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かる・い【軽い】🔗🔉

かる・い【軽い】 物の重量が小さい。軽量だ。 「この荷物[弟の体重]は━」 「油は水より(比重が)━」 回転・牽引けんいんなどに大きな力を必要としない。 「この車はハンドルが━」 程度があまり大きくない。 動作や作用の程度があまり大きくない。また、物事が本格的でなく手軽である。 「出かける前に━・く食事をしておく」 「━めまいを覚える」 「━運動をする」 連用・連体用法が多い。 状態がさほど悪くない。特に、負担や損害などが小さい。 「幸いに症状は━」 「罪[処分・責任]が━」 「台風の被害は━」 身分や地位が低い。 「━役職に甘んじる」 事が簡単なさま。また、手軽に対処したり軽視したりするさま。 「━・くやってのける」 「━・く受け流す」 「事態を━・く(=甘く)見る」 「━気持ちで引き受ける」 「こんな作業なんて━ものだ」 重量感がなく衝撃が小さい。 「━ジャブを放つ」 「━球は飛距離が出る」 体(の一部)が快適に動いて快いと感じる。 「マッサージで体が━・くなる」 「薬が効いて頭が━・くなる」 解放感を得て快いと感じる。 「責任を果たして気持ちが━・くなる」 動きが早くなめらかである。軽快だ。軽やかだ。 「足取りも━・く家路をたどる」 「パソコンの動きが━・く(=速く)なる」 「身が━」 「腰が━(=気軽に動く)」 性格や言動が慎重さを欠いて、軽々しい。 「性格が━・くて信用されない」 「口が━(=秘密などをすぐにもらす)」 「尻しりが━(=浮気性だ)」 マイナス評価が多いが、「性格の軽い(=軽妙な・深刻ぶらない)ところがうけている」のようにプラス評価にもいう。 音に軽やかで弾むような感じがある。 「風車がからからと━音を立てて回る」 味があっさりして、軽やかな感じを与えるさま。また、酒やタバコなどの刺激が少ないさま。 「切れのよい、━味のビールが飲みたい」 「度の━カクテルを飲む」 「━タバコを好む」 話などに深刻さや重厚さがないさま。また、そのためにたやすく受け入れられるさま。 「━冗談を飛ばす」 「寝ころんでも読める━読み物はないか」 ◆⇔重い ‐さ 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽度‖けいど 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽量‖けいりょう

かる‐いし【軽石】🔗🔉

かる‐いし【軽石】 溶岩が急速に冷えてできた軽い岩石。海綿のようにたくさんの小さな穴があって、水にも浮く。垢あかすりなどに使う。浮き石。

かる‐がも【軽鴨】🔗🔉

かる‐がも【軽鴨】 日本各地の川・湖沼などにすむカモ科の水鳥。茶褐色で、くちばしの先が黄色い。なつがも。

かる‐がる【軽軽】🔗🔉

かる‐がる【軽軽】 いかにも軽そうに動かすさま。 「バーベルを━(と)持ち上げる」 いかにもたやすそうに物事をするさま。 「━(と)強敵を破る」 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽量‖けいりょう

かるがる‐し・い【軽軽しい】🔗🔉

かるがる‐し・い【軽軽しい】 言動に責任が伴わないさま。軽率だ。 「━・く仕事を引き受けるな」 ⇔重重しい ‐さ

かる‐くち【軽口】🔗🔉

かる‐くち【軽口】 形動軽率に何でもしゃべってしまうこと。また、そのような人。 軽妙で、ちょっと気のきいたことばや話。 「━をたたく」 江戸時代に流行した、軽妙な洒落。地口じぐち・秀句の類。 関連語 大分類‖言う‖いう 中分類‖おしゃべり‖おしゃべり

かる‐さ【軽さ】🔗🔉

かる‐さ【軽さ】 物の重量が軽いこと。 「機体の━を売りにする」 物事の程度が小さいこと。また、その度合い。 「刑[言葉]の━」 「この酒は飲み口の━が特徴だ」 ◆⇔重さ

カルサン[calo ポルトガル]🔗🔉

カルサン[calo ポルトガル] 上部をゆるやかに裾幅すそはばを狭く仕立てたはかま。もんぺに似る。 ◇ポルトガル人のズボンをまねて作られた。 「軽衫」「軽袗」などとも当てる。

かる‐はずみ【軽はずみ】━ハヅミ🔗🔉

かる‐はずみ【軽はずみ】━ハヅミ 名・形動言動が軽々しく、慎重さを欠いていること。軽率。 「━な行動」 「━に引き受けて後悔する」

かる‐み【軽み】🔗🔉

かる‐み【軽み】 軽い感じ。軽やかな趣。 「師匠の噺はなしには巧まざる色気と━がある」 ⇔重み 松尾芭蕉ばしょうの俳諧はいかい理念の一つ。身近な題材に新しい美を見いだし、それを率直に淡々と表現する趣。 「━の俳風」

かる‐やき【軽焼き】🔗🔉

かる‐やき【軽焼き】 もち米の粉に砂糖を加えて生地をつくり、干してから焼いたせんべい。よくふくらんで、軽い。 ◇「軽焼きせんべい」の略。

かる‐わざ【軽業】🔗🔉

かる‐わざ【軽業】 危険を伴う動作を身軽に演じてみせる芸。綱渡り・はしご乗り・玉乗りなど。曲芸。 「━師」

かろ‐し・める【軽しめる】🔗🔉

かろ‐し・める【軽しめる】 他下一軽視する。あなどる。 かろし・む(下二)

かろ‐やか【軽やか】🔗🔉

かろ‐やか【軽やか】 形動いかにも軽そうなさま。また、軽快なさま。かるやか。 「━に舞うバレリーナ」 「━な笑い声」 ‐さ

かろん・じる【軽んじる】🔗🔉

かろん・じる【軽んじる】 他上一価値がないものとして、軽く見る。あなどる。 「命を━・じてはならない」 ⇔重んじる =軽んずる 関連語 大分類‖不快な態度‖ふかいなたいど 中分類‖軽蔑‖けいべつ

かろん・ずる【軽んずる】🔗🔉

かろん・ずる【軽んずる】 他サ変軽んじる かろん・ず(サ変)

けい【軽】🔗🔉

けい【軽】 (造) かろやか。すばやい。 「━快・━妙」 目方がかるい。程度が少ない。 「━傷・━装・━量・━金属」 てがるな。簡易。 「━食・━便」 かるがるしい。 「━率・━薄」 「━挙妄動・━佻けいちょう浮薄」 かろんじる。あなどる。 「━視・━蔑けいべつ

けい‐い【軽易】🔗🔉

けい‐い【軽易】 名・形動 たやすいこと。手軽なこと。 「━な服装」 軽率なこと。 「━な行動をとる」 ‐さ

けい‐えんげき【軽演劇】🔗🔉

けい‐えんげき【軽演劇】 気軽に楽しむ、娯楽的な大衆演劇。 関連語 大分類‖芸能‖げいのう 中分類‖演劇‖えんげき

けい‐おんがく【軽音楽】🔗🔉

けい‐おんがく【軽音楽】 ジャズ・シャンソン・タンゴなど、気軽に楽しめる西洋音楽。ポピュラーミュージック。

けい‐かい【軽快】━クヮイ🔗🔉

けい‐かい【軽快】━クヮイ 形動 身軽ですばやいこと。 「━な身のこなし」 「━に動き回る」 気持ちが軽やかで、浮きたつこと。 「━な曲[リズム]」 ‐さ 自サ変病気が回復すること。 「一か月の療養で━した」 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽量‖けいりょう

けい‐きかんじゅう【軽機関銃】━キクヮンジュウ🔗🔉

けい‐きかんじゅう【軽機関銃】━キクヮンジュウ 一人で携行し、射撃することのできる小型の機関銃。軽機。 ⇔重機関銃

けい‐ききゅう【軽気球】━キキウ🔗🔉

けい‐ききゅう【軽気球】━キキウ 気球

けい‐きへい【軽騎兵】🔗🔉

けい‐きへい【軽騎兵】 軽装備をした騎兵。

けい‐きょ【軽挙】🔗🔉

けい‐きょ【軽挙】 名・自サ変前後を考えないで軽率に行動すること。また、その行動。 「━を慎む」 「━妄動もうどう(=軽はずみで向こう見ずな行動)」 関連語 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖悪事‖あくじ

けい‐きんぞく【軽金属】🔗🔉

けい‐きんぞく【軽金属】 比重が比較的軽い金属。アルミニウム・マグネシウム・ベリリウムなど。 ⇔重金属 ◇ふつう比重四〜五以下のものをいう。

けいけい‐に【軽軽に】🔗🔉

けいけい‐に【軽軽に】 言動・考えなどに慎重さが欠けているさま。軽率に。かるがるしく。 「━論じてはならない」

けい‐げん【軽減】🔗🔉

けい‐げん【軽減】 名・自他サ変負担・苦痛などを減らして、軽くすること。また、減って軽くなること。 「労力を━する」 「症状が一時的に━する」 関連語 大分類‖減る‖へる 中分類‖減少‖げんしょう

けい‐こうぎょう【軽工業】━コウゲフ🔗🔉

けい‐こうぎょう【軽工業】━コウゲフ 食品・繊維品・雑貨など、容積に比べて重量の軽い消費財を生産する工業。 ⇔重工業

けい‐ごうきん【軽合金】━ガフキン🔗🔉

けい‐ごうきん【軽合金】━ガフキン 軽金属を主成分とした合金。軽くて強いので、自動車・航空機などの材料とする。アルミニウム合金・マグネシウム合金・ベリリウム合金など。

けい‐し【軽視】🔗🔉

けい‐し【軽視】 名・他サ変物事の価値を軽くみること。 「企業倫理を━する風潮」 ⇔重視

けい‐じどうしゃ【軽自動車】🔗🔉

けい‐じどうしゃ【軽自動車】 全長三・四メートル以下、全幅一・四八メートル以下、全高二メートル以下、総排気量六六〇cc以下の自動車。軽自動。

けい‐じゅう【軽重】━ヂュウ🔗🔉

けい‐じゅう【軽重】━ヂュウ けいちょう(軽重)

けい‐しょ【軽暑】🔗🔉

けい‐しょ【軽暑】 暑さもまだしのぎやすいこと。 「━の候」 ◇おもに手紙で時候の挨拶あいさつなどに使う。

けい‐しょう【軽少】━セウ🔗🔉

けい‐しょう【軽少】━セウ 名・形動 ほんの少しであること。わずか。 「━な被害ですむ」 あまり重要ではないこと。 「━な問題」 ‐さ

けい‐しょう【軽症】━シャウ🔗🔉

けい‐しょう【軽症】━シャウ 症状が軽いこと。 「━患者」 ⇔重症

けい‐しょう【軽捷】━セフ🔗🔉

けい‐しょう【軽捷】━セフ 名・形動〔文〕身軽で動きがすばやいこと。 ‐さ

けい‐しょう【軽傷】━シャウ🔗🔉

けい‐しょう【軽傷】━シャウ 軽いけが。浅い傷。 ⇔重傷

けい‐しょく【軽食】🔗🔉

けい‐しょく【軽食】 簡単にすませる軽い食事。

けい‐しん【軽信】🔗🔉

けい‐しん【軽信】 名・他サ変かるがるしく信じ込むこと。 「効能を━する」 関連語 大分類‖思う‖おもう 中分類‖信じる‖しんじる

けい‐しん【軽震】🔗🔉

けい‐しん【軽震】 気象庁の旧震度階級(八階級)の一つで、震度二に当たるもの。

けい‐すい【軽水】🔗🔉

けい‐すい【軽水】 普通の水。 ◇重水に対していう。

けいすい‐ろ【軽水炉】🔗🔉

けいすい‐ろ【軽水炉】 冷却材および減速材として軽水(=普通の水)を用いる発電用の原子炉。加圧水型と沸騰水型とがある。 ◇LWR(light water reactorの略)ともいう。

けい‐そう【軽装】━サウ🔗🔉

けい‐そう【軽装】━サウ 名・自サ変活動しやすいように、身軽な服装をすること。また、その服装。

けい‐そう【軽躁】━サウ🔗🔉

けい‐そう【軽躁】━サウ 落ち着きがなく、騒ぎたてること。 躁鬱そううつ病患者の、軽度の躁状態。

けい‐そつ【軽率】🔗🔉

けい‐そつ【軽率】 名・形動深く考えないで判断したり行動したりすること。軽はずみ。 「━な行為」 ⇔慎重 俗に「軽卒」とも書くが、誤用とされることが多い。 ‐さ

けい‐だん【軽暖】🔗🔉

けい‐だん【軽暖】 名・形動 少しあたたかいこと。微温。 「━の気候」 衣服が軽くてあたたかいこと。また、その衣服。

けい‐ちょう【軽佻】━テウ🔗🔉

けい‐ちょう【軽佻】━テウ 名・形動浮ついていて、言動が軽はずみなこと。軽薄。 「━な野郎だ」 「━浮薄ふはく(=落ち着きがなく、行動が軽々しいこと)」 ◇「佻」も軽いの意。 ‐さ

けい‐ちょう【軽重】🔗🔉

けい‐ちょう【軽重】 軽いことと重いこと。価値や程度の小さいことと大きいこと。また、その度合い。けいじゅう。 「命に━はない」 「鼎かなえの━を問う」

けい‐でんき【軽電機】🔗🔉

けい‐でんき【軽電機】 比較的重量の軽い、小型の電気機械。家庭用の電気掃除機・電気洗濯機・電気炊飯器など。軽電。 ⇔重電機

けい‐ど【軽度】🔗🔉

けい‐ど【軽度】 名・形動程度が軽いこと。 「━の近視がある」 ⇔重度強度 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽度‖けいど

けい‐はい【軽輩】🔗🔉

けい‐はい【軽輩】 地位や身分の低い人。 ◇自分のことを謙けんそんしていうときにも使う。「私のごとき━が口を出すことではない」

けい‐はく【軽薄】🔗🔉

けい‐はく【軽薄】 形動態度に慎重さがなく、誠意が感じられないこと。浮薄。 「━な言動」 ⇔重厚 ‐さ 〔古い言い方で〕おせじ。追従ついしょう。 「━を言う」

けい‐はんざい【軽犯罪】🔗🔉

けい‐はんざい【軽犯罪】 公衆道徳に反する程度の、軽微な犯罪。のぞき見・立ち小便・割り込みなど。 ◇軽犯罪法によって罰せられる。

けい‐び【軽微】🔗🔉

けい‐び【軽微】 名・形動程度がわずかであること。 「━な負担で済む」 ‐さ 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽度‖けいど

けい‐ぶ【軽侮】🔗🔉

けい‐ぶ【軽侮】 名・他サ変軽くみて、あなどること。 「若輩と見て━する」 「━の念を抱く」 関連語 大分類‖不快な態度‖ふかいなたいど 中分類‖軽蔑‖けいべつ 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖あざける‖あざける

けい‐べつ【軽蔑】🔗🔉

けい‐べつ【軽蔑】 名・他サ変劣ったものとして見下げること。ばかにすること。 「━した態度をとる」 「━の眼差まなざし」 関連語 大分類‖不快な態度‖ふかいなたいど 中分類‖軽蔑‖けいべつ

けい‐べん【軽便】🔗🔉

けい‐べん【軽便】 形動扱い方が簡単で、便利なこと。 「━な大工道具」 ‐さ 軌道の幅が狭く、小型の機関車・車両を使用する小規模の鉄道。軽便鉄道。

けい‐ほう【軽砲】━ハウ🔗🔉

けい‐ほう【軽砲】━ハウ 口径の小さい大砲。 ⇔重砲

けい‐みょう【軽妙】━メウ🔗🔉

けい‐みょう【軽妙】━メウ 名・形動気が利いていて、しゃれた味わいがあること。 「━な筆致」 「━洒脱しゃだつ‐さ

けい‐ゆ【軽油】🔗🔉

けい‐ゆ【軽油】 原油を蒸留したとき、灯油の次に分離される油。重油より軽い。ディーゼルエンジンの燃料などに用いる。ガス油。 コールタールを分留したとき、最初に取れる油。ベンゼン・トルエンなどを含む。おもに溶剤用。タール軽油。

けい‐りょう【軽量】━リャウ🔗🔉

けい‐りょう【軽量】━リャウ 名・形動目方が軽いこと。 「━の機体」 「━な素材」 ⇔重量 関連語 大分類‖軽い‖かるい 中分類‖軽量‖けいりょう

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