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さ【茶】🔗🔉

さ【茶】 (造)チャの葉を飲料用に加工したもの。また、その飲料。 「━菓・━道・━房・━飯事・━話会」 「喫━」 ◇「さ」は唐音。

さ‐か【茶菓】━クヮ🔗🔉

さ‐か【茶菓】━クヮ 茶と菓子。ちゃか。

さ‐てん【茶店】🔗🔉

さ‐てん【茶店】 ちゃみせ。ちゃや。 〔俗〕「喫茶店きっさてん」の略。→喫茶店

さ‐どう【茶道】━ダウ🔗🔉

さ‐どう【茶道】━ダウ ちゃどう 近世、城中で茶事をつかさどる役(を務める人)。茶坊主。 「茶頭」「茶堂」とも。

さはん‐じ【茶飯事】🔗🔉

さはん‐じ【茶飯事】 茶を飲み飯を食うように、ごくありふれたこと。 「日常━」

さ‐ぼう【茶房】━バウ🔗🔉

さ‐ぼう【茶房】━バウ 喫茶店。 ◇喫茶店の名につけても使う。

さ‐りょう【茶寮】━レウ🔗🔉

さ‐りょう【茶寮】━レウ 茶室。ちゃりょう。 喫茶店。また、料理屋。ちゃりょう。 ◇店名に添えても使う。

さ‐わ【茶話】🔗🔉

さ‐わ【茶話】 茶を飲みながらする気軽な話。茶飲み話。茶話ちゃわ。 「━会」

ちゃ【茶】🔗🔉

ちゃ【茶】 ツバキ科の常緑低木。長楕円だえん形の葉は厚く、つやがある。暖地に自生し、また広く栽培もされる。チャノキ。 の若葉・若芽を摘んで、飲料用に加工したもの。また、その飲料。摘んだ葉を発酵・半発酵させるもの(紅茶・ウーロン茶の類)と発酵させないもの(緑茶の類)とに分けられるが、ふつう緑茶をさす。 「━をいれる」 抹茶まっちゃ。 「━をたてる」 茶道。茶の湯。 「お━を習う」 茶色。 ◆→お茶

ちゃ‐いろ【茶色】🔗🔉

ちゃ‐いろ【茶色】 名・形動黒味を帯びた赤黄色。 「━のかばん」

ちゃいろ・い【茶色い】🔗🔉

ちゃいろ・い【茶色い】 茶色をしている。 「泥で手が━・くなる」

ちゃ‐うけ【茶請け】🔗🔉

ちゃ‐うけ【茶請け】 茶を飲むときに食べる菓子や漬物。茶の子。 「お━」

ちゃ‐うす【茶臼】🔗🔉

ちゃ‐うす【茶臼】 葉茶をひいて抹茶まっちゃにするための石うす。

ちゃ‐えん【茶園】━ヱン🔗🔉

ちゃ‐えん【茶園】━ヱン 茶を栽培する畑。茶畑。

ちゃ‐か【茶菓】━クヮ🔗🔉

ちゃ‐か【茶菓】━クヮ さか(茶菓)

ちゃ‐かい【茶会】━クヮイ🔗🔉

ちゃ‐かい【茶会】━クヮイ 客を招き、茶をたててもてなす会。茶の湯の会。さかい。

ちゃ‐がけ【茶掛け】🔗🔉

ちゃ‐がけ【茶掛け】 茶室の床に掛ける書画の掛け物。

ちゃ‐がし【茶菓子】━グヮシ🔗🔉

ちゃ‐がし【茶菓子】━グヮシ 茶を飲むときに食べる菓子。茶うけの菓子。茶の子。

ちゃ‐か・す【茶化す】🔗🔉

ちゃ‐か・す【茶化す】 他五人の話をまじめに受けとらず、冗談のようにしてしまう。からかう。ひやかす。 「横から話を━」

ちゃ‐かっしょく【茶褐色】🔗🔉

ちゃ‐かっしょく【茶褐色】 やや黒みがかった茶色。とび色。

ちゃ‐がま【茶釜】🔗🔉

ちゃ‐がま【茶釜】 茶の湯で、湯をわかすのに用いるかま。丸くて上部がすぼまり、口が小さい。多くは鉄製。

ちゃ‐がゆ【茶粥】🔗🔉

ちゃ‐がゆ【茶粥】 茶のせんじ汁を入れて煮たかゆ。 ◇奈良地方で始められたことから「奈良茶」「奈良茶粥」ともいう。

ちゃ‐がら【茶殻】🔗🔉

ちゃ‐がら【茶殻】 茶をせんじたあとの残りかす。ちゃかす。

ちゃ‐き【茶器】🔗🔉

ちゃ‐き【茶器】 茶の湯に使う道具類。茶道具。 抹茶を入れておく容器。

ちゃ‐きん【茶巾】🔗🔉

ちゃ‐きん【茶巾】 茶の湯で、茶碗ちゃわんをふく麻などの布。 裏ごしした芋や百合根ゆりねを布巾に包んでひねり、絞り目をつけた食べ物。 ◇「茶巾絞り」の略。 「茶巾鮨ずし」の略。→茶巾鮨

ちゃきん‐ずし【茶巾鮨】🔗🔉

ちゃきん‐ずし【茶巾鮨】 五目鮨を薄焼き卵で包んだもの。茶巾。

ちゃ‐こし【茶漉し】🔗🔉

ちゃ‐こし【茶漉し】 茶をいれるときに茶がらをこす道具。円形の小さなわくに網を張り、柄をつけたもの。

ちゃ‐さじ【茶匙】🔗🔉

ちゃ‐さじ【茶匙】 紅茶・コーヒーなどを飲むときに使う小形のさじ。ティースプーン。 茶杓ちゃしゃく

ちゃ‐じ【茶事】🔗🔉

ちゃ‐じ【茶事】 茶の湯で、一定の作法によって客をもてなす茶会。茶懐石も含めていう。 茶の湯に関する事柄。

ちゃ‐しつ【茶室】🔗🔉

ちゃ‐しつ【茶室】 茶事・茶会を行うための部屋。四畳半を基本とする。数寄屋すきや。囲かこい

ちゃ‐しぶ【茶渋】🔗🔉

ちゃ‐しぶ【茶渋】 茶をせんじた汁から出て急須きゅうすや茶碗ちゃわんに付着する茶のあく。

ちゃ‐しゃく【茶杓】🔗🔉

ちゃ‐しゃく【茶杓】 抹茶をすくう細長いさじ。多くは竹製だが、象ぞうげ・木地・塗り物・金属製などもある。茶さじ。さしゃく。

ちゃ‐じん【茶人】🔗🔉

ちゃ‐じん【茶人】 茶の湯を好む人。また、茶道に明るい人。

ちゃ‐せき【茶席】🔗🔉

ちゃ‐せき【茶席】 茶会を催す席。また、茶会。

ちゃ‐そば【茶蕎麦🔗🔉

ちゃ‐そば【茶蕎麦 そば粉に抹茶を混ぜて打ったそば。茶切り。

ちゃ‐だい【茶代】🔗🔉

ちゃ‐だい【茶代】 茶店などで支払う、飲んだ茶の代金。 旅館や飲食店のサービスに対して与える心づけ。チップ。

ちゃ‐たく【茶托】🔗🔉

ちゃ‐たく【茶托】 湯飲み茶碗ぢゃわんをのせる皿状の小さな台。

ちゃ‐だち【茶断ち】🔗🔉

ちゃ‐だち【茶断ち】 名・自サ変神仏に願をかけたときなど、誓いとして一定期間茶を飲まないこと。

ちゃ‐だな【茶棚】🔗🔉

ちゃ‐だな【茶棚】 茶道具などをのせておく棚。

ちゃ‐だんす【茶笥】🔗🔉

ちゃ‐だんす【茶笥】 茶道具・食器などを入れておく棚や引き出しのある家具。

ちゃ‐ちゃ【茶茶】🔗🔉

ちゃ‐ちゃ【茶茶】 人の話の途中に割り込んで言う、ひやかし。わきから言う冗談。 「━を入れる」

ちゃ‐づけ【茶漬け】🔗🔉

ちゃ‐づけ【茶漬け】 飯に熱い茶をかけること。また、その飯。お茶漬け。 「のり━」 ◇薄味のだし汁で食べることもある。

ちゃ‐づつ【茶筒】🔗🔉

ちゃ‐づつ【茶筒】 茶の葉を入れておく円筒形の容器。

ちゃ‐つぼ【茶壺】🔗🔉

ちゃ‐つぼ【茶壺】 茶の葉をたくわえておく陶製のつぼ。

ちゃ‐つみ【茶摘み】🔗🔉

ちゃ‐つみ【茶摘み】 茶に加工するために、茶の木の若芽や若葉を摘みとること。また、その人。 「━歌」

ちゃ‐てい【茶亭】🔗🔉

ちゃ‐てい【茶亭】 茶店。掛け茶屋。 茶室。 ◆「さてい」ともいう。

ちゃ‐てい【茶庭】🔗🔉

ちゃ‐てい【茶庭】 茶室の庭。中門・腰掛け・灯籠とうろう・飛び石・蹲踞つくばいなどを配置し、植え込みを施す。露地ろじ。ちゃにわ。

ちゃ‐どう【茶道】━ダウ🔗🔉

ちゃ‐どう【茶道】━ダウ 茶の湯の道。心静かに茶をたてることによって精神を修養し、交際の礼法をきわめようとする道。さどう。 ◇村田珠光むらたじゅこう・武野紹たけのじょうおうらを経て千利休せんのりきゅうが大成した。現在は「さどう」が一般的。

ちゃ‐どうぐ【茶道具】━ダウグ🔗🔉

ちゃ‐どうぐ【茶道具】━ダウグ 茶の湯に用いる道具。点茶用具・装飾用具・懐石用具・水屋用具・待合用具の五つに大別される。茶器。

ちゃ‐どころ【茶所】🔗🔉

ちゃ‐どころ【茶所】 良質の茶を多く生産する土地。

ちゃ‐の‐こ【茶の子】🔗🔉

ちゃ‐の‐こ【茶の子】 茶菓子。茶うけ。 ◇腹にたまらないことから、多く「お━」の形で物事の容易なことのたとえにも使う。「お━さいさい」 農家などで、朝食前に仕事をするときにとる軽い食べ物。

ちゃ‐の‐ま【茶の間】🔗🔉

ちゃ‐の‐ま【茶の間】 住宅の中で、家族が集まって食事をし、くつろぐための部屋。 茶室。

ちゃのみ‐ともだち【茶飲み《友達》】🔗🔉

ちゃのみ‐ともだち【茶飲み《友達》】 いつも茶飲み話を楽しむ、気のおけない友人。茶飲み仲間。 ◇年をとってから連れ添った相手の意でも使う。 関連語 大分類‖自己と他者‖じことたしゃ 中分類‖友人‖ゆうじん

ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】🔗🔉

ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】 客を招き、茶をたててもてなすこと。茶会。また、その作法。→茶道ちゃどう

ちゃ‐ば【茶葉】🔗🔉

ちゃ‐ば【茶葉】 ちゃよう(茶葉)

ちゃ‐ばおり【茶羽織】🔗🔉

ちゃ‐ばおり【茶羽織】 女性用の丈の短い羽織。襠まちを入れず、共布のひもを付ける。 ◇もと茶人が用いたことから。

ちゃ‐ばこ【茶箱】🔗🔉

ちゃ‐ばこ【茶箱】 茶の葉を運送・保存するために用いる大形の木箱。防湿のため内側に錫箔すずはくなどを張る。

ちゃ‐ばしら【茶柱】🔗🔉

ちゃ‐ばしら【茶柱】 茶をいれたとき、茶碗ちゃわんの中に縦になって浮く茶の茎。吉兆とされる。 「━が立つ」

ちゃ‐ぱつ【茶髪】🔗🔉

ちゃ‐ぱつ【茶髪】 〔俗〕ヘアカラーなどで茶色に染めた髪。 「━の若者」

ちゃ‐ばな【茶花】🔗🔉

ちゃ‐ばな【茶花】 茶席の床とこに生ける花。 ◇自然の姿をよしとして季節の花を投げ入れにする。

ちゃ‐ばなし【茶話】🔗🔉

ちゃ‐ばなし【茶話】 茶を飲みながらする気軽な話。茶飲み話。

ちゃ‐ばら【茶腹】🔗🔉

ちゃ‐ばら【茶腹】 茶をたくさん飲んで満たした腹具合。

茶腹も一時いっとき🔗🔉

茶腹も一時いっとき 茶を飲んだだけでも、しばらくは空腹をしのぐことができるということ。わずかなものでも一時いちじの間に合わせになるということ。

ちゃ‐ばん【茶番】🔗🔉

ちゃ‐ばん【茶番】 その場にある物を用いて行う滑稽こっけいな即興寸劇。 ◇「茶番狂言」の略。 底の見えすいた、ばかばかしい物事や振る舞い。茶番劇。 「とんだ━だ」

ちゃ‐びん【茶瓶】🔗🔉

ちゃ‐びん【茶瓶】 茶をせんじるのに用いるやかんや土瓶。 はげ頭。やかん頭。 「はげ━」 ◇「茶瓶頭」の略。

ちゃ‐ほ【茶舗】🔗🔉

ちゃ‐ほ【茶舗】 〔文〕茶を販売する店。茶屋。

ちゃ‐ぼうず【茶坊主】━バウズ🔗🔉

ちゃ‐ぼうず【茶坊主】━バウズ 室町・江戸時代、武家に仕えて茶事や来客の給仕をつかさどった職。また、その人。 ◇剃髪・法服姿であったことから坊主という。 権力者にこびへつらう者をののしっていう語。 ◇に権力者の威を借りる者が多かったことから。

ちゃ‐ぼん【茶盆】🔗🔉

ちゃ‐ぼん【茶盆】 茶器などをのせる盆。

ちゃ‐み【茶味】🔗🔉

ちゃ‐み【茶味】 茶の湯の味わい。 風流な趣。 「━のある庭」

ちゃ‐みせ【茶店】🔗🔉

ちゃ‐みせ【茶店】 通行人に茶や菓子を売り、休息させる店。茶屋。

ちゃ‐め【茶目】🔗🔉

ちゃ‐め【茶目】 名・形動子供っぽい無邪気ないたずらをすること。また、そのような人。 「お━な子供」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖滑稽‖こっけい

ちゃ‐めし【茶飯】🔗🔉

ちゃ‐めし【茶飯】 茶のせんじ汁で炊いた塩味の飯。 しょうゆ・酒などで味をつけて炊いた飯。桜飯さくらめし

ちゃめっ‐け【茶目っ気】🔗🔉

ちゃめっ‐け【茶目っ気】 無邪気ないたずらをして人を面白がらせようとする気持ち。ちゃめけ。 「━のある人」 「━たっぷりにおどけてみせる」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖滑稽‖こっけい

ちゃ‐や【茶屋】🔗🔉

ちゃ‐や【茶屋】 茶を製造・販売する店。葉茶屋。 茶店。 「峠とうげの━」 客に料理を出し、遊興させる店。水茶屋。 「━遊び」 芝居小屋・相撲小屋に付属し、客を案内したり料理を出したりする店。芝居茶屋・相撲茶屋。

ちゃ‐よう【茶葉】━エフ🔗🔉

ちゃ‐よう【茶葉】━エフ 飲用にする茶の葉。ちゃば。 「高級━」 ◇「ちゃよう」「ちゃば」のどちらもいうが、本来は「ちゃよう」。

ちゃり【茶利】🔗🔉

ちゃり【茶利】 おどけたことば。また、こっけいな動作。 「━を入れる」 人形浄瑠璃じょうるり・歌舞伎で、こっけいな演技や演出。また、こっけいを主とする段や場面。茶利場。 ◆動詞「茶る」の連用形から。 「茶利」は当て字。

ちゃ‐わ【茶話】🔗🔉

ちゃ‐わ【茶話】 茶を飲みながらする気軽な話。茶飲み話。ちゃばなし。さわ。 「━会」

ちゃ‐わん【茶碗】🔗🔉

ちゃ‐わん【茶碗】 湯茶を飲むための、また、飯を盛るための陶磁製の器。 ◇もと、陶磁器製の器の総称。

ちゃわん‐むし【茶碗蒸し】🔗🔉

ちゃわん‐むし【茶碗蒸し】 調味した出し汁でのばした卵汁を鶏肉・かまぼこ・ミツバ・シイタケ・ギンナンなどを入れた茶碗に注ぎ、ふたをして蒸しあげた日本料理。

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