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【宋】 7画 宀部  区点=3355 16進=4157 シフトJIS=9176 《音読み》 ソウ/ソ〈sng〉 《意味》 {名}国名。周が殷インを滅ぼしたのち、紂チュウ王の弟微子に命じ、その遺民を集め祖先の祭りを継ぐことを許してたてさせた国。春秋・戦国時代に、強国の間にはさまれた弱国であり、他国の人からは亡国の遺民としてののしられたが、古い文化を継ぐという自負心を持っていた。紀元前二八六年、楚ソや斉セイに滅ぼされた。今の河南省商邱ショウキュウ県にあった。 {名}王朝名。中国の南北朝時代、南朝の一つ。劉裕リュウユウがたて、都を建康(今の南京ナンキン市)に置いた。八代五十九年で、斉セイに滅ぼされた。劉宋ともいう。四二〇〜四七九 {名}王朝名。五代ののち、趙匡胤チョウキョウインがたてた。都は今の河南省開封市。一一二七年高宗のとき、金に攻められて南方の臨安(今の浙江セッコウ省杭州コウシュウ市)に都を移した。それ以前を北宋ホクソウ、以後を南宋ナンソウという。計十八代三百二十年で、一二七九年、元ゲンに滅ぼされた。趙宋ともいう。九六〇〜一二七九 《解字》 会意。「宀(やね)+木」で、木を家の中に移し植えるさまを示す。遺民を集めてたてた国の名。 《単語家族》 守せ集める意を含み、束(寄せ集めてたばねる)造(寄せ集める)と同系であろう。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

宋人 ソウジン🔗🔉

【宋人】 ソウヒト・ソウジン 春秋・戦国時代の宋ソウの国の人。宋人が、周に征服された殷インの子孫であることから、愚か者の例とされる。宋代の人。

宋学 ソウガク🔗🔉

【宋学】 ソウガク 宋ソウ代におこった儒学の一派。その時代の合理的な哲学によって儒教の教理、古典の解釈を行おうとするもの。その源流となる程[コウ]テイコウ・程頤テイイと、大成者たる朱熹シュキ(朱子)の姓をとって、「程朱の学」「朱子学」ともいい、その哲学説の内容をとって「理学」「性理学」ともいう。▽宋代には、陸象山などに代表される儒教の一派があり、宋学を広く宋代の学問と考えれば、これも含むことになるが、普通には、これを含まない。

宋板 ソウハン🔗🔉

【宋板】 ソウハン =宋版。宋ソウ代に刊行された書物。『宋本ソウホン』

宋音 ソウオン🔗🔉

【宋音】 ソウオン 春秋時代の宋ソウの国の音楽。

宋朝 ソウチョウ🔗🔉

【宋朝】 ソウチョウ 宋ソウの王室。活字の書体の一つ。宋朝体。

宋儒 ソウジュ🔗🔉

【宋儒】 ソウジュ 宋ソウ代の、宋学を学んだ学者。

宋襄之仁 ソウジョウノジン🔗🔉

【宋襄之仁】 ソウジョウノジン〈故事〉つまらない情け、行き過ぎの親切心のこと。▽春秋時代の宋ソウの襄公ジョウコウが楚ソと戦ったとき、敵の陣構えができあがらないうちに攻めようという臣下の進言を退け、君子は人の難儀につけいるべきではないといって、結局、楚にやぶれた故事から。〔→左伝

宋史 ソウシ🔗🔉

【宋史】 ソウシ〈書物〉四九六巻。元ゲンの脱脱ダツダツらの編。1345年成立。宋代の歴史を記した正史。元の順帝の詔命によって、わずか三年で完成。それは南宋の滅亡のとき元がもち帰った、宋代に編集された国史をもとにして編集したからである。その際、かなり史実を削ったところがあるが、ともかく宋代の歴史を知るうえで基本的な史料書である。二十四史の一つ。

宋書 ソウショ🔗🔉

【宋書】 ソウショ〈書物〉一〇〇巻。南北朝時代、梁リョウの沈約シンヤクが勅命で編集した。南北朝時代、宋ソウの正史。二十四史の一つ。

宋義 ソウギ🔗🔉

【宋義】 ソウギ〈人名〉秦シン末の楚ソの将軍。はじめ項梁コウリョウに従って秦を伐ウつ。楚の懐王により上将軍に任ぜられ卿子冠軍ケイシカングン(公子の統率する軍)と号したが、のち項羽に斬られた。

宋玉 ソウギョク🔗🔉

【宋玉】 ソウギョク〈人名〉戦国時代、楚ソの大夫。屈原の弟子。屈原が追放されたのを悲しみ、『九弁』『招魂』などをつくったといわれる。

宋之問 ソウシモン🔗🔉

【宋之問】 ソウシモン・ソウシブン〈人名〉?〜712 初唐の詩人。字アザナは延清。汾フン州(山西省)の人。同時代の詩人、沈雲卿シンウンケイとともに七言律詩の定型をつくった。

宋儒 ソウジュ🔗🔉

【宋儒】 ソウジュ〈人名〉明ミン代の詩人。字アザナは文卿ブンケイ。官は獄官であったが、恩情をもって知られた。

宋翔鳳 ソウショウホウ🔗🔉

【宋翔鳳】 ソウショウホウ〈人名〉1776〜1860 清シン代の学者。江蘇コウソ省長洲(蘇州ソシュウ市)の人。字アザナは于庭ウテイ、または虞庭グテイ。段玉裁に学び、春秋公羊クヨウの学に通じ、常州学派に属していた。

宋濂 ソウレン🔗🔉

【宋濂】 ソウレン〈人名〉1310〜81 元ゲン末明ミン初の学者。字アザナは景濂ケイレン、号は潜渓。『元史』の編集にも従事。『宋学士全集』がある。

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