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さ-えん【茶園】🔗⭐🔉
さ-えん ―
ン [0][1] 【茶園】
茶畑。ちゃえん。
ン [0][1] 【茶園】
茶畑。ちゃえん。
さ-か【茶菓】🔗⭐🔉
さ-か ―クワ [1] 【茶菓】
茶と菓子。ちゃか。「―を供する」
さ-かん【茶館】🔗⭐🔉
さ-かん ―クワン [1][0] 【茶館】
中国,宋代の大都市に出現した喫茶店・軽食堂。茶坊ともいう。
さ-つう【茶通・茶桶】🔗⭐🔉
さ-つう [0] 【茶通・茶桶】
⇒ちゃおけ(茶桶)
ちゃ【茶】🔗⭐🔉
ちゃ [0] 【茶】
■一■ (名)
(1)ツバキ科の常緑低木。中国原産といわれる。若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るためアジア一帯で広く栽植する。よく分枝し,狭卵形で光沢のある濃緑色の葉を互生。葉腋に白色五弁花を少数つけ,平球形の
果(サクカ)を結ぶ。日本には,805年に最澄が種子を持ち帰って比叡山に植えたのが最初という。茶の木。
〔「茶の花」は [季]冬〕
(2){(1)}の芽・葉を用いて製した,飲み物の原料。また,それに湯を注いだ飲料。カフェイン・タンニン・アミノ酸・精油・ビタミン C 等を含む。古くから中国で薬用・飲用とされた。摘んだ葉を発酵させるもの(紅茶など),発酵させないもの(緑茶の類),半発酵させるもの(ウーロン茶など)など各種ある。日本では,種子を栄西が持ち帰って筑前背振山に植え,それを高山寺明恵上人に贈ったものが栂尾(トガノオ)で栽培され,のち宇治・駿河などに分けられて喫茶の風が広まったという。「―をいれる」「―を飲む」
→緑茶
→紅茶
(3)抹茶。「―をたてる」
(4)茶道。茶の湯。
(5)茶色。「―の帯」
■二■ (名・形動)
ちゃかすこと。ひやかすこと。また,そのさま。そのような言動をもいう。「いよいよ―な挨拶/滑稽本・古朽木」
→お茶
→茶(2)[表]
果(サクカ)を結ぶ。日本には,805年に最澄が種子を持ち帰って比叡山に植えたのが最初という。茶の木。
〔「茶の花」は [季]冬〕
(2){(1)}の芽・葉を用いて製した,飲み物の原料。また,それに湯を注いだ飲料。カフェイン・タンニン・アミノ酸・精油・ビタミン C 等を含む。古くから中国で薬用・飲用とされた。摘んだ葉を発酵させるもの(紅茶など),発酵させないもの(緑茶の類),半発酵させるもの(ウーロン茶など)など各種ある。日本では,種子を栄西が持ち帰って筑前背振山に植え,それを高山寺明恵上人に贈ったものが栂尾(トガノオ)で栽培され,のち宇治・駿河などに分けられて喫茶の風が広まったという。「―をいれる」「―を飲む」
→緑茶
→紅茶
(3)抹茶。「―をたてる」
(4)茶道。茶の湯。
(5)茶色。「―の帯」
■二■ (名・形動)
ちゃかすこと。ひやかすこと。また,そのさま。そのような言動をもいう。「いよいよ―な挨拶/滑稽本・古朽木」
→お茶
→茶(2)[表]
ちゃ=に
する🔗⭐🔉
――に
する
(1)仕事の途中で休憩して茶を飲む。一休みする。
(2)はぐらかして,相手にしない。まじめな受け答えをしない。「人の話を―
しやあがる/当世書生気質(逍遥)」
する
(1)仕事の途中で休憩して茶を飲む。一休みする。
(2)はぐらかして,相手にしない。まじめな受け答えをしない。「人の話を―
しやあがる/当世書生気質(逍遥)」
ちゃ=を言・う🔗⭐🔉
――を言・う
からかう。ひやかす。「相応に―・ふておきけるゆへ/黄表紙・御存商売物」
ちゃ=を濁(ニゴ)・す🔗⭐🔉
――を濁(ニゴ)・す
⇒お茶(チヤ)を濁(ニゴ)す(「御茶(オチヤ)」の句項目)
ちゃ=を挽(ヒ)・く🔗⭐🔉
――を挽(ヒ)・く
(1)茶臼で茶の葉をひいて抹茶を作る。
(2)〔昔,遊里で,暇な遊女などに茶の葉をひかせたところから〕
(遊里・水商売などで)客がなくて暇である。仕事をせずに,ぶらぶらしている。お茶を挽く。
ちゃ-う【茶宇】🔗⭐🔉
ちゃ-う [1] 【茶宇】
「茶宇縞(ジマ)」の略。「二十余りの若侍―の袴に綟肩衣(モジカタギヌ)/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」
ちゃう-じま【茶宇縞】🔗⭐🔉
ちゃう-じま [0] 【茶宇縞】
〔インドのチャウル地方から産出,ポルトガル人によって伝来したのでいう〕
琥珀(コハク)織りに似て,軽く薄い絹織物。日本では天和年間(1681-1684)に京都で製出。主に袴地(ハカマジ)。茶宇。
ちゃ-うす【茶臼】🔗⭐🔉
ちゃ-うす [0] 【茶臼】
(1)碾茶(テンチヤ)をひいて抹茶にするためのひき臼。古来,山城国宇治朝日山の石製を良とする。穀物用より小ぶりで,丈が比較的高い。
(2)上下逆にすること。また,上下逆になること。特に,男女交合の体位で女性が上になること。
ちゃうす-げい【茶臼芸】🔗⭐🔉
ちゃうす-げい [3] 【茶臼芸】
(1)〔一般の石臼と異なり茶臼は茶しかひけないところから〕
一芸に秀でること。「一色に勝れるを―,と云ひ/浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙」
(2)〔(1)の誤解から〕
「石臼(イシウス)芸」に同じ。「万能に達したとはいふものの,近くいはば―で/滑稽本・浮世床(初)」
ちゃうす-だけ【茶臼岳】🔗⭐🔉
ちゃうす-だけ 【茶臼岳】
栃木県北部にある那須岳の主峰。海抜1915メートル。那須岳。
ちゃうす-やま【茶臼山】🔗⭐🔉
ちゃうす-やま 【茶臼山】
大阪市天王寺区の天王寺公園内にある墳丘。1614年,大坂冬の陣に徳川家康が本陣を置き,翌年の夏の陣に真田幸村が敗死した地。
ちゃ-えん【茶園】🔗⭐🔉
ちゃ-えん ―
ン [0] 【茶園】
(1)茶の木を栽培している農園。茶畑。
(2)茶を売る店。茶舗。
ン [0] 【茶園】
(1)茶の木を栽培している農園。茶畑。
(2)茶を売る店。茶舗。
ちゃ-おけ【茶桶】🔗⭐🔉
ちゃ-おけ ―ヲケ [0] 【茶桶】
茶道で,薄茶器の一。合い口が上にあるので蓋が浅い。多くは漆塗り。さつう。
ちゃおんど【茶音頭】🔗⭐🔉
ちゃおんど 【茶音頭】
地歌の一。京都の菊岡検校(ケンギヨウ)作曲の三味線曲。歌詞は横井也有(ヤユウ)作詞の「女手前」を簡略にしたもの。茶の湯に関する語句を縁語でつづり,男女の縁の末長いことを歌う。八重崎検校が箏曲(ソウキヨク)に編曲したものもある。茶の湯音頭。
ちゃ-かい【茶会】🔗⭐🔉
ちゃ-かい ―クワイ [0] 【茶会】
客を招き,抹茶(マツチヤ)または煎茶(センチヤ)をたててもてなす会。さかい。
ちゃかい-き【茶会記】🔗⭐🔉
ちゃかい-き ―クワイ― [2] 【茶会記】
茶会の日時・場所・道具建て・会席膳の献立などを記したもの。茶会に参加した人名を記す場合もある。特に,古い茶会記は文献資料として貴重。
ちゃ-かいせき【茶懐石】🔗⭐🔉
ちゃ-かいせき ―クワイセキ [2] 【茶懐石】
⇒懐石(カイセキ)
ちゃ-がけ【茶掛(け)】🔗⭐🔉
ちゃ-がけ [0] 【茶掛(け)】
茶席に掛ける書画の掛物。茶席掛け。茶掛物。
ちゃ-がし【茶菓子】🔗⭐🔉
ちゃ-がし ―グワシ [2] 【茶菓子】
茶を飲むときに食べる菓子。茶うけの菓子。
ちゃ-かっしょく【茶褐色】🔗⭐🔉
ちゃ-かっしょく [2] 【茶褐色】
赤みのかった茶色。
ちゃかつ-やく【茶褐薬】🔗⭐🔉
ちゃかつ-やく [3] 【茶褐薬】
トリニトロトルエンのこと。
ちゃ-かぶき【茶歌舞伎・茶香服】🔗⭐🔉
ちゃ-かぶき [2] 【茶歌舞伎・茶香服】
茶道の七事式の一。銘を明らかにした二種の試し茶を飲み,のち,一種を加えて三種を飲んできき分けるもの。
〔多く「茶かぶき」と書く〕
ちゃ-がま【茶釜】🔗⭐🔉
ちゃ-がま [0][3] 【茶釜】
茶をたてる湯をわかす釜。多く鉄製で,上部がすぼまり,口が小さい。
ちゃ-がゆ【茶粥】🔗⭐🔉
ちゃ-がゆ [0] 【茶粥】
茶の煎(セン)じ汁を入れて煮た粥。奈良地方で始められたので,奈良茶・奈良茶粥などと呼ばれる。
ちゃ-がら【茶殻】🔗⭐🔉
ちゃ-がら [0] 【茶殻】
茶を煎(セン)じたあとの残りかす。茶滓(チヤカス)。
ちゃ-き【茶気】🔗⭐🔉
ちゃ-き [1] 【茶気】
(1)茶道の心得。
(2)風流を好む気質。浮世ばなれのした気質。
(3)いたずらっぽい気質。ちゃめけ。
ちゃ-き【茶器】🔗⭐🔉
ちゃ-き [1] 【茶器】
茶道具の総称。狭義には,薄茶を入れておく容器の称。
ちゃ-ぎ【茶技】🔗⭐🔉
ちゃ-ぎ [1] 【茶技】
茶の湯のわざ。
ちゃ-きん【茶巾】🔗⭐🔉
ちゃ-きん [0] 【茶巾】
茶の湯で,茶碗をふく布。奈良晒(ナラザラシ)など麻布を多く用い,両端の切り口を裏表反対にかがってある。茶布巾。
ちゃきん-いも【茶巾薯】🔗⭐🔉
ちゃきん-いも [2] 【茶巾薯】
蒸したサツマイモをつぶして砂糖・塩などで味付けし,茶巾絞りにした食品。
ちゃきん-さばき【茶巾捌き】🔗⭐🔉
ちゃきん-さばき [4] 【茶巾捌き】
茶の湯で,茶巾の扱い方。
ちゃきん-しぼり【茶巾絞り】🔗⭐🔉
ちゃきん-しぼり [4] 【茶巾絞り】
煮た芋や百合根(ユリネ)などをつぶして布巾に包んで絞り,絞り目をつけた食品。
ちゃ-くみ【茶汲み】🔗⭐🔉
ちゃ-くみ [3][0] 【茶汲み】
茶をつぐこと。茶をいれて人にすすめること。また,その人。
ちゃくみ-おんな【茶汲み女】🔗⭐🔉
ちゃくみ-おんな ―ヲンナ [4] 【茶汲み女】
(1)茶店で,茶をいれて客に給仕する女。
(2)「茶立て女」に同じ。
ちゃ-くらべ【茶較べ・茶比べ】🔗⭐🔉
ちゃ-くらべ [2] 【茶較べ・茶比べ】
茶を飲みくらべてその品質の優劣を競ったり,銘柄を当てたりする遊び。
ちゃ-け【茶家】🔗⭐🔉
ちゃ-け [1] 【茶家】
茶人。また,茶道を教えることを業とする人。
ちゃ-ず・る【茶づる】🔗⭐🔉
ちゃ-ず・る ―ヅル 【茶づる】 (動ラ四)
〔「茶漬け」の動詞化〕
茶漬け飯を食う。「これやい,―・るから茶をもつて来い/洒落本・多佳余宇辞」
ちゃ-そば【茶蕎麦】🔗⭐🔉
ちゃ-そば [0][2] 【茶蕎麦】
抹茶を混ぜて打った蕎麦切り。
ちゃっ-ぽ・い【茶っぽい】🔗⭐🔉
ちゃっ-ぽ・い [3] 【茶っぽい】 (形)
茶色がかっている。茶色っぽい。「―・いセーター」
ちゃ-づ・る【茶づる】🔗⭐🔉
ちゃ-づ・る 【茶づる】 (動ラ四)
⇒ちゃずる
ちゃ-の-き【茶の木】🔗⭐🔉
ちゃ-の-き [0] 【茶の木】
「茶{(1)}」に同じ。
ちゃのき-にんぎょう【茶の木人形】🔗⭐🔉
ちゃのき-にんぎょう ―ギヤウ [4] 【茶の木人形】
⇒宇治人形(ウジニンギヨウ)
ちゃのき-ばら【茶の木原】🔗⭐🔉
ちゃのき-ばら [3] 【茶の木原】
広大な茶畑。「明月や処は寺の―(昌房)/猿蓑」
ちゃ-の-こ【茶の子】🔗⭐🔉
ちゃ-の-こ [0] 【茶の子】
(1)茶菓子。茶うけ。点心(テンシン)。「薩摩いりといふ―を拵(コシラエ)るばかり/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)仏事の際の供物や配り物。「本の母御の十三年忌,―ひとつ配ることか/浄瑠璃・薩摩歌」
(3)彼岸会(ヒガンエ)の供物(クモツ)。
(4)農家などで,朝食前に仕事をする時にとる簡単な食べ物。
(5)〔(1)は腹にたまらないことから〕
物事の容易なこと。お茶の子。お茶の子さいさい。「常住,きつてのはつての是程の喧嘩は,おちやこの
―ぞや/浄瑠璃・反魂香」

―ぞや/浄瑠璃・反魂香」
ちゃのほん【茶の本】🔗⭐🔉
ちゃのほん 【茶の本】
〔原題 The Book of Tea〕
近代の茶道論の書。岡倉天心著。1906年(明治39)ニューヨークで刊行。茶の湯のもつ意味と歴史を体系的に論じた最初のもの。
ちゃ-の-ま【茶の間】🔗⭐🔉
ちゃ-の-ま [0] 【茶の間】
(1)住宅の中の,家族が食事をしたり談笑したりする部屋。
(2)茶室のこと。
(3)「茶の間女(オンナ)」の略。
ちゃのま-おんな【茶の間女】🔗⭐🔉
ちゃのま-おんな ―ヲンナ [4] 【茶の間女】
武家で,腰元と下女の中間に位置し,主に茶の間で働いた女中。お茶の間。「―となり一年切に勤めける/浮世草子・一代女 4」
ちゃ-のみ【茶飲み】🔗⭐🔉
ちゃ-のみ [3] 【茶飲み】
(1)茶をたくさん飲むこと。また,茶の好きな人。
(2)茶人。茶の宗匠。
(3)「茶飲み茶碗(ヂヤワン)」の略。
ちゃのみ-ぐさ【茶飲み種】🔗⭐🔉
ちゃのみ-ぐさ [3] 【茶飲み種】
茶飲み話のたね。世間話。
ちゃのみ-ぢゃわん【茶飲み茶碗】🔗⭐🔉
ちゃのみ-ぢゃわん [4] 【茶飲み茶碗】
煎茶(センチヤ)を飲むのに用いる茶碗。煎茶茶碗。湯飲み茶碗。
ちゃのみ-ともだち【茶飲み友達】🔗⭐🔉
ちゃのみ-ともだち [4] 【茶飲み友達】
(1)常に寄り合って茶飲み話などする親しい友達。いつも心やすく往来する友達。多く老人の場合にいう。
(2)年老いてから後に得たつれあい。茶飲み仲間。
ちゃのみ-なかま【茶飲み仲間】🔗⭐🔉
ちゃのみ-なかま [4] 【茶飲み仲間】
「茶飲み友達」に同じ。
ちゃのみ-ばなし【茶飲み話】🔗⭐🔉
ちゃのみ-ばなし [4] 【茶飲み話】
茶を飲みながらする世間話。茶話(チヤバナシ)。
ちゃ-の-み【茶の実】🔗⭐🔉
ちゃ-の-み [0] 【茶の実】
家紋の一。二枚の葉の上に茶の実のあるもの。橘紋に酷似する。各氏共用。
ちゃ-の-ゆ【茶の湯】🔗⭐🔉
ちゃ-の-ゆ [0] 【茶の湯】
(1)客を招き,茶をたてて楽しむ会。茶会。
(2)「茶道(チヤドウ)」に同じ。
ちゃのゆ-おんど【茶の湯音頭】🔗⭐🔉
ちゃのゆ-おんど 【茶の湯音頭】
⇒茶音頭(チヤオンド)
ちゃのゆ-しゃ【茶の湯者】🔗⭐🔉
ちゃのゆ-しゃ 【茶の湯者】
茶の湯に熟達している人。茶道の専門家。茶人。また,料理などをよく心得ている人。「兵法使ひ・座頭・―・古道具屋/浄瑠璃・淀鯉(上)」
ちゃのゆ-ふくさ【茶の湯帛紗】🔗⭐🔉
ちゃのゆ-ふくさ [4] 【茶の湯帛紗】
⇒茶帛紗(チヤブクサ)
ちゃ-ばおり【茶羽織】🔗⭐🔉
ちゃ-ばおり [2] 【茶羽織】
(1)茶人が着た短い羽織。
(2)腰までの丈の短い羽織。襠(マチ)を付けず,半反で作る。共布の紐(ヒモ)を用いる。婦人が普段に着る。
ちゃ-ばな【茶花】🔗⭐🔉
ちゃ-ばな [0] 【茶花】
茶席の床に生ける花。また,それに用いるにふさわしい花。四季の花を用いるが,香りの強いものは嫌う。新鮮で佗(ワビ)のあるものをよしとする。
ちゃ-や【茶屋】🔗⭐🔉
ちゃ-や [0] 【茶屋】
(1)製茶を売る店。葉茶屋。茶舗。
(2)旅人が立ち寄って休息する店。掛け茶屋。茶屋小屋。茶店(チヤミセ)。「峠の―」
(3)客に遊興・飲食をさせる店。水茶屋・引き手茶屋・色茶屋・芝居茶屋・相撲茶屋など。
(4)庭園内に設けられた,掛け茶屋風の小さい建物。
(5)「茶屋女」の略。「其あとは間(アイ)の女とて,―にもあらず,けいせいにでもなし/浮世草子・一代男 4」
(6)染め物屋。江戸初期,茶染めが主流だった頃の称。
→紺屋
ちゃや-あそび【茶屋遊び】🔗⭐🔉
ちゃや-あそび [3] 【茶屋遊び】
遊郭や料理屋で酒色の遊びをすること。
ちゃや-おんな【茶屋女】🔗⭐🔉
ちゃや-おんな ―ヲンナ [3] 【茶屋女】
料理屋や色茶屋などで客の接待をする女。茶屋者。多く色茶屋の者をいう。
ちゃや-がよい【茶屋通い】🔗⭐🔉
ちゃや-がよい ―ガヨヒ [3] 【茶屋通い】
色茶屋に通い,酒色にふけること。茶屋小屋通い。
ちゃや-ぐるい【茶屋狂い】🔗⭐🔉
ちゃや-ぐるい ―グルヒ [3] 【茶屋狂い】
茶屋遊びにふけること。「けいせい買は申すにおよばず,―・小宿狂ひもせぬやうに/浮世草子・色三味線」
ちゃや-こや【茶屋小屋】🔗⭐🔉
ちゃや-こや [0] 【茶屋小屋】
客に酒色の遊興をさせる家。引き手茶屋,色茶屋の類。「―の女中衆ではなし,商人家(アキンドヤ)のお飯焚(マンマタキ)が,それでは済みません/滑稽本・浮世風呂 3」
ちゃや-こや-ばいり【茶屋小屋這入り】🔗⭐🔉
ちゃや-こや-ばいり ―バヒリ [5] 【茶屋小屋這入り】
「茶屋通い」に同じ。
ちゃや-ざけ【茶屋酒】🔗⭐🔉
ちゃや-ざけ [2][0] 【茶屋酒】
遊郭や料理屋などで飲む酒。
ちゃや-ぞめ【茶屋染(め)】🔗⭐🔉
ちゃや-ぞめ [0] 【茶屋染(め)】
近世の模様染めの一。上質の麻に藍で山水模様を染めたもの。わずかに薄黄色や繍(ヌ)いを加えたものもある。大名以上の武家・公家の婦人の夏の帷子(カタビラ)に用いた。
ちゃや-つじ【茶屋辻】🔗⭐🔉
ちゃや-つじ [2] 【茶屋辻】
茶屋染めの帷子(カタビラ)。
ちゃや-ば【茶屋場】🔗⭐🔉
ちゃや-ば [0] 【茶屋場】
歌舞伎で,茶屋遊びの場面。
ちゃや-ぼうこう【茶屋奉公】🔗⭐🔉
ちゃや-ぼうこう [3] 【茶屋奉公】
女中などになって茶屋に勤めること。また,遊女などになること。「内々国の親ごぜへ―は隠して/浄瑠璃・氷の朔日(上)」
ちゃや-ぼうず【茶屋坊主】🔗⭐🔉
ちゃや-ぼうず ―バウ― [3] 【茶屋坊主】
「茶坊主(チヤボウズ){(1)}」に同じ。
ちゃや-まち【茶屋町】🔗⭐🔉
ちゃや-まち [0] 【茶屋町】
(1)茶屋が軒を並べている所。
(2)遊里。色町。
ちゃや-みせ【茶屋店】🔗⭐🔉
ちゃや-みせ [2] 【茶屋店】
「茶店(チヤミセ)」に同じ。
ちゃや-もの【茶屋者】🔗⭐🔉
ちゃや-もの [0] 【茶屋者】
(1)色茶屋など,茶屋の営業をする者。茶屋衆(チヤヤシ)。
(2)「茶屋女」に同じ。
ちゃや-しろじろう【茶屋四郎次郎】🔗⭐🔉
ちゃや-しろじろう ―シロジラウ 【茶屋四郎次郎】
江戸時代の京都の豪商。徳川家の呉服師。本姓は中島。代々四郎次郎を称す。初代清延(1545-1596)の時,南海貿易に従事,五代延定まで朱印船貿易と糸割符(イトワツプ)の特権で栄えた。
さか【茶菓】(和英)🔗⭐🔉
さか【茶菓】
(light) refreshments.
ちゃ【茶】(和英)🔗⭐🔉
ちゃ【茶】
tea;→英和
green tea (緑茶);black tea (紅茶);[茶会](afternoon) tea;→英和
a tea party;the tea ceremony[cult](茶の湯);[茶の木]a tea plant.〜をいれる(いれかえる) make (fresh) tea.〜を出す serve[offer]tea.〜を飲みながら話す talk over tea.〜の稽古をする take lessons in the tea ceremony.‖濃い(薄い)茶 strong (weak) tea.お茶を濁す,お茶の子 ⇒お茶.
ちゃか【茶菓(の接待をする)】(和英)🔗⭐🔉
ちゃか【茶菓(の接待をする)】
(entertain a person with) refreshments.
ちゃかい【茶会】(和英)🔗⭐🔉
ちゃかい【茶会】
⇒茶.
ちゃがし【茶菓子(を出す)】(和英)🔗⭐🔉
ちゃがし【茶菓子(を出す)】
(serve) refreshments.
ちゃかす【茶化す】(和英)🔗⭐🔉
ちゃかす【茶化す】
make fun of.
ちゃかっしょく【茶褐色(の)】(和英)🔗⭐🔉
ちゃかっしょく【茶褐色(の)】
brown.→英和
ちゃがま【茶釜】(和英)🔗⭐🔉
ちゃがま【茶釜】
a teakettle.→英和
ちゃがら【茶殻】(和英)🔗⭐🔉
ちゃがら【茶殻】
used tea leaves.
ちゃき【茶器】(和英)🔗⭐🔉
ちゃき【茶器】
⇒茶道具.
ちゃちゃ【茶々を入れる】(和英)🔗⭐🔉
ちゃちゃ【茶々を入れる】
interrupt a person;→英和
throw cold water(水をさす).
ちゃのま【茶の間】(和英)🔗⭐🔉
ちゃのま【茶の間】
a living room;<英>a sitting-room.
ちゃのみ【茶飲み友達】(和英)🔗⭐🔉
ちゃのみ【茶飲み友達】
a companion in one's old age.茶飲み話an idle talk[a chat](over tea).
ちゃや【茶屋】(和英)🔗⭐🔉
ちゃや【茶屋】
(1) a restaurant.→英和
(2)[茶商]a tea dealer (人);a tea shop (店).
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