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三槐 サンカイ🔗🔉

【三公】 サンコウ 臣下の最高の三つの官職。『三槐サンカイ』(イ)周では、太師・太傅タイフ・太保。北周・元ゲン・明ミン・清シンはこれにならった。(ロ)前漢代、丞相(大司徒)・太尉(大司馬)・御史大夫(大司空)。(ハ)後漢以後、隋ズイ・唐の太尉・司徒・司空。▽周代、朝廷に三本の槐エンジュを植え、三公がそれに向かってすわったということから。「槐」は「懐」に通じ、なつかせるの意を含む。〔国〕昔、三人の大臣のこと。太政ダイジョウ大臣・左大臣・右大臣。のちに左大臣・右大臣・内大臣。

三戒 サンカイ🔗🔉

【三戒】 サンカイ 人として戒むべき三つの事がら。▽「論語」の季氏篇では、少年期の女色、壮年期の闘争、老年期の利欲とする。

三易 サンイ🔗🔉

【三易】 サンエキ 夏カ・殷イン・周にあったという三種類の易。連山レンザン・帰蔵キゾウ・周易シュウエキのこと。サンイ 文をつくるときに従うべき三つの法則。内容をわかりやすくすること、文字をわかりやすくすること、読みやすくすることの三つ。〔→顔氏家訓

三河 サンカ🔗🔉

【三河】 サンカ 三つの川。黄河・淮河ワイガ・洛河ラクガのこと。前漢代に置かれた三つの郡。河東・河南・河内の三つの郡のこと。後漢代に置かれた三つの郡。河南・河東・河北の三つの郡のこと。

三畏 サンイ🔗🔉

【三畏】 サンイ〈故事〉おそれはばかるべき三つのもの。▽「論語」の季氏篇では、君子がおそれはばかる三つのものとして天命、大人、聖人のことばをあげる。

三界 サンガイ🔗🔉

【三界】 サンガイ〔仏〕衆生シュジョウが生死往生する三つの世界。欲界(欲心の盛んな人間世界)・色シキ界(物質や肉体に執着している世界)・無色界(物質の束縛から解放された精神の世界)のこと。〔倶舎論〕前世・現世・来世のこと。三世。この世。

三夏 サンカ🔗🔉

【三夏】 サンカ 陰暦で、夏にあたるとされる三つの月。孟夏(陰暦四月)・仲夏(陰暦五月)・季夏(陰暦六月)のこと。三度の夏。三年間のこと。三つの楽曲。(イ)王夏・肆夏シカ・韶夏ショウカのこと。(ロ)肆夏・韶夏・納夏のこと。

三家 サンカ🔗🔉

【三家】 サンカ 三つの家がら。▽「論語」の朱熹シュキ注では、春秋時代の魯ロの国の孟孫・叔孫・季孫の三家のこと。『三桓サンカン』また「史記」天官書の張守節注では、晋シンの三卿サンケイであった韓カン・魏ギ・趙チョウの三家のこと。「詩経」を伝えた斉詩・魯詩ロシ・韓詩の三つの伝承、およびそのテキスト。サンケ〔国〕江戸時代、尾張オワリ・紀伊キイ・水戸ミトの徳川家の総称。

三悪趣 サンアクシュ🔗🔉

【三途】 サンズ〔仏〕悪行をした人が死後にいくという三つの道。熱苦を受ける火途、刀・剣・杖などで強迫される刀途、互いに食いあう血途の三つで、これを地獄・餓鬼ガキ・畜生チクショウに当てる。『三悪道サンアクドウ・三悪趣サンアクシュ』

三韻 サンイン🔗🔉

【三韻】 サンイン 六句の詩で隔句の三か所に韻をふむもの。律詩の変格の一つ。

傘下 サンカ🔗🔉

【傘下】 サンカ かさの下。ある人物や勢力のもとに同志または部下として集まって、指導または支配を受けること。また、その人たち。

傘蓋 サンガイ🔗🔉

【傘蓋】 サンガイ かさ。「松張翠傘蓋=松ハ翠ノ傘蓋ヲ張ル」〔→白居易

僧伽 サンガ🔗🔉

【僧伽】 ソウカ・ソウギャ・サンガ〔仏〕多くの僧。また、衆と訳す。本来は三人以上の僧のあつまりをいい、教団の意味。のちに僧個人のこと。▽梵語ボンゴの音訳。

刪改 サンカイ🔗🔉

【刪改】 サンカイ 文章・字句などの悪い部分をけずり改める。『刪革サンカク』

参夷 サンイ🔗🔉

【参夷】 サンイ ひとりの罪によって、その人の三族(親・子・孫)までも同じ罰を与える刑罰。三族の罪。

参会 サンカイ🔗🔉

【参会】 サンカイ いろいろのものがまじり集まる。会合に参加する。寄り合う。

参賀 サンガ🔗🔉

【参賀】 サンガ 身分の高い人のところへ行き、祝いのことばを述べる。朝廷に参上して天子に祝賀の意をあらわすこと。

参謁 サンエツ🔗🔉

【参謁】 サンエツ 身分の高い人のところへ行き対面する。朝廷に参上して天子に目通りする。進見。

山雨欲来風満楼 サンウキタラントホッシテカゼロウニミツ🔗🔉

【山雨欲来風満楼】 サンウキタラントホッシテカゼロウニミツ〈故事〉山から雨が降りそうになって、まず、風が楼いっぱいに吹きこんでくる。事件が起ころうとする前に、おだやかでない形勢がただよってくるたとえ。〔→許渾

山果 サンカ🔗🔉

【山果】 サンカ =山菓。山でとれるくだもの。

山河 サンカ🔗🔉

【山河】 サンガ・サンカ 山と川。山川。山や川などの自然のたたずまい。「国破山河在=国破レテ山河在リ」〔→杜甫世の中。〔→世説不変のもの、遠くへだたっているもの、徳が高いことなどにたとえる。徳が高く深いこと。

山海 サンカイ🔗🔉

【山海】 サンカイ 山と海。隠れ住む所。物が多くあるさま。遠く長い道のり。

山怪 サンカイ🔗🔉

【山鬼】 サンキ 山中の怪物。猩猩ショウジョウなど。『山怪サンカイ』

山陰 サンイン🔗🔉

【山陰】 サンイン 山の北側。山北。▽太陽が当たらないことから。〔国〕七道の一つ。「山陰道」の略。丹波タンバ(京都府・兵庫県)・丹後(京都府)・但馬タジマ(兵庫県)・因幡イナバ・伯耆ホウキ(鳥取県)・出雲イズモ・石見イワミ・隠岐オキ(島根県)の八か国の総称。

山崖 サンガイ🔗🔉

【山崖】 サンガイ 山にあるがけ。物が多いことのたとえ。

山歌 サンカ🔗🔉

【山歌】 サンカ いなかで歌われる、ひなびた歌。船頭・きこり・農民などの歌。「豈無山歌与村笛=アニ山歌ト村笛トノ無カランヤ」〔→白居易

山窩 サンカ🔗🔉

【山窩】 サンカ・サンワ〔国〕定住しないで、山間を移動した生活を送り、竹細工・狩猟などを業とした一団の人。

山靄 サンアイ🔗🔉

【山靄】 サンアイ 山のもや。山気。

惨禍 サンカ🔗🔉

【惨禍】 サンカ いたましい災害。

撒火 サンカ🔗🔉

【撒火】 サッカ・サンカ 漢字の部首の一つ。「然」「熱」などの「」のこと。「列火」「連火レンガ」ともいう。 〈注〉その他の熟語は→【散】を見よ。

散位 サンイ🔗🔉

【散位】 サンイ・サンニ 位階だけあって、官職のないこと。また、そのような官位にある人。

散逸 サンイツ🔗🔉

【散逸】 サンイツ ちりぢりにちらばってなくなる。『散失サンシツ・散佚サンイツ・散軼サンイツ』世間の事がらにわずらわされることがなくて、生活がひまなこと。

桟 さん🔗🔉

【桟】 10画 木部 [常用漢字] 区点=2723 16進=3B37 シフトJIS=8E56 【棧】旧字旧字 12画 木部 区点=6002 16進=5C22 シフトJIS=9EA0 《常用音訓》サン 《音読み》 サン/ゼン〈zhn〉/セン/ゼン〈zhn〉 《訓読み》 かけはし/さじき/さん 《名付け》 たな 《意味》 {名}短く切った木。 {名}かけはし。険しい山のがけぎわに短く切った木をかけわたした木の橋。また、船の乗り降りなどのために、岸から水上にさし出した橋。「桟道サンドウ」「雲桟ウンサン(高い木のかけはし)」 {名}さじき。切った木をわたして並べた板の間。転じて、さじきのある倉庫や商人宿。「客桟キャクサン(旅人宿)」 {名}短い木をわたしてつくったたな。▽短い木をたくさん並べることから、多くの物をそろえるたとえにもなる。 {名}短い木でつくったさく。その中に家畜をかう。やらい。「馬桟バセン・バサン(馬小屋)」 〔国〕さん。板のそりを防ぐために打つ細い棒。また、障子ショウジや戸のほね。 《解字》 会意兼形声。戔サン・センは、戈(ほこ)二つによって、切って小さくする意をあらわした会意文字。棧は「木+音符戔」で、小さく切った木。 《単語家族》 錢(=銭。銅を小さく切ってつくったこぜに)盞サン(小さいさかずき)賤セン(財が少ない)淺(=浅。水が少ない)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

桟雲 サンウン🔗🔉

【桟雲】 サンウン かけ橋のあたりに漂う雲。

爨 さん🔗🔉

【爨】 29画 火部  区点=6406 16進=6026 シフトJIS=E0A4 《音読み》 サン〈cun〉 《訓読み》 かしぐ/かまど/さん 《意味》 {動}かしぐ。飯をたく。〈類義語〉→炊スイ。「炊爨スイサン」「以釜甑爨、以鉄耕乎=釜甑ヲモッテ爨ギ、鉄ヲモッテ耕ス」〔→孟子{名}かまど。飯をたくかまど。〈類義語〉→竃ソウ。 〔国〕さん。飯をたく女。おさん。 《解字》 会意。「かまどの形+臼(両手)+両手+林+火」で、両手でもって木をかまどの下に入れて、火を燃やすさまを示す。かまどの狭い穴にたき木を入れこむ動作をさすことば。 《単語家族》 鑽サン(入れこむ)竄サン(狭い所へもぐりこむ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

産育 サンイク🔗🔉

【産育】 サンイク 母親が子をうみ育てる。天地が万物をうみ育てる。

簒位 サンイ🔗🔉

【簒位】 サンイ・クライヲウバウ 臣下が君主の位を奪いとる。〔→漢書

粲花 サンカ🔗🔉

【粲花】 サンカ〈故事〉ことばが美しく、すぐれていることのたとえ。▽白く、輝くように美しい花の意。李白のことばについて、当時の人が「李白粲花之論」といってほめた故事による。

芟刈 サンガイ🔗🔉

【芟刈】 サンガイ 草木などをかって除く。

芟夷 サンイ🔗🔉

【芟夷】 サンイ 草をかって平らにする。反乱や賊などを平定すること。〔→左伝書物などから、その記事を削除する。

蚕衣 サンイ🔗🔉

【蚕衣】 サンイ 繭のこと。かいこを飼うときに着る衣服。絹の着物。

酸化 サンカ🔗🔉

【酸化】 サンカ 物質が酸素と化合すること。また、化合物から水素をとり去ること。

鑽営 サンエイ🔗🔉

【鑽営】 サンエイ 人にうまくとり入ること。

餐霞 サンカ🔗🔉

【餐霞】 サンカ 道家で、修練としてかすみを食うこと。

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