複数辞典一括検索+

あや【漢】🔗🔉

あや【漢】 =あやうじ(漢氏)

あや‐うじ【漢氏】(‥うぢ)🔗🔉

あや‐うじ【漢氏】(‥うぢ) 古く日本に帰化した漢民族の子孫と称する氏族。東漢氏(やまとのあやうじ)と西漢氏(かわちのあやうじ)の二族があるが、西漢氏は早く衰退した。雄略天皇から直(あたえ)の姓(かばね)を与えられ、文筆、外交、財務などの分野に大きな役割を果たした。司馬達等、止利仏師、高向玄理、坂上田村麻呂などもこの一族の出身である。

あや‐の‐あたえ【漢直】(‥あたへ)🔗🔉

あや‐の‐あたえ【漢直】(‥あたへ) =あやうじ(漢氏)

あや‐はとり【漢織】🔗🔉

あや‐はとり【漢織】 大化前代の帰化人系の品部(しなべ=ともべ)の一つ。漢氏(あやうじ)に属していたとみられ、呉服(くれはとり)とともに機織りに従事した。

あや‐ひと【漢人】🔗🔉

あや‐ひと【漢人】 1 大化前代、大陸系帰化人の一系統。漢氏(あやうじ)の部下となり、支配下の品部(ともべ)である漢部(あやべ)を監督した者の称。その姓(かばね)は村主(すぐり)が多い。元来は五世紀初頭に朝鮮から来た技術民をいったが、のち中国系と称する帰化人を意味するようになった。→東漢氏(やまとのあやうじ)・漢部(あやべ)。 2 姓(かばね)に準ずる呼称。中国系の帰化人の系統であることを意味する。

あや‐べ【漢部】🔗🔉

あや‐べ【漢部】 1 大化前代、中国より渡来した漢氏(あやうじ)の部民(べのたみ)の総称。農業部と品部(ともべ)に大別できるが、その数は多く、いずれも漢人(あやひと)によって統括されて、労役奉任と生産物貢献に従事した。→漢氏(あやうじ)・漢人(あやひと)。 2 漢氏の部民が住み着いた地の呼称。

あや‐め【漢女・文女】🔗🔉

あや‐め【漢女・文女】 綾錦を織り、縫う技術をもった帰化人系の女性。

かぐ‐なみ【江南・漢南】🔗🔉

かぐ‐なみ【江南・漢南】 (「江南」の字の朝鮮音から)刀の鍔(つば)の一種。豊臣秀吉が征韓の際に分捕った刀の鍔に似せたものをいう。

から‐うた【唐歌・漢詩】🔗🔉

から‐うた【唐歌・漢詩】 日本の和歌に対して漢詩のこと。からのうた。

から‐かみ【漢神】🔗🔉

から‐かみ【漢神】 上代に大陸から渡来した神。たたりをするといって、牛を殺してまつることが諸国で行なわれた。

から‐ごえ【唐声・漢音】(‥ごゑ)🔗🔉

から‐ごえ【唐声・漢音】(‥ごゑ) 1 (呉音を「やまとごえ」というのに対して)漢音(かんおん)のこと。 2 美しい声。よい声。

から‐ごころ【漢心】🔗🔉

から‐ごころ【漢心】 漢籍などを学んで、その説に感化され、中国の国風や文化に心酔するこころ。⇔大和心(やまとごころ)

から‐ざえ【漢才】🔗🔉

から‐ざえ【漢才】 漢籍に通じ漢詩文を作るのが巧みなこと。かんざい。

から‐たけ【幹竹・唐竹・漢竹】🔗🔉

から‐たけ【幹竹・唐竹・漢竹】 (「からだけ」とも) 1 (唐竹・漢竹)昔、中国から渡来した竹。笛などを作る材料とし、また、庭園に植え、生垣などにもした。寒竹(かんちく)のこととされる。 2 「まだけ(真竹)」の異名。また、「はちく(淡竹)」の異名。 3 「ほていちく(布袋竹)」の異名。 4 「からたけわり(幹竹割)」の略。

から‐ぶみ【漢籍・唐文】🔗🔉

から‐ぶみ【漢籍・唐文】 中国の書籍。漢文の書物。また、中国の文章。かんせき。

からぶみ‐よみ【漢籍読】🔗🔉

からぶみ‐よみ【漢籍読】 =かんせきよみ(漢籍読)

から‐まなび【唐学・漢学】🔗🔉

から‐まなび【唐学・漢学】 中国の学問をすること。また、その学問。かんがく。

かん【漢】🔗🔉

かん【漢】 中国の王朝の名。 紀元前二〇二年、高祖劉邦が長安で即位してから一四代、二一〇年間続いた前漢(西漢)。新の王の死後、二五年に光武帝によって再興された後漢(東漢)一四代、一九六年間。洛陽に都する。三国時代の劉備の起こした蜀。蜀漢。五胡十六国の前趙および成漢。五代十国の南漢および北漢。また、王建の前蜀。 (中国の大統一国家の前後漢王朝を古代中国の代表国家と考えるところから)中国本土のこと。また、中国の別称。 漢水のこと。 「かんちゅう(漢中)」の略。 「かんこう(漢口)」の略。 天の川のこと。天漢。 1 漢民族。満州、蒙古、回、西蔵とともに五族といわれる。 2 男をいう。*正法眼蔵‐現成公案「さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり」 ●漢の三傑(さんけつ) 画題の一つ。中国、漢の建国に功績があった三人。張良(ちょうりょう)、韓信(かんしん)、蕭何(しょうか)。

●漢の三傑(さんけつ)🔗🔉

●漢の三傑(さんけつ) 画題の一つ。中国、漢の建国に功績があった三人。張良(ちょうりょう)、韓信(かんしん)、蕭何(しょうか)。 かん【骭】 はぎ。すね。すねのほね。

かん‐い【漢医】🔗🔉

かん‐い【漢医】 漢方医。漢家。

かん‐おん【漢音】🔗🔉

かん‐おん【漢音】 1 中国音の一種。隋・唐代以後、宋代以前、長安(今の西安)地方で用いられた音。 2 日本漢字音の一種。上代、中古にかけて遣唐使、留学生、音博士などによって伝えられた長安地方の音。官府、学者などで多く用いた。和音、呉音、唐音などに対していう。

かん‐か【漢家】🔗🔉

かん‐か【漢家】 中国の漢朝の帝室。 中国の称。 中国から伝わった医術による医者。漢方医。

かん‐が【漢画】(‥グヮ)🔗🔉

かん‐が【漢画】(‥グヮ) 1 中国、漢の時代の絵画。また、広く中国の絵画。 2 中世、古来の大和絵に対し、鎌倉時代以後に中国から伝わった、宋・元系の画風。如拙、周文、雪舟などの絵。

かん‐がく【漢学】🔗🔉

かん‐がく【漢学】 1 わが国で、伝統的な中国文化すべてを研究対象とする学問。 2 中国、漢・唐時代の学問。後漢の鄭玄によって大成され、訓詁を重んじ、実証的な学風をもつ。清の恵棟、戴震などによって復興され、考証学の基礎となった。

かんがく‐しゃ【漢学者】🔗🔉

かんがく‐しゃ【漢学者】 漢学を研究する人。また、漢学についての知識や理解が深い人。

かんがく‐は【漢学派】🔗🔉

かんがく‐は【漢学派】 中国、清時代の一学派。漢・唐代の訓詁の学を重んずる学派。わが国では、江戸時代の新注、古義学などに抗して起こった太宰春台、狩谷斎(かりやえきさい)などの学派をいう。

かんが‐は【漢画派】(カングヮ‥)🔗🔉

かんが‐は【漢画派】(カングヮ‥) 鎌倉末期以降に起こった水墨画の系統。如拙(じょせつ)、周文(しゅうぶん)、雪舟などから初期の狩野派に引き継がれる。

かん‐かん【漢奸】🔗🔉

かん‐かん【漢奸】 (漢人の奸なる者の意。中国、清の時代に、漢人で満州人に通じた者をいったところから)中国で、敵側に通ずる者。自国に不利な言動をする者。売国奴。とくに、第二次世界大戦で、日本に協力した者。

かん‐きゅう【漢宮】🔗🔉

かん‐きゅう【漢宮】 中国、漢の天子の宮殿。また、天子の宮殿のある都。

かんきゅうしゅう【漢宮秋】(‥シウ)🔗🔉

かんきゅうしゅう【漢宮秋】(‥シウ) 中国、元代の戯曲。馬致遠作。政略の犠牲となり匈奴に降嫁した前漢の王昭君の故事を題材としたもの。

かん‐きょう【漢鏡】(‥キャウ)🔗🔉

かん‐きょう【漢鏡】(‥キャウ) 中国で発達した金属鏡のうち、漢代のものの総称。六朝時代の鏡を含めていうこともある。すべて白銅製で、背面に、神人や異獣を鋳だした円鏡。

かん‐く【漢句】🔗🔉

かん‐く【漢句】 連俳で、漢和または和漢聯の中の漢詩体の句。⇔和句

かん‐け【漢家】🔗🔉

かん‐け【漢家】 =かんか(漢家)

かん‐げき【漢劇】🔗🔉

かん‐げき【漢劇】 中国中部、湖北省の地方劇の総称。京劇よりやや古く、京劇に影響を及ぼす。

かん‐げつ【漢月】🔗🔉

かん‐げつ【漢月】 1 (「漢」は漢代、また、異民族地域に対する中国)漢の月。また、中国を照らす月。 2 (「漢」は天の川)天の川と明月。

かん‐ご【漢語】🔗🔉

かん‐ご【漢語】 1 漢民族の言語。中国の標準語。中国語。 2 =かんおん(漢音) 3 和語に対して漢音、呉音など漢字の字音による語。また、漢字の熟語。字音語。 4 漢文に典故のある語。

かんこう【漢口】🔗🔉

かんこう【漢口】 中国、湖北省武漢市の一地区。漢水が揚子江へ合流する地点の北岸に位置し、天津条約により開港した貿易港。武漢三鎮の一つ。漢。

かん‐こう【漢江】(‥カウ)🔗🔉

かん‐こう【漢江】(‥カウ) =かんすい(漢水) 朝鮮半島の中央部を流れる川。本流の南漢江は大白山脈の五台山に発し、ソウル東方で北漢江と合流して黄海に注ぐ。全長五一四キロメートル。

かんごおんず【漢呉音図】(カンゴオンヅ)🔗🔉

かんごおんず【漢呉音図】(カンゴオンヅ) 音韻書。太田全斎著。文化一二年刊。三巻。漢呉音図・漢呉音徴・漢呉音図説の三部より成る。

かん‐こく【漢国】🔗🔉

かん‐こく【漢国】 漢の国。漢の国土。また、古代中国の総称。

かん‐ざい【漢才】🔗🔉

かん‐ざい【漢才】 =からざえ(漢才)

かん‐さく【漢作】🔗🔉

かん‐さく【漢作】 中国産の唐物茶入のうち、特に足利時代以前に輸入された品をいう。唐物の古いもの。

かんざん【漢山】🔗🔉

かんざん【漢山】 朝鮮、京畿道広州の古名、四世紀初頭から四七五年まで百済の都となった。

かん‐し【漢子】🔗🔉

かん‐し【漢子】 (もと胡人が漢人を呼んだ語)男子の称。男をいやしめていうときにも用いる。

かん‐し【漢詩】🔗🔉

かん‐し【漢詩】 1 中国、漢代の詩。 2 中国の詩。一句が四言五言、七言からなるものが多く、平仄(ひょうそく)、脚韻をふむのが普通である。古詩、楽府(がふ)、絶句、律詩などに分類されるが、近体詩と呼ばれる絶句、律詩には平仄による発音上の約束がある。また、それをまねて日本人が作る詩。からうた。

かん‐じ【漢字】🔗🔉

かん‐じ【漢字】 少なくとも紀元前一五〇〇年よりも早く、中国大陸で中国語を表わすために生まれた文字。原則として一字で一語を表わす文字。(表語文字)なので字数がきわめて多く、約五万字。日本、朝鮮、ベトナム(安南)などに広まったが、今は中国、日本と、韓国の一部とに限られる。日本ではこれから音節(モーラ)文字のかたかな、ひらがなを作った。畑、峠、働など和製漢字(国字)も作られた。また、読みには、原則として音(中国語の音に由来)と訓(その字の意味にあてた日本語)とがある。まな。まんな。おとこもじ。本字。

かんじ‐おん【漢字音】🔗🔉

かんじ‐おん【漢字音】 漢字の字音。古く中国から伝わった漢字の音韻を日本化したもの。字音。音。

かんじさんおんこう【漢字三音考】(カンジサンオンカウ)🔗🔉

かんじさんおんこう【漢字三音考】(カンジサンオンカウ) 音韻書。本居宣長著。天明五年刊。一巻。漢音、呉音、唐音の三音を論説したもの。

かんじ‐せいげん【漢字制限】🔗🔉

かんじ‐せいげん【漢字制限】 学習負担を軽くし、印刷通信を能率化するために、日常使用する漢字をある範囲に限定すること。

かん‐じゅ【漢儒】🔗🔉

かん‐じゅ【漢儒】 1 中国、漢代の儒学者。 2 中国人の儒学者。また、日本人の儒学者。

かん‐しょ【漢書】🔗🔉

かん‐しょ【漢書】 漢文で書かれた書物。中国の書物。漢籍。からぶみ。

かんじょ【漢書】🔗🔉

かんじょ【漢書】 中国の歴史書。正史の一つ。一〇〇巻。後漢の班固著。高祖から平帝までの二三一年間の史実を紀伝体で記した書。司馬遷の「史記」とともに中国の史書を代表する。前漢書。 ●漢書の屏風(びょうぶ) 禁中の行事に用いる五尺の屏漢書の本文を書き、下にその人物の像を描いたもの。四方拝、内宴、御仏名、立太子の際の室内の調度。

●漢書の屏風(びょうぶ)🔗🔉

●漢書の屏風(びょうぶ) 禁中の行事に用いる五尺の屏漢書の本文を書き、下にその人物の像を描いたもの。四方拝、内宴、御仏名、立太子の際の室内の調度。 かん‐じょ【寛恕】(クヮン‥) 心が広く、思いやりのあること。また、心が広くて、あやまちなどをとがめだてせず許すこと。「寛恕を乞う」「どうぞ御寛恕ください」

かんしょ‐よみ【漢書読】🔗🔉

かんしょ‐よみ【漢書読】 =かんせきよみ(漢籍読)

かん‐じん【漢人】🔗🔉

かん‐じん【漢人】 1 中国本土在来の種族。中国人。広く、中国本土の人。漢民族。漢族。 2 中国系と称する帰化人。あやひと。

かん‐すい【漢水】🔗🔉

かん‐すい【漢水】 揚子江の大支流。陝西省に発し、湖北省襄陽、陽(べんよう)を経て、漢口で揚子江と合する。古来より重要な交通路。漢江。

かん‐すうじ【漢数字】🔗🔉

かん‐すうじ【漢数字】 漢字のうち、数をあらわすもの。たとえば、一、二、三、十、百、千、万、億、兆など。

かん‐せき【漢籍】🔗🔉

かん‐せき【漢籍】 中国人によって漢文で書かれた書物。からぶみ。漢書。

かんせき‐か【漢籍家】🔗🔉

かんせき‐か【漢籍家】 =かんがくしゃ(漢学者)

かんせき‐よみ【漢籍読】🔗🔉

かんせき‐よみ【漢籍読】 1 漢文に返り点、送りがななどの訓点を付けて読む方法。漢書読み。 2 漢籍家。漢学者。

かん‐ぞく【漢族】🔗🔉

かん‐ぞく【漢族】 =かんみんぞく(漢民族)

かん‐ちく【漢竹】🔗🔉

かん‐ちく【漢竹】 中国渡来の竹。主に笛の材とした。

かん‐ちゅう【漢中】🔗🔉

かん‐ちゅう【漢中】 中国の秦嶺山脈と大巴山脈に囲まれた盆地状の地域。北は揚水盆地、南は四川盆地に通じ、漢水が貫流して東南は揚子江に通じる。漢の全国支配の拠点となり、三国時代には魏、蜀の争奪の地となった。漢。

かん‐ちょう【漢朝】(‥テウ)🔗🔉

かん‐ちょう【漢朝】(‥テウ) 中国漢代の朝廷。漢の時代。 昔の中国を日本で呼んだ名称。漢土。唐土。

かん‐てん【漢天】🔗🔉

かん‐てん【漢天】 天の川の見える空。

かん‐ど【漢土】🔗🔉

かん‐ど【漢土】 中国のこと。

かん‐とう【間道・漢島・広東】(‥タウ)🔗🔉

かん‐とう【間道・漢島・広東】(‥タウ) (「かんどう」とも)織物の名。一六、七世紀頃、中国や南方から渡来した縞織物。また、その模様。邯鄲、漢裼、漢渡、間綯などとも書く。間道織り。間道縞。

かん‐な【漢和】(‥ワ)🔗🔉

かん‐な【漢和】(‥ワ) (「かんわ(漢和)」の連声)「かんなれんく(漢和聯句)」の略。

かんな‐ほうしき【漢和法式】(カンワハフシキ)🔗🔉

かんな‐ほうしき【漢和法式】(カンワハフシキ) 漢和聯区の作り方に関する法式。発句を第唱句、脇句を入韻(じゅいん)といい、第唱句を漢句で始め、第唱句中の平字を除いて入韻を定め、和句の句末を漢字に改めた場合、その韻に該当するようにして、全篇隔句に押韻する。句数は漢句、和句ほぼ同数とし、表八句には漢四、和四とし、連続し得る句数は漢、和とも五句までで、八句目および挙句は和句とする。その他の規定は、連歌の式目に準ずる。かんわほうしき。

かんな‐れんく【漢和聯句】(カンワ‥)🔗🔉

かんな‐れんく【漢和聯句】(カンワ‥) 中世、鎌倉時代以後行なわれた連歌、俳諧の一つ。発句が五言の漢句、脇句が七七の和句で始まる連句。必ずしも交互に詠まなくてもよい。かんわれんく。⇔漢和聯句

かん‐のう【漢王】(‥ワウ)🔗🔉

かん‐のう【漢王】(‥ワウ) (「かんおう」の連声)中国、漢朝の皇帝。漢の王。

かんのわのなのこくおう‐の‐いん【漢倭奴国王印】(カンのわのなのコクワウ‥)🔗🔉

かんのわのなのこくおう‐の‐いん【漢倭奴国王印】(カンのわのなのコクワウ‥) 天明四年、福岡市、志賀島から発見された金印。縦、横とも二・四センチメートル、高さ〇・九センチメートルの上に高さ一・五センチメートルの鈕(つまみ)がつき、印面には「漢委奴国王」の文字が刻まれているが、「委奴」は「倭奴」かという。「後漢書‐東夷伝」の光武帝が、朝貢した奴国に印綬を授けたという記事に照応するものと考えられている。倭奴国王印。いどこくおうのいん。金印。

かん‐ぶ【漢武】🔗🔉

かん‐ぶ【漢武】 中国、前漢の武帝のこと。

かん‐ぶん【漢文】🔗🔉

かん‐ぶん【漢文】 1 中国漢時代の文章および文学。 2 漢字だけで表記された古い中国の文章や文学。また、これにならった日本の文章や文学をもいう。

かん‐ぶんがく【漢文学】🔗🔉

かん‐ぶんがく【漢文学】 1 中国、漢代の文学。 2 経書、史書、諸子、詩文など、中国の古典およびその形式を踏襲した日本人の文章、著作を研究する学問。

かんぶん‐くずし【漢文崩】(‥くづし)🔗🔉

かんぶん‐くずし【漢文崩】(‥くづし) 漢文を日本語の文脈になおした読み方や書き方。

かんぶん‐くんどく【漢文訓読】🔗🔉

かんぶん‐くんどく【漢文訓読】 漢文を日本語の文脈になおして読むこと。

かんぶん‐たい【漢文体】🔗🔉

かんぶん‐たい【漢文体】 漢文を訓読する口調にならった文章表現。

かんぶん‐ちょくやくたい【漢文直訳体】🔗🔉

かんぶん‐ちょくやくたい【漢文直訳体】 漢文をそのまま和読したような文章。

かん‐ぶんてん【漢文典】🔗🔉

かん‐ぶんてん【漢文典】 漢文の文法を説明した書物。また、その文法。漢文法。

かん‐ぶんぽう【漢文法】(‥ブンパフ)🔗🔉

かん‐ぶんぽう【漢文法】(‥ブンパフ) 漢文の文法。

かん‐ぽ【漢浦】🔗🔉

かん‐ぽ【漢浦】 (中国で、揚子江に注ぐ漢水をさかのぼったところに天の川があると考えられていたところから)天の川。銀河。

かん‐ぽう【漢方・漢法】(‥パウ)🔗🔉

かん‐ぽう【漢方・漢法】(‥パウ) 中国から伝わってわが国で独自の発展をとげた医術。西洋医学に対していう。漢方医学。

かんぽう‐い【漢方医】(カンパウ‥)🔗🔉

かんぽう‐い【漢方医】(カンパウ‥) 漢方によって治療する医者。

かんぽう‐やく【漢方薬】(カンパウ‥)🔗🔉

かんぽう‐やく【漢方薬】(カンパウ‥) 漢方で医療のために用いる薬。主に木の皮、草の根、葉の類。漢薬。

かん‐みょう【漢名】(‥ミャウ)🔗🔉

かん‐みょう【漢名】(‥ミャウ) =かんめい(漢名)

かん‐みんぞく【漢民族】🔗🔉

かん‐みんぞく【漢民族】 中華人民共和国の人口の大部分を占める民族。人種的にはモンゴロイドに属する。四〇〇〇年以上の歴史をもち、中国本土のほか、台湾、東南アジア各地にも分布。漢族。中国人。

かん‐めい【漢名】🔗🔉

かん‐めい【漢名】 中国での名称。特に、動植物についていう。かんみょう。

かん‐やく【漢訳】🔗🔉

かん‐やく【漢訳】 中国語に翻訳すること。「漢訳仏典」

かん‐やく【漢薬】🔗🔉

かん‐やく【漢薬】 中国から渡来した薬。漢方で用いる薬。漢方薬。

かんやひょうばいてつ‐コンス【漢冶萍煤鉄公司】(カンヤヒャウバイテツ‥)🔗🔉

かんやひょうばいてつ‐コンス【漢冶萍煤鉄公司】(カンヤヒャウバイテツ‥) 中国で、清末の一九〇八年に、漢陽製鉄所、大冶鉄山、萍郷炭鉱が合併して創立した製鉄会社。戦前の日本の鉄鋼業に多量の鉄鉱石を供給した。現在の華中鋼鉄公司大冶鋼廠にあたる。

かんよう【漢陽】(カンヤウ)🔗🔉

かんよう【漢陽】(カンヤウ) 中国、湖北省の武漢市を形成する武漢三鎮(ぶかんさんちん)の一つ。漢水の揚子江への流入口の南岸に位置する。

かん‐よう【漢窯】(‥エウ)🔗🔉

かん‐よう【漢窯】(‥エウ) 中国の漢代に陶窯(とうよう)で作った陶器。漢の時代の焼物。

かん‐わ【漢和】🔗🔉

かん‐わ【漢和】 1 中国と日本。和漢。 2 中国語と日本語。また、中国語を日本語に翻訳したもの。 3 (「かんわれんく(漢和聯句)」の略)=かんなれんく(漢和聯句) 4 「かんわじてん(漢和辞典)」の略。

かんわ‐じてん【漢和辞典・漢和字典】🔗🔉

かんわ‐じてん【漢和辞典・漢和字典】 漢字、漢語の、日本語としての読み方を示し、また、その意味を日本語で解説した辞典。現代の普通のものは、漢字を見出しとして解説をほどこし、さらにその漢字を用いた漢語の訳や用法を示す。

かんわ‐ほうしき【漢和法式】(‥ハフシキ)🔗🔉

かんわ‐ほうしき【漢和法式】(‥ハフシキ) ⇒かんなほうしき(漢和法式)

かんわ‐れんく【漢和聯句】🔗🔉

かんわ‐れんく【漢和聯句】 ⇒かんなれんく(漢和聯句)

ハンカオ【漢口】🔗🔉

ハンカオ【漢口】 ⇒かんこう(漢口)

日国で始まるの検索結果 1-98もっと読み込む