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広辞苑の検索結果 (27)

ざん【讒】🔗🔉

ざん】 そしること。あしざまに言って人をおとしいれること。日葡辞書「サマザマノザンヲカマユル」

ざん‐かん【讒奸】🔗🔉

ざん‐かん讒奸】 人を讒言するわるもの。

ざん‐かん【讒陥】🔗🔉

ざん‐かん讒陥】 讒言を構えて人を罪に陥れること。

ざん‐かん【讒間】🔗🔉

ざん‐かん讒間】 讒言を構えて親密な間をへだてさくこと。

ざん‐き【讒毀】🔗🔉

ざん‐き讒毀】 人をあしざまに言うこと。

ざん‐げん【讒言】🔗🔉

ざん‐げん讒言】 人をおとしいれるため、事実をまげ、またいつわって、(目上の人に)その人を悪く言うこと。また、その言葉。讒口。讒説。平家物語12「頼朝、郎等共が―によつて、義経を討たんと仕候間」。「同僚に―される」

ざん‐こう【讒口】🔗🔉

ざん‐こう讒口(→)讒言ざんげんに同じ。

ざん‐こう【讒構】🔗🔉

ざん‐こう讒構】 ないことをつくり上げて人をそしること。

ざん‐しゃ【讒者】🔗🔉

ざん‐しゃ讒者】 讒言をする人。

ざん‐じゃ【讒邪】🔗🔉

ざん‐じゃ讒邪】 よこしまで人を讒言すること。

ざん‐しん【讒心】🔗🔉

ざん‐しん讒心】 讒言をしようとする心。

ざん‐しん【讒臣】🔗🔉

ざん‐しん讒臣】 讒言する臣下。

ざん‐じん【讒人】🔗🔉

ざん‐じん讒人】 うまく悪口を言って、善良な人をおとしいれる人。讒者。

ざん・する【讒する】🔗🔉

ざん・する讒する】 〔他サ変〕[文]讒す(サ変) 讒言する。源平盛衰記1「入道殿に―・せられて咎なくして多く損する者もありけり」

ざん‐せつ【讒説】🔗🔉

ざん‐せつ讒説(→)讒言に同じ。

ざん‐ぜつ【讒舌】🔗🔉

ざん‐ぜつ讒舌(→)讒言に同じ。

ざん‐そ【讒訴】🔗🔉

ざん‐そ讒訴】 ①讒言ざんげんして訴えること。 ②かげぐち。かげごと。

ざん‐そう【讒奏】🔗🔉

ざん‐そう讒奏】 天子に讒言すること。

ざん‐てん【讒諂】🔗🔉

ざん‐てん讒諂】 他人を讒言ざんげんして目上の人にとりいること。讒言と諂諛てんゆ

ざん‐ねい【讒佞】🔗🔉

ざん‐ねい讒佞】 人を讒して長上にへつらうこと。また、その人。

ざん‐ぶ【讒誣】🔗🔉

ざん‐ぶ讒誣】 他人を陥れるため、事実を曲げ悪く言うこと。

ざん‐ぼう【讒謗】‥バウ🔗🔉

ざん‐ぼう讒謗‥バウ [三国志魏志、王烈伝、注]あしざまに言って人をそしること。誹謗。今昔物語集11「これひとへに僧玄昉が―なり」。「罵詈ばり―」 ⇒ざんぼう‐りつ【讒謗律】

ざんぼう‐りつ【讒謗律】‥バウ‥🔗🔉

ざんぼう‐りつ讒謗律‥バウ‥ 1875年(明治8)新聞紙条例と共に明治政府によって公布された言論規制法令。著作類により人を讒謗する者を罰するものであったが、そのねらいは自由民権運動などの政府批判の抑圧にあった。 →文献資料[讒謗律] ⇒ざん‐ぼう【讒謗】

ざん‐ゆ【讒諛】🔗🔉

ざん‐ゆ讒諛】 他人を讒言して人にとり入ること。讒諂ざんてん

ぞう‐げん【讒言】ザウ‥🔗🔉

ぞう‐げん讒言ザウ‥ ザンゲンの転。源氏物語柏木「いかなる―のありけるにかと」

よこ・す【讒す】🔗🔉

よこ・す讒す】 〔他四〕 (ヨコは横)正しくないことを言う。事実をまげて悪く言う。斉明紀「枉げて我が客まらうとを―・す」。万葉集12「人言の―・すを聞きて」

[漢]讒🔗🔉

 字形 〔言部17画/24画/7609・6C29〕 〔音〕ザン(呉) [意味] そしる。人をおとしいれようとして(目上の者に)告げ口をする。中傷。「讒せられて流謫るたくの身となる」「讒言・讒間・讒謗ざんぼう」 ▷は異体字。

大辞林の検索結果 (21)

ざん【讒】🔗🔉

ざん [1] 【讒】 事実をまげて,人をおとしいれること。讒言。「―にあって流罪となる」

ざん-かん【讒陥】🔗🔉

ざん-かん [0] 【讒陥】 (名)スル 讒言して罪におとしいれること。「英仏の為めに―せられ/佳人之奇遇(散士)」

ざん-き【讒毀】🔗🔉

ざん-き [1] 【讒毀】 (名)スル 告げ口をすること。「思ふに人の僕を―する者ある可し/花柳春話(純一郎)」

ざん-げん【讒言】🔗🔉

ざん-げん [3][0] 【讒言】 (名)スル 他人を陥れようとして,事実をまげ,いつわって悪(ア)しざまに告げ口をすること。「―して失脚させる」「―にあう」

ざん-こう【讒口】🔗🔉

ざん-こう [0] 【讒口】 (名)スル 讒言。

ざん-こう【讒構】🔗🔉

ざん-こう [0] 【讒構】 悪(ア)しざまに告げ口をして人を陥れようとすること。「必定何者かの―と存じ/桐一葉(逍遥)」

ざん-しゃ【讒者】🔗🔉

ざん-しゃ [1] 【讒者】 讒言をする人。讒人。

ざん-しん【讒臣】🔗🔉

ざん-しん [0] 【讒臣】 讒言して主君におもねる臣下。

ざん・する【讒する】🔗🔉

ざん・する [3] 【讒する】 (動サ変)[文]サ変 ざん・す 人を陥れるために事実を曲げて告げ口する。讒言をする。「誤なるのみかは,是我党を―・する也/慨世士伝(逍遥)」

ざん-そ【讒訴】🔗🔉

ざん-そ [1] 【讒訴】 (名)スル 人を陥れるために悪く告げ口をすること。また,かげぐち。「主人に―する」「あなたは僕の事を何かお父さんに―しやしないか/それから(漱石)」

ざん-そう【讒奏】🔗🔉

ざん-そう [0] 【讒奏】 人を陥れるために実際より悪く奏上すること。

ざん-ねい【讒佞】🔗🔉

ざん-ねい [0] 【讒佞】 目上の人にへつらって,他人を悪く言うこと。また,その人。

ざん-ぶ【讒誣】🔗🔉

ざん-ぶ [1] 【讒誣】 (名)スル 事実とは違う悪口を言って陥れること。讒謗(ザンボウ)。「遂に余を―するに至りぬ/舞姫(鴎外)」

ざん-ぼう【讒謗】🔗🔉

ざん-ぼう ―バウ [0] 【讒謗】 (名)スル ありもしないことを言って,人を悪く言うこと。誹謗(ヒボウ)。「人を―することを善い事の様に思つて居る/雪中梅(鉄腸)」

ざんぼう-りつ【讒謗律】🔗🔉

ざんぼう-りつ ―バウ― 【讒謗律】 1875年(明治8)制定された言論取り締まりの法令。自由民権運動の擡頭(タイトウ)に対処するため,同日公布の新聞紙条例とならんで民間の言論・政府批判に弾圧を加えたもの。

ざん-ゆ【讒諛】🔗🔉

ざん-ゆ [1] 【讒諛】 (名)スル 事実をまげて悪く言い,他人をおとしいれて,人に取り入ること。

しこ・ず【譖づ・讒づ】🔗🔉

しこ・ず シコヅ 【譖づ・讒づ】 (動ダ上二) 讒言(ザンゲン)する。「今我身刺(ムザシ)に―・ぢられてよこしまに誅(コロ)されむことを恐る/日本書紀(孝徳訓)」

ぞう-げん【讒言】🔗🔉

ぞう-げん ザウ― 【讒言】 「ざんげん」の転。「いかなる―などのありけるにか/源氏(柏木)」

よこ・す【讒す】🔗🔉

よこ・す 【讒す】 (動サ四) 〔「横」の動詞化〕 うその告げ口をする。中傷する。讒言(ザンゲン)する。「智興が人(トモビト)東漢草直足島の為に―・されて使人等寵命(ミメグミ)を蒙らず/日本書紀(斉明訓)」

ざんげん【讒言】(和英)🔗🔉

ざんげん【讒言】 (a) slander;→英和 a false charge.〜する slander;make a false charge.

ざんぼう【讒謗】(和英)🔗🔉

ざんぼう【讒謗】 ⇒誹謗(ひぼう).

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