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【問】 11画 口部 [三年] 区点=4468 16進=4C64 シフトJIS=96E2 《常用音訓》モン/と…い/と…う/とん 《音読み》 モン/ブン〈wn〉 《訓読み》 とん/とう(とふ)/とい(とひ) 《名付け》 ただ・よ 《意味》 {動}とう(トフ)。たずねる。といただす。「尋問」「問於子貢曰=子貢ニ問ヒテ曰ハク」〔→論語{名}とい(トヒ)。といただすこと。また、その内容。「質問」「問題」「大哉問=大ナルカナ問ヒヤ」〔→論語{動}とう(トフ)。人をたずねる。「訪問」「遺問(贈り物を送って相手の安否をたずねる)」「問人於他邦再拝而送之=人ヲ他邦ニ問ハシムレバ再拝シテコレヲ送ル」〔→論語{動}とう(トフ)。責任や罪をといただす。「責問(=問責)」「問罪=罪ヲ問フ」 {名}相手のようすをたずねる手紙。また、指示を書きよこすこと。「問信」 《解字》 会意兼形声。門は、二枚のとびらを閉じて中を隠す姿を描いた象形文字。隠してわからないの意や、わからない所を知るために出入りする入り口などの意を含む。問は「口+音符門」で、わからないことを口で探り出す意。→門 《単語家族》 聞(耳でわからないことを探る)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

問世 モンセイ🔗🔉

【問世】 モンセイ ヨニトウ意見を発表して世間の考え・評価を聞く。ヨヲトウ世間に出て一般の人とつきあう。

問名 ナヲトウ🔗🔉

【問名】 モンメイ・ナヲトウ 婚礼の六礼リクレイの一つ。男のほうから使者を送って嫁になる女の生母の姓をたずねる礼法。〔→儀礼

問対 モンタイ🔗🔉

【問対】 モンタイ 「問答モンドウ」と同じ。文体の名。問答体の文章。

問労 モンロウ🔗🔉

【問労】 モンロウ 苦労したようすを聞いて慰める。

問注所 モンチュウジョ🔗🔉

【問注所】 モンチュウジョ〔国〕鎌倉・室町幕府で、訴訟・裁判などをつかさどった役所。

問津 シンヲトウ🔗🔉

【問津】 モンシン・シンヲトウ〈故事〉渡し場のあり場所をたずねる。▽孔子が旅の途中子路をやって、農耕していた人に渡し場を問わせた故事。問われた長沮チョウソ・桀溺ケツデキは共に隠者で、孔子は何でも知っているだろうからといって教えなかった。〔→論語転じて、学問をおさめるための方法をたずねる。また、人にものをたずねる。

問柳尋花 モンリュウジンカ🔗🔉

【問柳尋花】 モンリュウジンカ ヤナギヲトイハナヲタズヌ春のけしきを楽しみ味わう。〔→杜甫〔俗〕遊里で遊ぶこと。

問候 モンコウ🔗🔉

【問候】 モンコウ 訪問して、また、手紙で、人の安否をたずねる。ごきげんうかがいをする。〈類義語〉候問。

問訊 モンジン🔗🔉

【問訊】 モンジン 問いたずねる。「咸来問訊=咸来タリテ問訊ス」〔→陶潜〔仏〕僧が合掌し口で安否を問いながらする礼。〔仏〕合掌すること。〔仏〕教法を質問すること。〔国〕都合が悪く困ること。閉口すること。

問責 モンセキ🔗🔉

【問責】 モンセキ 責任を問う。問い責める。責問。

問対 モンタイ🔗🔉

【問答】 モンドウ 問いと答え。二人以上の人が問いと答えとを交互にくり返すこと。『問対モンタイ』論議。〔仏〕禅宗で、師とでしとの間で行われる問いと答え。

問罪之師 モンザイノシ🔗🔉

【問罪之師】 モンザイノシ 罪を問いただすために派遣する軍隊。▽「師」は軍隊。〔胡銓〕

問鼎 カナエヲトウ🔗🔉

【問鼎】 モンテイ・カナエヲトウ〈故事〉鼎(祭りに使う器。王の権威を象徴する)の大小・重さをたずねる。天下を取ろうとする野心のあることのたとえ。▽楚ソの荘王が、周の宝の九鼎キュウテイの大小軽重をたずねた故事から。「問鼎軽重=かなえのケイチョウをとう」とも。〔→左伝

問話 モンワ🔗🔉

【問話】 モンワ 質問する。▽禅宗ゼンシュウではモンナと読む。

問語 モンゴ🔗🔉

【問語】 モンゴ 聞いたり話したりする。人と語り合う。「漫与路人問語相労=漫ニ路人ト問語シテ相ヒ労ス」〔柴野邦彦〕

問遺 モンイ🔗🔉

【問遺】 モンイ 無事かどうか、元気かどうかと安否をたずねて物を贈る。ごきげんうかがいに物を贈る。

問難 モンナン🔗🔉

【問難】 モンナン 互いに質問したり回答したりして討論する。▽「難」は、理屈の合わないところを指摘して回答を求めること。

問鼎軽重 カナエノケイチョウヲトウ🔗🔉

【問鼎軽重】 カナエノケイチョウヲトウ〈故事〉楚ソの荘王が周にいって、天子の位を象徴する九鼎の重さをたずねた故事。荘王はこれを運び出して、周の王位をつごうという野心を持っていた。〔→左伝他人の実力を疑い、相手を軽視して、あわよくばとってかわろうとすることのたとえ。

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