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あし【葦(蘆・葭・)】🔗🔉

あし【葦(蘆・葭・)】 水辺に群生するイネ科の多年草。秋、ススキに似た大きな穂をつける。中空の堅い茎ですだれなどを作る。「悪し」に通じることから「よし」ともいう。 もと成熟したものを「葦」、穂がすっかり出そろわないものを「蘆」、穂の出ていないものを「葭」と書き分けた。今は一般に「葦」を使う。「」は「蘆」の俗字(簡易慣用字体でもある)。 「考える━」「風にそよぐ━」など、弱い人間のたとえにも使う。

あしか【葦鹿】🔗🔉

あしか【葦鹿】 太平洋に分布するアシカ科の哺乳ほにゅう動物。オットセイに似るがやや大きい。ひれ状の四肢で巧みに泳ぐ。ウミウソ。

あし‐げ【葦毛】🔗🔉

あし‐げ【葦毛】 馬の毛色で、白毛に黒・茶などが交じっているもの。また、その馬。

あし‐で【葦手】🔗🔉

あし‐で【葦手】 文字を絵画風にくずして、水辺の葦・岩・鳥などになぞらえてかいたもの。平安時代から中世にかけて行われた。文字絵。葦手書き。

あし‐はら【葦原】🔗🔉

あし‐はら【葦原】 アシが生い茂っている野原。 「━の瑞穂みずほの国(=アシが生い茂り稲穂が豊かに実る国の意で、日本国の美称)」

あし‐ぶえ【葦笛】🔗🔉

あし‐ぶえ【葦笛】 アシの葉を丸めて作った笛。よしぶえ。

あし‐べ【葦辺・蘆辺】🔗🔉

あし‐べ【葦辺・蘆辺】 水辺でアシの生い茂っている所。

よし【葦(蘆・葭)】🔗🔉

よし【葦(蘆・葭)】 アシの別称。 ◇「あし」が「悪し」に通じるのを忌んで「よし(善し)」と言い換えた語。

葦の髄ずいから天井てんじょうを覗のぞ🔗🔉

葦の髄ずいから天井てんじょうを覗のぞ 自分だけの狭い見識をもって広大な世界を判断しようとすること。 ◇葦の細い管を通して天井を見ても、全体を見渡すことはできないことから。

よし‐きり【葦切・葭切】🔗🔉

よし‐きり【葦切・葭切】 夏鳥として渡来するウグイス科のオオヨシキリとコヨシキリの総称。葦原でギョギョシ、ギョギョシと騒々しく鳴くことから「行々子ぎょうぎょうし」とも呼ばれる。

よし‐ず【簀・簀】🔗🔉

よし‐ず【簀・簀】 アシの茎を編んで作ったすだれ。

よしず‐ばり【簀張り】🔗🔉

よしず‐ばり【簀張り】 よしずで囲うこと。また、よしずで囲った小屋。 「━の茶店」

よし‐ど【葦戸・葭戸】🔗🔉

よし‐ど【葦戸・葭戸】 よしずを張った戸。夏の間、ふすまや障子の代わりに用いる。

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