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広辞苑の検索結果 (51)

とん【豚】🔗🔉

とん】 ①ブタ。また、ブタの肉。「―カツ」 ②自分の子の謙称。「―児」

とん【墩・榻】🔗🔉

とん墩・榻】 太鼓形の腰掛。木製・陶磁製などがある。

トン【ton・噸・瓲】🔗🔉

トンton・噸・瓲】 ①貨物の質量の単位。記号t ㋐仏トン。メートル法の単位。1トンは1000キログラム。メートルトン・グラムトンともいう。 ㋑英トン。ヤード‐ポンド法の単位。1トンは2240ポンド(約1016キログラム)。ロング‐トン。大トン。 ㋒米トン。ヤード‐ポンド法の単位。1トンは2000ポンド(約907キログラム)。ショート‐トン。小トン。 ②貨物の容積の単位。木材は40立方フィート。石材は16立方フィート。石炭は49ブッシェル。 ③船舶積載能力の単位。 ㋐総トンは主として商船に用い、船の全容積を表すもので、1トンは100立方フィート(約2.83立方メートル)。 ㋑排水トンは軍艦に用い、船の重量を排水量で表すもので、1トンは海水35立方フィートの重量。 ㋒重量トンは貨物船に用い、1トンは2240ポンド。英トン。 ㋓純トン。総トンから貨物・旅客の積載に利用できない部屋の容積を減じたもの。客船に用いる。

とんあ【頓阿】🔗🔉

とんあ頓阿】 (トンナとも)鎌倉・南北朝時代の歌僧。俗名、二階堂貞宗。京都の人。出家後、二条家の嫡流藤原為世に師事、二条家歌学を再興。為世門の四天王の一人。晩年、西行の旧地双林寺に草庵を結んだ。歌風は典雅端正。二条良基の師範。二条為明のあとを継いで新拾遺集を完成。著「愚問賢注」「井蛙抄」、家集「草庵集」など。(1289〜1372)

とん‐あい【貪愛】🔗🔉

とん‐あい貪愛】 (トンナイとも)〔仏〕好ましい対象に対する強い執着しゅうじゃく。貪。

とん‐えい【屯営】🔗🔉

とん‐えい屯営】 兵士がたむろすること。また、そのところ。屯所。営所。

とん‐えき【豚疫】🔗🔉

とん‐えき豚疫】 豚疫菌に原因する豚の伝染病。肋膜炎・肺炎などを伴う一種の敗血症。

トンガ【Tonga】🔗🔉

トンガTonga】 南太平洋にあって、珊瑚礁・火山島から成る島群。住民はポリネシア系。10世紀から王制が続くが、1900年イギリスの保護領となり、70年王国として独立。面積750平方キロメートル。人口10万1千(2002)。首都ヌクアロファ。フレンドリー諸島。→オセアニア(図) トンガの人々 撮影:田沼武能

とん‐かち🔗🔉

とん‐かち (もと擬音語)かなづちの俗語。

とん‐カツ【豚カツ】🔗🔉

とん‐カツ豚カツ】 豚肉のカツレツ。 ⇒とんカツ‐ソース【豚カツソース】

とんカツ‐ソース【豚カツソース】🔗🔉

とんカツ‐ソース豚カツソース】 一般にウスター‐ソースより甘味が強く、粘度が高いソース。とんかつなどの揚げ物に合う。濃厚ソース。 ⇒とん‐カツ【豚カツ】

とんがらか・す【尖らかす】🔗🔉

とんがらか・す尖らかす】 〔他五〕 (トガラカスの撥音化)とがらす。「口を―・す」

とんがらか・る【尖らかる】🔗🔉

とんがらか・る尖らかる】 〔自五〕 (トガラカルの撥音化)とがる。とんがる。

とんがり‐ぼうし【尖り帽子】🔗🔉

とんがり‐ぼうし尖り帽子】 細長い円錐形の帽子。

とんが・る【尖る】🔗🔉

とんが・る尖る】 〔自五〕 (トガルの撥音化) ①とがる。 ②いらいらして人に激しく当たる。つっけんどんにする。

とん‐きょう【頓狂】‥キヤウ🔗🔉

とん‐きょう頓狂‥キヤウ あわてて間が抜けていること。だしぬけで調子はずれなこと。「―な声をあげる」 ⇒とんきょう‐ごえ【頓狂声】

とん‐きょう【頓興】🔗🔉

とん‐きょう頓興(→)頓狂に同じ。日葡辞書「トンキョウナ」

とん‐ぎょう【頓教】‥ゲウ🔗🔉

とん‐ぎょう頓教‥ゲウ 〔仏〕段階を踏まずにいきなり高次の教えを説くこと。または、修行の段階を経ずに一挙に最高の真理を悟る教え。もと華厳経を指していった。↔漸教。→円頓えんどん

とんきょう‐ごえ【頓狂声】‥キヤウゴヱ🔗🔉

とんきょう‐ごえ頓狂声‥キヤウゴヱ 間の抜けた声。調子はずれの大声。 ⇒とん‐きょう【頓狂】

トンキン【Tonkin; Tongking・東京】🔗🔉

トンキンTonkin; Tongking・東京】 ハノイを中心とするベトナム北部の古称。また、ハノイの旧称。 ⇒トンキン‐わん【トンキン湾】 ⇒トンキン‐わん‐じけん【トンキン湾事件】

トンキン‐わん【トンキン湾】🔗🔉

トンキン‐わんトンキン湾】 南シナ海北西部の支湾。ベトナム北部と中国の広西、雷州半島・海南島に3方を囲まれる。バクボ湾。北部湾。 ⇒トンキン【Tonkin; Tongking・東京】

トンキン‐わん‐じけん【トンキン湾事件】🔗🔉

トンキン‐わん‐じけんトンキン湾事件】 1964年8月トンキン湾で米国の軍艦が北ベトナムの魚雷艇に攻撃を受けたとされる事件。71年米国の謀略であることが明らかにされた。 ⇒トンキン【Tonkin; Tongking・東京】

とん‐く【頓句】🔗🔉

とん‐く頓句】 すばやく句を作ること。去来抄「詞道具より入る人は―多句なり」

トング【tongs】🔗🔉

トングtongs】 氷・ケーキ・パスタなど、物を挟むU字形の道具。

とん‐ぐう【頓宮】🔗🔉

とん‐ぐう頓宮】 かりみや。行宮あんぐう

とん‐げつ【遯月】🔗🔉

とん‐げつ遯月】 (易で遯の卦に配されるからいう)陰暦6月の異称。

とん‐けん【豚犬】🔗🔉

とん‐けん豚犬】 ①[三国志呉志、呉主伝、注]愚かで役に立たないもの。 ②自分の子の謙称。豚児。

とん‐ご【頓悟】🔗🔉

とん‐ご頓悟】 〔仏〕修行の段階を経ずに、一挙に悟りを開くこと。禅では南宗が主張し、北宗の漸悟より優れているとした。「―直路じきろの法」↔漸悟

とん‐こう【敦厚】🔗🔉

とん‐こう敦厚】 篤実で人情にあついこと。

とん‐こう【遁甲】‥カフ🔗🔉

とん‐こう遁甲‥カフ 人目をまぎらわして身体を隠す妖術。忍術。推古紀「―方術書を貢たてまつる」

とんこう【敦煌・燉煌】‥クワウ🔗🔉

とんこう敦煌・燉煌‥クワウ (Dunhuang)中国、甘粛省北西部の市。古来、西域との交通の要衝。市街の南東に4〜14世紀の美しい壁画・塑像を持つ世界遺産の千仏洞(莫高窟)があり、20世紀初め以来その壁の中から貴重な文書・仏典等を発見。人口18万8千(2000)。 莫高窟 提供:JTBフォト

とん‐こつ【豚骨】🔗🔉

とん‐こつ豚骨】 ①豚の骨。 ②豚の骨つきばら肉を油でいり、蒟蒻こんにゃく・野菜・赤味噌・黒砂糖・焼酎などとともに煮込んだもの。鹿児島県の郷土料理。

トンコリ🔗🔉

トンコリ アイヌの弦楽器。丸木をえぐり、表板を張って槽とし、上部に糸倉と海老尾のある細長い琴。5弦。奏者はすわって斜めに抱き、両手の指で弾奏する。樺太(サハリン)・宗谷で行われた。カー(弦)とも。 トンコリ

とん‐コレラ【豚コレラ】🔗🔉

とん‐コレラ豚コレラ】 家畜法定伝染病の一つ。豚に起こる急性伝染病。病原体はウイルス。腸粘膜の炎症、壊死えしおよび特異のボタン状結節形成を特徴とする。伝染力は極めて大。

とん‐ざ【頓挫】🔗🔉

とん‐ざ頓挫】 中途で行きづまって、くじけること。計画や事業などが中途で進展しなくなること。「―をきたす」「再建計画が―する」

とん‐さい【頓才】🔗🔉

とん‐さい頓才】 機に応じてはたらく才。機転のきくこと。

とん‐ざい【屯在】🔗🔉

とん‐ざい屯在】 たむろしていること。多く集まっていること。

とん‐さく【頓作】🔗🔉

とん‐さく頓作】 ①即座につくること。また、その作。 ②転じて、機知のはたらくこと。また、その人。日葡辞書「トンサクナヒト」

とん‐ざん【遯竄】🔗🔉

とん‐ざん遯竄】 (「遯」は、のがれる意)にげかくれること。逃竄。

とん‐し【豚脂】🔗🔉

とん‐し豚脂】 豚の脂肪。ラード。

とん‐し【頓死】🔗🔉

とん‐し頓死】 にわかに死ぬこと。あっけなく死ぬこと。急死。「旅行中に―する」

とん‐じ【豚児】🔗🔉

とん‐じ豚児】 自分の子、特に息子の謙称。愚息。

とん‐じ【遁辞】🔗🔉

とん‐じ遁辞】 責任などをのがれるためにいう言葉。逃げ口上こうじょう。「―を弄ろうする」

とん‐じき【屯食】🔗🔉

とん‐じき屯食】 (トジキとも) ①強飯こわめしを握りかためて卵形にしたもの。平安時代、禁中または貴人の饗宴の際、庭上に並べて主に下臈げろうなどに賜ったもの。源氏物語桐壺「―、禄のからびつども」 ②公家で、握り飯の称。安斎随筆「屯食。ドンシキとよむ、是ニギリメシの事なり」

とん‐しゃ【豚舎】🔗🔉

とん‐しゃ豚舎】 ぶたごや。

とん‐しゃ【頓写】🔗🔉

とん‐しゃ頓写】 ①いそいで書写すること。 ②特に、大勢の者が集まって1日で1部の経を書写すること。一日経。東鑑49「一日経を―せらる」

とん‐じゃく【貪着】‥ヂヤク🔗🔉

とん‐じゃく貪着‥ヂヤク 〔仏〕足ることを知らず、物に執着しゅうじゃくすること。むさぼりつくこと。〈日葡辞書〉

とん‐じゃく【頓着】‥ヂヤク🔗🔉

とん‐じゃく頓着‥ヂヤク (「貪着」の転義。トンチャクとも)深く心に掛けること。気にすること。懸念。昨日は今日の物語「せつせつ使をたつれども―せぬ」。「一向に―しない」「無―」 ⇒頓着無い ○頓着無いとんじゃくない 物事を気にしない。かまわない。 ⇒とん‐じゃく【頓着】

○頓着無いとんじゃくない🔗🔉

○頓着無いとんじゃくない 物事を気にしない。かまわない。 ⇒とん‐じゃく【頓着】 とん‐しゅ屯守】 集まってまもること。 とん‐しゅ頓首】 ①中国の礼式で、頭で地を叩き、また頭を地につけて敬意を表すこと。もと対等の礼に行い、後に君主に対して行なった。 ②書簡文・上書文などの終尾に書いて敬意を表す語。 ⇒とんしゅ‐さいはい【頓首再拝】 とん‐じゅ屯戍】 兵がたむろして辺地をまもること。また、その営所。 ドン‐ジュアンDon Juan フランス⇒ドン=ファン とん‐しゅう屯集‥シフ たむろすること。集まること。 どん‐しゅう呑舟‥シウ 舟をまるのみにすること。 ⇒呑舟の魚 ⇒呑舟の魚は枝流に游がず どん‐じゅう鈍重‥ヂユウ 動作などがにぶくのろいこと。軽快でないこと。

とん‐しゅ【屯守】🔗🔉

とん‐しゅ屯守】 集まってまもること。

とん‐しゅ【頓首】🔗🔉

とん‐しゅ頓首】 ①中国の礼式で、頭で地を叩き、また頭を地につけて敬意を表すこと。もと対等の礼に行い、後に君主に対して行なった。 ②書簡文・上書文などの終尾に書いて敬意を表す語。 ⇒とんしゅ‐さいはい【頓首再拝】

大辞林の検索結果 (84)

とん【貪】🔗🔉

とん [1] 【貪】 〔「とん」は呉音。慣用的に「どん」とも〕 (1)欲の深いこと。むさぼること。どん。 (2)〔仏〕 三毒の一つ。対象を追い求める心。貪愛。貪欲。

とん【頓】🔗🔉

とん 【頓】 (名・形動ナリ) (1)急であること。にわかであること。また,そのさま。「―に成就ある様に祈て/太平記 36」 (2)にぶい・こと(さま)。とんま。「織介は―にして/洒落本・卯地臭意」 (3)〔仏〕 教法の理解や修行などの段階的な深化を経ることなく,一挙に悟りに到達すること。 ⇔漸

とん【榻・🔗🔉

とん [1] 【榻・】 〔「とん(榻)」は唐音〕 中国で用いられる陶磁製の太鼓状の腰掛け。主に庭園で用いられる。

トンton🔗🔉

トン [1] ton (1)質量の単位。記号 t で書き表す。(ア)メートル法で,1000キログラム。仏トン。メートル-トン。グラムトン。(イ)イギリスで,一トンは2240ポンド(約1016キログラム)。英トン。ロング-トン。大トン。長トン。(ウ)アメリカで,一トンは2000ポンド(約907キログラム)。米トン。ショート-トン。小トン。(エ)船の質量を排水量で表すのに用いるもの。軍艦に用いる。単位は英トンか仏トン。排水トン。(オ)船の質量を表すもの。貨物船に用いる。単位は英トン。重量トン。重トン。 →載貨(サイカ)重量トン数 (2)体積の単位。(ア)商船の全体積をいう。船舶の積量を表すもの。 →総トン数 (イ)船の貨物積載量の体積。一トンは40立方フィート(約1.13立方メートル)。容積トン。(ウ)商船で,貨物や旅客のためのみに使われる船内の容積。総トンから,運航に必要な部分の容積を除いたもの。トン税や手数料計算などの基準になる。一トンは100立方フィート。純トン。登簿トン。 〔「屯」「噸」「瓲」とも書く〕

とん🔗🔉

とん [1] (副) (多く「と」を伴って)物が軽く当たったり,落ちたり,物をたたいたりしたときの音を表す語。「後ろから―と押される」「―と茶筒が倒れる」 →とんと

とんあ【頓阿】🔗🔉

とんあ 【頓阿】 (1289-1372) 南北朝時代の歌人。俗名,二階堂貞宗。下野守光貞の子。和歌を冷泉為世に学び,為世没後も二条派の平明温雅な歌風を守り,同派中興の歌人とされる。和歌四天王の一人。「新拾遺和歌集」の撰に参与。家集「草庵集」,著書「愚問賢註」「井蛙(セイア)抄」など。「続千載和歌集」以下の勅撰集に四六首入集。

とん-あい【貪愛】🔗🔉

とん-あい [0] 【貪愛】 (名)スル 〔「どんあい」とも〕 (1)〔仏〕 対象を追い求め,執着すること。とんない。貪。 (2)むさぼり好むこと。あくことなく欲しがること。「金銭を―する人/西国立志編(正直)」

とん-えい【屯営】🔗🔉

とん-えい [0] 【屯営】 (名)スル 兵隊がたむろすること。また,その所。陣営。「山中に―する」「―地」

トンガTonga🔗🔉

トンガ Tonga 南太平洋,トンガタプー諸島を領土とする立憲君主国。住民はポリネシア人。コプラを産出。1970年イギリスから独立。首都ヌクアロファ。面積699平方キロメートル。人口九万七千(1992)。正称,トンガ王国。

トンガ-ご【―語】🔗🔉

トンガ-ご [0] 【―語】 オーストロネシア語族ポリネシア語派に属す言語。トンガ王国の公用語。

とん-かち🔗🔉

とん-かち [1] 〔打ちたたくときの音から〕 俗に,金づち。

とん-カツ【豚―】🔗🔉

とん-カツ [0] 【豚―】 豚肉で作ったカツレツ。ポーク-カツ。ポーク-カツレツ。

とんがらか・す【尖らかす】🔗🔉

とんがらか・す [5] 【尖らかす】 (動サ五) 〔「とがらかす」の転〕 「とがらす」に同じ。「口を―・して言う」

とんがらか・る【尖らかる】🔗🔉

とんがらか・る [0][5] 【尖らかる】 (動ラ五[四]) とがる。とんがる。

とん-がらし【唐辛子】🔗🔉

とん-がらし [3] 【唐辛子】 「とうがらし(唐辛子)」の転。

とんがり【尖り】🔗🔉

とんがり [0] 【尖り】 とんがっていること。また,その物。

とんがり-ぼうし【尖り帽子】🔗🔉

とんがり-ぼうし [5] 【尖り帽子】 頭頂部がとがっている帽子。

とんが・る【尖る】🔗🔉

とんが・る [3] 【尖る】 (動ラ五[四]) 〔「とがる」の転〕 「とがる」を俗にいう語。「先の―・った鉛筆」「―・った口」

トンキニーズTonkinese🔗🔉

トンキニーズ [4] Tonkinese ネコの一品種。カナダ原産。短毛種。大きな卵形の目と柔らかで光沢のある被毛をもつ。バーミーズとシャムの交配種。

とん-きょ【頓狂】🔗🔉

とん-きょ [1] 【頓狂】 (形動) 「とんきょう(頓狂)」の転。「大きな―な声で高々と笑つた/或る女(武郎)」

とん-きょう【頓狂・頓興】🔗🔉

とん-きょう [1] ―キヤウ 【頓狂】 ・ ―キヨウ 【頓興】 (形動)[文]ナリ だしぬけで調子はずれであるさま。間が抜けて調子はずれであるさま。「―な声を出す」

とんきょう-ごえ【頓狂声】🔗🔉

とんきょう-ごえ ―キヤウゴ [5] 【頓狂声】 だしぬけに出す,調子はずれの高い声。とんきょごえ。

とん-ぎょう【頓教】🔗🔉

とん-ぎょう ―ゲウ [0] 【頓教】 〔仏〕 (1)長い修行を積まず,すみやかに悟りを完成させる教法。頓成の教。 ⇔漸教(ゼンキヨウ) (2)五時八教の化法四教の一。すぐれた素質・能力のあるものに対して,初めから説かれる究極の大乗の教法。華厳経(ケゴンキヨウ)の教えをいう。頓説の教。

トン-キロ🔗🔉

トン-キロ [1] 貨物の輸送量を表す語。輸送重量(トン)に,それを輸送した距離(キロ)を掛けたもの。

トンキンTonkin🔗🔉

トンキン Tonkin ベトナムの北部,ソンコイ川下流のデルタ地帯。米の産地で,石炭資源も豊富。中心都市ハノイ。東京(トンキン)。

トンキン-にっけい【―肉桂】🔗🔉

トンキン-にっけい ―ニク― [5] 【―肉桂】 ⇒カシア

トンキン-わん【―湾】🔗🔉

トンキン-わん 【―湾】 南シナ海の北西部,ベトナムと中国の雷州半島と海南島に囲まれた湾。1964年,この湾上で起こったアメリカと北ベトナムの軍事衝突を契機として,アメリカはベトナム戦争に介入した。

トングtongs🔗🔉

トング [1] tongs 物を挟む道具。「アイス-―」

とん-ぐう【頓宮】🔗🔉

とん-ぐう [3] 【頓宮】 にわかに造った仮の宮殿。仮宮(カリミヤ)。

とんけつ-したじ【豚血下地】🔗🔉

とんけつ-したじ ―シタヂ [5] 【豚血下地】 豚血の凝固する性質を利用した,琉球漆器特有の漆塗り下地。

とん-ご【頓悟】🔗🔉

とん-ご [1] 【頓悟】 (名)スル 〔仏〕 段階的な修行を踏むことなく,一挙に悟りを開くこと。 ⇔漸悟(ゼンゴ)

とん-こう【敦厚】🔗🔉

とん-こう [0] 【敦厚】 (名・形動)[文]ナリ 誠実で情にあつい・こと(さま)。「作る所の句も亦優柔―にして/獺祭書屋俳話(子規)」

とん-こう【遁甲】🔗🔉

とん-こう ―カフ [0] 【遁甲】 占星術の一種。天文現象から吉凶を判断して,人目をくらまし身を隠す術。遁術。

とんこう【敦煌】🔗🔉

とんこう トンクワウ 【敦煌】 中国甘粛省北西部のオアシス都市。紀元前二世紀に漢の武帝が敦煌郡を置いてから西域交通路の基地として栄えた。約五〇〇の石窟寺院の群集する千仏洞は,石仏・壁画の仏教芸術の世界的遺跡。1900年王円(エンロク)が発見した一〇世紀以前の写本類は,一九〇七,八年,スタイン・ペリオらによって世界に紹介された。現在,敦煌文物研究所がある。トゥンホアン。 敦煌(莫高窟) [カラー図版]

とん-こつ【豚骨】🔗🔉

とん-こつ [0] 【豚骨】 豚の骨付きあばら肉をこんにゃくなどとともに赤味噌・黒砂糖・焼酎で煮込んだもの。鹿児島県の郷土料理。

トンコリ🔗🔉

トンコリ [1] アイヌの撥弦楽器。標準的な大きさは全長120センチメートル,幅10センチメートル,厚さ5センチメートル程度。木をくりぬき,響板を張りつけて胴をつくり,五弦を張ったもの。奏法は肩に立てかけるか,抱きかかえるようにして両手の指ではじく。北海道北部では「カー(弦の意)」と呼ばれる。 トンコリ [図]

とん-コレラ【豚―】🔗🔉

とん-コレラ [3] 【豚―】 ブタの急性伝染病の一。豚コレラウイルスによって起き,死亡率が高く,伝染力が強い。家畜法定伝染病の一。豚ペスト。

とん-ざ【頓挫】🔗🔉

とん-ざ [1][0] 【頓挫】 (名)スル (1)勢いが途中でにわかに弱くなること。 (2)事業・計画などが途中で急に駄目になること。「不況のあおりで事業が―する」

とん-さい【頓才】🔗🔉

とん-さい [0] 【頓才】 とっさの場合によく働く才能。気転のきくこと。「頓智―」「―のある,見立の上手な医者/渋江抽斎(鴎外)」

とん-ざい【屯在】🔗🔉

とん-ざい [0] 【屯在】 (名)スル たむろしていること。集まっていること。「回復兵の―するを見るより/経国美談(竜渓)」

とん-さく【頓作】🔗🔉

とん-さく [0] 【頓作】 (名・形動)[文]ナリ (1)その場の要求に応じて即座に作ること。 (2)機知の働くこと。頓智の働くこと。また,そういう言葉やさま。「さかしき男が―をいふは/咄本・露が咄」「―ナ人/日葡」

とん-ざん【遯竄・遁竄】🔗🔉

とん-ざん [0] 【遯竄・遁竄】 (名)スル 逃げかくれること。逃げうせる。逃竄。「―して行く処を知らず/自然と人生(蘆花)」

とん-し【豚脂】🔗🔉

とん-し [1] 【豚脂】 豚の脂肪。ラード。

とん-し【頓死】🔗🔉

とん-し [0] 【頓死】 (名)スル 急にあっけなく死ぬこと。急死。「祖母が脳溢血で―したのを見てから/悪魔(潤一郎)」

とん-じ【豚児】🔗🔉

とん-じ [1] 【豚児】 〔豚の子の意〕 (1)自分の子供をへりくだっていう語。愚息。豚犬。 (2)愚かな子供。ばかな子。

とん-じ【遁辞】🔗🔉

とん-じ [1] 【遁辞】 責任やかかわりあいなどをのがれるための言葉。言いのがれ。逃げ口上。「―を弄する」

とん-じき【頓食・屯食】🔗🔉

とん-じき 【頓食・屯食】 玄米の強飯(コワメシ)を握り固めて,鶏卵の形のようにしたもの。また,それらを載せた膳。平安時代,宮中または貴人の宴会のとき,庭上で下仕えの者にたまわった。とじき。

とん-しゃ【豚舎】🔗🔉

とん-しゃ [1] 【豚舎】 ブタを飼育する小屋。ブタ小屋。

とん-しゃ【頓写】🔗🔉

とん-しゃ [0] 【頓写】 (名)スル (1)急いで書き写すこと。 (2)〔仏〕 追善供養のため大勢の人が集まって一日で一部の経を書き写すこと。頓経。一日経。

とん-じゃく【貪着】🔗🔉

とん-じゃく ―ヂヤク [0] 【貪着】 (名)スル 〔仏〕 物事に執着し,むさぼり求めて,それに心をとられること。「此の人,世に有りて五欲に―し,財宝を愛惜して/今昔 1」

とん-じゃく【頓着】🔗🔉

とん-じゃく ―ヂヤク [1] 【頓着】 (名)スル 〔「貪着(トンジヤク)」と同源〕 深く心にかけること。気にすること。懸念。心配。とんちゃく。「物事に―しない性質」

とんじゃく-な・い【頓着無い】🔗🔉

とんじゃく-な・い トンヂヤク― [5] 【頓着無い】 (形) 物事を気にしない。気にかけない。構わない。「着るものに―・い人」

とん-しゅ【頓首】🔗🔉

とん-しゅ [1] 【頓首】 (名)スル (1)古く中国の礼式で,頭を地につくように下げてうやうやしく礼をするもの。 (2)手紙文などの最後に書き,相手に対して敬意を表す語。「―再拝」「草々―」

とん-しゅう【屯集】🔗🔉

とん-しゅう ―シフ [0] 【屯集】 (名)スル 寄り集まりたむろすること。「廓門に―する邏卒等は/経国美談(竜渓)」

とん-しょ【屯所】🔗🔉

とん-しょ [1][0] 【屯所】 (1)兵士などが詰めている所。陣所。「新撰組の―」 (2)明治初期,警察署の称。

とん-しょう【頓証】🔗🔉

とん-しょう [0] 【頓証】 〔仏〕 すみやかに悟りに達すること。

とんしょう-ぶっか【頓証仏果】🔗🔉

とんしょう-ぶっか ―クワ [5] 【頓証仏果】 「頓証菩提(トンシヨウボダイ)」に同じ。

とんしょう-ぼだい【頓証菩提】🔗🔉

とんしょう-ぼだい [5] 【頓証菩提】 〔仏〕 すみやかに悟りを開くこと。追善回向(エコウ)の功徳によって亡者が成仏するよう祈る言葉。頓証仏果。「成等正覚,―,往生極楽,と申て鐘うちならしければ/平治(下)」

とん-じる【豚汁】🔗🔉

とん-じる [0][3] 【豚汁】 ぶた汁。

とん-じん-ち【貪瞋痴】🔗🔉

とん-じん-ち [3] 【貪瞋痴】 〔仏〕 三つの根本的な煩悩(ボンノウ)。すなわち,対象を求める貪欲,怒りである瞋恚(シンイ),真理を見失う愚痴のこと。三毒。

とん・す【屯す】🔗🔉

とん・す 【屯す】 (動サ変) ⇒とんする(屯)

とん・ず【貪ず】🔗🔉

とん・ず 【貪ず】 (動サ変) むさぼる。「富貴の家は心を恣にして酒色を―・じ屋舎を過奢に作り/沙石 3」

トンズー-うんどう【東遊運動】🔗🔉

トンズー-うんどう 【東遊運動】 ⇒東遊(トウユウ)運動

とん-ずら🔗🔉

とん-ずら [0] (名)スル 〔「とん」は遁走,「ずら」はずらかるの意から〕 逃げることをいう俗語。「風をくらって―する」

とん・する【屯する】🔗🔉

とん・する [3] 【屯する】 (動サ変)[文]サ変 とん・す (1)寄り集まる。たむろする。「我々此地に―・すること八九日/浮城物語(竜渓)」 (2)集めとどめる。守りのために集める。「三千余の精兵を―・せしかば/経国美談(竜渓)」

とん-せい【遁世・遯世】🔗🔉

とん-せい [0] 【遁世・遯世】 (名)スル 〔古くは「とんぜい」〕 (1)俗世の煩わしさを避けて静かな生活に入ること。隠遁。遁俗。 (2)〔仏〕 仏門に入ること。また,出家すること。「出家―の身」「只渡世の為に―する人,年々に多く見るにや/沙石 3」

とんせい-しゃ【遁世者】🔗🔉

とんせい-しゃ [3] 【遁世者】 俗世間をのがれて仏門に入った人。世捨て人。隠者。

トン-ぜい【―税】🔗🔉

トン-ぜい [0] 【―税】 外国貿易船が入港するとき,その船の純トン数に応じて課する税金。

とん-ぜん【頓漸】🔗🔉

とん-ぜん [0] 【頓漸】 〔仏〕 (1)頓教と漸教。 (2)頓悟と漸悟。

とん-そう【屯倉】🔗🔉

とん-そう ―サウ 【屯倉】 ⇒みやけ(屯倉)

とん-そう【遁走】🔗🔉

とん-そう [0] 【遁走】 (名)スル 逃げ走ること。逃走。「敵は―した」

とんそう-きょく【遁走曲】🔗🔉

とんそう-きょく [3] 【遁走曲】 ⇒フーガ

とん-ぞく【遁俗】🔗🔉

とん-ぞく [0] 【遁俗】 「遁世(トンセイ)」に同じ。

とん-だ🔗🔉

とん-だ [0] ■一■ (連体) (1)思いがけないさま。意外で大変な。とんでもない。主に,よくない意で用いる。「―災難だった」「この度は―ことでした」「―過ちをしでかした」 (2)ひどく道理にはずれた。あきれた。とんでもない。「―うそを言いやがって」「―お笑いぐさだ」 (3)(逆説的に)すばらしい。とてもよい。「―美人だ」 ■二■ (副) 思いがけず。非常に。「新宿がはやつて,―美しいが出るときいて/咄本・聞上手」

とんだばやし【富田林】🔗🔉

とんだばやし 【富田林】 大阪府中南部の市。中世以降,真宗の興正寺を中心に発展。古社寺が多い。ガラス細工・簾を特産。近年は宅地化が進む。

トン(和英)🔗🔉

トン a ton.→英和 ‖英(米)トン a long (short) ton.総(排水,積載,重量)トン数 gross (displacement,freight,deadweight) tonnage.

とんカツ【豚カツ】(和英)🔗🔉

とんカツ【豚カツ】 a pork cutlet.

とんきょう【頓狂な】(和英)🔗🔉

とんきょう【頓狂な】 crazy;→英和 wild;→英和 scared.〜な声を出す scream.→英和

とんざ【頓挫する】(和英)🔗🔉

とんざ【頓挫する】 be checked;come[be brought]to a standstill[deadlock].→英和

とんし【頓死する】(和英)🔗🔉

とんし【頓死する】 die suddenly.

とんじ【遁辞】(和英)🔗🔉

とんじ【遁辞】 an excuse.→英和

とんせい【遁世する】(和英)🔗🔉

とんせい【遁世する】 retire from[renounce]the world.→英和

とんそう【遁走する】(和英)🔗🔉

とんそう【遁走する】 ⇒逃走.

とんだ(和英)🔗🔉

とんだ [意外な]surprising;unexpected;→英和 shocking;→英和 [たいへんな]awful;→英和 terrible;→英和 absurd (ばかげた);→英和 serious (重大な).→英和

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