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広辞苑の検索結果 (28)

しん【辰】🔗🔉

しん】 十二支の第5。たつ。

しんかん【辰韓】🔗🔉

しんかん辰韓】 古代朝鮮の三韓の一つ。漢江以南、今の慶尚北道東北部にあった部族国家(3世紀ごろ12国に分立)の総称。この中の斯盧しらによって統合され、356年、新羅となった。

しん‐こく【辰刻】🔗🔉

しん‐こく辰刻】 時。時刻。刻限。 ⇒しんこく‐ほう【辰刻法】

しんこく‐ほう【辰刻法】‥ハフ🔗🔉

しんこく‐ほう辰刻法‥ハフ 江戸時代に行われた時法。薄明の時刻(明六つと暮六つ)を標準の時刻に採り、時計を用いて昼夜をそれぞれ6等分した。 ⇒しん‐こく【辰刻】

しん‐さ【辰砂】🔗🔉

しん‐さ辰砂⇒しんしゃ

しん‐しゃ【辰砂】🔗🔉

しん‐しゃ辰砂】 ①(cinnabar)水銀と硫黄との化合物。深紅色の六方晶系の鉱物。塊状で産出することが多い。水銀製造や赤色絵具の主要鉱石。朱砂すさ。丹砂。丹朱。 辰砂 撮影:松原 聰 ②銅で着色した鮮紅色の釉うわぐすり。また、それを用いた陶磁器の装飾法。釉裏紅ゆうりこう

しん‐しゅく【辰宿】🔗🔉

しん‐しゅく辰宿】 星座。ほしのやどり。星宿。

しん‐せい【辰星】🔗🔉

しん‐せい辰星】 ①時刻の測定の基準となる恒星。天狼星の類。 ②五星の一つ。水星の漢名。

たちみ‐ぼし【辰星】🔗🔉

たちみ‐ぼし辰星】 (「辰星しんせい」の和訳名)水星。

たつ【辰】🔗🔉

たつ】 ①十二支の第5。動物では竜に当てる。 ②東から南へ30度の方角。→方位(図)。 ③昔の時刻の名。今の午前8時ごろ。またおよそ午前7時から9時のあいだの時刻。→時とき

たつの【辰野】(地名)🔗🔉

たつの辰野】 長野県中部、伊那盆地北端の町。交通の結節点で、精密機械工業が盛ん。

たつ‐の‐いち【辰市】🔗🔉

たつ‐の‐いち辰市】 古代、大和国添上郡(現在、奈良市内)で、辰の日ごとに立った市。東市ひがしのいちの後身と考えられる。

たつ‐の‐いってん【辰の一点】🔗🔉

たつ‐の‐いってん辰の一点】 今の午前7時半または8時の称。

たつの‐きんご【辰野金吾】🔗🔉

たつの‐きんご辰野金吾】 建築家。佐賀県生れ。東大教授。日本銀行本店・東京駅などを設計。(1854〜1919) ⇒たつの【辰野】

たつの‐ゆたか【辰野隆】🔗🔉

たつの‐ゆたか辰野隆】 仏文学者・随筆家。金吾の長男。東京生れ。東大卒。フランス近代文学の先駆的研究者。著「ボオドレエル研究序説」など。(1888〜1964) 辰野隆 撮影:田村 茂 ⇒たつの【辰野】

たつまつ‐はちろうべえ【辰松八郎兵衛】‥ラウ‥ヱ🔗🔉

たつまつ‐はちろうべえ辰松八郎兵衛‥ラウ‥ヱ 江戸中期の人形遣い。竹本座開設当初から女形おやま人形の名人。1703年(元禄16)「曾根崎心中」のお初を演じて好評。享保(1716〜1736)初年、江戸に下り辰松座の櫓やぐらを堺町の半太夫座で揚げた。( 〜1734) ⇒たつまつ【辰松】

たつまつ‐ふう【辰松風】🔗🔉

たつまつ‐ふう辰松風】 享保(1716〜1736)の頃、辰松八郎兵衛の結い始めた男子の髪型。元結もとゆいで髷まげの根を高く巻きあげて結ったもの。これにならった島田髷を辰松島田といった。 辰松風 ⇒たつまつ【辰松】

たつみ‐あがり【辰巳上り・巽上り】🔗🔉

たつみ‐あがり辰巳上り・巽上り】 ①かん高い、調子はずれの声で話すこと。また、荒々しく、粗野な調子で話すこと。日本永代蔵3「弐百・三百人、―なる高咄し」 ②江戸深川の遊里の出身であること。 ③〔植〕ハンゴンソウの異称。 ⇒たつ‐み【辰巳・巽】

たつみ‐げいしゃ【辰巳芸者】🔗🔉

たつみ‐げいしゃ辰巳芸者】 江戸深川の遊里の芸者。きっぷがよく、張りがあるとされていた。→羽織芸者⇒たつ‐み【辰巳・巽】

たつみ‐ことば【辰巳言葉】🔗🔉

たつみ‐ことば辰巳言葉】 江戸時代、辰巳芸者などが用いた言葉。 ⇒たつ‐み【辰巳・巽】

たつみ‐しょうがつ【辰巳正月】‥シヤウグワツ🔗🔉

たつみ‐しょうがつ辰巳正月‥シヤウグワツ (中国・四国地方で)年内に死者のあった家で、12月の最初の辰巳の日に、正月祭りをすること。仏の正月。 ⇒たつ‐み【辰巳・巽】

たつみ‐の‐さと【辰巳の里】🔗🔉

たつみ‐の‐さと辰巳の里】 (江戸城の巽たつみの方向に当たるからいう)江戸深川の遊里。 ⇒たつ‐み【辰巳・巽】

たつみ‐りゅうたろう【辰巳柳太郎】‥リウ‥ラウ🔗🔉

たつみ‐りゅうたろう辰巳柳太郎‥リウ‥ラウ 俳優。本名、新倉武一。兵庫県生れ。沢田正二郎没後の新国劇を島田正吾とともに支える。代表作「国定忠治」「王将」など。(1905〜1989) 辰巳柳太郎 提供:毎日新聞社 ⇒たつみ【辰巳】

[漢]辰🔗🔉

 字形 〔辰部0画/7画/人名/3504・4324〕 〔音〕シン(漢) 〔訓〕たつ (名)とき [意味] ①十二支の第五。たつ。方角では東南東、時刻では午前八時(の前後各一時間)に当てる。「戊辰ぼしん」 ②とき。日(がら)。「佳辰・誕辰」 ③天体。星。「星辰・北辰・辰宿」 [解字] 解字二枚貝の殻から足がのぞいている姿の象形文字。借りて、十二支の第五にあてる。 [下ツキ 佳辰・嘉辰・忌辰・吉辰・星辰・生辰・誕辰・北辰・良辰

大辞林の検索結果 (25)

しんかん【辰韓】🔗🔉

しんかん 【辰韓】 朝鮮古代,三韓の一。三世紀頃,朝鮮半島南東部に分立した一二の小国から成る。そのうちの斯盧(シラ)国を中心に統合され,四世紀に新羅(シラギ)が成立。

しん-こく【辰刻】🔗🔉

しん-こく [0] 【辰刻】 〔「辰」「刻」ともに時の意〕 とき。時刻。

しんこく-ほう【辰刻法】🔗🔉

しんこく-ほう ―ハフ [0] 【辰刻法】 江戸時代に行われた時刻の示し方。明け六つ(午前六時)・暮れ六つ(午後六時)を基準に,「四つ」から「九つ」までの数を使って昼夜をそれぞれ六等分したもの。

しん-さ【辰砂】🔗🔉

しん-さ [1] 【辰砂】 ⇒しんしゃ(辰砂)

しん-しゃ【辰砂】🔗🔉

しん-しゃ [1] 【辰砂】 〔中国の辰州で産する砂の意〕 (1)水銀の硫化鉱物。六方晶系。結晶片は鮮紅色でダイヤモンド光沢がある。多くは塊状または土状で赤褐色。低温熱水鉱床中に産し,水銀の原料,また,朱色の顔料として古くから用いられてきた。有毒。朱砂。丹砂。丹朱。 →硫化水銀 (2)陶磁器で,銅を発色剤として高温で焼成して形成された鮮紅色のガラス質の膜。辰砂釉(シンシヤユウ)。

しん-しゅく【辰宿】🔗🔉

しん-しゅく [0] 【辰宿】 星のやどり。星座。星宿。

しん-せい【辰星】🔗🔉

しん-せい [0] 【辰星】 (1)ほし。星辰。 (2)五星の一。水星の別名。

たつ【辰】🔗🔉

たつ [0] 【辰】 (1)十二支の第五番目。年・日・時刻・方位などに当てる。 (2)時刻の名。今の午前八時頃。また,今の午前七時から九時の間。または午前八時から一〇時まで。 (3)方角の名。東から南へ三〇度の方向。

たつ=の一点(イツテン)🔗🔉

――の一点(イツテン) 今の午前八時頃。「―ばかりに/宇津保(国譲下)」 →一点

たつの【辰野】🔗🔉

たつの 【辰野】 長野県中部,上伊那郡の町。伊那盆地北端を占め,旧三州街道の宿駅を母体に,鉄道分岐点として発達。

たつの【辰野】🔗🔉

たつの 【辰野】 姓氏の一。

たつの-きんご【辰野金吾】🔗🔉

たつの-きんご 【辰野金吾】 (1854-1919) 建築家。肥前の人。工部大学校卒。コンドルに学び,1884年(明治17)帝国大学工科大学教授。代表作に日本銀行本店・東京駅などがある。

たつの-ゆたか【辰野隆】🔗🔉

たつの-ゆたか 【辰野隆】 (1888-1964) 仏文学者・随筆家。東京生まれ。東大教授。辰野金吾の長男。フランス近代文学の研究,および演劇の翻訳・紹介につとめる。かたわら軽妙なエッセーを発表。著「さ・え・ら」「忘れ得ぬ人々」など。

たつ-の-いち【辰の市】🔗🔉

たつ-の-いち 【辰の市】 古代,大和国添上郡(現在の奈良市)で,辰の日に立った市。((歌枕))「市は,―。さとの市。つば市/枕草子 14」「なき名のみ―とは騒げども/拾遺(恋二)」

たつまつ【辰松】🔗🔉

たつまつ 【辰松】 姓氏の一。江戸中期,辰松八郎兵衛によって興った人形遣いの家の名。

たつまつ-はちろうべえ【辰松八郎兵衛】🔗🔉

たつまつ-はちろうべえ ―ハチラウベ 【辰松八郎兵衛】 (?-1734) 江戸中期の人形遣い。女方人形の名手。竹本座に出勤して「曾根崎心中」のお初などで好評を博す。のち江戸に下り,堺町に辰松座を興した。

たつまつ-ふう【辰松風】🔗🔉

たつまつ-ふう [0] 【辰松風】 〔享保(1716-1736)の頃,辰松八郎兵衛が結い始めたことから〕 男の髪の結い方の一。髷(マゲ)の根を高く据え,元結を長く巻き上げ,毛先は極端に下向きにしたもの。 辰松風 [図]

たつ-み【巽・辰巳】🔗🔉

たつ-み [0] 【巽・辰巳】 (1)方角の名。辰と巳との間。南東。 (2)江戸の遊里,深川のこと。江戸城の東南にあったからいう。辰巳の里。

たつみ-あがり【辰巳上がり】🔗🔉

たつみ-あがり 【辰巳上がり】 (名・形動) (1)かん高い声を出すこと。「―なる高咄し/浮世草子・永代蔵 3」 (2)言動の荒っぽい・こと(さま)。「―になり,金をおつつける/黄表紙・金生木」 (3)江戸,深川の芸者の出身であること。

たつみ-げいしゃ【辰巳芸者】🔗🔉

たつみ-げいしゃ [4] 【辰巳芸者】 江戸,深川の芸者。意気ときっぷのよさを売り物とした。羽織芸者。深川芸者。

たつみ-ことば【辰巳言葉】🔗🔉

たつみ-ことば [4] 【辰巳言葉】 江戸,深川の遊女や芸者の用いた言葉。「ござんす」など鉄火な口調であった。

たつみのその【辰巳之園】🔗🔉

たつみのその 【辰巳之園】 洒落本。一冊。夢中散人寝言先生(ムチユウサンジンネゴトセンセイ)作。1770年刊。遊里辰巳の里(深川)に取材した最初の洒落本。巻末に通言・流行語の解説を付す。

たつみ-ようすい【辰巳用水】🔗🔉

たつみ-ようすい 【辰巳用水】 石川県金沢市,犀川の上辰巳から小立野台地に引かれた用水。長さ約20キロメートル。1632年金沢城の防火用水として開設。御城水。殿様用水。御水道上水。

たつ【辰(年)】(和英)🔗🔉

たつ【辰(年)】 (the year of) the Dragon.

たつみ【辰巳[巽]】(和英)🔗🔉

たつみ【辰巳[巽]】 the southeast.→英和

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