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浸🔗⭐🔉
【浸】
10画 水部 [常用漢字]
区点=3127 16進=3F3B シフトJIS=905A
《常用音訓》シン/ひた…す/ひた…る
《音読み》 シン(シム)
〈j
n〉
《訓読み》 ひたる/しみる(しむ)/ひたす/ようやく(やうやく)/やや
《意味》
{動}しみる(シム)。水がじわじわとしみこむ。〈同義語〉→滲シン・→沁シン。「浸潤(しみわたる)」「浸透」
{動}ひたす。水にひたす。水の中につける。「別時茫茫江浸月=別ルルトキ茫茫トシテ江月ヲ浸ス」〔→白居易〕
{副}ようやく(ヤウヤク)。やや。少しずつ。じわじわと。しだいに。〈類義語〉→漸ゼン/ヨウヤク。「国勢浸盛=国勢浸ク盛ンナリ」
《解字》
会意兼形声。右側の字(音シン)は「又(手)+ほうき」の会意文字で、手でほうきを持ち、しだいにすみずみまでそうじを進めていくさまを示す。浸はそれを音符とし、水を加えた字で、水がしだいにすみずみまでしみこむこと。
《単語家族》
侵(じわじわとはいりこむ)
沁(しみこむ)と同系。
《類義》
漬シは、物を重ねて水の中につけこむこと。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語








浸入 シンニュウ🔗⭐🔉
【浸入】
シンニュウ 入ってはならないところに無理に入ること。
浸水 シンスイ🔗⭐🔉
【浸水】
シンスイ・ミズニヒタル 大水で田畑や家が水びたしになること。
浸肌 シンキ🔗⭐🔉
【浸肌】
シンキ 暑さや寒さなどが膚にしみこむ。
浸食 シンショク🔗⭐🔉
【浸食{蝕}】
シンショク
水がしみこんで次第に物をそこなうこと。
風雨・砂などの力によって、陸地が削り減らされること。


浸染 シンセン🔗⭐🔉
【浸染】
シンセン・シンゼン じわじわと影響されて変わる。
浸透 シントウ🔗⭐🔉
【浸{滲}透】
シントウ
水がしみとおる。
主義・主張が、しだいに社会や人心にしみ通って影響する。


浸漬 シンシ🔗⭐🔉
【浸漬】
シンシ
水にひたす。つける。
教訓などがだんだんと心にしみこむこと。


浸尋 シンジン🔗⭐🔉
【浸漸】
シンゼン しだいに進行するさま。『浸尋シンジン』
浸潤 シンジュン🔗⭐🔉
【浸潤】
シンジュン
水滴がだんだんとしみこむ。
賢人の徳・思想などがだんだんと人民の心に影響してしみこんでいく。
じわじわと広まる。



浸潤之譖 シンジュンノソシリ🔗⭐🔉
【浸潤之譖】
シンジュンノソシリ〈故事〉水がしだいにしみこむように、人々の間に、じわじわとわりこんでいく悪口。「浸潤之譖、膚受之愬、不行焉=浸潤ノ譖、膚受ノ愬、行ハレズ」〔→論語〕
浸潭 シンタン🔗⭐🔉
【浸潭】
シンタン
広く深いさま。
しだいに。ようやく。
波のまにまに浮かぶさま。



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