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ようかんさんじょう【陽関三畳】▽中国🔗🔉

ようかんさんじょう【陽関三畳】▽中国 送別の宴で、唐の詩人王維(オウイ)の別離の詩「元二(ケ゛ンシ゛)の安西(アンセイ)に使いするを送る」を吟ずるとき、結句を3度繰り返して吟ずること。 《参考》 (イ)「陽関」は、中国甘粛(カンシュク)省敦煌(トンコウ)の西にあった、西域に通じる関門。「三畳」は、3度重ねて歌うこと。詩は「渭城(イシ゛ョウ)ノ朝雨軽塵(ケイシ゛ン)(軽い土ぼこり)ヲウルオス。客舎(カクシャ)(旅館)青青柳色(リュウショク)新タナリ。君ニ勧ム更(サラ)ニ尽くセ一杯ノ酒。西ノタた陽関ヲ出(イ)ズレバ故人(旧友)無カラン」で、わが国では、詩の全句を歌ったあと、全員で「無カラン、無カラン故人無カラン、西ノカタ陽関ヲ出ズレバ故人無カラン」と唱和するのが普通。

ようきはっするところきんせきまたとおる【陽気発する処金石亦透る】▽中国🔗🔉

ようきはっするところきんせきまたとおる【陽気発する処金石亦透る】▽中国 《陽の気が動くと金属や石をも貫くの意》精神を集中して物事を行えば、どんな困難にも打ち勝つことができるということ。 《参考》 「陽気」は、万物が動き出そうとし、また、発生しようとする気。 《出典》 陽気ノ発スル処金石モ亦透ル。精神一到何事カ成ラザラン。〔朱子語類(シュシコ゛ルイ)〕 《類句》精神一到何事か成らざらん。一念岩をも通す。

ようしつにしてこひす【羊質にして虎皮す】▽中国🔗🔉

ようしつにしてこひす【羊質にして虎皮す】▽中国 《中身は羊なのに、虎(トラ)の皮をかぶっているの意》外面ばかりりっぱで、内容が伴っていないことのたとえ。見かけ倒し。「羊質虎皮」とも。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・劉焉伝・論〕 《類句》羊頭狗肉(ヨウトウクニク)。

ようじでじゅうばこのすみをほじくる【楊枝で重箱の隅をほじくる】🔗🔉

ようじでじゅうばこのすみをほじくる【楊枝で重箱の隅をほじくる】 重箱の隅を楊枝でほじくる

ようしゅうのゆめ【揚州の夢】▽中国🔗🔉

ようしゅうのゆめ【揚州の夢】▽中国 歓楽街で遊び楽しんだ、昔の華やかな豪遊のたとえ。 《参考》 「揚州」は中国江蘇(コウソ)省、揚子江と大運河が交わり、貿易港として栄えた都市。唐代中期には繁華をきわめ、歓楽境であった。 《出典》 十年一覚ス揚州ノ夢、贏(カ)チ得タリ青楼薄倖(ハッコウ)ノ名(揚州での歓楽の夢から覚めてもう十年の年月がたってしまった。後まで残ったのは妓楼(キ゛ロウ)の遊蕩児(ユウトウシ゛)という名だけである)。〔杜牧(トホ゛ク)・遣懐〕

ようじんはしてくやめ【用心はして悔やめ】🔗🔉

ようじんはしてくやめ【用心はして悔やめ】 《用心をしてから、用心しすぎたことを悔やむべきであるの意》用心しすぎたと思うくらいに細心に用心したほうがよいということ。 《類句》用心に網を張る。用心は臆病にせよ。用心に飽きはない。用心に城滅びず。

ようとうくにく【羊頭狗肉】▽中国🔗🔉

ようとうくにく【羊頭狗肉】▽中国 《羊の頭を看板に出しながら、実際は犬の肉を売るの意》見掛けはりっぱだが、実質が伴わず、内容が粗末なことのたとえ。見掛け倒し。「羊頭を懸(カ)けて狗肉を売る」「羊頭を掲げて狗肉を売る」とも。 《参考》 羊の肉は上等の肉とされ、犬の肉は最下等とされる。 《出典》 羊頭ヲ懸ケテ狗肉ヲ売ル。〔無門関(ムモンカン)〕 《類句》羊頭馬脯(ハ゛ホ)。牛首を懸けて馬肉を売る。

ようとうをかけてくにくをうる【羊頭を懸けて狗肉を売る】▽中国🔗🔉

ようとうをかけてくにくをうる【羊頭を懸けて狗肉を売る】▽中国 羊頭狗肉

ようにたつ【用に立つ】🔗🔉

ようにたつ【用に立つ】 役に立つ。使い道がある。 《例文》 「彼は、将来、用に立つと私が見込んだ部下だ。」

ようによりてころをえがく【様に依りて葫蘆を画く】▽中国🔗🔉

ようによりてころをえがく【様に依りて葫蘆を画く】▽中国 《手本を見て瓢箪(ヒョウタン)を描くの意》先人の様式をまねたありふれた模倣ばかりで、独創性がないことのたとえ。 《参考》 宋(ソウ)の太祖は、陶穀(トウコク)が起草した詔勅類を古い例に固執する、俗に言う「様によりて葫蘆(コロ)を描く」ものだとして重んじなかった。穀は辞表を出したが許されず、また昇進して用いられることもなかった。そこで穀は、「笑うに堪えたり翰林(カンリン)の陶学士、年年様によりて葫蘆を描く。」という自嘲(シ゛チョウ)の詩を作ったという。 《出典》 〔続湘山野録(ソ゛クショウサ゛ンヤロク)〕

ようのとうざいをとわず【洋の東西を問わず】🔗🔉

ようのとうざいをとわず【洋の東西を問わず】 《東洋と西洋とを区別することなくの意》世界じゅうどこでも。 《例文》 「親子の情愛は、洋の東西を問わずみな同じだ。」

ようりょうをえない【要領を得ない】▽中国🔗🔉

ようりょうをえない【要領を得ない】▽中国 何を述べようとしているのか、肝心な点がはっきりしないことのたとえ。 《例文》 「彼の話はわき道が多くてさっぱり要領を得ない。」 《参考》 「要領」は、衣服をたやすく持ち上げることのできる、腰と襟(エリ)の意で、大切な部分のこと。 《出典》 騫(ケン)月氏ヨリ大夏ニ至リ、竟(ツイ)ニ月氏ノ要領ヲ得ルコト能(アタ)ワズ。留(トト゛)マルコト歳余ニシテ還(カエ)ル。〔漢書(カンシ゛ョ)・張騫伝〕

ようをたす【用を足す】🔗🔉

ようをたす【用を足す】 用事を済ます。 《例文》 「急ぎの用を足してから出掛けた。」 大便または小便をする。

ようをつくる【俑を作る】▽中国🔗🔉

ようをつくる【俑を作る】▽中国 よくないことをして、後の人にとっては悪い前例になることのたとえ。 《参考》 (イ)「俑」は、古代の中国で、死者とともに埋葬した人形。 (ロ)孔子は、俑を埋める風習が、やがて殉死という悪習を生ずるもとになったとして、初めて俑を作った者を憎んだという。 《出典》 〔孟子(モウシ)・梁恵王上篇〕

ようあるときのじぞうがおようなきときのえんまがお【用ある時の地蔵顔用なき時の閻魔顔】🔗🔉

ようあるときのじぞうがおようなきときのえんまがお【用ある時の地蔵顔用なき時の閻魔顔】 人は勝手なもので、何か人に頼み事があるときにはお地蔵様のようにやさしいにこにこ顔をするが、用事がないときには閻魔様のように不愛想な顔つきになるということ。 〔類〕借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔

ようきはっするところ きんせきもまたとおる【陽気発する処 金石も亦透る】🔗🔉

ようきはっするところ きんせきもまたとおる【陽気発する処 金石も亦透る】 たとえどんなに困難なことでも、その気になってやればできないことはないということ。 ◎「陽気」は万物が動き、または生じようとする陽の気。そういう気がひとたびおこれば、たとえ金属や石のように固いものでも貫いてしまうの意から。 〔出〕朱子語録

ようしつこひ【羊質虎皮】🔗🔉

ようしつこひ【羊質虎皮】 うわべだけりっぱで内容が伴わない、見かけ倒しのこと。 ◎「羊質」は実質は羊(ひつじ)であるということ。「虎皮」は虎(とら)の皮をかぶっているということ。 〔出〕後漢書(ごかんじょ)

ようじでじゅうばこのすみをほじくる【楊枝で重箱の隅をほじくる】🔗🔉

ようじでじゅうばこのすみをほじくる【楊枝で重箱の隅をほじくる】 →重箱の隅を楊枝でほじくる

ようじんはおくびょうにせよ【用心は臆病にせよ】🔗🔉

ようじんはおくびょうにせよ【用心は臆病にせよ】 用心はどれだけしてもしすぎるということはない。臆病なくらいに用心深くしてちょうどいいということ。 〔類〕浅い川も深く渡れ

ようちょう【羊腸】🔗🔉

ようちょう【羊腸】 羊(ひつじ)の腸のように、山道が曲がりくねって長々と続いていることの形容。 〔例〕羊腸たる山道。

ようとうくにく【羊頭狗肉】🔗🔉

ようとうくにく【羊頭狗肉】 りっぱなものをおとりに使って、実は粗悪なもの、似てはいるが別のものをごまかして売ることのたとえ。また、見せかけのものと実際の内容や中身が違うことのたとえ。 ◎「狗肉」は犬の肉のこと。「羊頭を掲(かか)げて狗肉を売る」の略で、羊(ひつじ)の頭を看板に懸けて店先につるし、羊の肉を売ると見せかけて、実は犬の肉を売ることから。 〔出〕無門関 〔類〕看板に偽りあり 〔較〕He cries wine,and sells vinegar.(ワインだと叫んで酢を売る)

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