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たいこをたたく【太鼓を叩く】🔗🔉

たいこをたたく【太鼓を叩く】 《相の手の太鼓をたたくの意》相手にへつらって調子を合わせることのたとえ。 《例文》 「惚(ホ)れたとなったら……女の歓心を買うためには一生懸命お太鼓を叩き、」《谷崎潤一郎(タニサ゛キシ゛ュンイチロウ)・幇間》

たいのおよりいわしのあたま【鯛の尾より鰯の頭】🔗🔉

たいのおよりいわしのあたま【鯛の尾より鰯の頭】 大きな団体で人に支配される部下になるよりも、小さな団体でもその首領となるほうがよいということ。 《類句》大鳥の尾よりも小鳥の頭。鶏口となるも牛後となる勿(ナカ)れ。

たいへいのゆめ【太平の夢】🔗🔉

たいへいのゆめ【太平の夢】 平和で人々に進取の気風のなくなった世の中のたとえ。 《例文》 「鎖国をした日本が太平の夢をむさぼっている間に、世界は激動していた。」 《参考》 「太平」は「泰平」とも書く。

たいをかわす【体を躱す】🔗🔉

たいをかわす【体を躱す】 襲われて、身を翻して避ける。 《例文》 「小石が飛んで来たのでとっさに体をかわした。」 非難・追及などを切り抜けることのたとえ。 《例文》 「彼の失敗を追及しようとしても、いつもうまく体をかわされてしまう。」

たおれてもつちをつかむ【倒れても土を掴む】🔗🔉

たおれてもつちをつかむ【倒れても土を掴む】 転んでも只では起きない

たからはみのさしあわせ【宝は身の差し合わせ】🔗🔉

たからはみのさしあわせ【宝は身の差し合わせ】 宝は、持っていれば売って役立てることができるということ。 《参考》 「差し合わせ」は、折よく持っていること。 《類句》宝は身のあり合わせ。 《対句》宝は身の仇(アタ゛)。

たからはわきもの【宝は湧き物】🔗🔉

たからはわきもの【宝は湧き物】 金銀は湧き物

たけのこのおやまさり【竹の子の親勝り】🔗🔉

たけのこのおやまさり【竹の子の親勝り】 《たけのこは生長が早くてすぐ親竹と同じ高さになることから》子がその親よりすぐれていることのたとえ。

たたらをふむ【踏鞴を踏む】🔗🔉

たたらをふむ【踏鞴を踏む】 《たたら(=足で踏む大きなふいご)を足で踏むように》勢いよく突き進んで的が外れ、力が余って空足を踏むこと。

たてにつく【盾に突く】🔗🔉

たてにつく【盾に突く】 盾に取る

たてのはんめん【盾の半面】▽西洋🔗🔉

たてのはんめん【盾の半面】▽西洋 それだけを見たのでは正しい判断ができない、物事の一部分、一面のたとえ。 《参考》 (イ)the other side of the shield の訳。 (ロ)盾の両面を見よ。

たてをつく【盾を突く】🔗🔉

たてをつく【盾を突く】 《盾を地面につき立てて、防御物を設けるの意》目上の人に反抗することのたとえ。「盾突く」とも。 《例文》 「15、6歳は、事ごとに親に盾を突きたい年ごろだ。」

たのみのつな【頼みの綱】🔗🔉

たのみのつな【頼みの綱】 《窮地に追い込まれたときにすがりついて脱出するための綱の意》困ったときに頼りにする人や物のたとえ。 《例文》 「あなたのご援助だけが頼みの綱です。」

たのむきのもとにあめもる【頼む木の下に雨漏る】🔗🔉

たのむきのもとにあめもる【頼む木の下に雨漏る】 《木陰で雨宿りをしようとすると、そこにも雨が漏ってくるの意》当てにしていたものが頼りにならず、困ることのたとえ。「頼む木陰に雨漏る」とも。

たましいをいれかえる【魂を入れ替える】🔗🔉

たましいをいれかえる【魂を入れ替える】 《精神を入れ替えるの意》心を改め、よくすることのたとえ。 《例文》 「今度こそ、魂を入れ替えてしっかりやりなさい。」

ためにする【為にする】🔗🔉

ためにする【為にする】 他の本当の目的を達しようとする下心があって物事を行うこと。 《例文》 「為にする親切はやめてくれ。」

たもとをわかつ【袂を分かつ】🔗🔉

たもとをわかつ【袂を分かつ】 今まで一緒だった人と別れることのたとえ。 仲間と絶交することのたとえ。 《例文》 「思想的な問題から私はついにその劇団と袂を分かつことになった。」

たんかをきる【啖呵を切る】🔗🔉

たんかをきる【啖呵を切る】 鋭くて歯切れのよい口調で勢いよく述べたてることのたとえ。 《例文》 「仙子を打つなら、さあ、わたしを打ってくれ、あたしを殺せって下町仕込みの啖呵を切ったものよ。」《丹羽文雄(ニワフミオ)・厭がらせの年齢》 《参考》 「啖呵」は、「痰火」という痰の激しく出る病気の当て字で、治療をして胸がすっきりするところから。

たんきはみれんのもと【短気は未練の元】🔗🔉

たんきはみれんのもと【短気は未練の元】 短気を起こせば後悔するような目に会い、そのために未練がましい行いをするようになるということ。「短気は未練の初め」とも。 《類句》短気は未練の相(ソウ)。

たいいんはいちにかくる【大隠は市に隠る】🔗🔉

たいいんはいちにかくる【大隠は市に隠る】 ふつう、世捨て人といえば人里離れた場所に隠れ、俗世間から逃れようとするものだが、真に悟りきった世捨て人は市中にいて、俗人と交わりながら暮らしているということ。 ◎「大隠」はすっかり悟りを開いた世捨て人・隠者の意。 〔出〕王康きょ(おうこうきょ)

たいへいらく【太平楽】🔗🔉

たいへいらく【太平楽】 好きかってなことを気楽に言ったりしたりすること。 ◎天下太平を祝う雅楽の曲名から。「太平楽を言う」「太平楽を並べる」などとも言う。

たかみにつちもる【高みに土盛る】🔗🔉

たかみにつちもる【高みに土盛る】 むだな骨折りのたとえ。 ◎「高み」は高い所の意。すでに十分高い所に、さらに土砂を盛り上げることから。 〔類〕屋上屋を架す/川に水運ぶ

たこはみをくう【蛸は身を食う】🔗🔉

たこはみをくう【蛸は身を食う】 どうしようもなくなって元手の資本や財産を食い減らすことのたとえ。 ◎蛸は空腹になると自分の足まで食べてしまうということから。 〔類〕身で身を食う

たしせいせい【多士済々】🔗🔉

たしせいせい【多士済々】 すぐれた人材が豊富にそろっていたり、そこに集まっていたりすること。 ◎「多士」は多くの優秀な人物、「済々」は数多くそろっていて盛んである意。なお、「済々」は「さいさい」とも言う。

たつくるみちはのうにとえ【田作る道は農に問え】🔗🔉

たつくるみちはのうにとえ【田作る道は農に問え】 田を作る方法は農民に尋ねるのがいちばんいいように、なにごともその道の専門家に教えを請うのがいちばんいい方法だということ。 〔類〕餅は餅屋/海の事は漁師に問え

たてのものをよこにもしない【縦の物を横にもしない】🔗🔉

たてのものをよこにもしない【縦の物を横にもしない】 →横のものを縦にもしない

たなおろし【棚卸し】🔗🔉

たなおろし【棚卸し】 人の欠点をいちいち数え上げて批判すること。 ◎商店で決算などのために、在庫品の数量や価格を調べることから。なお「店卸し」とも書く。

たにんのまさめ【他人の正目】🔗🔉

たにんのまさめ【他人の正目】 だれでも自分に関係のある事は公平な目で見ることができない。だから、利害関係のない他人の見方のほうが正確であるということ。 ◎「正目」はまっすぐに筋の通った木目のことから、筋道を見定める目の意。 〔類〕岡目八目(おかめはちもく)

たぬきねいり【狸寝入り】🔗🔉

たぬきねいり【狸寝入り】 眠っているふりをすること。 ◎狸が寝入っているふりをして人をだますという俗信から。 〔例〕「狸のいびき就中(なかんずく)念が入り」(古川柳)。 〔較〕fox sleep(きつね寝入り)

たのみのつなもきれはてる【頼みの綱も切れ果てる】🔗🔉

たのみのつなもきれはてる【頼みの綱も切れ果てる】 最後の頼りにしていたもの、当てにしていたものがだめになってしまうこと。 ◎「頼みの綱」は、頼りとしてとりすがる相手や事柄の意。

たまをてらいていしをうる【玉を衒いて石を売る】🔗🔉

たまをてらいていしをうる【玉を衒いて石を売る】 いかにもねうちのある物のように見せかけておいて、実際はなんのねうちもないつまらないものを売ること。 ◎「衒う」は見せびらかすの意。りっぱな玉を見せびらかしておいて、実際には石を売りつけることから。 〔出〕唐書(とうじょ) 〔類〕羊頭狗肉(ようとうくにく)/看板に偽りあり

たみのこえはかみのこえ【民の声は神の声】🔗🔉

たみのこえはかみのこえ【民の声は神の声】 民衆の言うことは真理であり、それはいわば神のことばである。為政者は世論に謙虚に耳を傾けるべきだということ。 ◎イギリスの神学者アルクインが、シャルルマーニュ(チャールズ大帝)に宛てた手紙からの引用。もっとも彼は民の声を聞くなと言っているのだが(Vox populi,vox dei.)。英語はThe voice of the people,the voice of God. 〔類〕天に口なし人を以て言わしむ

たよりのないのはよいたより【便りのないのはよい便り】🔗🔉

たよりのないのはよいたより【便りのないのはよい便り】 人は何か問題が起こらないと手紙を書いてよこさない。だから、手紙が来ないということは無事でいる証拠であり、つまりはよい便りと同じことだということ。 ◎英語のNo news is good news.から。

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