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広辞苑の検索結果 (33)

けだもの【獣】🔗🔉

けだもの】 (「毛の物」の意) ①全身に毛があり、4足である動物。けもの。古今和歌集雑体「―の雲にほえけんここちして」。「―のような振舞い」 ②不人情な人やろくでもない人間をののしっていう称。人でなし。誹風柳多留13「いろいろな―の来る親の留守」。「この―め」 ○下駄も仏も同じ木のきれげたもほとけもおなじきのきれ (下駄も仏像も木製で)尊卑の別はあるが、その本は同一である。 ⇒げ‐た【下駄】

け‐もの【獣】🔗🔉

け‐もの】 (毛物の意)全身に毛のある四足の動物。畜類。けだもの。法華義疏長保点「一角の狩ケモノ出づるときは」 ⇒けもの‐たおし【畜仆し】 ⇒けもの‐へん【獣偏】 ⇒けもの‐みち【獣道】

けもの‐へん【獣偏】🔗🔉

けもの‐へん獣偏】 漢字の偏の一つ。「狩」「猫」などの偏の「犭」の称。「犭」は「犬」の字の変形。 ⇒け‐もの【獣】

けもの‐みち【獣道】🔗🔉

けもの‐みち獣道】 鹿・猪などの通行で自然につけられた道。 ⇒け‐もの【獣】

しし【獣・猪・鹿】🔗🔉

しし獣・猪・鹿】 (肉の意より転じて) ①けもの。野獣。特に、食肉のために捕獲する「いのしし(猪)」「かのしし(鹿)」をいう。〈[季]秋〉。万葉集3「朝狩に―踏み起し」 ②獣狩ししがりの略。曾我物語4「馬の上、徒立ちならぶ人なし。殊に―の上手にて」 ⇒獣食った報い ⇒鹿の角を蜂が刺す ⇒鹿の角を揉む

しし‐あな【獣穴】🔗🔉

しし‐あな獣穴】 けものを捕らえるための穴。おとしあな。天武紀「檻おりししあなを造り」

しし‐がり【猪狩・鹿狩・獣狩】🔗🔉

しし‐がり猪狩・鹿狩・獣狩】 多人数で山に入って、猪や鹿などの獣を狩り取ること。〈[季]冬〉

○獣食った報いししくったむくい🔗🔉

○獣食った報いししくったむくい (猪・鹿は伊勢神宮で忌まれたからいった語という。和訓栞による)悪事をしたために自分の身に受けるむくい。 ⇒しし【獣・猪・鹿】 しし‐くらい獣食らい‥クラヒ (南伊豆の漁村で)獣肉じゅうにくを食べること。また、その者を忌んでいう語。 し‐じげん四次元⇒よじげん しじ‐げんそ指示元素】 化学探鉱において、鉱床などの位置を探るため指標として分析の対象となる元素。銅・亜鉛・モリブデン・ヒ素・水銀など。たとえば、金鉱床の探鉱にはしばしば亜鉛が指示元素。 しじ‐ご指示語】 ①事物を指し示す機能を持つ語。いわゆる「こそあど」と称する。「これ・それ・あれ・どれ」「こう・そう・ああ・どう」の類。 ②(話し手と人・事物との関係を指示するものの意)代名詞。 しし‐こく獅子国】 スリランカ(セイロン)の古称。 じじ‐こっこく時時刻刻‥コク‥ 時刻を追って。一刻一刻。次第次第に。「情勢は―変化する」 しし‐こま獅子駒】 (中国・四国地方で)八朔はっさくにつくる馬形のだんご。馬と限らず、野菜・魚・人形などをつくり、家の上がり端に並べて子供らの取るにまかせる。おどりこ。→頼も人形 ししこらか・す 〔他四〕 (「し(為)しこらす」の転という)病気をこじらせる。しこじらす。源氏物語若紫「―・しつる時は、うたて侍るを、疾くこそ試みさせ給はめ」 しし‐ざ獅子座】 ①〔仏〕(獅子が百獣の王であるように、仏も一切衆生しゅじょうの王者であるというところから)仏の座席。また、高僧の座席。猊座げいざ。猊床げいしょう。獅子の座。 ②(Leo ラテン)黄道上の第6星座。蟹座かにざの東、乙女座おとめざの西にあり、春の半ばの夕方に南中。 獅子座 ⇒ししざ‐りゅうせいぐん【獅子座流星群】 しじ‐ざぜん四時坐禅】 黄昏こうこんと後夜ごやと早晨そうしんと晡時ほじの坐禅。夜・未明・朝食後・午後に行う四回の坐禅。 ししざ‐りゅうせいぐん獅子座流星群‥リウ‥ (Leonides ラテン)毎年11月15日頃、獅子座から放射されるように現れる流星群。十一月流星群ともいい、最も著名。1000年も前から出現記録があり、約33年ごとの数年間は特に著しい。1833年には流星雨となった。 ⇒しし‐ざ【獅子座】 しし‐ざる獅子猴】 頸に獅子の鬣たてがみに似た毛があるライオン‐タマリンなどの俗称。 ゴールデンライオンタマリン 提供:東京動物園協会 ししし子思子】 子思の学説とされるものを集めた書。亡失していたが、宋の汪晫が輯録した1巻がある。→子思 しじ‐し指示詞】 (demonstrative)指示代名詞・指示形容詞・指示副詞の総称。状況に依存して物や場所を指し示す語。日本語の「これ」「その」、英語のthisなど。 しし‐じもの猪じもの・鹿じもの】 (副詞的に用いる)しし(猪・鹿など)のように。「い這ひ」「膝折る」「水づく」などの序に用いることが多い。万葉集2「―い這ひ伏しつつ」→じもの じ‐じじゅう次侍従】 中務なかつかさ省に属し、正員の侍従を補佐する職。四位・五位の中で年功ある人が選任され、諸祭・節会・法会などで雑事をつかさどった。

しし‐くらい【獣食らい】‥クラヒ🔗🔉

しし‐くらい獣食らい‥クラヒ (南伊豆の漁村で)獣肉じゅうにくを食べること。また、その者を忌んでいう語。

しし‐ろん【獣論・鹿論】🔗🔉

しし‐ろん獣論・鹿論】 狩の獲物についての争論。曾我物語8「上意にて候ぞ。―の事たがひにその理あり」

じゅう【獣】ジウ🔗🔉

じゅうジウ けもの。けだもの。 ⇒獣を逐う者は目に太山を見ず

じゅう‐い【獣医】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐い獣医ジウ‥ 家畜・愛玩動物の疾病の診察・治療に当たる医師。国家試験に合格し、農林水産大臣の免許が必要。獣医師。 ⇒じゅうい‐がく【獣医学】

じゅうい‐がく【獣医学】ジウ‥🔗🔉

じゅうい‐がく獣医学ジウ‥ 家畜疾病の治療・衛生の学理・技術を研究する学問。 ⇒じゅう‐い【獣医】

じゅう‐えき【獣疫】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐えき獣疫ジウ‥ 家畜の伝染病。

じゅう‐がい【獣害】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐がい獣害ジウ‥ イノシシ・シカ・サルなど、動物による農作物・樹木などへの害。

じゅう‐かん【獣姦】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐かん獣姦ジウ‥ 動物を相手に性欲を満足させる行為。

じゅう‐きゃく‐るい【獣脚類】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐きゃく‐るい獣脚類ジウ‥ (theropods)竜盤類に含まれる恐竜の一群。二足歩行で主に肉食性。ティラノサウルス・オビラプトルなど。鳥類の祖先を含む。

じゅう‐ぎょう【獣形】ジウギヤウ🔗🔉

じゅう‐ぎょう獣形ジウギヤウ けだものの形。 ⇒じゅうぎょう‐まん【獣形幔】

じゅうぎょう‐まん【獣形幔】ジウギヤウ‥🔗🔉

じゅうぎょう‐まん獣形幔ジウギヤウ‥ 朝賀・即位などの大礼の時の装飾具の一種。大極殿(後には紫宸殿)の前面簷下のきしたに懸けわたした白綾の幕で、中央に金色の太陽を表し、左右に色糸で瑞雲・竜虎・麒麟きりん・獅子・天馬などの形を刺繍したもの。「獣形の帽額もこう」とも。 ⇒じゅう‐ぎょう【獣形】

じゅう‐こう【獣行】ジウカウ🔗🔉

じゅう‐こう獣行ジウカウ 人間にあるまじきみだらなおこない。獣欲をほしいままにする行動。

じゅう‐し【獣脂】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐し獣脂ジウ‥ 獣類の脂肪。

じゅう‐しん【獣心】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐しん獣心ジウ‥ 獣類のような心。道徳をわきまえない残忍・卑劣な心。また、忘恩の心。「人面―」

じゅう‐しん【獣身】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐しん獣身ジウ‥ (魔物などが)けものの体をしていること。首から下がけものの姿をしていること。

じゅう‐せい【獣性】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐せい獣性ジウ‥ ①獣類の性質。 ②人間が持っている肉体的欲望などの動物的な性質。

じゅう‐たい【獣帯】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐たい獣帯ジウ‥ 〔天〕(→)黄道帯に同じ。

じゅう‐たん【獣炭】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐たん獣炭ジウ‥ ①粉炭をねって獣の形に作り、中に香を入れて薫ずるのに用いるもの。 ②獣の血・肉・骨・毛・爪などを乾留して得られる炭質物の総称。原料の種類により血炭・骨炭などという。吸着剤として薬用または脱色用に供する。

じゅう‐にく【獣肉】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐にく獣肉ジウ‥ けだものの肉。

じゅう‐ひ【獣皮】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐ひ獣皮ジウ‥ けもののかわ。

じゅう‐もう【獣毛】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐もう獣毛ジウ‥ けものの毛。 ○衆盲象を摸すしゅうもうぞうをもす [六度経]「群盲象を撫でる」に同じ。→群盲(成句) ⇒しゅう‐もう【衆盲】

じゅう‐よく【獣欲】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐よく獣欲ジウ‥ 動物的な欲望。肉欲。 ○柔能く剛を制すじゅうよくごうをせいす [三略上略]温柔な者がかえって剛強な者に勝つことができる。 ⇒じゅう【柔】

じゅう‐るい【獣類】ジウ‥🔗🔉

じゅう‐るい獣類ジウ‥ 哺乳ほにゅう動物の通称。けもの。けだもの。

○獣を逐う者は目に太山を見ずじゅうをおうものはめにたいざんをみず🔗🔉

○獣を逐う者は目に太山を見ずじゅうをおうものはめにたいざんをみず [淮南子説林訓]「鹿を逐う者は山を見ず」に同じ。→鹿(成句) ⇒じゅう【獣】

[漢]獣🔗🔉

 字形  筆順 〔犬(犭)部12画/16画/常用/2935・3D43〕 [獸] 字形 〔犬(犭)部15画/19画/6457・6059〕 〔音〕ジュウ〈ジウ〉(慣) シュウ〈シウ〉(漢) 〔訓〕けもの・けだもの [意味] 四つ足の動物。けもの。「獣類・猛獣・鳥獣・獣行・獣心」 [解字] 会意。「單」(=けもの)+「口」(=かこい)+「犬」。犬が囲いの中に追いつめるけものの意。一説に、左半部はあみ、「犬」を加えて、犬を使うかりの意とする。 [下ツキ 怪獣・海獣・禽獣・鳥獣・百獣・猛獣・野獣・雷獣・霊獣

大辞林の検索結果 (35)

け-だ-もの【獣】🔗🔉

け-だ-もの [0] 【獣】 〔毛の物の意〕 (1)全身毛におおわれ,四肢で歩く哺乳動物。特に,野生のもの。けもの。 (2)人間らしい心のない人をののしっていう語。人でなし。「あいつは人間の皮をかぶった―だ」

け-もの【獣】🔗🔉

け-もの [0] 【獣】 〔毛物の意〕 けだもの。

けもの-へん【獣偏】🔗🔉

けもの-へん [0] 【獣偏】 漢字の偏の一。「狼」「猟」「犯」などの「」の部分。犬の字形が変わったもので,漢和辞典では一般に「犬」(四画)部に配列される。

けもの-みち【獣道】🔗🔉

けもの-みち [3] 【獣道】 けものの往来によって,いつの間にかできた山中の細い道。「―に迷い込む」

しし【獣・鹿・猪】🔗🔉

しし [1] 【獣・鹿・猪】 〔「しし(肉)」と同源〕 (1)猪(イノシシ)や鹿(シカ)など,その肉を食用にする獣の総称。「み吉野のをむろが嶽に―伏すと/古事記(下)」 (2)特に猪のこと。[季]秋。

しし=食った報(ムク)い🔗🔉

――食った報(ムク)い 悪い事をしたために受ける報い。

じゅう【獣】🔗🔉

じゅう ジウ [1] 【獣】 けもの。けだもの。

じゅう=を逐(オ)う者は目に太山(タイザン)を見ず🔗🔉

――を逐(オ)う者は目に太山(タイザン)を見ず 〔淮南子(説林訓)〕 目先の利益に心を奪われている者は,周囲の状況に気付く余裕がない。鹿を追う者は山を見ず。

じゅう-い【獣医】🔗🔉

じゅう-い ジウ― [1] 【獣医】 ⇒獣医師(ジユウイシ)

じゅう-いし【獣医師】🔗🔉

じゅう-いし ジウ― [3] 【獣医師】 獣医師法に基づき,飼育動物の病気を治療する者。獣医。

じゅう-えき【獣疫】🔗🔉

じゅう-えき ジウ― [0] 【獣疫】 家畜の伝染病。炭疽(タンソ)・狂犬病・家畜コレラなど。

じゅう-がい【獣害】🔗🔉

じゅう-がい ジウ― [0] 【獣害】 ネズミ・野ウサギ・イノシシ・クマ・シカなど,けものによる農作物・樹木などへの被害。

じゅう-かん【獣姦】🔗🔉

じゅう-かん ジウ― [0] 【獣姦】 動物を相手に行う性行為。

じゅう-ぎょう【獣形】🔗🔉

じゅう-ぎょう ジウギヤウ [0] 【獣形】 けものの形。

じゅうぎょう-まん【獣形幔】🔗🔉

じゅうぎょう-まん ジウギヤウ― [3] 【獣形幔】 朝賀・即位の大礼の時,使用する幕。白地の絹の中央に金色の太陽,その左右に,瑞雲・竜虎・麒麟(キリン)・獅子(シシ)・天馬を五色で縫いとったもの。大極殿または紫宸(シシン)殿の南の簷下(ノキシタ)にかけわたす。獣形の帽額(モコウ)。

じゅう-こう【獣行】🔗🔉

じゅう-こう ジウカウ [0] 【獣行】 けだもののような,残酷でみだらな行為。「―に及ぶ」

じゅう-し【獣脂】🔗🔉

じゅう-し ジウ― [1] 【獣脂】 獣類から取った脂肪。

じゅう-しん【獣心】🔗🔉

じゅう-しん ジウ― [0] 【獣心】 けもののような心。人の道をわきまえない残忍・卑劣な心。「人面―」

じゅう-しん【獣身】🔗🔉

じゅう-しん ジウ― [0] 【獣身】 けもののような体。また,首から下がけものの姿であること。

じゅう-せい【獣性】🔗🔉

じゅう-せい ジウ― [0] 【獣性】 (1)けもの類がもつ性質。 (2)人間がもっている肉体的欲望などの動物的な性質。

じゅう-たい【獣帯】🔗🔉

じゅう-たい ジウ― [0] 【獣帯】 「黄道帯(コウドウタイ)」に同じ。

じゅう-たん【獣炭】🔗🔉

じゅう-たん ジウ― [0] 【獣炭】 (1)粉炭をねって獣の形に作ったたどん。 (2)活性炭の一種。獣の血・肉・骨などを乾留して作った黒色の炭素質の物質の総称。吸着剤として,薬用または脱臭・脱色用に用いる。骨炭・血炭など。

じゅう-ちく【獣畜】🔗🔉

じゅう-ちく ジウ― [0][1] 【獣畜】 野獣と家畜。けもの。

じゅう-てき【獣的】🔗🔉

じゅう-てき ジウ― [0] 【獣的】 (形動) 獣のようなさま。

じゅう-にく【獣肉】🔗🔉

じゅう-にく ジウ― [0] 【獣肉】 けものの肉。

じゅう-ひ【獣皮】🔗🔉

じゅう-ひ ジウ― [1] 【獣皮】 けものの皮。

じゅう-もう【獣毛】🔗🔉

じゅう-もう ジウ― [0] 【獣毛】 けものの毛。

じゅう-よく【獣欲】🔗🔉

じゅう-よく ジウ― [0][1] 【獣欲】 けだもののような欲望。あくなき肉欲。

じゅう-るい【獣類】🔗🔉

じゅう-るい ジウ― [1] 【獣類】 けだもの。けもの。

けだもの【獣】(和英)🔗🔉

けだもの【獣】 a beast;→英和 a brute.→英和

けもの【獣】(和英)🔗🔉

けもの【獣】 a beast;→英和 an animal.→英和

じゅうい【獣医】(和英)🔗🔉

じゅうい【獣医】 <米>a veterinarian;→英和 <英>a veterinary surgeon;<話>vet.→英和 ‖獣医学 veterinary science.獣医学校 a veterinary college.

じゅうし【獣脂】(和英)🔗🔉

じゅうし【獣脂】 animal fat;grease.→英和 〜を塗る grease.→英和

じゅうせい【獣性】(和英)🔗🔉

じゅうせい【獣性】 bestiality;brutality.〜を発揮する show brutality.

じゅうにく【獣肉】(和英)🔗🔉

じゅうにく【獣肉】 meat.→英和

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