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帖 はる🔗🔉

【帖】 8画 巾部  区点=3601 16進=4421 シフトJIS=929F 《音読み》 チョウ(テフ)/ジョウ(デフ)〈ti・ti・ti〉 《訓読み》 かきもの/さだまる/さだめる(さだむ)/はる 《意味》 {名}かきもの。薄い布や紙に書きつけたもの。▽竹や木の札に書いたのを簡・冊・籍などという。「書帖ショチョウ」 {名}張り紙、書きつけ、短い通知状など。「春帖シュンチョウ(年はじめの対句を書いた聯レン)」「柬帖カンジョウ(名刺の札)」 {名}古人の文章を刻んだ石碑に、墨をぬり薄い紙を当て、たんぽでたたいて刷ったもの。石ずり。「蘭亭帖ランテイチョウ」「法帖ホウジョウ(手本にする石ずり)」 {名}科挙(官吏登用試験)の試験の問題として抜き書きした短文。「試帖シチョウ(試験問題)」 チョウス{動}さだまる。さだめる(サダム)。あるべき所に落ち着く。一つのことに腰をすえて落ち着く。「妥帖ダチョウ」 {動}はる。薄いものをはりつける。▽貼チョウ(はる)に当てた用法。「金鍍眼睛銀帖歯=金モテ眼睛ニ鍍シ銀モテ歯ニ帖ル」〔→白居易〕 〔国〕半紙や海草ののりなど、薄い物をまとめて数えることば。一帖イチジョウは、半紙では二十枚、のりでは十枚。「半紙一帖」「のり一帖」 《解字》 形声。占は、うらなって一つのことをさだめること。〈意味〉のはその原義を残した用法。ただし、帖は「巾+音符占」で、薄くぺらぺらした意を含む。 〈単語家旅〉牒チョウ(薄い板札)蝶チョウ(羽の薄いちょう)貼テン(薄くはりつける)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

張 はる🔗🔉

【張】 11画 弓部 [五年] 区点=3605 16進=4425 シフトJIS=92A3 《常用音訓》チョウ/は…る 《音読み》 チョウ(チャウ)〈zhng〉 《訓読み》 はる/はり 《名付け》 つよ・とも・はり・ばり・はる 《意味》 {動}はる。弦を長く伸ばして弓・弦楽器にはりわたす。「弓矢斯張=弓矢ココニ張ル」〔→孟子{動}はる。ぴんと伸びる。また、ぴんと伸ばす。「伸張」 {動}はる。大きく開く。ふくれて大きくなる。「誇張」「張目開口=目ヲ張リ口ヲ開ク」〔→捜神記{動}はる。盛大に開く。「張宴=宴ヲ張ル」「張飲チョウイン(大いに酒を飲む)」「是夜張錦繍=コノ夜錦繍ヲ張ル」〔陳鴻〕 {動}はる。意見を展開させる。「主張」 {動}はる。鳥獣を捕らえるために、網をはる。「張網四面=網ヲ四面ニ張ル」〔→史記{単位}はり。紙など平らにはり伸ばす物や、琴など弦をはった物を数えることば。 {名}二十八宿の一つ。規準星は今のうみへび座にふくまれる。ちりこ。 {名}長いとばり。▽帳に当てた用法。去声に読む。 〔国〕はり。物事のしがい。「張りがない」「張り合い」 《解字》 会意兼形声。長は、長く頭髪をなびかせた老人の姿。張は「弓+音符長」で、弓に弦を長く伸ばしてはること。ぴんと長く平らに伸びる意を含む。→長 《単語家族》 暢チョウ(長く伸びる)腸(長く伸びたはらわた)杖ジョウ(長いつえ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

春 はる🔗🔉

【春】 9画 日部 [二年] 区点=2953 16進=3D55 シフトJIS=8F74 《常用音訓》シュン/はる 《音読み》 シュン〈chn〉 《訓読み》 はる 《名付け》 あずま・あつ・かす・かず・す・とき・は・はじめ・はる 《意味》 {名}はる。四季の第一。立春から立夏までの間。陰暦の一月・二月・三月の季節。陽暦の三月から五月はじめ。陽気が地中にうごめいて、外に出てくるころ。「尋春=春ヲ尋ヌ」「春省耕而補不足=春ニハ耕ヲ省ミテ不足ヲ補フ」〔→孟子{名}はる。若く元気な時期。若さや精力。「青春」「春気勃勃ボツボツ(若さが盛んなさま)」「回春(若さを取りもどす)」「踏花同惜少年春=花ヲ踏ンデ同ジク惜シム少年ノ春」〔→白居易{名}はる。男女の慕い合う心。仲春に、歌垣ウタガキを催して、若い男女を結ばせる習慣があった。「有女懐春=女有リテ春ヲ懐フ」〔→詩経{名}男女の情欲。エロス。「春情」「春画」 《解字》 会意兼形声。屯トン・チュンは、生気が中にこもって、芽がおい出るさま。春はもと「艸+日+音符屯」で、地中に陽気がこもり、草木がはえ出る季節を示す。ずっしり重く、中に力がこもる意を含む。 《単語家族》 頓トン(ずっしりと頭を下げる)純(ずっしりとたれた縁どり)蠢シュン(中にこもってうごめく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

貼 はる🔗🔉

【貼】 12画 貝部  区点=3729 16進=453D シフトJIS=935C 《音読み》 チョウ(テフ)/テン〈ti〉 《訓読み》 つける(つく)/はる/つく 《意味》 {動}つける(ツク)。はる。ぺったりとはりつける。「貼付チョウフ・テンプ」「貼示チョウジ・テンジ」 {動}つく。接近する。ぺったりとへばりつく。 「貼然テンゼン」とは、静かにおちつくさま。▽恬然テンゼンに当てた用法。 〔国〕粉薬の包みを数えることば。 《解字》 会意兼形声。占センは「卜(うらなう)+口」の会意文字で、AかBかとうらなって、どちらか一方の座を占拠すること。ひと所に定着するという意味を含む。貼は「貝+音符占」で、ある場所を占拠してぺったりはりつけること。また、粘ネン(ねばりつく)とも近い。占センの語尾が転じたことば。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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