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さ-えん【茶園】🔗🔉

さ-えんン [0][1] 【茶園】 茶畑。ちゃえん。

さ-か【茶菓】🔗🔉

さ-か ―クワ [1] 【茶菓】 茶と菓子。ちゃか。「―を供する」

さ-かい【茶会】🔗🔉

さ-かい ―クワイ [0] 【茶会】 ⇒ちゃかい(茶会)

さ-かん【茶館】🔗🔉

さ-かん ―クワン [1][0] 【茶館】 中国,宋代の大都市に出現した喫茶店・軽食堂。茶坊ともいう。

さ-つう【茶通・茶桶】🔗🔉

さ-つう [0] 【茶通・茶桶】 ⇒ちゃおけ(茶桶)

ちゃ【茶】🔗🔉

ちゃ [0] 【茶】 ■一■ (名) (1)ツバキ科の常緑低木。中国原産といわれる。若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るためアジア一帯で広く栽植する。よく分枝し,狭卵形で光沢のある濃緑色の葉を互生。葉腋に白色五弁花を少数つけ,平球形の果(サクカ)を結ぶ。日本には,805年に最澄が種子を持ち帰って比叡山に植えたのが最初という。茶の木。 〔「茶の花」は [季]冬〕 (2){(1)}の芽・葉を用いて製した,飲み物の原料。また,それに湯を注いだ飲料。カフェイン・タンニン・アミノ酸・精油・ビタミン C 等を含む。古くから中国で薬用・飲用とされた。摘んだ葉を発酵させるもの(紅茶など),発酵させないもの(緑茶の類),半発酵させるもの(ウーロン茶など)など各種ある。日本では,種子を栄西が持ち帰って筑前背振山に植え,それを高山寺明恵上人に贈ったものが栂尾(トガノオ)で栽培され,のち宇治・駿河などに分けられて喫茶の風が広まったという。「―をいれる」「―を飲む」 →緑茶 →紅茶 (3)抹茶。「―をたてる」 (4)茶道。茶の湯。 (5)茶色。「―の帯」 ■二■ (名・形動) ちゃかすこと。ひやかすこと。また,そのさま。そのような言動をもいう。「いよいよ―な挨拶/滑稽本・古朽木」 →お茶 →茶(2)[表]

ちゃ=にする🔗🔉

――にする (1)仕事の途中で休憩して茶を飲む。一休みする。 (2)はぐらかして,相手にしない。まじめな受け答えをしない。「人の話を―しやあがる/当世書生気質(逍遥)」

ちゃ=を言・う🔗🔉

――を言・う からかう。ひやかす。「相応に―・ふておきけるゆへ/黄表紙・御存商売物」

ちゃ=を挽(ヒ)・く🔗🔉

――を挽(ヒ)・く (1)茶臼で茶の葉をひいて抹茶を作る。 (2)〔昔,遊里で,暇な遊女などに茶の葉をひかせたところから〕 (遊里・水商売などで)客がなくて暇である。仕事をせずに,ぶらぶらしている。お茶を挽く。

ちゃ-う【茶宇】🔗🔉

ちゃ-う [1] 【茶宇】 「茶宇縞(ジマ)」の略。「二十余りの若侍―の袴に綟肩衣(モジカタギヌ)/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」

ちゃう-じま【茶宇縞】🔗🔉

ちゃう-じま [0] 【茶宇縞】 〔インドのチャウル地方から産出,ポルトガル人によって伝来したのでいう〕 琥珀(コハク)織りに似て,軽く薄い絹織物。日本では天和年間(1681-1684)に京都で製出。主に袴地(ハカマジ)。茶宇。

ちゃ-うす【茶臼】🔗🔉

ちゃ-うす [0] 【茶臼】 (1)碾茶(テンチヤ)をひいて抹茶にするためのひき臼。古来,山城国宇治朝日山の石製を良とする。穀物用より小ぶりで,丈が比較的高い。 (2)上下逆にすること。また,上下逆になること。特に,男女交合の体位で女性が上になること。

ちゃうす-げい【茶臼芸】🔗🔉

ちゃうす-げい [3] 【茶臼芸】 (1)〔一般の石臼と異なり茶臼は茶しかひけないところから〕 一芸に秀でること。「一色に勝れるを―,と云ひ/浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙」 (2)〔(1)の誤解から〕 「石臼(イシウス)芸」に同じ。「万能に達したとはいふものの,近くいはば―で/滑稽本・浮世床(初)」

ちゃうす-だけ【茶臼岳】🔗🔉

ちゃうす-だけ 【茶臼岳】 栃木県北部にある那須岳の主峰。海抜1915メートル。那須岳。

ちゃうす-やま【茶臼山】🔗🔉

ちゃうす-やま 【茶臼山】 大阪市天王寺区の天王寺公園内にある墳丘。1614年,大坂冬の陣に徳川家康が本陣を置き,翌年の夏の陣に真田幸村が敗死した地。

ちゃ-えん【茶園】🔗🔉

ちゃ-えんン [0] 【茶園】 (1)茶の木を栽培している農園。茶畑。 (2)茶を売る店。茶舗。

ちゃ-おけ【茶桶】🔗🔉

ちゃ-おけ ―ヲケ [0] 【茶桶】 茶道で,薄茶器の一。合い口が上にあるので蓋が浅い。多くは漆塗り。さつう。

ちゃおんど【茶音頭】🔗🔉

ちゃおんど 【茶音頭】 地歌の一。京都の菊岡検校(ケンギヨウ)作曲の三味線曲。歌詞は横井也有(ヤユウ)作詞の「女手前」を簡略にしたもの。茶の湯に関する語句を縁語でつづり,男女の縁の末長いことを歌う。八重崎検校が箏曲(ソウキヨク)に編曲したものもある。茶の湯音頭。

ちゃ-か【茶菓】🔗🔉

ちゃ-か ―クワ [1] 【茶菓】 ⇒さか(茶菓)

ちゃ-かい【茶会】🔗🔉

ちゃ-かい ―クワイ [0] 【茶会】 客を招き,抹茶(マツチヤ)または煎茶(センチヤ)をたててもてなす会。さかい。

ちゃかい-き【茶会記】🔗🔉

ちゃかい-き ―クワイ― [2] 【茶会記】 茶会の日時・場所・道具建て・会席膳の献立などを記したもの。茶会に参加した人名を記す場合もある。特に,古い茶会記は文献資料として貴重。

ちゃ-かいせき【茶懐石】🔗🔉

ちゃ-かいせき ―クワイセキ [2] 【茶懐石】 ⇒懐石(カイセキ)

ちゃ-がけ【茶掛(け)】🔗🔉

ちゃ-がけ [0] 【茶掛(け)】 茶席に掛ける書画の掛物。茶席掛け。茶掛物。

ちゃ-がし【茶菓子】🔗🔉

ちゃ-がし ―グワシ [2] 【茶菓子】 茶を飲むときに食べる菓子。茶うけの菓子。

ちゃ-かっしょく【茶褐色】🔗🔉

ちゃ-かっしょく [2] 【茶褐色】 赤みのかった茶色。

ちゃかつ-やく【茶褐薬】🔗🔉

ちゃかつ-やく [3] 【茶褐薬】 トリニトロトルエンのこと。

ちゃ-かぶき【茶歌舞伎・茶香服】🔗🔉

ちゃ-かぶき [2] 【茶歌舞伎・茶香服】 茶道の七事式の一。銘を明らかにした二種の試し茶を飲み,のち,一種を加えて三種を飲んできき分けるもの。 〔多く「茶かぶき」と書く〕

ちゃ-がま【茶釜】🔗🔉

ちゃ-がま [0][3] 【茶釜】 茶をたてる湯をわかす釜。多く鉄製で,上部がすぼまり,口が小さい。

ちゃ-がゆ【茶粥】🔗🔉

ちゃ-がゆ [0] 【茶粥】 茶の煎(セン)じ汁を入れて煮た粥。奈良地方で始められたので,奈良茶・奈良茶粥などと呼ばれる。

ちゃ-がら【茶殻】🔗🔉

ちゃ-がら [0] 【茶殻】 茶を煎(セン)じたあとの残りかす。茶滓(チヤカス)。

ちゃ-き【茶気】🔗🔉

ちゃ-き [1] 【茶気】 (1)茶道の心得。 (2)風流を好む気質。浮世ばなれのした気質。 (3)いたずらっぽい気質。ちゃめけ。

ちゃ-き【茶器】🔗🔉

ちゃ-き [1] 【茶器】 茶道具の総称。狭義には,薄茶を入れておく容器の称。

ちゃ-ぎ【茶技】🔗🔉

ちゃ-ぎ [1] 【茶技】 茶の湯のわざ。

ちゃ-きん【茶巾】🔗🔉

ちゃ-きん [0] 【茶巾】 茶の湯で,茶碗をふく布。奈良晒(ナラザラシ)など麻布を多く用い,両端の切り口を裏表反対にかがってある。茶布巾。

ちゃきん-いも【茶巾薯】🔗🔉

ちゃきん-いも [2] 【茶巾薯】 蒸したサツマイモをつぶして砂糖・塩などで味付けし,茶巾絞りにした食品。

ちゃきん-さばき【茶巾捌き】🔗🔉

ちゃきん-さばき [4] 【茶巾捌き】 茶の湯で,茶巾の扱い方。

ちゃきん-しぼり【茶巾絞り】🔗🔉

ちゃきん-しぼり [4] 【茶巾絞り】 煮た芋や百合根(ユリネ)などをつぶして布巾に包んで絞り,絞り目をつけた食品。

ちゃ-くみ【茶汲み】🔗🔉

ちゃ-くみ [3][0] 【茶汲み】 茶をつぐこと。茶をいれて人にすすめること。また,その人。

ちゃくみ-おんな【茶汲み女】🔗🔉

ちゃくみ-おんな ―ヲンナ [4] 【茶汲み女】 (1)茶店で,茶をいれて客に給仕する女。 (2)「茶立て女」に同じ。

ちゃ-くらべ【茶較べ・茶比べ】🔗🔉

ちゃ-くらべ [2] 【茶較べ・茶比べ】 茶を飲みくらべてその品質の優劣を競ったり,銘柄を当てたりする遊び。

ちゃ-け【茶家】🔗🔉

ちゃ-け [1] 【茶家】 茶人。また,茶道を教えることを業とする人。

ちゃ-ず・る【茶づる】🔗🔉

ちゃ-ず・る ―ヅル 【茶づる】 (動ラ四) 〔「茶漬け」の動詞化〕 茶漬け飯を食う。「これやい,―・るから茶をもつて来い/洒落本・多佳余宇辞」

ちゃ-そば【茶蕎麦】🔗🔉

ちゃ-そば [0][2] 【茶蕎麦】 抹茶を混ぜて打った蕎麦切り。

ちゃっ-ぽ・い【茶っぽい】🔗🔉

ちゃっ-ぽ・い [3] 【茶っぽい】 (形) 茶色がかっている。茶色っぽい。「―・いセーター」

ちゃ-づ・る【茶づる】🔗🔉

ちゃ-づ・る 【茶づる】 (動ラ四) ⇒ちゃずる

ちゃ-の-き【茶の木】🔗🔉

ちゃ-の-き [0] 【茶の木】 「茶{(1)}」に同じ。

ちゃのき-にんぎょう【茶の木人形】🔗🔉

ちゃのき-にんぎょう ―ギヤウ [4] 【茶の木人形】 ⇒宇治人形(ウジニンギヨウ)

ちゃのき-ばら【茶の木原】🔗🔉

ちゃのき-ばら [3] 【茶の木原】 広大な茶畑。「明月や処は寺の―(昌房)/猿蓑」

ちゃ-の-こ【茶の子】🔗🔉

ちゃ-の-こ [0] 【茶の子】 (1)茶菓子。茶うけ。点心(テンシン)。「薩摩いりといふ―を拵(コシラエ)るばかり/滑稽本・浮世風呂(前)」 (2)仏事の際の供物や配り物。「本の母御の十三年忌,―ひとつ配ることか/浄瑠璃・薩摩歌」 (3)彼岸会(ヒガンエ)の供物(クモツ)。 (4)農家などで,朝食前に仕事をする時にとる簡単な食べ物。 (5)〔(1)は腹にたまらないことから〕 物事の容易なこと。お茶の子。お茶の子さいさい。「常住,きつてのはつての是程の喧嘩は,おちやこの―ぞや/浄瑠璃・反魂香」

ちゃのほん【茶の本】🔗🔉

ちゃのほん 【茶の本】 〔原題 The Book of Tea〕 近代の茶道論の書。岡倉天心著。1906年(明治39)ニューヨークで刊行。茶の湯のもつ意味と歴史を体系的に論じた最初のもの。

ちゃ-の-ま【茶の間】🔗🔉

ちゃ-の-ま [0] 【茶の間】 (1)住宅の中の,家族が食事をしたり談笑したりする部屋。 (2)茶室のこと。 (3)「茶の間女(オンナ)」の略。

ちゃのま-おんな【茶の間女】🔗🔉

ちゃのま-おんな ―ヲンナ [4] 【茶の間女】 武家で,腰元と下女の中間に位置し,主に茶の間で働いた女中。お茶の間。「―となり一年切に勤めける/浮世草子・一代女 4」

ちゃ-のみ【茶飲み】🔗🔉

ちゃ-のみ [3] 【茶飲み】 (1)茶をたくさん飲むこと。また,茶の好きな人。 (2)茶人。茶の宗匠。 (3)「茶飲み茶碗(ヂヤワン)」の略。

ちゃのみ-ぐさ【茶飲み種】🔗🔉

ちゃのみ-ぐさ [3] 【茶飲み種】 茶飲み話のたね。世間話。

ちゃのみ-ぢゃわん【茶飲み茶碗】🔗🔉

ちゃのみ-ぢゃわん [4] 【茶飲み茶碗】 煎茶(センチヤ)を飲むのに用いる茶碗。煎茶茶碗。湯飲み茶碗。

ちゃのみ-ともだち【茶飲み友達】🔗🔉

ちゃのみ-ともだち [4] 【茶飲み友達】 (1)常に寄り合って茶飲み話などする親しい友達。いつも心やすく往来する友達。多く老人の場合にいう。 (2)年老いてから後に得たつれあい。茶飲み仲間。

ちゃのみ-なかま【茶飲み仲間】🔗🔉

ちゃのみ-なかま [4] 【茶飲み仲間】 「茶飲み友達」に同じ。

ちゃのみ-ばなし【茶飲み話】🔗🔉

ちゃのみ-ばなし [4] 【茶飲み話】 茶を飲みながらする世間話。茶話(チヤバナシ)。

ちゃ-の-み【茶の実】🔗🔉

ちゃ-の-み [0] 【茶の実】 家紋の一。二枚の葉の上に茶の実のあるもの。橘紋に酷似する。各氏共用。

ちゃ-の-ゆ【茶の湯】🔗🔉

ちゃ-の-ゆ [0] 【茶の湯】 (1)客を招き,茶をたてて楽しむ会。茶会。 (2)「茶道(チヤドウ)」に同じ。

ちゃのゆ-おんど【茶の湯音頭】🔗🔉

ちゃのゆ-おんど 【茶の湯音頭】 ⇒茶音頭(チヤオンド)

ちゃのゆ-しゃ【茶の湯者】🔗🔉

ちゃのゆ-しゃ 【茶の湯者】 茶の湯に熟達している人。茶道の専門家。茶人。また,料理などをよく心得ている人。「兵法使ひ・座頭・―・古道具屋/浄瑠璃・淀鯉(上)」

ちゃのゆ-ふくさ【茶の湯帛紗】🔗🔉

ちゃのゆ-ふくさ [4] 【茶の湯帛紗】 ⇒茶帛紗(チヤブクサ)

ちゃ-ばおり【茶羽織】🔗🔉

ちゃ-ばおり [2] 【茶羽織】 (1)茶人が着た短い羽織。 (2)腰までの丈の短い羽織。襠(マチ)を付けず,半反で作る。共布の紐(ヒモ)を用いる。婦人が普段に着る。

ちゃ-ばな【茶花】🔗🔉

ちゃ-ばな [0] 【茶花】 茶席の床に生ける花。また,それに用いるにふさわしい花。四季の花を用いるが,香りの強いものは嫌う。新鮮で佗(ワビ)のあるものをよしとする。

ちゃ-や【茶屋】🔗🔉

ちゃ-や [0] 【茶屋】 (1)製茶を売る店。葉茶屋。茶舗。 (2)旅人が立ち寄って休息する店。掛け茶屋。茶屋小屋。茶店(チヤミセ)。「峠の―」 (3)客に遊興・飲食をさせる店。水茶屋・引き手茶屋・色茶屋・芝居茶屋・相撲茶屋など。 (4)庭園内に設けられた,掛け茶屋風の小さい建物。 (5)「茶屋女」の略。「其あとは間(アイ)の女とて,―にもあらず,けいせいにでもなし/浮世草子・一代男 4」 (6)染め物屋。江戸初期,茶染めが主流だった頃の称。 →紺屋

ちゃや-あそび【茶屋遊び】🔗🔉

ちゃや-あそび [3] 【茶屋遊び】 遊郭や料理屋で酒色の遊びをすること。

ちゃや-おんな【茶屋女】🔗🔉

ちゃや-おんな ―ヲンナ [3] 【茶屋女】 料理屋や色茶屋などで客の接待をする女。茶屋者。多く色茶屋の者をいう。

ちゃや-がよい【茶屋通い】🔗🔉

ちゃや-がよい ―ガヨヒ [3] 【茶屋通い】 色茶屋に通い,酒色にふけること。茶屋小屋通い。

ちゃや-ぐるい【茶屋狂い】🔗🔉

ちゃや-ぐるい ―グルヒ [3] 【茶屋狂い】 茶屋遊びにふけること。「けいせい買は申すにおよばず,―・小宿狂ひもせぬやうに/浮世草子・色三味線」

ちゃや-こや【茶屋小屋】🔗🔉

ちゃや-こや [0] 【茶屋小屋】 客に酒色の遊興をさせる家。引き手茶屋,色茶屋の類。「―の女中衆ではなし,商人家(アキンドヤ)のお飯焚(マンマタキ)が,それでは済みません/滑稽本・浮世風呂 3」

ちゃや-こや-ばいり【茶屋小屋這入り】🔗🔉

ちゃや-こや-ばいり ―バヒリ [5] 【茶屋小屋這入り】 「茶屋通い」に同じ。

ちゃや-ざけ【茶屋酒】🔗🔉

ちゃや-ざけ [2][0] 【茶屋酒】 遊郭や料理屋などで飲む酒。

ちゃや-ぞめ【茶屋染(め)】🔗🔉

ちゃや-ぞめ [0] 【茶屋染(め)】 近世の模様染めの一。上質の麻に藍で山水模様を染めたもの。わずかに薄黄色や繍(ヌ)いを加えたものもある。大名以上の武家・公家の婦人の夏の帷子(カタビラ)に用いた。

ちゃや-つじ【茶屋辻】🔗🔉

ちゃや-つじ [2] 【茶屋辻】 茶屋染めの帷子(カタビラ)。

ちゃや-ば【茶屋場】🔗🔉

ちゃや-ば [0] 【茶屋場】 歌舞伎で,茶屋遊びの場面。

ちゃや-ぼうこう【茶屋奉公】🔗🔉

ちゃや-ぼうこう [3] 【茶屋奉公】 女中などになって茶屋に勤めること。また,遊女などになること。「内々国の親ごぜへ―は隠して/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

ちゃや-ぼうず【茶屋坊主】🔗🔉

ちゃや-ぼうず ―バウ― [3] 【茶屋坊主】 「茶坊主(チヤボウズ){(1)}」に同じ。

ちゃや-まち【茶屋町】🔗🔉

ちゃや-まち [0] 【茶屋町】 (1)茶屋が軒を並べている所。 (2)遊里。色町。

ちゃや-みせ【茶屋店】🔗🔉

ちゃや-みせ [2] 【茶屋店】 「茶店(チヤミセ)」に同じ。

ちゃや-もの【茶屋者】🔗🔉

ちゃや-もの [0] 【茶屋者】 (1)色茶屋など,茶屋の営業をする者。茶屋衆(チヤヤシ)。 (2)「茶屋女」に同じ。

ちゃや-しろじろう【茶屋四郎次郎】🔗🔉

ちゃや-しろじろう ―シロジラウ 【茶屋四郎次郎】 江戸時代の京都の豪商。徳川家の呉服師。本姓は中島。代々四郎次郎を称す。初代清延(1545-1596)の時,南海貿易に従事,五代延定まで朱印船貿易と糸割符(イトワツプ)の特権で栄えた。

ちゃ・る【茶る】🔗🔉

ちゃ・る 【茶る】 (動ラ四) 〔「茶」の動詞化〕 ふざける。おどける。「与八様とした事が,余り―・つて下さんすな/浄瑠璃・難波丸金鶏」 →ちゃり

さか【茶菓】(和英)🔗🔉

さか【茶菓】 (light) refreshments.

ちゃ【茶】(和英)🔗🔉

ちゃ【茶】 tea;→英和 green tea (緑茶);black tea (紅茶);[茶会](afternoon) tea;→英和 a tea party;the tea ceremony[cult](茶の湯);[茶の木]a tea plant.〜をいれる(いれかえる) make (fresh) tea.〜を出す serve[offer]tea.〜を飲みながら話す talk over tea.〜の稽古をする take lessons in the tea ceremony.‖濃い(薄い)茶 strong (weak) tea.お茶を濁す,お茶の子 ⇒お茶.

ちゃか【茶菓(の接待をする)】(和英)🔗🔉

ちゃか【茶菓(の接待をする)】 (entertain a person with) refreshments.

ちゃかい【茶会】(和英)🔗🔉

ちゃかい【茶会】 ⇒茶.

ちゃがし【茶菓子(を出す)】(和英)🔗🔉

ちゃがし【茶菓子(を出す)】 (serve) refreshments.

ちゃかす【茶化す】(和英)🔗🔉

ちゃかす【茶化す】 make fun of.

ちゃかっしょく【茶褐色(の)】(和英)🔗🔉

ちゃかっしょく【茶褐色(の)】 brown.→英和

ちゃがま【茶釜】(和英)🔗🔉

ちゃがま【茶釜】 a teakettle.→英和

ちゃがら【茶殻】(和英)🔗🔉

ちゃがら【茶殻】 used tea leaves.

ちゃき【茶器】(和英)🔗🔉

ちゃき【茶器】 ⇒茶道具.

ちゃちゃ【茶々を入れる】(和英)🔗🔉

ちゃちゃ【茶々を入れる】 interrupt a person;→英和 throw cold water(水をさす).

ちゃのま【茶の間】(和英)🔗🔉

ちゃのま【茶の間】 a living room;<英>a sitting-room.

ちゃのみ【茶飲み友達】(和英)🔗🔉

ちゃのみ【茶飲み友達】 a companion in one's old age.茶飲み話an idle talk[a chat](over tea).

ちゃや【茶屋】(和英)🔗🔉

ちゃや【茶屋】 (1) a restaurant.→英和 (2)[茶商]a tea dealer (人);a tea shop (店).

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