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広辞苑の検索結果 (89)

さ‐えん【茶園】‥ヱン🔗🔉

さ‐えん茶園‥ヱン 茶ばたけ。ちゃえん。

さ‐か【茶菓】‥クワ🔗🔉

さ‐か茶菓‥クワ 茶と菓子。ちゃか。「―のもてなし」「―を供する」

さ‐つう【茶通・茶桶】🔗🔉

さ‐つう茶通・茶桶】 ①薄茶を入れる円筒形の容器。多くは漆器。〈日葡辞書〉 ②⇒ちゃつう(茶通)

ちゃ【茶】🔗🔉

ちゃ】 (慣用音。漢音はタ、唐音はサ) ①ツバキ科の常緑低木。中国南西部の温・熱帯原産。葉は長楕円形で厚く表面に光沢があり、10月頃葉腋に白花を開く。多くの変種がある。果実は扁円形で、開花の翌秋に成熟し、通常3個の種子がある。木の芽。「茶の花」は〈[季]冬〉。「―を摘む」 ちゃ チャ(花) 撮影:関戸 勇 チャ(実) 撮影:関戸 勇 ②茶の若葉を採取して製した飲料。若葉を蒸しこれを冷却してさらに焙って製する。若葉採取の時期は4月頃に始まるが、その遅速によって一番茶・二番茶・三番茶の別がある。湯を注いで用いるのを煎茶といい、粉にして湯にまぜて用いるのを抹茶または碾ひき茶という。なお、広義には焙ほうじ茶・紅茶・ウーロン茶・マテ茶などの総称。茗。〈日葡辞書〉。「―を飲む」 ③抹茶を立てること。点茶。茶の湯。「お―を習う」 ④茶色の略。 ⑤いいかげんなことを言うこと。からかうこと。ちゃかすこと。黄表紙、御存商売物「相応に―を言ふて置きけるゆゑ、絵そらごとといひ初めしなり」。「―を言う」 →御茶 ⇒茶にする ⇒茶を立てる

チャウ【茶宇】🔗🔉

チャウ茶宇】 茶宇縞の略。浄瑠璃、傾城反魂香「二つ重の白無垢白―に縫紋」 ⇒チャウ‐じま【茶宇縞】

チャウ‐じま【茶宇縞】🔗🔉

チャウ‐じま茶宇縞】 インドのチャウル(Chaul)の産で、ポルトガル人が舶来した薄地琥珀こはく織の絹。精練絹糸を用いて織ったのを本練りという。袴はかま地に用いる。日本では天和(1681〜1684)年間に京都の織工が製出。 ⇒チャウ【茶宇】

ちゃ‐うす【茶臼・茶碾】🔗🔉

ちゃ‐うす茶臼・茶碾】 葉茶を碾いて抹茶とするのに用いる石臼。古来、京都府宇治朝日山の石を賞用。 茶臼 茶臼・茶碾 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒ちゃうす‐げい【茶臼芸】

ちゃうす‐げい【茶臼芸】🔗🔉

ちゃうす‐げい茶臼芸】 ①一芸にすぐれていること。 ②(後に誤って)中途半端で一芸として通らないもの。表芸にならないもの。石臼芸。浮世床「いはば―で一種ひといろも本業にならねへ」 ⇒ちゃ‐うす【茶臼・茶碾】

ちゃうす‐やま【茶臼山】🔗🔉

ちゃうす‐やま茶臼山】 大阪市天王寺区、天王寺公園の北東部、慶沢園内にある丘。昔の荒陵あらはかの地。1614年(慶長19)大坂冬の陣に徳川家康が本陣を置き、翌年の夏の陣に真田幸村がここで戦没。 茶臼山 撮影:的場 啓

ちゃ‐えん【茶園】‥ヱン🔗🔉

ちゃ‐えん茶園‥ヱン ①茶の木を栽培している園。ちゃばたけ。 ②茶を売る店。

ちゃおんど【茶音頭】🔗🔉

ちゃおんど茶音頭】 地歌・箏曲。京風手事物。菊岡検校作曲。八重崎検校箏手付。横井也有作詞の地歌「女手前」の文句をもとに、茶の湯の用語を綴って末永い仲を願う。茶の湯音頭。

ちゃ‐か【茶菓】‥クワ🔗🔉

ちゃ‐か茶菓‥クワ 茶と菓子。さか。

ちゃ‐か【茶課】‥クワ🔗🔉

ちゃ‐か茶課‥クワ 中国で、宋・元・明代に行われた茶の販売税。

ちゃ‐かい【茶会】‥クワイ🔗🔉

ちゃ‐かい茶会‥クワイ 客を招き、作法にのっとって茶を供する集まり。茶の会。茶事。茶の湯。さかい。 ⇒ちゃかい‐き【茶会記】

ちゃかい‐き【茶会記】‥クワイ‥🔗🔉

ちゃかい‐き茶会記‥クワイ‥ 茶会の記録。茶会の日時・場所・参会者・道具・懐石の料理・菓子に至るまで明細に記す。主催者側が記録する自会記と参会者が書き残す他会記とがある。 ⇒ちゃ‐かい【茶会】

ちゃ‐かいせき【茶懐石】‥クワイ‥🔗🔉

ちゃ‐かいせき茶懐石‥クワイ‥ (→)懐石に同じ。

ちゃ‐がけ【茶掛】🔗🔉

ちゃ‐がけ茶掛】 (茶掛幅の略)茶席にかける掛物の称。

ちゃ‐がし【茶菓子】‥グワ‥🔗🔉

ちゃ‐がし茶菓子‥グワ‥ 茶に添えて出す菓子。茶うけの菓子。茶の子。

ちゃ‐かっしょく【茶褐色】🔗🔉

ちゃ‐かっしょく茶褐色】 やや黒みを帯びた茶色。とびいろ。 Munsell color system: 2.5YR3/4

ちゃかつ‐やく【茶褐薬】🔗🔉

ちゃかつ‐やく茶褐薬(→)トリニトロ‐トルエンに同じ。

ちゃ‐かぶき【茶香服・茶歌舞伎】🔗🔉

ちゃ‐かぶき茶香服・茶歌舞伎】 茶道の七事式の一つ。数種の茶を味わい、後で種類を言いあてる。

ちゃ‐がま【茶釜】🔗🔉

ちゃ‐がま茶釜】 茶の湯または茶を煮出すのに用いる釜。上部がすぼまって口が狭く、鍔つばがある。鉄・真鍮しんちゅうなどで製する。

ちゃ‐がゆ【茶粥】🔗🔉

ちゃ‐がゆ茶粥】 茶の煎じ汁または茶袋を入れて炊いた粥。入れ茶粥。 ⇒ちゃがゆ‐ばら【茶粥腹】

ちゃがゆ‐ばら【茶粥腹】🔗🔉

ちゃがゆ‐ばら茶粥腹】 ①茶粥をすすって間に合わせた腹。 ②(朝食などに茶粥を多く用いるからいう)畿内の人をあざけっていう語。 ⇒ちゃ‐がゆ【茶粥】

ちゃ‐がら【茶殻】🔗🔉

ちゃ‐がら茶殻】 茶を煎じた残りかす。茶滓ちゃかす

ちゃ‐き【茶気】🔗🔉

ちゃ‐き茶気】 ①茶道の気。また、その心得。 ②浮世ばなれした気質。変人の気質。 ③人をちゃかす気質。茶目気。

ちゃ‐き【茶器】🔗🔉

ちゃ‐き茶器】 広義には、茶の湯道具一般の総称。普通には、薄茶用の容器のこと。

ちゃ‐ぎ【茶技】🔗🔉

ちゃ‐ぎ茶技】 茶道の技術。

ちゃきょう【茶経】‥キヤウ🔗🔉

ちゃきょう茶経‥キヤウ 茶書。唐の陸羽の著。760年頃成立。3巻。茶の歴史・製法・器具について記述した最古の書。

ちゃ‐ぎょう【茶業】‥ゲフ🔗🔉

ちゃ‐ぎょう茶業‥ゲフ 茶の製造または販売の業。

ちゃ‐ぎん【茶衣】🔗🔉

ちゃ‐ぎん茶衣】 (熊本県で)婚礼の日に婿方で用意しておく嫁の晴着。

ちゃきん‐いも【茶巾薯】🔗🔉

ちゃきん‐いも茶巾薯】 蒸したサツマイモをすりつぶし、砂糖・塩などで味をつけ、茶巾絞りにしたもの。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐さばき【茶巾捌き】🔗🔉

ちゃきん‐さばき茶巾捌き】 茶の湯で、茶巾の扱い方。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐しぼり【茶巾絞り】🔗🔉

ちゃきん‐しぼり茶巾絞り】 蒸したりゆでたりしてすりつぶした材料を、茶巾(または布巾)に包んで絞り、絞り目をつけたもの。サツマイモ・ユリネ・クリ・アズキなどを用いる。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐ずし【茶巾鮨】🔗🔉

ちゃきん‐ずし茶巾鮨】 薄焼玉子で五目鮨を包み、干瓢かんぴょうなどでゆわえたもの。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐づつ【茶巾筒】🔗🔉

ちゃきん‐づつ茶巾筒】 茶巾を入れる筒。巾筒。陶磁器製・金属製・竹製などがある。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐づつみ【茶巾包】🔗🔉

ちゃきん‐づつみ茶巾包】 砂金包さきんづつみの訛。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃきん‐ゆり【茶巾百合】🔗🔉

ちゃきん‐ゆり茶巾百合】 蒸したユリネをつぶして調味し、茶巾絞りにしたもの。 ⇒ちゃ‐きん【茶巾】

ちゃ‐ぐ【茶具】🔗🔉

ちゃ‐ぐ茶具】 茶道具。茶器。

ちゃ‐くみ【茶汲み】🔗🔉

ちゃ‐くみ茶汲み】 茶を汲むこと。茶を汲んで供すること。また、その人。「お―」

ちゃ‐くらべ【茶競べ・茶較べ】🔗🔉

ちゃ‐くらべ茶競べ・茶較べ】 種々の茶を飲みわけてその良し悪しを品評し合う遊戯。狂言、止動方角しどうほうがく「けふは山一つあなたへ―に参りまするが」

ちゃ‐け【茶家】🔗🔉

ちゃ‐け茶家】 茶道にたずさわる人。また点茶を業とする人。

ちゃ‐そば【茶蕎麦】🔗🔉

ちゃ‐そば茶蕎麦】 そば粉に抹茶を入れて製したそば。

ちゃ‐ちゃ【茶茶】🔗🔉

ちゃ‐ちゃ茶茶】 ①(上方語)お茶。 ②妨害。さまたげ。邪魔。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「横合から敵討の―入る者があると」 ③無分別。 ⇒ちゃちゃ‐ほうちゃ【茶茶ほうちゃ】 ⇒茶茶を入れる

ちゃちゃ‐ほうちゃ【茶茶ほうちゃ】🔗🔉

ちゃちゃ‐ほうちゃ茶茶ほうちゃ】 ①無分別なさま。無茶。無茶苦茶。 ②だいなしにすること。さんざん。 ⇒ちゃ‐ちゃ【茶茶】 ○茶茶を入れるちゃちゃをいれる ひやかして妨げる。 ⇒ちゃ‐ちゃ【茶茶】

○茶茶を入れるちゃちゃをいれる🔗🔉

○茶茶を入れるちゃちゃをいれる ひやかして妨げる。 ⇒ちゃ‐ちゃ【茶茶】 ちゃ‐つ楪子】 (唐音)菓子などを盛る漆器。多くは朱塗りで円形、底に糸尻のあるもの。銘々盆。 ちゃ‐つう茶通・楪津宇】 小麦粉に砂糖と卵・抹茶などをまぜてこね、ごま餡などを包み、上面に煎茶をつけて鉄板で焼いた菓子。 茶通 撮影:関戸 勇 ちゃっ‐か着火チヤククワ 火をつけること。火がつくこと。点火。 ⇒ちゃっか‐てん【着火点】 ちゃっ‐か着果チヤククワ 果実がつくこと。主にその収量との関連でいう。 ちゃっ‐か着荷チヤク‥ 荷物が到着すること。また、その荷物。ちゃくに。 ちゃっか‐てん着火点チヤククワ‥ (→)発火点に同じ。 ⇒ちゃっ‐か【着火】 ちゃっかり 行動に抜け目がなく、はた目にはずうずうしく映るさま。「―と同乗する」「―した人」 ちゃっ‐かん着艦チヤク‥ ①艦に到着すること。 ②飛行機が航空母艦などの甲板に降着すること。 ちゃ‐つき茶坏】 茶を飲むのに用いた陶器。後世の茶碗の類。 ちゃっき‐と 〔副〕 きちんと、美しく着物を着るさま。〈日葡辞書〉 ちゃっきり‐ちゃっ‐と 〔副〕 素早く。簡単に。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「此お礼が―つい言うて済む事かいな」 ちゃっきり‐ぶしちゃっきり節】 静岡鉄道の依頼により1927年に成った新民謡。北原白秋作詞、町田嘉章作曲。茶切り鋏の音を囃子詞はやしことばにする。 ちゃっ‐きん着金チヤク‥ 送金が到着すること。 チャック ジッパー・ファスナーのこと。商標名。 チャックchuck】 ①ドリルの、刃を取り付ける部分。 ②旋盤で加工物をつかむ万力。 ⇒チャック‐リーマー【chucking reamer】 チャック‐リーマーchucking reamer】 工作機械に用いるリーマー。手回しリーマーに比し、柄の形が異なり、テーパーで旋盤・ボール盤のテーパー孔に合わされる。機械リーマー。 ⇒チャック【chuck】 ちゃっ‐け嫡家チヤク‥ 正統の血筋の家。本家。ちゃくか。 ちゃ‐づけ茶漬】 ①飯に熱い茶をかけたもの。茶漬飯。「何なら―」 茶漬 撮影:関戸 勇 ②粗末な食事。簡単な食事。 ⇒ちゃづけ‐や【茶漬屋】 ちゃづけ‐や茶漬屋】 ①茶漬飯を食べさせる店。 ②手軽な小料理屋。 ⇒ちゃ‐づけ【茶漬】 ちゃっ‐けん着剣チヤク‥ 銃の先に銃剣をつけること。 ちゃっ‐こ着袴チヤク‥ ①はかまをはくこと。 ②(→)袴着はかまぎに同じ。 ちゃっ‐こう着工チヤク‥ 工事に着手すること。 ちゃっ‐こう着港チヤクカウ 船が港に着くこと。入港。 ちゃっこう‐りょう着香料チヤクカウレウ 食品に匂いをつけるために用いる香料。 ちゃっ‐こく着国チヤク‥ 国もとに到着すること。日葡辞書「ゴチャッコクナサレタ」 ちゃ‐づつ茶筒】 製茶を貯えておく筒形の容器。 チャッティースガルChhattisgarh】 インド中部の州。2000年マッディヤ‐プラデシュ州東南部が分離して成立。主な産業は農業。鉱山資源も豊富。州都ライプル。 チャットchat】 (おしゃべり・雑談の意)インターネットやパソコン通信でリアルタイムに複数の人がメッセージのやりとりを行うこと。 ちゃっ‐と 〔副〕 ①すみやかに。す早く。狂言、文荷ふみにない「ゆさんをしをつて―帰らぬ」 ②手軽に。ちょっと。ちゃと。中華若木詩抄「―見る処は一向機を忘れて無念無心にして」 チャツネcaṭnī ヒンディー】 インド料理の薬味。マンゴーなどの果物や野菜に種々の香辛料・酢・砂糖などを加えてジャム状に煮詰めたもの。カレーなどの薬味に用いる。 チャップchop⇒チョップ1 チャップマンGeorge Chapman】 イギリスの劇作家・詩人・翻訳家。ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」の英訳者。(1559頃〜1634) チャップリンCharles Chaplin】 映画俳優・監督。ロンドン生れ。哀調をたたえた滑稽味をもつ独特のしぐさと扮装で、弱者・貧者の悲哀と現代西欧社会の不平等への怒りを表現。作「黄金狂時代」「街の灯」「モダン‐タイムス」「ライムライト」など。(1889〜1977) チャップリン(1) 提供:毎日新聞社 チャップリン(2) 提供:毎日新聞社 ⇒チャップリン‐ひげ【チャップリン髭】 チャップリン‐ひげチャップリン髭】 (チャップリンの扮する主人公がつけたことによる)剃りせばめて短くした鼻髭。 ⇒チャップリン【Charles Chaplin】 ちゃ‐つぼ茶壺】 ①製茶を貯えておく壺。 茶壺 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②茶道具で、葉茶を貯える陶製の大形の壺。葉茶壺。 ちゃつぼ茶壺】 狂言。悪者が他人の茶壺をわが物だと言って争いになり、目代もくだいに入日記いれにっきを聞かれてごまかすのに苦心する。 ちゃ‐つみ茶摘み】 晩春から夏の初めに、茶の木の芽を摘みとること。茶の葉を摘むこと。また、その人。〈[季]春〉 ⇒ちゃつみ‐うた【茶摘み歌】 ちゃつみ‐うた茶摘み歌】 労作民謡の一つ。茶摘みの時にうたう歌。「み代は治まる御物もつはつまるなほも上様末繁昌」「宇治は茶どころ茶は縁どころ娘やりたや婿ほしや」の類。〈[季]春〉 ⇒ちゃ‐つみ【茶摘み】 ちゃつ・る 〔他四〕 ちょっと切る。ちょつる。浄瑠璃、国性爺後日合戦「ちよつと―・りちよつと切り」 ちゃづ・る 〔自四〕 (江戸の通語)茶漬飯を食べる。茶漬飯を「ちゃづり」とも称した。遊子方言「これ新や―・らせろ」 ちゃ‐てい茶亭】 ちゃみせ。かけぢゃや。茶屋。 ちゃ‐てい茶庭⇒ちゃにわ ちゃ‐てん茶店】 ちゃみせ。茶屋。さてん。 ちゃ‐と 〔副〕 「ちゃっと」に同じ。 チャドTchad フランス・Chad イギリス】 アフリカ中部、サハラ砂漠の南に接する共和国。もとフランス領。1960年独立。面積128万平方キロメートル。人口832万(2001)。首都ウンジャメナ。→アフリカ(図)⇒チャド‐こ【チャド湖】 ちゃ‐とう茶陶‥タウ 茶の湯に用いる陶器。 ちゃ‐とう茶湯‥タウ 茶を煎じ出した湯。仏前に供える。おちゃとう。狂言、通円「よしありげに―を手向けおかれて候」 ⇒ちゃとう‐ご【茶湯子】 ⇒ちゃとう‐てんもく【茶湯天目】 ⇒ちゃとう‐び【茶湯日】 ちゃ‐とう茶鐺‥タウ ①茶釜。 ②鑵子かんすちゃ‐どう茶道‥ダウ ①茶の湯によって精神を修養し、交際礼法を究める道。室町時代、村田珠光を祖とし、武野紹鴎を経て、千利休に至ってこれを大成、禅の精神を取り入れ、簡素静寂を本体とする侘茶わびちゃをひろめた。利休の子孫は、表千家・裏千家・武者小路千家の3家に分かれて今に伝わり、その他門流多く、三斎流・織部流・遠州流・藪内流・石州流・宗徧流・庸軒流などの分派を生じた。さどう。 ②茶の湯をもって仕える者。茶頭。 ⇒ちゃどう‐ぼうず【茶道坊主】 チャドウィックJames Chadwick】 イギリスの原子物理学者。中性子を発見。ノーベル賞。(1891〜1974) チャドウィックLynn Chadwick】 イギリスの彫刻家。人体・動物を題材に、鋭角的な鉄彫刻を制作。(1914〜2003) ちゃ‐どうぐ茶道具‥ダウ‥ 茶の湯の道具。茶器。 ちゃとう‐ご茶湯子‥タウ‥ 年をとってから生まれた末子。位牌子いはいご⇒ちゃ‐とう【茶湯】 ちゃとう‐てんもく茶湯天目‥タウ‥ 仏前に供える茶湯を入れる天目。 ⇒ちゃ‐とう【茶湯】 ちゃとう‐び茶湯日‥タウ‥ 茶湯を仏前に供える一定の日。 ⇒ちゃ‐とう【茶湯】 ちゃどう‐ぼうず茶道坊主‥ダウバウ‥ (→)茶坊主ちゃぼうず1に同じ。 ⇒ちゃ‐どう【茶道】 ちゃ‐どき茶時】 ①茶を摘む時期。狂言、簸屑「―に簸屑ひくずを大分のけて置いた」 ②茶を飲む時刻。 ちゃ‐どくが茶毒蛾】 ドクガ科のガ。開張2(雄)〜3(雌)センチメートル。年2回発生し、幼虫は茶・椿・山茶花の葉を食害。幼虫・成虫・繭には毒毛があり、人体がこれに触れると激しいかゆみと痛みを覚え、皮膚に赤い斑点を生ずる。幼虫を茶毛虫ちゃけむしという。 チャド‐こチャド湖】 アフリカ中部の湖。チャド・ニジェール・ナイジェリア・カメルーン4カ国の境界に位置する。水面の季節変動が激しく、面積が増減。 ⇒チャド【Tchad フランス・Chad イギリス】 ちゃ‐どころ茶所】 ①茶を多く産する土地。茶の名産地。 ②社寺などで参詣人に茶を供する所。お茶所ちゃしょ。 ③茶店。 チャトランガchaturanga】 (もとサンスクリット語で「四つの部分」の意)インド発祥の、チェスや将棋の起源とされるゲーム。 チャドルchādor ペルシア】 イランなどのイスラム教徒の女性が着用する伝統的な黒い外衣。顔を残し、頭から手首・足首までをゆったりと覆う。

○茶にするちゃにする🔗🔉

○茶にするちゃにする ①ひと休みする。 ②まじめな応対をしない。ちゃかす。ばかにする。根無草後編「この大王を茶にしをるは言語道断」 ③人を利用してあとは打ち棄ておく。 ⇒ちゃ【茶】 ちゃ‐にわ茶庭‥ニハ 茶室に付属する庭。蹲踞つくばい・灯籠・待合腰掛・飛石などを配する。露地ろじ。ちゃてい。 チャネリングchanneling】 霊界や宇宙などと交信すること。 チャネル ⇒チャンネル ちゃ‐ねんぐ茶年貢】 江戸時代、茶畑に課した税金。→茶役 ちゃ‐の‐え茶の会‥ヱ 客を招いて、濃茶・薄茶を立てて供すること。茶の湯。ちゃかい。 ちゃのき‐にんぎょう茶の木人形‥ギヤウ (→)宇治人形の別称。 ちゃのき‐ばたけ茶の木畑】 茶の木を植えた畑。ちゃばたけ。 ちゃ‐の‐こ茶の子】 ①茶菓子。ちゃうけ。 ②彼岸会や仏事の供物または配物くばりもの。 ③朝飯。または農家などで朝飯前に仕事をする時などにとる簡単な食事。日葡辞書「アサヂャノコ」 ④⇒おちゃのこ2 ちゃ‐の‐はな茶の花】 冬、茶の木に咲く白い花。〈[季]冬〉。→茶(図) ちゃのほん茶の本】 (The Book of Tea)岡倉天心の英文評論。1906年(明治39)刊。茶の歴史をたどり、日本で審美的宗教にまで高められた茶道の精神史的意義を明らかにした啓蒙の書。 →文献資料[茶の本] ちゃ‐の‐ま茶の間】 ①台所につづいて、家族が食事や団欒だんらんする部屋。 ②茶室。 ③「茶の間女」の略。 ⇒ちゃのま‐おんな【茶の間女】 ちゃのま‐おんな茶の間女‥ヲンナ 江戸時代の武家で、茶の間に働く女中。商家では中居という。おちゃのま。 ⇒ちゃ‐の‐ま【茶の間】 ちゃ‐のみ茶飲み】 ①茶をよく飲むこと。また、その人。 ②(よく茶を飲むからいう)老人のこと。 ③茶人。茶の宗匠そうしょう⇒ちゃのみ‐ぐさ【茶飲み種】 ⇒ちゃのみ‐ぢゃわん【茶飲み茶碗】 ⇒ちゃのみ‐ともだち【茶飲み友達】 ⇒ちゃのみ‐なかま【茶飲み仲間】 ⇒ちゃのみ‐ばなし【茶飲み話】 ちゃのみ‐ぐさ茶飲み種】 茶飲み話の話題。世間話のたね。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】 ちゃのみ‐ぢゃわん茶飲み茶碗】 茶を飲むのに用いる茶碗。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】 ちゃのみ‐ともだち茶飲み友達】 茶飲み仲間。また、年老いてから結ばれた夫婦などにいう。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】 ちゃのみ‐なかま茶飲み仲間】 しばしば寄り合って茶飲み話などをする親友。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】 ちゃのみ‐ばなし茶飲み話】 ①茶を飲みながらする世間話。ちゃばなし。さわ。 ②その場かぎりのちょっとした話。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】 ちゃ‐の‐ゆ茶の湯】 客を招いて抹茶を点て、会席の饗応などをすること。茶会。茶の会。また、その作法。福沢諭吉、福翁百話「隠居が―の物数奇に普請して」。「―を習う」→茶道⇒ちゃのゆ‐おんど【茶の湯音頭】 ⇒ちゃのゆ‐しゃ【茶の湯者】 ⇒ちゃのゆ‐ふくさ【茶の湯袱紗】 ちゃのゆ‐おんど茶の湯音頭(→)茶音頭に同じ。 ⇒ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】 ちゃのゆ‐しゃ茶の湯者】 茶道に達し、その宗匠として生活する人。ちゃのゆもの。 ⇒ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】 ちゃのゆ‐ふくさ茶の湯袱紗(→)「ちゃぶくさ」に同じ。 ⇒ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】 ちゃ‐ば茶葉】 茶の木の葉。茶の原料となる葉。 ちゃ‐ばい茶梅】 〔植〕サザンカの漢名。 ちゃ‐ばおり茶羽織】 身丈が腰までの短い羽織。襠まちを入れず、半反で1着できる。元来は茶人用。 ちゃ‐はかせ茶博士】 茶道の名人。茶博さはくちゃ‐はきば茶掃羽(→)茶箒ちゃぼうきに同じ。狂言、鴈礫「せめておそい羽を一枚くれい、―にしたい」 ちゃ‐はく茶伯】 茶道の宗匠。 ちゃ‐ばこ茶箱】 ①葉茶を詰めて貯え、また輸送するのに用いる大箱。湿気を防ぐため、内外を紙張りにして渋を引き、時には内側に錫すずをはる。 ②野外で茶を点てるために茶器を入れて持ち運ぶための箱。籠や塗りのものが多い。 ⇒ちゃばこ‐だて【茶箱点】 ちゃばこ‐だて茶箱点】 点茶たてちゃの一方式。箱の中に入れておいた茶器で茶を点てる簡便な作法。主に野点のだての時に行う。 ⇒ちゃ‐ばこ【茶箱】 ちゃ‐ばしら茶柱】 番茶などの中に、縦に立って浮く茶の茎。俗に吉事の兆とする。「―が立つ」 ちゃ‐ばたけ茶畑】 茶の木を植えた畑。茶園。ちゃのきばたけ。〈[季]春〉 ちゃ‐ぱつ茶髪】 染めたり脱色したりして、茶色に目立たせた髪の毛。 チャパティcapātī ヒンディー】 インド北部で主食とする無発酵パン。小麦粉を水でこね、丸く薄くのばして焼いたもの。 ちゃ‐ばな茶花】 茶席に生ける花。季節の花を投入れにする。 ちゃ‐ばなし茶話】 茶飲み話。さわ。 ちゃばね‐ごきぶり茶翅蜚蠊】 ゴキブリ目チャバネゴキブリ科の昆虫。体は全体に黄褐色で長楕円形、胸部に黒斑がある。体長1センチメートル強。人とともに全世界へ拡がった屋内害虫で、日本では特に都市に多く、さまざまな物を食害する。 チャバネゴキブリ 撮影:海野和男 ちゃ‐ばら茶腹】 茶でいっぱいになった腹工合。また、茶を飲んで一時空腹をしのぐこと。 ⇒茶腹も一時

ちゃ‐の‐え【茶の会】‥ヱ🔗🔉

ちゃ‐の‐え茶の会‥ヱ 客を招いて、濃茶・薄茶を立てて供すること。茶の湯。ちゃかい。

ちゃのき‐にんぎょう【茶の木人形】‥ギヤウ🔗🔉

ちゃのき‐にんぎょう茶の木人形‥ギヤウ (→)宇治人形の別称。

ちゃのき‐ばたけ【茶の木畑】🔗🔉

ちゃのき‐ばたけ茶の木畑】 茶の木を植えた畑。ちゃばたけ。

ちゃ‐の‐こ【茶の子】🔗🔉

ちゃ‐の‐こ茶の子】 ①茶菓子。ちゃうけ。 ②彼岸会や仏事の供物または配物くばりもの。 ③朝飯。または農家などで朝飯前に仕事をする時などにとる簡単な食事。日葡辞書「アサヂャノコ」 ④⇒おちゃのこ2

ちゃ‐の‐はな【茶の花】🔗🔉

ちゃ‐の‐はな茶の花】 冬、茶の木に咲く白い花。〈[季]冬〉。→茶(図)

ちゃのほん【茶の本】🔗🔉

ちゃのほん茶の本】 (The Book of Tea)岡倉天心の英文評論。1906年(明治39)刊。茶の歴史をたどり、日本で審美的宗教にまで高められた茶道の精神史的意義を明らかにした啓蒙の書。 →文献資料[茶の本]

ちゃ‐の‐ま【茶の間】🔗🔉

ちゃ‐の‐ま茶の間】 ①台所につづいて、家族が食事や団欒だんらんする部屋。 ②茶室。 ③「茶の間女」の略。 ⇒ちゃのま‐おんな【茶の間女】

ちゃのま‐おんな【茶の間女】‥ヲンナ🔗🔉

ちゃのま‐おんな茶の間女‥ヲンナ 江戸時代の武家で、茶の間に働く女中。商家では中居という。おちゃのま。 ⇒ちゃ‐の‐ま【茶の間】

ちゃ‐のみ【茶飲み】🔗🔉

ちゃ‐のみ茶飲み】 ①茶をよく飲むこと。また、その人。 ②(よく茶を飲むからいう)老人のこと。 ③茶人。茶の宗匠そうしょう⇒ちゃのみ‐ぐさ【茶飲み種】 ⇒ちゃのみ‐ぢゃわん【茶飲み茶碗】 ⇒ちゃのみ‐ともだち【茶飲み友達】 ⇒ちゃのみ‐なかま【茶飲み仲間】 ⇒ちゃのみ‐ばなし【茶飲み話】

ちゃのみ‐ぐさ【茶飲み種】🔗🔉

ちゃのみ‐ぐさ茶飲み種】 茶飲み話の話題。世間話のたね。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】

ちゃのみ‐ぢゃわん【茶飲み茶碗】🔗🔉

ちゃのみ‐ぢゃわん茶飲み茶碗】 茶を飲むのに用いる茶碗。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】

ちゃのみ‐ともだち【茶飲み友達】🔗🔉

ちゃのみ‐ともだち茶飲み友達】 茶飲み仲間。また、年老いてから結ばれた夫婦などにいう。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】

ちゃのみ‐なかま【茶飲み仲間】🔗🔉

ちゃのみ‐なかま茶飲み仲間】 しばしば寄り合って茶飲み話などをする親友。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】

ちゃのみ‐ばなし【茶飲み話】🔗🔉

ちゃのみ‐ばなし茶飲み話】 ①茶を飲みながらする世間話。ちゃばなし。さわ。 ②その場かぎりのちょっとした話。 ⇒ちゃ‐のみ【茶飲み】

ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】🔗🔉

ちゃ‐の‐ゆ茶の湯】 客を招いて抹茶を点て、会席の饗応などをすること。茶会。茶の会。また、その作法。福沢諭吉、福翁百話「隠居が―の物数奇に普請して」。「―を習う」→茶道⇒ちゃのゆ‐おんど【茶の湯音頭】 ⇒ちゃのゆ‐しゃ【茶の湯者】 ⇒ちゃのゆ‐ふくさ【茶の湯袱紗】

ちゃのゆ‐おんど【茶の湯音頭】🔗🔉

ちゃのゆ‐おんど茶の湯音頭(→)茶音頭に同じ。 ⇒ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】

ちゃのゆ‐しゃ【茶の湯者】🔗🔉

ちゃのゆ‐しゃ茶の湯者】 茶道に達し、その宗匠として生活する人。ちゃのゆもの。 ⇒ちゃ‐の‐ゆ【茶の湯】

ちゃ‐ばおり【茶羽織】🔗🔉

ちゃ‐ばおり茶羽織】 身丈が腰までの短い羽織。襠まちを入れず、半反で1着できる。元来は茶人用。

ちゃ‐ばな【茶花】🔗🔉

ちゃ‐ばな茶花】 茶席に生ける花。季節の花を投入れにする。

ちゃ‐ひき【茶挽き・茶引き】🔗🔉

ちゃ‐ひき茶挽き・茶引き】 ①茶臼で葉茶をひいて抹茶にすること。また、その者。 ②芸娼妓が客を得ないで、ひまなこと。おちゃひき。 ⇒ちゃひき‐ぐさ【茶挽き草・茶引き草】

ちゃひき‐ぐさ【茶挽き草・茶引き草】🔗🔉

ちゃひき‐ぐさ茶挽き草・茶引き草】 カラスムギの異称。爪の甲に唾つばをつけ、その実をのせて吹くと、茶臼をひくように回るから名づける。(俚言集覧) ⇒ちゃ‐ひき【茶挽き・茶引き】

ちゃ‐まる【茶丸】🔗🔉

ちゃ‐まる茶丸】 茶宇縞チャウじまの絹布。

ちゃ‐や【茶屋】🔗🔉

ちゃ‐や茶屋】 ①製茶を販売する家。葉茶屋。 ②客に飲食・遊興させることを業とする家。芝居茶屋・相撲茶屋・料理茶屋・引手茶屋など。 ③路傍で休息する人に湯茶などを出す店。茶店ちゃみせ。北村透谷、富士山遊びの記臆「上を向き目指す―にとあせれども」 ④茶室。 ⑤茶屋女の略。好色一代男4「其の後は間あいの女とて、―にもあらず、傾城にでもなし」 ⑥染物屋。 ⇒ちゃや‐あそび【茶屋遊び】 ⇒ちゃや‐おんな【茶屋女】 ⇒ちゃや‐がよい【茶屋通い】 ⇒ちゃや‐ぐるい【茶屋狂い】 ⇒ちゃや‐こや【茶屋小屋】 ⇒ちゃやこや‐ばいり【茶屋小屋這入り】 ⇒ちゃや‐ざけ【茶屋酒】 ⇒ちゃや‐ぞめ【茶屋染】 ⇒ちゃや‐つじ【茶屋辻】 ⇒ちゃや‐ば【茶屋場】 ⇒ちゃや‐ぼうこう【茶屋奉公】 ⇒ちゃや‐ぼうず【茶屋坊主】 ⇒ちゃや‐みせ【茶屋店】 ⇒ちゃや‐もの【茶屋者】

ちゃや‐あそび【茶屋遊び】🔗🔉

ちゃや‐あそび茶屋遊び】 料亭・遊郭などで、酒色の遊びをすること。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐おんな【茶屋女】‥ヲンナ🔗🔉

ちゃや‐おんな茶屋女‥ヲンナ 料理屋などに奉公して、客の酌または給仕などをする女。茶屋者。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐がよい【茶屋通い】‥ガヨヒ🔗🔉

ちゃや‐がよい茶屋通い‥ガヨヒ 料亭などに通って、酒色の遊びにふけること。茶屋小屋通い。茶屋小屋這入り。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐ぐるい【茶屋狂い】‥グルヒ🔗🔉

ちゃや‐ぐるい茶屋狂い‥グルヒ 茶屋に通いつめて酒色の遊興に夢中になること。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐こや【茶屋小屋】🔗🔉

ちゃや‐こや茶屋小屋】 客に酒色の遊興をさせることを業とする家。引手茶屋・遊郭の類。茶屋。色茶屋。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃやこや‐ばいり【茶屋小屋這入り】‥バヒリ🔗🔉

ちゃやこや‐ばいり茶屋小屋這入り‥バヒリ (→)「茶屋通い」に同じ。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐ざけ【茶屋酒】🔗🔉

ちゃや‐ざけ茶屋酒】 料亭・遊郭などで遊興して飲む酒。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐しろじろう【茶屋四郎次郎】‥ラウ🔗🔉

ちゃや‐しろじろう茶屋四郎次郎‥ラウ 江戸時代の京都の豪商。本姓、中島。四郎次郎は歴代の通称。初代清延(1542〜1596)は徳川家康の側近。2代清忠(1583〜1603)は早世。3代清次(1584〜1622)は朱印船貿易と糸割符いとわっぷ制度に関係して巨利を積み、4代以降も代々公儀呉服師を勤めた。

ちゃや‐ぞめ【茶屋染】🔗🔉

ちゃや‐ぞめ茶屋染】 江戸時代の染色法の一つ。生地は上質の苧麻ちょま布。文様は風景・花鳥などで、白抜きにする部分などに表裏両面から糊を置いて防染し、藍あいに浸して染めたもの。武家の女性が夏の帷子かたびらに用いた。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐つじ【茶屋辻】🔗🔉

ちゃや‐つじ茶屋辻】 茶屋染に匹田ひった(鹿の子)や刺繍が加えられたもの。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐ば【茶屋場】🔗🔉

ちゃや‐ば茶屋場】 歌舞伎・浄瑠璃で料亭・遊郭などの場面。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐ぼうこう【茶屋奉公】🔗🔉

ちゃや‐ぼうこう茶屋奉公】 茶屋に女中としてやとわれること。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐ぼうず【茶屋坊主】‥バウ‥🔗🔉

ちゃや‐ぼうず茶屋坊主‥バウ‥ (→)茶坊主1に同じ。 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐みせ【茶屋店】🔗🔉

ちゃや‐みせ茶屋店】 茶店ちゃみせ。狂言、木六駄「老の坂の峠へ―を出して」 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

ちゃや‐もの【茶屋者】🔗🔉

ちゃや‐もの茶屋者】 ①茶屋小屋などの営業をする者。 ②茶屋女。世間胸算用2「縫箔屋の女房は、そのまま―の風儀にて」 ⇒ちゃ‐や【茶屋】

○茶を立てるちゃをたてる🔗🔉

○茶を立てるちゃをたてる ①飲む茶を作法どおりにつくる。 ②仏事をおこなう。昨日は今日の物語「かまいて茶をたてたなどといふな」 ⇒ちゃ【茶】 ちゃん】 (主として近世の庶民社会で)父ちちちゃん】 (唐音チェンの訛)銭ぜに。金銭。日本永代蔵5「―が一文なくて」 チャン瀝青】 (chian turpentineの略という)(→)「れきせい」に同じ。 ⇒チャン‐ぬり【瀝青塗】 ちゃん 〔接尾〕 (サンの転)人を表す名詞に付けて、親しみを表す呼び方。「和子―」「おにい―」 チャンギ将棋】 (朝鮮語chang-gi)(→)朝鮮将棋ちゃん‐ぎり (京阪で)当り鉦がねチャンゴ杖鼓】 (朝鮮語chang-go) ⇒じょうこ ちゃんこ‐りょうりちゃんこ料理‥レウ‥ (「ちゃんこ」は「おっさん」などの意で相撲部屋の料理人)力士社会独特の手料理。多くは魚・肉・野菜などをごった煮にし、ちり鍋風にして食べる。栄養価が高い。ちゃんこなべ。 ちゃん‐ころ ①銭の異称。歌舞伎、五大力恋緘「銭といつちやア欠けた―もない」→銭ちゃん。 ②小さくて取るに足りないもの。 チャンコロ (「中国人」の中国語音zhongguorenの転訛)中国人に対する蔑称。 チャンスchance】 機会。好機。「絶好の―」「―到来」 ⇒チャンス‐オペレーション【chance operations】 ⇒チャンス‐メーカー チャンス‐オペレーションchance operations】 〔音〕音楽の進行に、さいころを振るなど偶然の要素を取り入れるもの。偶然性の音楽。 ⇒チャンス【chance】 チャンス‐メーカー (和製語chance maker)スポーツなどで、好機のお膳立てをした人。 ⇒チャンス【chance】 チャンダーラcaṇḍāla 梵⇒センダラ ちゃんちゃら‐おかし・い‥ヲカシイ 〔形〕 非常に滑稽だ。笑止千万である。 ちゃん‐ちゃん ①規則正しくするさま。きちんきちん。 ②刀などで打ち合うさま。 ③中国人の辮髪べんぱつ。ちゃんちゃん頭。 ④(江戸地方で)(→)唐子からこ3の異称。 ⑤ちゃんちゃんこ。 ⇒ちゃんちゃん‐ばらばら ちゃんちゃんこ (子供用の)袖なし羽織。多く綿入れで防寒用。そでなし。〈[季]冬〉 ちゃんちゃん‐ばらばら ①白刃を打ち合うこと。また、そのさま。ちゃんばら。 ②乱闘。喧嘩。 ⇒ちゃん‐ちゃん ちゃんちゃん‐やきちゃんちゃん焼き】 鮭と野菜を鉄板で焼き、味噌とバターで味つけしたもの。北海道の郷土料理。 チャン‐ちょう陳朝‥テウ (Tran)ベトナムの王朝(1225〜1400)。リ(李)朝の外戚チャン=トゥド(陳守度)が女帝チェウホアン(昭皇)と結婚した甥のチャン=カイン(陳煚)を擁して始める。1257〜87年、3度のモンゴル軍の侵入を撃退し、民族的自覚が高まった。外戚の反乱により滅亡。ちんちょう。 チャンチン香椿】 (中国語)センダン科の落葉高木。中国原産。高さ約10メートル。枝葉ともに臭気がある。7月頃、枝端の円錐花序に白色の小花を開き、長楕円形の蒴果さくかを結ぶ。材は美しく家具・楽器、また桶などを作る。 チャンチン ちゃん‐と 〔副〕 ①すばやく。さっと。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「―留守をつかはつしやるから」 ②基準に合致し、条件を十分に満たしているさま。「―歩きなさい」「―した仕事」 ③確かで間違いのないさま。「―払う」「盗むのを―見ていた」 チャンドラーRaymond Chandler】 アメリカの推理小説家。ハード‐ボイルド派の第一人者とされる。作「大いなる眠り」「長いお別れ」など。(1888〜1959)→マーロー チャンドラグプタChandragupta】 ①インドのマウリヤ朝の創始者。北インドを平定、アフガニスタン全土を獲得。(在位前317頃〜前293頃) ②(1世)インドのグプタ朝の創始者。(在位320頃〜335頃) ③(2世)グプタ朝第3代の王。版図を広げ最盛期を迎える。(在位376頃〜414頃) チャンドラセカールSubrahmanyan Chandrasekhar】 インド出身のアメリカの理論天体物理学者。卓越した数学力を駆使して恒星内部構造論などを研究、ブラック‐ホール研究への道を開く。ノーベル賞。(1910〜1995) チャン‐ぬり瀝青塗】 土器に瀝青を塗ったもの。油が土器にしみないので灯火が長持ちする。世間胸算用5「又紙屑集めし者は―の土器仕出して世に売れども」 ⇒チャン【瀝青】 チャンネルchannel】 ①水路。経路。海峡。 ②有線通信の通話路。 ③ラジオ・テレビ放送で、適当な間隔をおいて並んだ各使用周波数に順次番号を付けたもの。 チャンパChampa・占城・占婆】 インドシナ半島南東部のチャム人の王国。2世紀末に中国の統治に抵抗して建国したとされる。中国では古く林邑りんゆうと称し、唐末から占城と称。海上交通路の要衝にあたり、中継貿易で繁栄。朱印船貿易で日本の商人も多数渡航。17世紀まで存続。チャボ。 ちゃん‐ばら 刀剣で切り合うこと。ちゃんちゃんばらばら。「―映画」 チャンピオンchampion】 ①選手権保持者。優勝者。第一人者。 ②主義・大義のために戦う人。「民主主義の―」 ⇒チャンピオン‐シップ【championship】 ⇒チャンピオン‐フラッグ ⇒チャンピオン‐ベルト【champion belt】 チャンピオン‐シップchampionship】 選手権。覇権。選手権試合。 ⇒チャンピオン【champion】 チャンピオン‐フラッグ (和製語champion flag)優勝旗。 ⇒チャンピオン【champion】 チャンピオン‐ベルトchampion belt】 プロ‐ボクシング・プロレスなどで、選手権保持者に与えられる飾りベルト。 ⇒チャンピオン【champion】 チャン‐ヒョクチュ張赫宙】 (Chang Hyŏk-chu)在日朝鮮人作家。大邱テグ生れ。本名、張恩重。戦後は日本に帰化し、野口稔。作「餓鬼道」「少年」「春香伝」など。(1905〜1997) チャンプchamp】 チャンピオン。 チャンプルー (琉球語で「混ぜ合わせる」の意)沖縄豆腐と野菜の炒め物。沖縄県の郷土料理。 ちゃん‐ぽん (「攙和」の中国音の転とも、マレー語に由来するともいう) ①あれとこれと混同すること。まぜこぜ。歌舞伎、鬼若根元台「首をくくつて身投げだ。死目―に張つた仏だ」。「日本酒と洋酒を―に飲む」 ②長崎料理の一つ。めん類・肉・野菜などを一緒に煮込んだ中国料理の一種。 チャン‐ミョン張勉】 (Chang Myŏn)韓国の政治家。1960年の四月革命後、国務総理として親米政策を推進。翌年の軍事クーデターで追放された。(1899〜1966) ち‐ゆ地楡】 〔植〕ワレモコウの漢名。 ち‐ゆ治癒】 病気やけががなおること。平癒。「傷が―する」「自然―」 チュアブルchewable】 (噛むことができる意)水なしで服用できる錠剤。 ちゅうチウ ①十二支の第2。うし。 ②中国の演劇の役名。道化役。 ちゅう】 ①まんなか。 ②なか。内部。ある範囲のうち。 ③物のあいだ。 ④なかほど。 ㋐時のなかごろ。 ㋑かたよらないこと。 ㋒よくもなく悪くもないこと。優劣のないこと。「―の成績」 ⑤〔仏〕有と無、苦と楽などの二元対立に陥らないこと。中道。 ⑥名詞に付けて接尾語的に使う。 ㋐なかまうち。「講―」 ㋑ある範囲の全体。「十―八九うまくゆく」 ㋒そのことが現在行われていることを表す。その間。「話し―」→じゅう(中)。 ⑦二十四節気のうち、雨水・春分・穀雨など、一つおきの節気、すなわち一年を12カ月に分けた各月の後半の称。中気。↔節。 ⑧中国の略。 ⑨中学校の略。 ちゅう】 兄弟の第2番目。「伯―叔季しゅくきちゅうチウ ①無限の時間。古往今来。 ②そら。おおぞら。虚空。また、地面から離れたところ。「―に舞う」 ③そらでおぼえていること。暗記。「―で言う」 ⇒宙に浮く ⇒宙を飛ぶ ちゅう】 ①いつわりのない心。まごころ。まこと。まめやか。 ②君主に対して臣下たる本分をつくすこと。「―のもののふ」 ③「判官じょう参照。 ちゅう】 (「註」とも書く) ①書きしるすこと。 ②本文の間に書き入れて、その意義を説明すること。そのような説明。「―を付ける」 ちゅう】 ①はしら。「三角―」 ②⇒じ ⇒じゅう ちゅうチウいん王朝の最後の王。妲己だっきを愛し、酒池肉林に溺れ、虐政のため民心が離反したといい、周の武王に滅ぼされた。夏の桀王けつおうとともに暴君の代表とされる。帝辛。殷紂。紂王。( 〜前1023) ちゅうチウ (慣用音。漢音はジュウ)ひも。むすびめ。「―を解く」 ちゅうチウ 焼酎の略。「―ハイ」 ちゅう⇒ちゅう(注) ちゅうチウ 印または鏡などのつまみ。多くは紐を通す孔がある。鈕子。 ちゅう】 罪をせめること。罪ある者を殺すこと。「―に伏す」 ちゅうチウ 金属を型に流しこみつくること。いること。 ちゅう】 とどまること。滞在すること。「―アメリカ大使」 ちゅうチウ 数を数えるのに使う棒。かずとり。また、くじ。今昔物語集6「―を以て地を印して云く」 チュウ】 (中国語)中国料理で、煮ること。また、ゆでること。 チュー】 中国語で九ちゅうチフ 「といふ」の約。万葉集8「誰の人かも手に巻かむ―」。「何―ざまだ」 ち‐ゆう知友‥イウ 互いによく心を知り合った友。「年来の―」 ち‐ゆう知勇・智勇】 知恵と勇気。「―兼ね備える」 ⇒ちゆう‐けんび【知勇兼備】 ち‐ゆう置郵‥イウ 車馬の宿場しゅくば。宿駅。郵置。 ちゅう‐あい中合い‥アヒ 将棋で、飛車・角行・香車きょうしゃによる王手に対し、防御のため、玉将との中間に合駒を打つこと。また、その駒。 ちゅう‐あい忠愛】 ①忠実と仁愛。 ②まごころを尽くして愛すること。 ちゅうあい‐てんのう仲哀天皇‥ワウ 記紀伝承上の天皇。日本武尊やまとたけるのみことの第2王子。皇后は神功皇后。名は足仲彦たらしなかつひこ。熊襲くまそ征討の途中、筑前国の香椎かしい宮で没したという。→天皇(表) ちゅう‐あし中足】 歌舞伎の大道具。二重舞台の高さが高足たかあしと常足つねあしとの中間のもの。現行は2尺1寸(約64センチメートル)。 ちゅう‐い中位‥ヰ ①中等の地位。 ②中正の位置。 ③太夫と囲かこいとの中間の遊女の地位。天神と同じ。中官。浮世草子、御前義経記「天神は太夫より少し劣れり。…唐韻に天職、俗語に―とも宗とも、むらとも格子ともいふ」 ちゅう‐い中尉‥ヰ 陸海軍将校の階級の一つ。大尉と少尉との間。 ちゅう‐い注意】 ①気をつけること。気をくばること。留意。「―して見る」「細心の―を払う」 ②危険などにあわないように用心すること。警戒。「足もとに―する」「子供の飛び出し―」 ③相手に向かって、気をつけるように言うこと。「先生から―される」 ④〔心〕心の働きを高めるため、特定の対象に選択的・持続的に意識を集中させる状態。 ⇒ちゅうい‐ぎむ【注意義務】 ⇒ちゅういけっかん‐たどうせい‐しょうがい【注意欠陥多動性障害】 ⇒ちゅうい‐じんぶつ【注意人物】 ⇒ちゅうい‐ほう【注意報】 ⇒ちゅうい‐りょく【注意力】 ⇒注意を引く ちゅう‐い誅夷】 うちたいらげること。 ちゅうい‐ぎむ注意義務】 〔法〕他人の生命・身体・財産などを損なわないよう注意を払う(必要な予防措置を講ずる)べき法律上の義務。 ⇒ちゅう‐い【注意】 ちゅういけっかん‐たどうせい‐しょうがい注意欠陥多動性障害‥シヤウ‥ (→)ADHDに同じ。 ⇒ちゅう‐い【注意】 ちゅうい‐じんぶつ注意人物】 警察などから常にその行動を注目されている、不良または危険な人物。 ⇒ちゅう‐い【注意】 ちゅうい‐ほう注意報】 災害が起こる恐れがある場合に気象庁が行う通報。気象注意報(強風・大雨等)・地面現象注意報・波浪注意報・浸水注意報・洪水注意報があり、また現象の有無程度について一般の注意を喚起する津波注意報・高潮注意報がある。 ⇒ちゅう‐い【注意】 ちゅうい‐りょく注意力】 あることに心を集中し続ける能力。「―が足りない」 ⇒ちゅう‐い【注意】

[漢]茶🔗🔉

 字形  筆順 〔艹部6画/9画/教育/3567・4363〕 〔音〕チャ(慣) (唐) [意味] ①木の名。「茶園」 ②①の若葉をむして乾燥したもの(に湯を注いだ飲料)。「茶の湯」「茶会・緑茶・茶菓さか・喫茶きっさ」 ③色の名。②を煮出した、黒みを帯びた赤黄色。ブラウン。「茶褐色ちゃかっしょく」 ④からかい。おどけ。ちゃかし。「茶を言う」「茶気」▶日本での用法。 [解字] もと「荼と・た」の省略形。「荼」は、「余」を音符とする形声字。にがな・ちゃの意味を表したが、後に後者にはもっぱら省略体の「茶」を用いるようになった。 [下ツキ 喫茶・紅茶・新茶・製茶・煎茶・粗茶・奠茶・点茶・番茶・福茶・普茶料理・抹茶・無茶・銘茶・緑茶

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さ-えん【茶園】🔗🔉

さ-えんン [0][1] 【茶園】 茶畑。ちゃえん。

さ-か【茶菓】🔗🔉

さ-か ―クワ [1] 【茶菓】 茶と菓子。ちゃか。「―を供する」

さ-かい【茶会】🔗🔉

さ-かい ―クワイ [0] 【茶会】 ⇒ちゃかい(茶会)

さ-かん【茶館】🔗🔉

さ-かん ―クワン [1][0] 【茶館】 中国,宋代の大都市に出現した喫茶店・軽食堂。茶坊ともいう。

さ-つう【茶通・茶桶】🔗🔉

さ-つう [0] 【茶通・茶桶】 ⇒ちゃおけ(茶桶)

ちゃ【茶】🔗🔉

ちゃ [0] 【茶】 ■一■ (名) (1)ツバキ科の常緑低木。中国原産といわれる。若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るためアジア一帯で広く栽植する。よく分枝し,狭卵形で光沢のある濃緑色の葉を互生。葉腋に白色五弁花を少数つけ,平球形の果(サクカ)を結ぶ。日本には,805年に最澄が種子を持ち帰って比叡山に植えたのが最初という。茶の木。 〔「茶の花」は [季]冬〕 (2){(1)}の芽・葉を用いて製した,飲み物の原料。また,それに湯を注いだ飲料。カフェイン・タンニン・アミノ酸・精油・ビタミン C 等を含む。古くから中国で薬用・飲用とされた。摘んだ葉を発酵させるもの(紅茶など),発酵させないもの(緑茶の類),半発酵させるもの(ウーロン茶など)など各種ある。日本では,種子を栄西が持ち帰って筑前背振山に植え,それを高山寺明恵上人に贈ったものが栂尾(トガノオ)で栽培され,のち宇治・駿河などに分けられて喫茶の風が広まったという。「―をいれる」「―を飲む」 →緑茶 →紅茶 (3)抹茶。「―をたてる」 (4)茶道。茶の湯。 (5)茶色。「―の帯」 ■二■ (名・形動) ちゃかすこと。ひやかすこと。また,そのさま。そのような言動をもいう。「いよいよ―な挨拶/滑稽本・古朽木」 →お茶 →茶(2)[表]

ちゃ=にする🔗🔉

――にする (1)仕事の途中で休憩して茶を飲む。一休みする。 (2)はぐらかして,相手にしない。まじめな受け答えをしない。「人の話を―しやあがる/当世書生気質(逍遥)」

ちゃ=を言・う🔗🔉

――を言・う からかう。ひやかす。「相応に―・ふておきけるゆへ/黄表紙・御存商売物」

ちゃ=を挽(ヒ)・く🔗🔉

――を挽(ヒ)・く (1)茶臼で茶の葉をひいて抹茶を作る。 (2)〔昔,遊里で,暇な遊女などに茶の葉をひかせたところから〕 (遊里・水商売などで)客がなくて暇である。仕事をせずに,ぶらぶらしている。お茶を挽く。

ちゃ-う【茶宇】🔗🔉

ちゃ-う [1] 【茶宇】 「茶宇縞(ジマ)」の略。「二十余りの若侍―の袴に綟肩衣(モジカタギヌ)/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」

ちゃう-じま【茶宇縞】🔗🔉

ちゃう-じま [0] 【茶宇縞】 〔インドのチャウル地方から産出,ポルトガル人によって伝来したのでいう〕 琥珀(コハク)織りに似て,軽く薄い絹織物。日本では天和年間(1681-1684)に京都で製出。主に袴地(ハカマジ)。茶宇。

ちゃ-うす【茶臼】🔗🔉

ちゃ-うす [0] 【茶臼】 (1)碾茶(テンチヤ)をひいて抹茶にするためのひき臼。古来,山城国宇治朝日山の石製を良とする。穀物用より小ぶりで,丈が比較的高い。 (2)上下逆にすること。また,上下逆になること。特に,男女交合の体位で女性が上になること。

ちゃうす-げい【茶臼芸】🔗🔉

ちゃうす-げい [3] 【茶臼芸】 (1)〔一般の石臼と異なり茶臼は茶しかひけないところから〕 一芸に秀でること。「一色に勝れるを―,と云ひ/浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙」 (2)〔(1)の誤解から〕 「石臼(イシウス)芸」に同じ。「万能に達したとはいふものの,近くいはば―で/滑稽本・浮世床(初)」

ちゃうす-だけ【茶臼岳】🔗🔉

ちゃうす-だけ 【茶臼岳】 栃木県北部にある那須岳の主峰。海抜1915メートル。那須岳。

ちゃうす-やま【茶臼山】🔗🔉

ちゃうす-やま 【茶臼山】 大阪市天王寺区の天王寺公園内にある墳丘。1614年,大坂冬の陣に徳川家康が本陣を置き,翌年の夏の陣に真田幸村が敗死した地。

ちゃ-えん【茶園】🔗🔉

ちゃ-えんン [0] 【茶園】 (1)茶の木を栽培している農園。茶畑。 (2)茶を売る店。茶舗。

ちゃ-おけ【茶桶】🔗🔉

ちゃ-おけ ―ヲケ [0] 【茶桶】 茶道で,薄茶器の一。合い口が上にあるので蓋が浅い。多くは漆塗り。さつう。

ちゃおんど【茶音頭】🔗🔉

ちゃおんど 【茶音頭】 地歌の一。京都の菊岡検校(ケンギヨウ)作曲の三味線曲。歌詞は横井也有(ヤユウ)作詞の「女手前」を簡略にしたもの。茶の湯に関する語句を縁語でつづり,男女の縁の末長いことを歌う。八重崎検校が箏曲(ソウキヨク)に編曲したものもある。茶の湯音頭。

ちゃ-か【茶菓】🔗🔉

ちゃ-か ―クワ [1] 【茶菓】 ⇒さか(茶菓)

ちゃ-かい【茶会】🔗🔉

ちゃ-かい ―クワイ [0] 【茶会】 客を招き,抹茶(マツチヤ)または煎茶(センチヤ)をたててもてなす会。さかい。

ちゃかい-き【茶会記】🔗🔉

ちゃかい-き ―クワイ― [2] 【茶会記】 茶会の日時・場所・道具建て・会席膳の献立などを記したもの。茶会に参加した人名を記す場合もある。特に,古い茶会記は文献資料として貴重。

ちゃ-かいせき【茶懐石】🔗🔉

ちゃ-かいせき ―クワイセキ [2] 【茶懐石】 ⇒懐石(カイセキ)

ちゃ-がけ【茶掛(け)】🔗🔉

ちゃ-がけ [0] 【茶掛(け)】 茶席に掛ける書画の掛物。茶席掛け。茶掛物。

ちゃ-がし【茶菓子】🔗🔉

ちゃ-がし ―グワシ [2] 【茶菓子】 茶を飲むときに食べる菓子。茶うけの菓子。

ちゃ-かっしょく【茶褐色】🔗🔉

ちゃ-かっしょく [2] 【茶褐色】 赤みのかった茶色。

ちゃかつ-やく【茶褐薬】🔗🔉

ちゃかつ-やく [3] 【茶褐薬】 トリニトロトルエンのこと。

ちゃ-かぶき【茶歌舞伎・茶香服】🔗🔉

ちゃ-かぶき [2] 【茶歌舞伎・茶香服】 茶道の七事式の一。銘を明らかにした二種の試し茶を飲み,のち,一種を加えて三種を飲んできき分けるもの。 〔多く「茶かぶき」と書く〕

ちゃ-がま【茶釜】🔗🔉

ちゃ-がま [0][3] 【茶釜】 茶をたてる湯をわかす釜。多く鉄製で,上部がすぼまり,口が小さい。

ちゃ-がゆ【茶粥】🔗🔉

ちゃ-がゆ [0] 【茶粥】 茶の煎(セン)じ汁を入れて煮た粥。奈良地方で始められたので,奈良茶・奈良茶粥などと呼ばれる。

ちゃ-がら【茶殻】🔗🔉

ちゃ-がら [0] 【茶殻】 茶を煎(セン)じたあとの残りかす。茶滓(チヤカス)。

ちゃ-き【茶気】🔗🔉

ちゃ-き [1] 【茶気】 (1)茶道の心得。 (2)風流を好む気質。浮世ばなれのした気質。 (3)いたずらっぽい気質。ちゃめけ。

ちゃ-き【茶器】🔗🔉

ちゃ-き [1] 【茶器】 茶道具の総称。狭義には,薄茶を入れておく容器の称。

ちゃ-ぎ【茶技】🔗🔉

ちゃ-ぎ [1] 【茶技】 茶の湯のわざ。

ちゃ-きん【茶巾】🔗🔉

ちゃ-きん [0] 【茶巾】 茶の湯で,茶碗をふく布。奈良晒(ナラザラシ)など麻布を多く用い,両端の切り口を裏表反対にかがってある。茶布巾。

ちゃきん-いも【茶巾薯】🔗🔉

ちゃきん-いも [2] 【茶巾薯】 蒸したサツマイモをつぶして砂糖・塩などで味付けし,茶巾絞りにした食品。

ちゃきん-さばき【茶巾捌き】🔗🔉

ちゃきん-さばき [4] 【茶巾捌き】 茶の湯で,茶巾の扱い方。

ちゃきん-しぼり【茶巾絞り】🔗🔉

ちゃきん-しぼり [4] 【茶巾絞り】 煮た芋や百合根(ユリネ)などをつぶして布巾に包んで絞り,絞り目をつけた食品。

ちゃ-くみ【茶汲み】🔗🔉

ちゃ-くみ [3][0] 【茶汲み】 茶をつぐこと。茶をいれて人にすすめること。また,その人。

ちゃくみ-おんな【茶汲み女】🔗🔉

ちゃくみ-おんな ―ヲンナ [4] 【茶汲み女】 (1)茶店で,茶をいれて客に給仕する女。 (2)「茶立て女」に同じ。

ちゃ-くらべ【茶較べ・茶比べ】🔗🔉

ちゃ-くらべ [2] 【茶較べ・茶比べ】 茶を飲みくらべてその品質の優劣を競ったり,銘柄を当てたりする遊び。

ちゃ-け【茶家】🔗🔉

ちゃ-け [1] 【茶家】 茶人。また,茶道を教えることを業とする人。

ちゃ-ず・る【茶づる】🔗🔉

ちゃ-ず・る ―ヅル 【茶づる】 (動ラ四) 〔「茶漬け」の動詞化〕 茶漬け飯を食う。「これやい,―・るから茶をもつて来い/洒落本・多佳余宇辞」

ちゃ-そば【茶蕎麦】🔗🔉

ちゃ-そば [0][2] 【茶蕎麦】 抹茶を混ぜて打った蕎麦切り。

ちゃっ-ぽ・い【茶っぽい】🔗🔉

ちゃっ-ぽ・い [3] 【茶っぽい】 (形) 茶色がかっている。茶色っぽい。「―・いセーター」

ちゃ-づ・る【茶づる】🔗🔉

ちゃ-づ・る 【茶づる】 (動ラ四) ⇒ちゃずる

ちゃ-の-き【茶の木】🔗🔉

ちゃ-の-き [0] 【茶の木】 「茶{(1)}」に同じ。

ちゃのき-にんぎょう【茶の木人形】🔗🔉

ちゃのき-にんぎょう ―ギヤウ [4] 【茶の木人形】 ⇒宇治人形(ウジニンギヨウ)

ちゃのき-ばら【茶の木原】🔗🔉

ちゃのき-ばら [3] 【茶の木原】 広大な茶畑。「明月や処は寺の―(昌房)/猿蓑」

ちゃ-の-こ【茶の子】🔗🔉

ちゃ-の-こ [0] 【茶の子】 (1)茶菓子。茶うけ。点心(テンシン)。「薩摩いりといふ―を拵(コシラエ)るばかり/滑稽本・浮世風呂(前)」 (2)仏事の際の供物や配り物。「本の母御の十三年忌,―ひとつ配ることか/浄瑠璃・薩摩歌」 (3)彼岸会(ヒガンエ)の供物(クモツ)。 (4)農家などで,朝食前に仕事をする時にとる簡単な食べ物。 (5)〔(1)は腹にたまらないことから〕 物事の容易なこと。お茶の子。お茶の子さいさい。「常住,きつてのはつての是程の喧嘩は,おちやこの―ぞや/浄瑠璃・反魂香」

ちゃのほん【茶の本】🔗🔉

ちゃのほん 【茶の本】 〔原題 The Book of Tea〕 近代の茶道論の書。岡倉天心著。1906年(明治39)ニューヨークで刊行。茶の湯のもつ意味と歴史を体系的に論じた最初のもの。

ちゃ-の-ま【茶の間】🔗🔉

ちゃ-の-ま [0] 【茶の間】 (1)住宅の中の,家族が食事をしたり談笑したりする部屋。 (2)茶室のこと。 (3)「茶の間女(オンナ)」の略。

ちゃのま-おんな【茶の間女】🔗🔉

ちゃのま-おんな ―ヲンナ [4] 【茶の間女】 武家で,腰元と下女の中間に位置し,主に茶の間で働いた女中。お茶の間。「―となり一年切に勤めける/浮世草子・一代女 4」

ちゃ-のみ【茶飲み】🔗🔉

ちゃ-のみ [3] 【茶飲み】 (1)茶をたくさん飲むこと。また,茶の好きな人。 (2)茶人。茶の宗匠。 (3)「茶飲み茶碗(ヂヤワン)」の略。

ちゃのみ-ぐさ【茶飲み種】🔗🔉

ちゃのみ-ぐさ [3] 【茶飲み種】 茶飲み話のたね。世間話。

ちゃのみ-ぢゃわん【茶飲み茶碗】🔗🔉

ちゃのみ-ぢゃわん [4] 【茶飲み茶碗】 煎茶(センチヤ)を飲むのに用いる茶碗。煎茶茶碗。湯飲み茶碗。

ちゃのみ-ともだち【茶飲み友達】🔗🔉

ちゃのみ-ともだち [4] 【茶飲み友達】 (1)常に寄り合って茶飲み話などする親しい友達。いつも心やすく往来する友達。多く老人の場合にいう。 (2)年老いてから後に得たつれあい。茶飲み仲間。

ちゃのみ-なかま【茶飲み仲間】🔗🔉

ちゃのみ-なかま [4] 【茶飲み仲間】 「茶飲み友達」に同じ。

ちゃのみ-ばなし【茶飲み話】🔗🔉

ちゃのみ-ばなし [4] 【茶飲み話】 茶を飲みながらする世間話。茶話(チヤバナシ)。

ちゃ-の-み【茶の実】🔗🔉

ちゃ-の-み [0] 【茶の実】 家紋の一。二枚の葉の上に茶の実のあるもの。橘紋に酷似する。各氏共用。

ちゃ-の-ゆ【茶の湯】🔗🔉

ちゃ-の-ゆ [0] 【茶の湯】 (1)客を招き,茶をたてて楽しむ会。茶会。 (2)「茶道(チヤドウ)」に同じ。

ちゃのゆ-おんど【茶の湯音頭】🔗🔉

ちゃのゆ-おんど 【茶の湯音頭】 ⇒茶音頭(チヤオンド)

ちゃのゆ-しゃ【茶の湯者】🔗🔉

ちゃのゆ-しゃ 【茶の湯者】 茶の湯に熟達している人。茶道の専門家。茶人。また,料理などをよく心得ている人。「兵法使ひ・座頭・―・古道具屋/浄瑠璃・淀鯉(上)」

ちゃのゆ-ふくさ【茶の湯帛紗】🔗🔉

ちゃのゆ-ふくさ [4] 【茶の湯帛紗】 ⇒茶帛紗(チヤブクサ)

ちゃ-ばおり【茶羽織】🔗🔉

ちゃ-ばおり [2] 【茶羽織】 (1)茶人が着た短い羽織。 (2)腰までの丈の短い羽織。襠(マチ)を付けず,半反で作る。共布の紐(ヒモ)を用いる。婦人が普段に着る。

ちゃ-ばな【茶花】🔗🔉

ちゃ-ばな [0] 【茶花】 茶席の床に生ける花。また,それに用いるにふさわしい花。四季の花を用いるが,香りの強いものは嫌う。新鮮で佗(ワビ)のあるものをよしとする。

ちゃ-や【茶屋】🔗🔉

ちゃ-や [0] 【茶屋】 (1)製茶を売る店。葉茶屋。茶舗。 (2)旅人が立ち寄って休息する店。掛け茶屋。茶屋小屋。茶店(チヤミセ)。「峠の―」 (3)客に遊興・飲食をさせる店。水茶屋・引き手茶屋・色茶屋・芝居茶屋・相撲茶屋など。 (4)庭園内に設けられた,掛け茶屋風の小さい建物。 (5)「茶屋女」の略。「其あとは間(アイ)の女とて,―にもあらず,けいせいにでもなし/浮世草子・一代男 4」 (6)染め物屋。江戸初期,茶染めが主流だった頃の称。 →紺屋

ちゃや-あそび【茶屋遊び】🔗🔉

ちゃや-あそび [3] 【茶屋遊び】 遊郭や料理屋で酒色の遊びをすること。

ちゃや-おんな【茶屋女】🔗🔉

ちゃや-おんな ―ヲンナ [3] 【茶屋女】 料理屋や色茶屋などで客の接待をする女。茶屋者。多く色茶屋の者をいう。

ちゃや-がよい【茶屋通い】🔗🔉

ちゃや-がよい ―ガヨヒ [3] 【茶屋通い】 色茶屋に通い,酒色にふけること。茶屋小屋通い。

ちゃや-ぐるい【茶屋狂い】🔗🔉

ちゃや-ぐるい ―グルヒ [3] 【茶屋狂い】 茶屋遊びにふけること。「けいせい買は申すにおよばず,―・小宿狂ひもせぬやうに/浮世草子・色三味線」

ちゃや-こや【茶屋小屋】🔗🔉

ちゃや-こや [0] 【茶屋小屋】 客に酒色の遊興をさせる家。引き手茶屋,色茶屋の類。「―の女中衆ではなし,商人家(アキンドヤ)のお飯焚(マンマタキ)が,それでは済みません/滑稽本・浮世風呂 3」

ちゃや-こや-ばいり【茶屋小屋這入り】🔗🔉

ちゃや-こや-ばいり ―バヒリ [5] 【茶屋小屋這入り】 「茶屋通い」に同じ。

ちゃや-ざけ【茶屋酒】🔗🔉

ちゃや-ざけ [2][0] 【茶屋酒】 遊郭や料理屋などで飲む酒。

ちゃや-ぞめ【茶屋染(め)】🔗🔉

ちゃや-ぞめ [0] 【茶屋染(め)】 近世の模様染めの一。上質の麻に藍で山水模様を染めたもの。わずかに薄黄色や繍(ヌ)いを加えたものもある。大名以上の武家・公家の婦人の夏の帷子(カタビラ)に用いた。

ちゃや-つじ【茶屋辻】🔗🔉

ちゃや-つじ [2] 【茶屋辻】 茶屋染めの帷子(カタビラ)。

ちゃや-ば【茶屋場】🔗🔉

ちゃや-ば [0] 【茶屋場】 歌舞伎で,茶屋遊びの場面。

ちゃや-ぼうこう【茶屋奉公】🔗🔉

ちゃや-ぼうこう [3] 【茶屋奉公】 女中などになって茶屋に勤めること。また,遊女などになること。「内々国の親ごぜへ―は隠して/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

ちゃや-ぼうず【茶屋坊主】🔗🔉

ちゃや-ぼうず ―バウ― [3] 【茶屋坊主】 「茶坊主(チヤボウズ){(1)}」に同じ。

ちゃや-まち【茶屋町】🔗🔉

ちゃや-まち [0] 【茶屋町】 (1)茶屋が軒を並べている所。 (2)遊里。色町。

ちゃや-みせ【茶屋店】🔗🔉

ちゃや-みせ [2] 【茶屋店】 「茶店(チヤミセ)」に同じ。

ちゃや-もの【茶屋者】🔗🔉

ちゃや-もの [0] 【茶屋者】 (1)色茶屋など,茶屋の営業をする者。茶屋衆(チヤヤシ)。 (2)「茶屋女」に同じ。

ちゃや-しろじろう【茶屋四郎次郎】🔗🔉

ちゃや-しろじろう ―シロジラウ 【茶屋四郎次郎】 江戸時代の京都の豪商。徳川家の呉服師。本姓は中島。代々四郎次郎を称す。初代清延(1545-1596)の時,南海貿易に従事,五代延定まで朱印船貿易と糸割符(イトワツプ)の特権で栄えた。

ちゃ・る【茶る】🔗🔉

ちゃ・る 【茶る】 (動ラ四) 〔「茶」の動詞化〕 ふざける。おどける。「与八様とした事が,余り―・つて下さんすな/浄瑠璃・難波丸金鶏」 →ちゃり

さか【茶菓】(和英)🔗🔉

さか【茶菓】 (light) refreshments.

ちゃ【茶】(和英)🔗🔉

ちゃ【茶】 tea;→英和 green tea (緑茶);black tea (紅茶);[茶会](afternoon) tea;→英和 a tea party;the tea ceremony[cult](茶の湯);[茶の木]a tea plant.〜をいれる(いれかえる) make (fresh) tea.〜を出す serve[offer]tea.〜を飲みながら話す talk over tea.〜の稽古をする take lessons in the tea ceremony.‖濃い(薄い)茶 strong (weak) tea.お茶を濁す,お茶の子 ⇒お茶.

ちゃか【茶菓(の接待をする)】(和英)🔗🔉

ちゃか【茶菓(の接待をする)】 (entertain a person with) refreshments.

ちゃかい【茶会】(和英)🔗🔉

ちゃかい【茶会】 ⇒茶.

ちゃがし【茶菓子(を出す)】(和英)🔗🔉

ちゃがし【茶菓子(を出す)】 (serve) refreshments.

ちゃかす【茶化す】(和英)🔗🔉

ちゃかす【茶化す】 make fun of.

ちゃかっしょく【茶褐色(の)】(和英)🔗🔉

ちゃかっしょく【茶褐色(の)】 brown.→英和

ちゃがま【茶釜】(和英)🔗🔉

ちゃがま【茶釜】 a teakettle.→英和

ちゃがら【茶殻】(和英)🔗🔉

ちゃがら【茶殻】 used tea leaves.

ちゃき【茶器】(和英)🔗🔉

ちゃき【茶器】 ⇒茶道具.

ちゃちゃ【茶々を入れる】(和英)🔗🔉

ちゃちゃ【茶々を入れる】 interrupt a person;→英和 throw cold water(水をさす).

ちゃのま【茶の間】(和英)🔗🔉

ちゃのま【茶の間】 a living room;<英>a sitting-room.

ちゃのみ【茶飲み友達】(和英)🔗🔉

ちゃのみ【茶飲み友達】 a companion in one's old age.茶飲み話an idle talk[a chat](over tea).

ちゃや【茶屋】(和英)🔗🔉

ちゃや【茶屋】 (1) a restaurant.→英和 (2)[茶商]a tea dealer (人);a tea shop (店).

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