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【俗】 9画 人部 [常用漢字] 区点=3415 16進=422F シフトJIS=91AD 《常用音訓》ゾク 《音読み》 ゾク/ショク〈s〉 《名付け》 みち・よ 《意味》 {名}だれにもそうだと認められるやり方。一般の常識。「俗説」「称俗而行也=俗ニ称ヘテ行フナリ」〔→韓非{名}ならわし。「風俗」「移風易俗=風ヲ移シ俗ヲ易フ」〔→礼記ゾクナリ{形}俗っぽいさま。〈対語〉→雅。「卑俗」 ゾクニ{副}世間では。また、一般に。「俗謂之荊門=俗ニコレヲ荊門ト謂フ」〔→陸游{名・形}〔仏〕僧に対して、出家していない世の中一般の人。また、一般の。「世俗」「俗世」 《解字》 会意兼形声。谷コクは「口(あな)+水が八型に流れ出るさま」の会意文字。俗は「人+音符谷」で、中にはいりこむの意を含む。人間がその中にはいりこみ、ひたりこんでいる環境。つまり、ならわしのこと。 《単語家族》 谷(くぼんで中にはいれるたに)欲(腹がくぼんで中に何かを入れたい気持ち)浴(水の中にはいってひたる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

俗人 ゾクジン🔗🔉

【俗人】 ゾクジン 世間一般の人。〔→老子風流を理解しない人。理想や趣味が低級でくだらない人。〔仏〕僧尼以外の出家していない人。▽はゾクニンとも読む。

俗才 ゾクサイ🔗🔉

【俗才】 ゾクサイ 世間の雑事をうまくさばく世渡りの才能。〈類義語〉世才。

俗士 ゾクシ🔗🔉

【俗士】 ゾクシ 見識が低くてつまらない人。「儒生俗士、豈識時務=儒生俗士、豈ニ時務ヲ識ランヤ」〔→蜀志

俗化 ゾクカ🔗🔉

【俗化】 ゾクカ〔国〕上品さを失って卑しくなること。

俗文 ゾクブン🔗🔉

【俗文】 ゾクブン 一般の人にわかるようにやさしく書いた文章。内容のつまらない文章。

俗世 ゾクセイ🔗🔉

【俗世】 ゾクセイ・ゾクセ この世の中。俗世間。

俗本 ゾクホン🔗🔉

【俗本】 ゾクホン 世間に普及しているつまらない本。あまり、正確でないテキスト。

俗字 ゾクジ🔗🔉

【俗字】 ゾクジ 漢字で、正字に対して世間一般に用いられているが、本来はそう書くべきでないと考えられている字体。たとえば、正字の「兔」に対して「兎」、正字の「奇」に対して「竒」など。

俗耳 ゾクジ🔗🔉

【俗耳】 ゾクジ 俗人の耳。世間の人の理解力のこと。〔国〕「俗耳にはいりやすい」とは、特に学問のない一般の人に理解しやすいこと。

俗名 ゾクミョウ🔗🔉

【俗名】 ゾクミョウ 〔仏〕「俗称」と同じ。〔仏〕戒名カイミョウに対して、生前の名。〔国〕「俗称」と同じ。ゾクメイ 卑しいつまらない評判。

俗吏 ゾクリ🔗🔉

【俗吏】 ゾクリ つまらない役人。▽官吏を軽蔑ケイベツしたいい方。「俗吏不知方=俗吏方ヲ知ラズ」〔→王安石

俗戒 ゾッカイ🔗🔉

【俗戒】 ゾッカイ〔仏〕出家戒に対して、出家しない人が守らなければならない戒め。

俗忌 ゾッキ🔗🔉

【俗忌】 ゾッキ 世間で忌みきらうこと。

俗言 ゾクゲン🔗🔉

【俗言】 ゾクゲン 雅言に対して、世間で用いられている卑しいことば。世間でのうわさ。世間でよく用いられている、口調のよい短い句。

俗体 ゾクタイ🔗🔉

【俗体】 ゾクタイ 上品でない卑しい詩体。俗字としての字体。僧でない世間の人の俗っぽい風体。趣のないようす。

俗学 ゾクガク🔗🔉

【俗学】 ゾクガク 世間向きの低俗な学問。「猶然謂俗学=猶然トシテ俗学ナリト謂フ」〔→王安石

俗姓 ゾクセイ🔗🔉

【俗姓】 ゾクセイ〔仏〕僧の、出家する以前の姓。

俗念 ゾクネン🔗🔉

【俗念】 ゾクネン 地位や金銭などを得たいと思う卑しい心。

俗物 ゾクブツ🔗🔉

【俗物】 ゾクブツ 名誉や利益にだけとらわれるつまらない人。

俗界 ゾッカイ🔗🔉

【俗界】 ゾッカイ『俗境ゾッキョウ』世間一般の人が住んでいる世界。俗世間。卑しい物事の行われている所。

俗気 ゾッキ🔗🔉

【俗臭】 ゾクシュウ 俗っぽい卑しい気風。『俗気ゾッキ・ゾッケ』「俗臭紛紛」

俗悪 ゾクアク🔗🔉

【俗陋】 ゾクロウ 俗っぽくて卑しい。『俗悪ゾクアク』

俗家 ゾッケ🔗🔉

【俗家】 ゾッケ 僧に対して、出家していない普通の人。〈類義語〉在家。

俗骨 ゾッコツ🔗🔉

【俗骨】 ゾッコツ 平凡な風采フウサイ。卑しい気質。

俗書 ゾクショ🔗🔉

【俗書】 ゾクショ 世間で読まれている、内容の低俗な本。書で、風雅でない卑しい筆跡や書法。

俗称 ゾクショウ🔗🔉

【俗称】 ゾクショウ『俗名ゾクミョウ』正しい呼び名ではなく世間で通用している名。通り名。〔仏〕僧の、出家する以前の名。

俗流 ゾクリュウ🔗🔉

【俗流】 ゾクリュウ 低級な人々。▽「流」は、仲間。

俗眼 ゾクガン🔗🔉

【俗眼】 ゾクガン 俗人の低級な見方や見識。

俗情 ゾクジョウ🔗🔉

【俗情】 ゾクジョウ 一般の人の考え・気持ち。名誉や利益などの世俗の事がらにあこがれる心。世俗的な趣。

俗務 ゾクム🔗🔉

【俗務】 ゾクム 世間日常の務め。世間で生活するときにしなければならない煩わしい事がらのこと。〈類義語〉塵務ジンム。

俗累 ゾクルイ🔗🔉

【俗累】 ゾクルイ 世間の煩わしい事がら。「道縁俗累両何如=道縁俗累両ツナガライカン」〔→白居易

俗間 ゾッカン🔗🔉

【俗間】 ゾッカン 煩わしい世間。また卑しい世間。世の中。民間。「俗間儒士」〔→顔氏家訓

俗解 ゾッカイ🔗🔉

【俗解】 ゾッカイ 学問的でない解釈。「語源俗解」一般の人にわかるように解きあかしたもの。

俗僧 ゾクソウ🔗🔉

【俗僧】 ゾクソウ 名誉や利益にとらわれる僧。なまぐさ坊主。

俗語 ゾクゴ🔗🔉

【俗語】 ゾクゴ 雅語に対して、世間で用いられている卑しいことば。世間で用いられていることわざ。口語のこと。

俗塵 ゾクジン🔗🔉

【俗塵】 ゾクジン 世間のちり。世間の煩わしい事がらのこと。〔仏〕この人間世界の汚れ。

俗説 ゾクセツ🔗🔉

【俗説】 ゾクセツ 世間にいい伝えられている、根拠のはっきりしない説。「因俗説而論之=俗説ニ因リテ之ヲ論ズ」〔→漢書

俗縁 ゾクエン🔗🔉

【俗縁】 ゾクエン 世間での縁故。ゆかり。「俗縁任妻子、家事煩童僕=俗縁ハ妻子ニ任セ、家事ハ童僕ヲ煩ハス」〔→高啓〔仏〕僧の、出家する以前の親類。

俗調 ゾクチョウ🔗🔉

【俗調】 ゾクチョウ 世間で行われている音楽。風雅でなく卑しい調子。

俗論 ゾクロン🔗🔉

【俗論】 ゾクロン 世間の人々の議論・意見。低級な議論・意見。

俗諺 ゾクゲン🔗🔉

【俗諺】 ゾクゲン 世間で用いられている、典拠のないことわざ。〈類義語〉俚諺リゲン・鄙諺ヒゲン。

俗儒 ゾクジュ🔗🔉

【俗儒】 ゾクジュ 学問が浅く見識の狭い学者。「俗儒不知変=俗儒変ヲ知ラズ」〔→王安石

俗諦 ゾクタイ🔗🔉

【俗諦】 ゾクタイ〔仏〕この人間世界のもろもろの道理。人間の知りうる道理。▽真諦に対していう。

俗韻 ゾクイン🔗🔉

【俗韻】 ゾクイン 音楽の卑しい調子。世間の卑しい趣。「少無適俗韻=少クシテ俗韻ニ適スル無シ」〔→陶潜

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