、塀などの上に先のとがった木・竹・鉄などを並べて取りつけたもの。

しのび‐こ・む【忍び込む】🔗🔉

しのび‐こ・む【忍び込む】 自五人に気づかれないように、そっと入り込む。 「こそ泥が窓から━」 忍び込み

しのび‐ず【忍びず】🔗🔉

しのび‐ず【忍びず】 連語《「…に━」の形で》…するのにたえられず。 「捨てるに━懐に入れる」 「座視するに━救済に乗り出す」 ◇「忍び」は上二段「忍ぶ」の未然形。

しのび‐な・い【忍びない】🔗🔉

しのび‐な・い【忍びない】 連語《「…に━」の形で》…するのにたえられない。 「泣き声を聞くに━・かった」 「見るに━惨状」 ◇「忍びず」の「ず」を「ない」に置き換えた形。

しのび‐なき【忍び泣き】🔗🔉

しのび‐なき【忍び泣き】 人目をはばかり、声を立てないように泣くこと。 しのびな・く(自五) 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖泣く‖なく

しのび‐ね【忍び音】🔗🔉

しのび‐ね【忍び音】 忍び泣きの声。 「━に泣く」 陰暦四月ごろの、ほととぎすの初音。 ◇声をひそめて鳴くことから。

しのび‐よ・る【忍び寄る】🔗🔉

しのび‐よ・る【忍び寄る】 自五気づかれないように、そっと近寄る。 「敵陣に━」 「老いが━」 「━秋の気配」

しのび‐わらい【忍び笑い】━ワラヒ🔗🔉

しのび‐わらい【忍び笑い】━ワラヒ 声をひそめて笑うこと。 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖笑う‖わらう

しの・ぶ【忍ぶ】🔗🔉

しの・ぶ【忍ぶ】 他五つらいことをじっとこらえる。耐える。我慢する。 「恥を━・んで申し上げます」 「苦難[不便]を━」 「耐え難きを耐え━・び難きを━」 「耐え━」 自五 見つからないように隠れる。 「物陰に━」 「山里に隠れ━・んで住む」 人に知られないように事を行う。人の目から隠れて事を行う。 「人目を━・んで会う」 「この世を━仮の姿」 「━恋路」 ◆「偲ぶ」と混同されるが、本来別語。古くは上二段に活用。 忍べる 忍び 関連語 大分類‖隠す‖かくす 中分類‖隠す‖かくす 大分類‖努力‖どりょく 中分類‖我慢‖がまん

しのぶ‐ぐさ【忍ぶ草】🔗🔉

しのぶ‐ぐさ【忍ぶ草】 山地の木の幹や岩の表面に根茎を長くのばし着生する、シノブ科のシダ植物。葉は細かく切れ込んでいて光沢がある。夏、根茎を丸めて釣り忍ぶを作り、軒下などにつるして観賞する。シノブ。 ノキシノブ。

すい‐かずら【忍冬スヒカヅラ🔗🔉

すい‐かずら【忍冬スヒカヅラ 初夏、葉のわきに甘い香りのする白い花を二個ずつつける、スイカズラ科のつる性常緑木本。漢方では乾燥した葉を利尿・解熱剤などに用いる。ニンドウ。

にん【忍】🔗🔉

にん【忍】 (造) たえる。がまんする。 「━耐」 「堪━かんにん むごい。 「残━」 隠れて行動する。しのび。 「━者・━法」

にん‐く【忍苦】🔗🔉

にん‐く【忍苦】 名・自サ変苦しみを耐えしのぶこと。 関連語 大分類‖努力‖どりょく 中分類‖我慢‖がまん

にん‐じゃ【忍者】🔗🔉

にん‐じゃ【忍者】 忍術を使って間諜かんちょう・謀略活動などを行う者。忍術使い。忍びの者。

にん‐じゅう【忍従】🔗🔉

にん‐じゅう【忍従】 名・自サ変苦しい境遇に耐えて従うこと。 「殿の仰せに━する」

にん‐じゅつ【忍術】🔗🔉

にん‐じゅつ【忍術】 姿を隠して敵方に入り込み、特殊な体術・武器などを用いて間諜かんちょう・暗殺などを行う術。忍びの術。

にん‐たい【忍耐】🔗🔉

にん‐たい【忍耐】 名・他サ変苦しさ・辛さ・怒りなどをこらえること。耐え忍ぶこと。 「長年の労苦をよく━する」 「━を要する仕事」 「━力」 やや文章語的な言い方。ふつう精神的な苦難に使い、感覚的・生理的な苦痛には「我慢」「辛抱」を使うことが多い。 関連語 大分類‖努力‖どりょく 中分類‖我慢‖がまん

にん‐どう【忍冬】🔗🔉

にん‐どう【忍冬】 スイカズラの別称。 ◇冬でも葉がしおれないことからいう。

にん‐にく【忍辱】🔗🔉

にん‐にく【忍辱】 仏教で、六波羅蜜の第三。恥辱や迫害に耐え、心を安らかにすること。忍辱波羅蜜にんにくはらみつ

にん‐ぽう【忍法】━パフ🔗🔉

にん‐ぽう【忍法】━パフ 忍術の法。忍術。 「━木の葉隠れ」

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