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広辞苑の検索結果 (23)

きょう‐り‐せん【膠鯉煎】ケウ‥🔗🔉

きょう‐り‐せん膠鯉煎ケウ‥びん付け油の一種。鯉の鱗を煮つめて作り、水飴のように木に巻いて用いたという。犬筑波「―にてかふりをそきる」

こう‐い【膠飴】カウ‥🔗🔉

こう‐い膠飴カウ‥ 蒸した米を麦芽で糖化した飴。漢方で虚弱を補い、気力を益す効がある。小建中湯・大建中湯などに配合する。

こう‐か【膠化】カウクワ🔗🔉

こう‐か膠化カウクワ (→)ゲル化に同じ。

こう‐かい【膠灰】カウクワイ🔗🔉

こう‐かい膠灰カウクワイ セメントの訳語。

こうげん‐しつ【膠原質】カウ‥🔗🔉

こうげん‐しつ膠原質カウ‥ (→)コラーゲンに同じ。

こうげん‐せんい【膠原線維】カウ‥ヰ🔗🔉

こうげん‐せんい膠原線維カウ‥ヰ 結合組織の線維。煮ると膠(ゼラチン)を生じるので膠原線維と呼ばれ、太さ1〜1.2マイクロメートル、強靱で支持作用に富む。主成分はコラーゲンで、そのアミノ酸組成によりⅠ型からⅣ型などに分類される。

こうげん‐びょう【膠原病】カウ‥ビヤウ🔗🔉

こうげん‐びょう膠原病カウ‥ビヤウ (collagen disease)皮膚・筋・関節などの結合組織に炎症・変性が起こり、膠原線維がふえる慢性疾患の総称。リウマチ・エリテマトーデス・結節性多発動脈炎・強皮きょうひ症等を含む。原因不明であるが、免疫ことに自己抗体による自己免疫に関連すると考えられる。

こう‐さ【膠沙】カウ‥🔗🔉

こう‐さ膠沙カウ‥ 船舶が砂地・浅瀬などに乗り上げること。座礁。

こう‐ざい【膠剤】カウ‥🔗🔉

こう‐ざい膠剤カウ‥ ゼラチンを加えた糊剤。被膜を作って皮膚に固着させるために用いた。

こう‐しつ【膠漆】カウ‥🔗🔉

こう‐しつ膠漆カウ‥ ①にかわとうるし。 ②転じて、きわめて親密で離れにくいこと。「―の交わり」

こう‐しつ【膠質】カウ‥🔗🔉

こう‐しつ膠質カウ‥ 〔化〕(→)コロイドに同じ。

こうしゅう‐わん【膠州湾】カウシウ‥🔗🔉

こうしゅう‐わん膠州湾カウシウ‥ (Jiaozhou Wan)中国山東省南岸にある湾。湾口に青島チンタオがある。1898年以来ドイツが租借、第一次大戦の際日本が占領したが、1922年中国に返還。→山東還付問題

こう‐じょう【膠状】カウジヤウ🔗🔉

こう‐じょう膠状カウジヤウ にかわのような、粘りけのある状態。

こう・す【膠す】カウ‥🔗🔉

こう・す膠すカウ‥ 〔自サ変〕 物にかかわる。拘泥する。

こう‐せつ【膠接】カウ‥🔗🔉

こう‐せつ膠接カウ‥ ねばりつくこと。

こう‐ちゃく【膠着】カウ‥🔗🔉

こう‐ちゃく膠着カウ‥ ①膠にかわで付けたように、ねばりつくこと。ある状態が固定して、動かないこと。「戦線が―状態になる」 ②〔心〕(→)圧縮3に同じ。 ⇒こうちゃく‐ご【膠着語】

こうちゃく‐ご【膠着語】カウ‥🔗🔉

こうちゃく‐ご膠着語カウ‥ (agglutinative language)言語の形態的類型の一つ。実質的意味を持つ語や語幹に機能語や接辞を付けて、さまざまな文法範疇(名詞の格や動詞の法・時制など)を表す言語。日本語はその一例。スワヒリ語・トルコ語・朝鮮語などがこれに属する。付着語。→屈折語→孤立語 ⇒こう‐ちゃく【膠着】

こう‐ちゅう【膠柱】カウ‥🔗🔉

こう‐ちゅう膠柱カウ‥ 「琴柱ことじに膠にかわす」に同じ。→琴柱(成句)

こう‐のう【膠嚢】カウナウ🔗🔉

こう‐のう膠嚢カウナウ 薬のカプセル。

にかわ【膠】ニカハ🔗🔉

にかわニカハ (煮皮の意)獣・魚類の骨・皮・腱・腸などを水で煮た液を乾かし固めた物質。ゼラチンを主成分とし、透明または半透明で弾性に富み、主として物を接着するのに用いる。グルー。〈倭名類聚鈔15⇒にかわ‐しつ【膠質】 ⇒にかわ‐づけ【膠付け】

にかわ‐しつ【膠質】ニカハ‥🔗🔉

にかわ‐しつ膠質ニカハ‥ ⇒こうしつ⇒にかわ【膠】

にかわ‐づけ【膠付け】ニカハ‥🔗🔉

にかわ‐づけ膠付けニカハ‥ 膠で物をつぎ合わせること。また、そのつぎ合わせた物。 ⇒にかわ【膠】

[漢]膠🔗🔉

 字形 〔月(月・月)部11画/15画/7117・6731〕 〔音〕コウ〈カウ〉(漢) 〔訓〕にかわ [意味] 獣の骨や皮を煮つめて作った接着剤。にかわ。にかわで接合する。「膠漆・膠質・膠着」 ▷もと、肉部。

大辞林の検索結果 (25)

こう-か【膠化】🔗🔉

こう-か カウクワ [1] 【膠化】 (名)スル コロイド溶液がゾル状態からゲル状態へ変化すること。

こうげん-しつ【膠原質】🔗🔉

こうげん-しつ カウゲン― [3] 【膠原質】 ⇒コラーゲン

こうげん-せんい【膠原繊維】🔗🔉

こうげん-せんい カウゲンセン [5] 【膠原繊維】 結合組織の細胞間に見られる繊維。コラーゲンから成る。伸長性に欠けるが,引っ張りには強い。

こうげん-びょう【膠原病】🔗🔉

こうげん-びょう カウゲンビヤウ [0] 【膠原病】 人体の全身の結合組織(膠原組織)に広範な炎症と変性を来す疾患群の総称。全身性エリテマトーデス・慢性関節リューマチ・リューマチ熱・皮膚筋炎・強皮症・多発性動脈炎など多くの疾患が含まれる。原因は不明であるが,何らかの免疫現象が関与していると考えられる。

こう-さ【膠砂】🔗🔉

こう-さ カウ― [1] 【膠砂】 (名)スル 船舶が砂地や泥地に乗り上げること。座礁。こうしゃ。

こう-ざい【膠剤】🔗🔉

こう-ざい カウ― [0] 【膠剤】 種々の生薬の浸出液にゼラチンを加えて成形した薬剤。

こう-しつ【膠漆】🔗🔉

こう-しつ カウ― [0] 【膠漆】 (1)にかわとうるし。 (2)転じて,非常に親密で,離れがたいことにいう。「―の交わり」「其情交の密なること―の如くならしむる/小説神髄(逍遥)」

こう-しつ【膠質】🔗🔉

こう-しつ カウ― [0] 【膠質】 ⇒コロイド

こうしゅう-わん【膠州湾】🔗🔉

こうしゅう-わん カウシウ― 【膠州湾】 中国,山東半島南岸の黄海に面した湾。1898年ドイツが租借し,東洋艦隊の根拠地とした。第一次大戦で日本が占領,1922年中国に返還された。湾口に青島(チンタオ)がある。チアオチョウ湾。

こう-じょう【膠状】🔗🔉

こう-じょう カウジヤウ [0] 【膠状】 膠(ニカワ)のように粘り気がある状態。

こう-ちゃく【膠着】🔗🔉

こう-ちゃく カウ― [0] 【膠着】 (名)スル (1)ある物に他の物がくっついて,離れにくくなること。「餅が…椀の底に―して居る/吾輩は猫である(漱石)」 (2)物事がある一つの状態を長期間保っていて変化しないこと。「戦線が―して動かない」「―状態」

こうちゃく-ご【膠着語】🔗🔉

こうちゃく-ご カウ― [0] 【膠着語】 言語の形態的類型による分類の一。実質的な意味をもつ単語あるいは語幹に,文法的な機能をもつ要素が次々と結合することによって,文中における文法的な役割や関係の差異を示す言語。朝鮮語・トルコ語・日本語・フィンランド語など。漆着語。粘着語。付着語。 →屈折語 →孤立語 →抱合語

こう-でい【膠泥】🔗🔉

こう-でい カウ― [0] 【膠泥】 モルタルのこと。

に-かわ【膠】🔗🔉

に-かわ ―カハ [0] 【膠】 〔煮皮,の意〕 獣・魚類の骨・皮などを石灰水に浸してから煮て濃縮,冷やして固めたもの。粗製のゼラチン。接着剤とし,また,絵の具や画布の製造に用いる。

にかわ-したじ【膠下地】🔗🔉

にかわ-したじ ―カハ―ヂ [4][5] 【膠下地】 漆器の下地の一。膠の溶液と砥粉(トノコ)を混ぜたものを塗って下地としたもの。万造下地。

にかわ-しつ【膠質】🔗🔉

にかわ-しつ ―カハ― [3] 【膠質】 ⇒コロイド

にかわ-づけ【膠付け】🔗🔉

にかわ-づけ ―カハ― [0] 【膠付け】 膠で物を接着すること。また,接着したもの。

にかわす【膠す】🔗🔉

にかわ ニカハ― 【膠す】 (連語) にかわで付けたようにしっかり止まる。「潮退き舟―して動かず/日乗(荷風)」 →琴柱(コトジ)に膠(ニカワ)す

やに【脂・膠】🔗🔉

やに [2] 【脂・膠】 (1)木から出るねばねばした液体や,それが固まったもの。樹脂。「松の―」 (2)タバコから出て,煙管・パイプなどにたまる粘液。 (3)目やに。

こうげんびょう【膠原病】(和英)🔗🔉

こうげんびょう【膠原病】 《医》a collagen disease.

こうしつ【膠質の】(和英)🔗🔉

こうしつ【膠質の】 gluey;→英和 glutinous.→英和

こうじょう【膠状の】(和英)🔗🔉

こうじょう【膠状の】 colloidal.→英和

こうちゃく【膠着】(和英)🔗🔉

こうちゃく【膠着】 agglutination.〜する agglutinate;→英和 adhere.→英和 〜状態にある be at a deadlock[standstill];→英和 be deadlocked;be in a stalemate (相場が).→英和 ‖膠着語 an agglutinative language.

にかわ【膠(でつける)】(和英)🔗🔉

にかわ【膠(でつける)】 glue.→英和

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