【衒】 11画　行部　 区点=7442　16進=6A4A　シフトJIS=E5C8 《音読み》　ゲン／ケン〈xun〉 《訓読み》　てらう（てらふ）／たぶらかす 《意味》 ｛動｝てらう（テラフ）。たぶらかす。学問・才能や外見をみせびらかす。学問・才能があるかのようにごまかして、みせびらかす。「誇衒コゲン」「衒売ゲンバイ」 《解字》 会意兼形声。玄ゲンは、細くて見えにくい糸をあらわす。よく見えない、あいまいであるの意を含む。衒は「行（おこなう）＋音符玄」で、相手の目をごまかして、真相がよく見えないようにする行いのこと。 《単語家族》 眩ゲン（くらます）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【衒士】 ゲンシ 自分の才能を実力以上に見せかける男。

【衒気】 ゲンキ じっさい以上によく見せようとする気持ち。てらい。

【衒売】 ゲンバイ 商人が品物の外見をよく見せたり、ほめたりして売りつける。▽「賈」「沽」も、売る。『衒賈ゲンコ・衒沽ゲンコ』「賈人衒売之事コジンゲンバイノコト」自分を実力以上に見せて売りこむ。

【衒学】 ゲンガク 学者ぶる。また、学問・知識のあることをひけらかす。

【衒達】 ゲンタツ 自分を実力以上に見せかけて出世しようとする。

【衒耀】 ゲンヨウ 自分の才能・学問を実力以上に見せかける。

【衒鬻】 ゲンイク 実力以上に誇張して自分の才能を売りこむ。「自衒鬻者以千数＝ミヅカラ衒鬻スル者ハ千ヲモッテ数フ」〔→漢書〕