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漢🔗⭐🔉
【漢】
人名に使える旧字
13画 水部 [三年]
区点=2033 16進=3441 シフトJIS=8ABF
《常用音訓》カン
《音読み》 カン
〈h
n〉
《訓読み》 から/あや
《名付け》 あや・かみ・から・くに・なら
《意味》
{名}川名。漢水。陝西センセイ省西部に源を発し、東流して漢口で長江に注ぐ。東漢水。
{名}天の川。「河漢」「雲漢」「銀漢」
{名}王朝名。(イ)劉邦リュウホウ(漢の高祖)が、秦シンを滅ぼしてたてた。のち、これを「前漢」または「西漢」という。(前二〇六〜八)(ロ)劉秀リュウシュウが王莽オウモウの新を滅ぼしてたてた。のち、これを「後漢」または「東漢」という。(二五〜二二〇)(ハ)三国時代、劉備リュウビが蜀ショクにたてた。これを「蜀漢」という。(二二一〜二六三)▽その他、五胡ゴコ十六国のうちの成漢・漢(前趙ゼンチョウ)、五代の後漢コウカン、五代十国のうちの南漢・北漢などがある。
{名}外国人の中国に対する呼び名。「漢人」
{名}民族の名。中国人を構成する主な民族。中国領土内の人口の九五パーセントを占める。
{名}もと、遊牧民の匈奴キョウドが、漢の兵士をさしていったことば。唐代以後の中国人が、中国または、中国人を呼ぶときの自称。「漢児言語(中国語)」
{名}男。男に対する呼び名。「門外漢」
〔国〕から。あや。中国のこと。
《解字》
会意兼形声。右側の字(音カン)、動物のあぶらを火でもやすさま。かわくことを示す。漢はそれを音符とし、水を加えた字で、元来、水のない銀河をいったが、古くから、湖北省漢水の名となった。
《参考》
人名に旧字使用可。旧字の総画数は14画。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物
→主要人名












漢人 カンジン🔗⭐🔉
【漢人】
カンジン
中国本土在来の種族。漢民族。
漢の国の人。また、漢代の人。
〔国〕広く中国人のこと。



漢才 カンサイ🔗⭐🔉
【漢才】
カンサイ・カンザイ〔国〕中国の学問や技術を身につけた才能。▽日本人固有の精神に対する。「和魂漢才」
漢女 カンジョ🔗⭐🔉
【漢女】
カンジョ
漢水のほとりの女。
漢の国の女。


漢土 カンド🔗⭐🔉
【漢土】
カンド
漢の土地。中国本土。
〔国〕中国の別名。唐土。もろこし。


漢水 カンスイ🔗⭐🔉
【漢水】
カンスイ 川名。→〈意味〉

漢中 カンチュウ🔗⭐🔉
【漢中】
カンチュウ 秦シン代からの郡の名。今の陝西センセイ省南部、湖北省北西部の地。郡治は南鄭ナンテイ(今の漢中市)。漢の高祖が秦を滅ぼしたのち、ここに封ぜられ、ここで天下を統一した。
漢文 カンブン🔗⭐🔉
【漢文】
カンブン
漢字。また、漢字によって書かれた文。
中国漢代の文章・文学。
〔国〕中国の文語文で書かれた文章・文学。
〔国〕中国の古典文の語法に従ってつづった、日本人によって漢字だけで書かれた文章。




漢方 カンポウ🔗⭐🔉
【漢方】
カンポウ〔国〕昔、中国から伝来した医術や薬の処方。▽西薬に対していう。
漢奸 カンカン🔗⭐🔉
【漢奸】
カンカン 中国人で、敵に通じる者。
漢字 カンジ🔗⭐🔉
【漢字】
カンジ
漢民族の文字。▽蒙古モウコ文字や満州文字に対していう。
〔国〕中国から伝来した文字。▽国字または、かなに対していう。


漢学 カンガク🔗⭐🔉
【漢学】
カンガク
清代考証学によって追究された、漢から唐にかけて行われた経学。特に、漢の鄭玄ジョウゲン・許慎らの学問を重んじ、文字語句の解釈を中心とした学風。▽宋ソウ・明ミン代の性理学に対していう。
〔国〕中国の文化を研究する学問。


漢和辞典 カンワジテン🔗⭐🔉
【漢和辞典】
カンワジテン〔国〕漢字・漢語の読み方・意味・用法などを日本語で説明した辞典。▽「漢和字典」も同じ。
漢音 カンオン🔗⭐🔉
【漢音】
カンオン
漢からの便り。
〔国〕字音の一つ。


漢皇 カンコウ🔗⭐🔉
【漢皇】
カンコウ
漢の天子。『漢帝カンテイ』
唐の天子。▽唐代の詩人は、唐の天子に関することをうたう場合には、直接その天子をいうことをさけて、多く漢皇の語を用いた。「漢皇重色思傾国=漢皇色ヲ重ンジテ傾国ヲ思フ」〔→白居易〕


漢室 カンシツ🔗⭐🔉
【漢室】
カンシツ 漢の朝廷。漢の帝室。『漢廷カンテイ・漢庭カンテイ』▽唐代には唐の朝廷のことをいった。
漢南 カンナン🔗⭐🔉
【漢南】
カンナン
漢水の南。
昔の中国九州の一つ、荊州ケイシュウのこと。今の湖南・湖北二省全部、四川シセン省の東南、貴州省の東北、広東省の北西、広西壮チワン族自治区が含まれる。
ゴビ砂漠の南。漠南。



漢陰 カンイン🔗⭐🔉
【漢陰】
カンイン 漢水の南側。
漢族 カンゾク🔗⭐🔉
【漢族】
カンゾク 民族の名。漢民族。中国本土の大部分に住んで、全人口の九五パーセントを占める。その起源は、太古以来黄河流域に居住していたと考えられている。
漢陽 カンヨウ🔗⭐🔉
【漢陽】
カンヨウ
漢水の北側。
地名。湖北省にあり、漢水と長江との合流点の南にあり、長江をへだてて、東に武昌、漢水をへだてて北に漢口がある。


漢詩 カンシ🔗⭐🔉
【漢詩】
カンシ
漢代の詩。
〔国〕漢字でつづった詩。中国ふうの詩。からうた。


漢節 カンセツ🔗⭐🔉
【漢節】
カンセツ 漢の天子から授かった使者としてのしるし。▽「節」は、竹のわりふ。
漢語 カンゴ🔗⭐🔉
【漢語】
カンゴ
漢民族の言語。
〔国〕和語に対して、もと、中国語から日本語の中に取り入れられた単語で、字音で発音することば。
〔国〕和語に対して、漢字とその字音を用いて日本でつくられたことば。火事・大根など。



漢儒 カンジュ🔗⭐🔉
【漢儒】
カンジュ
漢代の経典学者。
〔国〕中国の経典学者。


漢籍 カンセキ🔗⭐🔉
【漢籍】
カンセキ
漢代の書籍。
〔国〕中国の書物。漢文で書いてある本。からぶみ。▽和書・洋書に対していう。


漢書 カンジョ🔗⭐🔉
【漢書】
カンジョ〈書物〉一二〇巻。後漢の班固ハンコ(32〜92)の著。78年ごろ成立。前漢の高祖から王莽オウモウ滅亡までの二三一年間の歴史を記した正史。帝紀一三巻、表一〇巻、志一八巻、列伝七九巻より成る。『漢書』は『史記』の熱情や変化曲折の妙には及ばないが、文章は「文字の中に情旨ことごとく露アラワる」と評せられており、できるだけ客観的であろうとする著者の叙述態度とともに、後世の歴史家の手本となった。『前漢書』『西漢書』ともいい、また、著者の名にちなんで『班史』『班書』ともいう。二十四史の一つ。
漢女 カンジョ🔗⭐🔉
【漢女】
カンジョ〈人名〉神の名。漢水に住むという女神。
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