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よう【四】🔗🔉

よう【四】 (「よ(四)」の変化)数の四つ。し。数を順に唱える時だけに用いる。

よう【幼】(エウ)🔗🔉

よう【幼】(エウ) (形動)おさないとき。また、おさない者やおさないさま。「幼にして天才の誉れ高く」

よう【用】🔗🔉

よう【用】 1 用いるべきこと。必要なこと。入用。*宇津保‐蔵開下「人のようあらば、このひとをつかひ給へ」 2 役に立つこと。役立たせること。有用。「用をなさない」「用に立つ」 3 つかいみち。用いどころ。用途。「用に供する」*天草版金句集「ソレソレノyni(ヨウニ)ヲウジテツカウゾ」 4 必要な仕事。しなければならない仕事。所用。用事。用件。*とはずがたり‐二「つついの御所のかたへ、ちとよう有て、いでたるに」 5 物を求めたり、ことをするのにあてたりする金銭や物品。費用。*続日本紀‐天平宝字五年六月辛酉「捨京南田以供其用」 6 大小便。用便。 7 はたらき。ききめ。物事の本体に対するその作用。→ゆう。*方丈記「今、一身をわかちて、二の用をなす」 8 ことばの表すものについて、事物の本体に対するその作用、はたらき。事物の作用についての表記上の取扱い。また、動詞・形容詞などの表す内容。 9 生け花で、中段の役枝のこと。 形式名詞。行為の目的や理由を表す。ため。ゆえ。 体言に助詞「の」を介して付く場合。*枕‐八四「なにのように、心もなう、遠からぬかどをたかくたたくらん」用言に助動詞「う」の付いた語に付く場合。*蒙求抄‐一「後人に知せう用で、のせたぞ」 〔語素〕名詞に付けて、…のために使用するもの、…において使用するもの、…が使用するものなどの意味を表す。「実験用」「学校用」「生徒用」など。 ●用を足(た)す 1 用事をすませる。用を弁ずる。 2 大小便をする。大小便をすませる。 ●用を弁(べん)ずる 用事をすませる。必要な事柄を処理する。また、必要とするものを準備する。

よう【俑】🔗🔉

よう【俑】 (人形(ひとがた)の意)中国、古代墳墓の副葬品の一つ。人間を模した小像で、木・土・陶・金属などの材質を用いる。殷代から明代にわたってみられ、特に唐代の三彩釉陶・陶製彩色などは美術的に価値が高い。 ●俑を作(つく)る (昔中国で、死者とともに木製や土製の人形を埋葬する風習があり、これを、孔子が人を生き埋めにするようだとして憎んだと、「孟子‐梁恵王上」にあるところから)よくないことを始めたり、悪例をつくったりする意。

よう【洋】(ヤウ)🔗🔉

よう【洋】(ヤウ) 1 海の大きなもの。 2 東洋と西洋。特に、西洋。「和漢洋」 ●洋の東西(とうざい)を問わず 東洋と西洋とを区別しないで。

よう【要】(エウ)🔗🔉

よう【要】(エウ) 1 物事の最も重要なところ。かなめ。要点。「要を得た返事」 2 なくてはならないこと。必要。要用。「説明の要がある」 3 誓うこと。契ること。約束。

よう🔗🔉

よう 〔感動〕 1 人を呼んだりさそったり、また、人に頼んだり、ねだったりする際にいうことば。*滑・浮世風呂‐二「ヨウ、おっかアさん。お弁当にしておくれな。ヨウ」 2 感心してほめたりひやかしたりする時、また、思いがけず出会った時などに発する声。*伎・一心二河白道‐一「ヨウ、若衆様見事見事」

よう【容】🔗🔉

よう【容】 かたち。すがた。有様。「容を正す」

よう【益】(ヤウ)🔗🔉

よう【益】(ヤウ) (「やく(益)」の変化)益。甲斐。効果。

よう【庸】🔗🔉

よう【庸】 1 律令制で、正丁(せいてい)に課せられた労役の代わりに国に納入する物品。養老令では正丁が一年に一〇日間の労役に服する代わりに布二丈六尺を納めると規定している。慶雲三年の格によって庸は半減されて一丈三尺となった。老丁(ろうてい)はその二分の一、中男は四分の一を負担する。養老元年にまた改めて正丁一人分を布一丈四尺とした。地方によっては布以外の代物を納めることもあった。ちからしろ。 2 平凡であること。すぐれたところがないこと。また、そのもの。凡庸。 3 仕事。また、苦労。辛苦。

よう【葉】(エフ)🔗🔉

よう【葉】(エフ) 1 木の葉のふちのようなとがった切込み。*徒然草‐三三「これはえふの入りて、木にて縁をしたりければ」 2 長い時代の中の一時期。代。*東関紀行「金張七葉の栄え」 3 住持の世代など、職や位を継いでその職・位にあたる期間、また、その人。 〔接尾〕木の葉・紙などのように薄いものや小舟を数えるのに用いる。「一葉の写真」「一葉の舟」

よう【陽】(ヤウ)🔗🔉

よう【陽】(ヤウ) 1 易学で、陰に対置され、合わせて宇宙の根元となる。受動的な陰に対して、能動的、積極的な事象の象徴とする。日・春・夏・東・南・火・男・奇数・強・動など。 2 日の照らす方。光のさすところ。ひなた。山では南面、川では北岸の地をいう。 3 陽気の盛んなこと。また、その時。 4 目に見える表面的なところ。うわべ。→陽(よう)に。 5 男性の性器。男根。 〔語素〕旧国名のはじめの一字の後に美称として付けて用いる。「薩陽」「尾陽」など。 ●陽に開(ひら)く 積極的に出て行く。積極的に相手に攻撃をかける。⇔陰に閉ず

よう【蛹】🔗🔉

よう【蛹】 =さなぎ(蛹)

よう【様】(ヤウ)🔗🔉

よう【様】(ヤウ) 物事のありかた。 1 様子。目に見える状態。ありさま。*宇津保‐俊蔭「おいいでむやうを見むとて」 2 外見の形。姿。形状。*枕‐一〇三「真名(まんな)のやう、文字の、世に知らずあやしきを見つけて」 3 外見にこめられた意味。子細。事情。道理。「ようあり」の形で用いられることが多い。*竹取「死に給ふべきやうやあるべき」 4 慣習として決まっているしかた。方式。様式。流儀。*土左「死し子かほよかりきといふやうもあり」 5 ある事を実行するための方法。てだて。手段。*竹取「其山を見るにさらにのぼるべきやうなし」 6 言う、思うなどの内容、また、そのほかの行為や事柄の、実現のしかた。*源氏‐帚木「まことかと見もてゆくに、見おとりせぬやうはなくなんあるべき」 7 同類、一類と考えられるもの。*源氏‐夕霧「かならず、さしも、やうのこととあらそひ給はむもうたてあるべし」 形容動詞の用法に準じて用いる。 1 推量される様子を表す。断言をやわらげていう。*徒然草‐六八「筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが」 2 その事態そのままの様子、今にもそうなりそうな様子であることを表す。*竹取「思ひつるやうにもあるかな」 3 比喩の用法。よく似た事物をあげて、性質や状態を説明する。 体言を受ける場合。*宇津保‐蔵開下「弟の宮はよつ、御ぐし肩わたりにて兄宮のやうなり」用言の叙述を受ける場合。*土左「春の海に、秋の木の葉しもちれるやうにぞありける」 4 例示。 物事の一例をあげたことばを受けて、それと同様の物事を表す。*天草本平家‐一「ヒトヲモヒトトヲモワヌy(ヤウ)ナルモノワ」「と」「など」を受けて、一例をあげて全体をぼんやり示し、また、例示と同類のものを漠然と示す。*源氏‐夢浮橋「天狗こだまなどやうの物の」 形式名詞。 1 言う、思うことの内容。「言う」「思う」などの語を受けて、その内容を以下に述べることを予告するのに用いる。「に」などを伴わない。*伊勢‐七八「かの大将出でてたばかり給ふやう」 2 (「ように」の形で)ある行動に対する望ましい方法、形式や目的、期待する達成の状態を示す。*平家‐一一「首の損ぜぬ様にはからひ」 3 (「ように」の形で)方向を示す。*上井覚兼日記‐天正一一年八月一六日「此日、海江田之様に罷帰候」 〔語素〕 1 名詞に付く。 例示を受けてそれと同類の事物・事柄を漠然と表す。*源氏‐澪標「中将・中務やうの人々には、程々につけつつ」きまったやり方の意を表す。ふう。流儀。慣習の様式。*徒然草‐二〇八「これはこの比やうの事なり」 2 動詞の連用形に付く。そうする方法、その動作のやり方。*徒然草‐五五「家の作りやうは、夏をむねとすべし」 [補注]本項に関連する項目として助動詞「ようだ」がある。→ようだ。 ●様によりて胡蘆(ころ)を画(えが)く (「胡蘆」は瓢箪(ひょうたん)の意。中国宋代、太祖は、尚書陶穀の起草した制誥詔令は様によって胡蘆を描くものだとして重んじなかったので、穀は「堪笑翰林陶学士、一生依様画葫蘆」と詠じて自嘲したという「続湘山野録」などの故事から)様式にのみたよって、真実みのない外形だけの瓢箪の絵を描く意で、表面の形状、先例の通りをまねて何ら独創的なところがないことのたとえ。

よう【廱】🔗🔉

よう【廱】 皮膚にある隣接した多くの毛嚢が化膿したもの。うなじ。背部に多く発生する。かたく赤く腫(は)れあがり、痛みが激しい。(せつ)の密生したもの。廱瘡。

よ・う【酔う】(よふ)🔗🔉

よ・う【酔う】(よふ) 〔自ワ五(ハ四)〕(「えう(酔)」の変化) 1 酒を飲んで酒気が全身にまわる。酒を飲んで正気を失う。酩酊する。*天理本狂言・法師が母「いつもさきによふては、むりな事をおしゃる」 2 乗物に乗って、揺られて目まいがしたり吐き気を催したりして、気持が悪くなる。「船に酔う」「車に酔う」 3 魚肉などに中毒する。*日葡辞書「イヲニ y(ヨウ)」 4 心を奪われる。うっとりする。「名曲の演奏に酔う」 5 心をうばわれて、正常な判断力、平静な気持を失う。「その場の雰囲気に酔う」 6 あまりに圧倒されて気持が悪くなる。のぼせたようになる。*日葡辞書「ヒトニ y(ヨウ)」

よう【杳】(エウ)🔗🔉

よう【杳】(エウ) 〔形動タリ〕 1 はるかで遠いさま。奥深く暗いさま。 2 くらくてよくわからず、はっきりしないさま。また、事情がはっきりしないさま。「彼の消息は杳としてわからない」

よう【良う・善う・能う】🔗🔉

よう【良う・善う・能う】 〔副〕(「よく」の変化) 1 十分に。手おちなく。また、巧みに。上手に。伊勢‐二三「この女、いとよう仮粧じて」 2 大変。ひどく。大層。はなはだ。*源氏‐若紫「心を尽くし聞こゆる人に、いとよう似たてまつれるが」 3 しばしば。ちょくちょく。まま。*滑・浮世風呂‐前「おめへ達ア能(ヨ)う喧嘩アするぜへなア」 4 他の行為・言説などに対する驚き、賛嘆、憤り、非難などを表す。よくもまあ。*虎寛本狂言・呂蓮「ヤイわ坊主、能うこちの人をたらいてそりおったな」 5 他の来訪に対して、それを喜び、相手をねぎらう気持を表す。*虎明本狂言・末広がり「ようおじゃった」 6 別れに際して、出て行く人に、道中で、つつがないことを祈り、十分気をつけることを求める気持を表す。*洒・辰巳之園「アイおはばかり、申やした。よふ御出遊しませ」 7 (上中古の副詞「え」にあたり、室町時代には、それの変化かとみられる「よ」の形がある。これと副詞「よく」の音便形とが混交してできたものか。あとに打消の表現を伴って不可能の意味を表す)…することができない。とても…できない。*狂言記・鶯「南無三宝さしそこなふた、そりゃよふささぬは」 8 (推量または反語の表現を伴って)容易にありえないことの意を表す。どうしてなかなか。*狂言記・胸突「よう、われがやうな物がゆるさうはいな」 ●良うせずは 悪事や不幸なことを想像する場合に用いる。悪くすると。ひょっとすると。*枕‐二五「おとななる子どもあまた、ようせずは、孫などもはひありきぬべき人の親どち昼寝したる」

よう🔗🔉

よう 〔助動〕(活用は「〇・〇・よう・よう・〇・〇」。現代語では、上一段・下一段・カ変・サ変活用の動詞および助動詞「れる・られる・せる・させる」の未然形に付く。→補注)意味・用法は「う」に同じ。 1 話し手の意志・決意を表す。行動をともにするために他人をうながすにも用いる。*虎明本狂言・鍋八撥「某もただ是にいよう」 2 現在、または未来の事柄について、話し手の推量を表す。…だろう。*浮・風流夢浮橋‐六「うばも待て居やふほどにはよふ行れよ」 3 (「とする」を伴って)動作・作用がおこる直前の状態にあることを表す。*滑・七偏人‐四「芋虫が灸をすゑようとして」 4 当然・適当の意などを表す。…してしかるべきだ。*伎・傾城金秤目‐三番目「御難儀を察し入り、申上やう詞もござりませぬ」 [補注]一・二段活用の動詞に推量の助動詞「む」を伴ったもの、たとえば「見む」「上げむ」は、室町時代末までに「みう」「あげう」から「みょう」「あぎょう」のような融合したオ列拗長音の形に変化していたが、そこから再び動詞未然形と助動詞とが分かれて、助動詞「よう」の形を生じた。これが、近世にはいって、一・二段活用の動詞一般のこととなり、カ変・サ変にも及んだ。ただし、この変化は、東国で進んだものと思われ、現代の標準語のように、五(四)段活用の動詞には「う」が、その他の活用には「よう」が付いて、接続を補い合う用法は、近世後期江戸語で勢力を得た。

よう【腰】(エウ)🔗🔉

よう【腰】(エウ) 〔接尾〕袴(はかま)・帯・太刀など、腰のあたりにつけるものを数えるのに用いる。「こし」とよむのが普通。〔運歩色葉〕

よう‐あ【養痾】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐あ【養痾】(ヤウ‥) 病痾を療養すること。長わずらいの療養をすること。

よう‐あん【溶暗】🔗🔉

よう‐あん【溶暗】 =フェードアウト

よう‐い【用意】🔗🔉

よう‐い【用意】 1 意を用いること。深い心づかいのあること。*枕‐三「さしぐしもおち、よういせねばをれなどして」 2 あらかじめ準備しておくこと。したく。「旅行の用意をととのえる」*宇津保‐楼上下「おはしまさんさまのよういせん」 3 競技などをはじめる前に、準備をうながすためにかける掛け声。

よう‐い【妖異】(エウ‥)🔗🔉

よう‐い【妖異】(エウ‥) あやしく不思議なこと。奇怪なこと。また、そのもの。妖怪変化(ようかいへんげ)。

よう‐い【洋医】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐い【洋医】(ヤウ‥) 漢方医に対して、西洋医学によって治療する医師。また、西洋人の医師。西洋医。

よう‐い【容易】🔗🔉

よう‐い【容易】 (形動)たやすいこと。やさしいこと。「容易ならぬ事態」

よう‐い【庸医】🔗🔉

よう‐い【庸医】 治療のうまくない医者。平凡な医者。藪医者。

よう‐イオン【陽イオン】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐イオン【陽イオン】(ヤウ‥) 陽電気を帯びたイオン。原子記号の右肩に「+」または「・」をつけて記す。⇔陰イオン

よう‐いく【養育】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐いく【養育】(ヤウ‥) 養い育てること。はぐくむこと。「養育費」「子どもの養育にあたる」

ようい‐しゅうとう【用意周到】(‥シウタウ)🔗🔉

ようい‐しゅうとう【用意周到】(‥シウタウ) (形動)用意があまねく行き届いて、少しも手ぬかりがないこと。

ようい‐どん【用意どん】🔗🔉

ようい‐どん【用意どん】 (「どん」は出発合図のピストルの音) 〔感動〕子どもの遊びのかけっこなどで、出発の合図としていう語。 転じて、かけっこ。かけくらべ。

よう‐いん【要因】(エウ‥)🔗🔉

よう‐いん【要因】(エウ‥) 事物・事件が成立または発現するとき、直接にその原因または条件となる要素。主要な原因。

よう‐いん【要員】(エウヰン)🔗🔉

よう‐いん【要員】(エウヰン) ある部署、または仕事のために必要な人員。「保安要員」

よう‐いん【容隠】🔗🔉

よう‐いん【容隠】 1 人を迎え入れて留め置くこと。容止。 2 罪人をかくまうこと。また、犯罪を見のがすこと。容止。

よういん‐しょうけん【要因証券】(エウイン‥)🔗🔉

よういん‐しょうけん【要因証券】(エウイン‥) 証券上の権利が、その原因となっている法律関係の有効な存在を必要とする有価証券。貨物引換証・船荷証券など。

よう‐うん【妖雲】(エウ‥)🔗🔉

よう‐うん【妖雲】(エウ‥) 不吉な前兆のような、あやしいけはいの雲。また、そういう気分・雰囲気のたとえ。

よう‐えい【揺曳】(エウ‥)🔗🔉

よう‐えい【揺曳】(エウ‥) 1 ゆらゆらとゆれてなびくこと。 2 響きなどがあとに長く尾をひくこと。

よう‐えい【耀映】(エウ‥)🔗🔉

よう‐えい【耀映】(エウ‥) てりかがやくこと。時めき栄えること。栄耀(えいよう)。

よう‐えき【用役】🔗🔉

よう‐えき【用役】 1 使用の役向き。使用の目的。 2 社会に役立つ働き。特に、経済学で、財と対立的に考えられているもの。広義には人間・土地・資本などの働きをさし、狭義には医者・弁護士・教師などの業務をさしていう。

よう‐えき【用益】🔗🔉

よう‐えき【用益】 使用と収益。また、使って利益を得ること。

よう‐えき【要駅】(エウ‥)🔗🔉

よう‐えき【要駅】(エウ‥) 重要な宿駅。また、重要な鉄道の駅。

よう‐えき【葉腋】(エフ‥)🔗🔉

よう‐えき【葉腋】(エフ‥) 葉が茎に付着する部分の上部で、芽ができる場所。

よう‐えき【傭役】🔗🔉

よう‐えき【傭役】 人をやとい使うこと。また、やとわれて使役されること。

よう‐えき【徭役】(エウ‥)🔗🔉

よう‐えき【徭役】(エウ‥) 1 律令制で、公民に賦課した労役。普通、歳役(さいえき)と雑徭(ぞうよう)をさすが、雑徭だけをさす場合もある。徭。 2 国家によって義務的、または懲罰的に負わされる労働。徭。

よう‐えき【溶液】🔗🔉

よう‐えき【溶液】 二種またはそれ以上の物質がまじりあって均質になっている液体。溶けている物質を溶質、溶かしている液体を溶媒という。

ようえき‐けん【用益権】🔗🔉

ようえき‐けん【用益権】 使用収益権。また、使用収益権のもととなる用益物権・賃借権などをさす場合もある。

ようえき‐ち【要役地】(エウエキ‥)🔗🔉

ようえき‐ち【要役地】(エウエキ‥) 地役権が設定された場合に、権利をもつ側となって承役地から一定の利益を受ける土地。

ようえき‐ぶっけん【用益物権】🔗🔉

ようえき‐ぶっけん【用益物権】 他人の土地を一定の目的のために使用、収益できる物権。地上権。永小作権・地役権・入会権など。

よう‐えん【妖艶・妖婉】(エウ‥)🔗🔉

よう‐えん【妖艶・妖婉】(エウ‥) (形動ナリ・タリ)あやしいほどに美しいこと。なまめかしくあでやかなこと。また、そういう女性。「妖艶な笑い」

よう‐えん【陽炎・陽焔】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐えん【陽炎・陽焔】(ヤウ‥) =かげろう(陽炎)

よう‐えん【遥遠】(エウヱン)🔗🔉

よう‐えん【遥遠】(エウヱン) 〔形動〕はるかで遠いさま。

よう‐おん【拗音】(エウ‥)🔗🔉

よう‐おん【拗音】(エウ‥) 1 中世悉曇(しったん)学の用語で、カ・サ・タ・ナ・ハ・マ・ヤ・ラ・ワなどの音のこと。 2 日本語の音節のうち、一母音、また単純に一子音と一母音からなる直音に対して、子音のあとに半母音jまたはwを伴うもの。jを伴う場合、子音も口蓋化し、また、00のような口蓋子音の場合にはjの介入を認めない。これらは、ア・ヤ・ワ行以外の各行清濁にあって、ヤ行拗音といい、現代かなづかいでは、イ段のかなに小文字の「や」「ゆ」「よ」を添えて書く。「きゃ」「ちゅ」「しょ」など。wを伴うのは、子音がk,g()の場合に限られ、ワ行拗音という。現代ではkwa,gwaが方言に認められるだけであるが、現代かなづかいでは、その地方で「くゎ」「ぐゎ」と書くことを認めている。なお、「ちゅう」「しょう」など母音を延長したものを拗長音とよぶ。

よう‐おん【揚音】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐おん【揚音】(ヤウ‥) 1 より高く、またはより強く発音される音節。 2 =アクセント

よう‐か【八日】(やう‥)🔗🔉

よう‐か【八日】(やう‥) 1 日の数八つ。また、八日間。やか。やひ。 2 月の初めから八番目の日。

よう‐か【沃化】(‥クヮ)🔗🔉

よう‐か【沃化】(‥クヮ) 沃化物であることを示す語。「沃化カリウム」「沃化銀」のように用いられる。

よう‐か【妖花】(エウクヮ)🔗🔉

よう‐か【妖花】(エウクヮ) あやしい美しさをたたえた花。人をまどわすほど妖艶な美女にたとえても用いる。

よう‐か【洋貨】(ヤウクヮ)🔗🔉

よう‐か【洋貨】(ヤウクヮ) 1 西洋の商品。舶来品。 2 西洋の貨幣。

よう‐か【溶化・鎔化・熔化】(‥クヮ)🔗🔉

よう‐か【溶化・鎔化・熔化】(‥クヮ) 火にかけて溶かし、形を変化させること。火気のために溶けて、形のかわること。

よう‐か【蛹化】(‥クヮ)🔗🔉

よう‐か【蛹化】(‥クヮ) 昆虫の幼虫が蛹(さなぎ)になること。

よう‐か【楊家】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐か【楊家】(ヤウ‥) 楊朱の学説を奉ずる者。

よう‐か【養家】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐か【養家】(ヤウ‥) 養子縁組によってはいった家。

よう‐が【幼芽】(エウ‥)🔗🔉

よう‐が【幼芽】(エウ‥) 種子植物の胚の頂端にある芽。種子が発芽すると生長して地上茎となる。

よう‐が【洋画】(ヤウグヮ)🔗🔉

よう‐が【洋画】(ヤウグヮ) 1 西洋で発達した描画材料・技法によって描かれた絵画。油彩画、水彩画、パステル画、鉛筆画、ペン画、銅版画など。特に油彩画だけをさしても用いられる。日本画に対していう。 2 欧米の映画。邦画に対していう。

よう‐かい【容喙】🔗🔉

よう‐かい【容喙】 口ばしを入れること。横あいから差し出口をすること。「他人が容喙すべき事ではない」

よう‐が【葉芽】(エフ‥)🔗🔉

よう‐が【葉芽】(エフ‥) 生長すると枝と葉となる芽。花芽に対していい、ふつう花芽よりも細長い。

よう‐が【陽画】(ヤウグヮ)🔗🔉

よう‐が【陽画】(ヤウグヮ) 色相や明暗が実際と同じ写真。フィルムの陽画(ポジ)をいうことが多く、紙に焼きつけたものは一般に印画という。ポジ。⇔陰画

よう‐かい【妖怪・恠】(エウクヮイ)🔗🔉

よう‐かい【妖怪・恠】(エウクヮイ) 1 人の知恵では理解できない不思議な現象や、ばけもの。変化(へんげ)。ようけ。「妖怪変化」 2 (形動)あやしい感じのすること。わざわいを招きそうな不吉なさま。 3 わざわいと危険。

よう‐かい【洋灰】(ヤウクヮイ)🔗🔉

よう‐かい【洋灰】(ヤウクヮイ) =セメント

よう‐かい【溶解】🔗🔉

よう‐かい【溶解】 1 溶けること。また、溶かすこと。 2 特に、物質が液体に溶け込んで、均一な液体、すなわち溶液になること。

よう‐かい【溶解・鎔解・熔解】🔗🔉

よう‐かい【溶解・鎔解・熔解】 金属が熱せられて溶けること。また、溶かすこと。

よう‐がい【幼孩】(エウ‥)🔗🔉

よう‐がい【幼孩】(エウ‥) おさない子ども。あかご。みどりご。嬰児。孩児。

よう‐がい【要害・用害】(エウ‥)🔗🔉

よう‐がい【要害・用害】(エウ‥) 1 (味方にとっては要で敵には害となるの意)地勢がけわしく、守りやすく攻めにくい所。「要害堅固」 2 転じて、1のような地点に築いた城塞。とりで。要塞。また、その防備。 3 (―する)防御のための設備をすること。そなえておくこと。用心すること。*浮・武道伝来記‐七「厳敷(きびしく)用害(ヨウガイ)して大藪なる惣堀の内に門々かためて」 4 必要の場合にそなえて支度すること。用意すること。*伎・綴合新著膝栗毛‐二幕「牡丹餅を拵へるから、砂糖の要害(エウガイ)でもせずばなるめえ」 ●要害の板(いた) 兜(かぶと)の眉庇(まびさし)を堅固にするために眉庇の裏面に添えて打った薄い鉄板。見上げの板。

よう‐がい【瑩貝】(ヤウがひ)🔗🔉

よう‐がい【瑩貝】(ヤウがひ) 紙や布などを摩擦して、つやを出すための貝がら。金属・竹などのものもいう。

ようかいち【八日市】(やうかいち)🔗🔉

ようかいち【八日市】(やうかいち) 滋賀県中東部の地名。市場町として発達。帯地などの繊維工業が盛ん。昭和二九年市制。

ようかいちば【八日市場】(やうかいちば)🔗🔉

ようかいちば【八日市場】(やうかいちば) 千葉県北東部の地名。九十九里浜平野の市場町として発達。藍・木綿(きわた)の栽培、養蚕で知られた。甘藷・蓮根の産地。昭和二九年市制。

ようかい‐ど【溶解度】🔗🔉

ようかい‐ど【溶解度】 飽和溶液中に含まれる溶質の濃度。すなわち、ある溶媒に溶ける溶質の最高限界濃度で、溶質が固体・液体の時は温度が、気体の時は温度と分圧が決まれば一定の値をとる。ふつう溶媒または溶液一〇〇グラム中に溶けている溶質のグラム数で表す。

ようかい‐ねつ【溶解熱】🔗🔉

ようかい‐ねつ【溶解熱】 溶媒中へ溶質が溶け出すときに発生または吸収する熱量。溶質によって吸熱する場合と発熱する場合がある。

ようかい‐ろ【溶解炉・熔解炉】🔗🔉

ようかい‐ろ【溶解炉・熔解炉】 金属を加熱し溶解する炉。溶銑炉(キューポラ)・るつぼ炉・反射炉・平炉・転炉・電気炉などがある。

ようか‐カリウム【沃化カリウム】(ヨウクヮ‥)🔗🔉

ようか‐カリウム【沃化カリウム】(ヨウクヮ‥) 無色で正六面体の結晶。化学式 KI 空気中に長く放置すると沃素を遊離して黄色を帯びる。水によく溶け、その水溶液は沃素をよく溶かす。写真の感光乳剤や医薬として利尿剤に、沃素化合物の原料や分析試薬などに用いる。ヨードカリウム。沃ポツ。

ようか‐ぎん【沃化銀】(ヨウクヮ‥)🔗🔉

ようか‐ぎん【沃化銀】(ヨウクヮ‥) 黄色の微結晶粉末。化学式 AgI 感光性があり、光にあたると徐々に分解して、緑がかった灰黒色に変わる。水に溶けにくい。写真の感光乳剤や人工雨の凝結核などに利用される。

よう‐がく【幼学】(エウ‥)🔗🔉

よう‐がく【幼学】(エウ‥) 幼い時の学問。また、幼い時から学ぶこと。

よう‐がく【洋学】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐がく【洋学】(ヤウ‥) 西洋の学問。また、西洋の語学。

よう‐がく【洋楽】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐がく【洋楽】(ヤウ‥) 西洋の音楽。⇔邦楽

ようがくこうよう【幼学綱要】(エウガクカウエウ)🔗🔉

ようがくこうよう【幼学綱要】(エウガクカウエウ) 教訓書。七巻三冊。元田永孚編。明治一五年宮内省によって出版された。明治天皇の勅命によって幼童に仁義忠孝の道を教えるために作成されたもの。

ようがく‐しょ【洋学所】(ヤウガク‥)🔗🔉

ようがく‐しょ【洋学所】(ヤウガク‥) 江戸末期の幕府の外交文書翻訳、洋学教育機関。享和三年以来天文台暦局で行われていた洋書翻訳事業を文化八年に強化して、蕃書和解御用の一局を天文方に設置し、さらに安政二年八月に独立させて洋学所とし、九段坂下に置いた。翌年二月、蕃書調所と改称。

よう‐がさ【洋傘】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐がさ【洋傘】(ヤウ‥) こうもりがさ。

ようかし🔗🔉

ようかし 〔副〕(「ようか」は「やわか」の変化とも、また、「よう」は「よく」の音便、「かし」は強めの助詞ともいう)ほとんどありえないことにいう。どうしてどうして。どうしてなかなか。*滑・浮世風呂‐二「おっつけ治りまさアなへ、ようかし、治らうぞい」

よう‐がし【洋菓子】(ヤウグヮシ)🔗🔉

よう‐がし【洋菓子】(ヤウグヮシ) 西洋から渡来した菓子をいう。また、その製法によって作った菓子。チョコレート・カステラ・ビスケット・シュークリーム・ケーキの類。西洋菓子。和菓子に対していう。

ようか‐すいそ【沃化水素】(ヨウクヮ‥)🔗🔉

ようか‐すいそ【沃化水素】(ヨウクヮ‥) 無色で刺激臭のあ発煙性の気体。化学式 HI 水に溶けやすく、水溶液は強い酸性を示し、光によって分解されて沃素を析出する。強力な還元剤。

ようか‐ぞ【八日ぞ】(やうか‥)🔗🔉

ようか‐ぞ【八日ぞ】(やうか‥) (「今日は八日だぞ」と確認する意から)関東地方で、二月と一二月の八日をいう。軒先に目籠を竿につけて立て、蕎麦(そば)・鮨・五目飯などをつくって馳走する。

よう‐かた【用方】🔗🔉

よう‐かた【用方】 用務を取り行うための役向き。

よう‐かた【養方】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐かた【養方】(ヤウ‥) 養子から見て、養親や、養親側の親族をいう。実方(じつかた)に対する語。

ようか‐だんご【八日団子】(やうか‥)🔗🔉

ようか‐だんご【八日団子】(やうか‥) 東北地方で、二月と一二月の八日の日につくる団子。

よう‐がっき【洋楽器】(ヤウガクキ)🔗🔉

よう‐がっき【洋楽器】(ヤウガクキ) 西洋の楽器。

ようか‐ばな【八日花】(やうか‥)🔗🔉

ようか‐ばな【八日花】(やうか‥) =てんとうばな(天道花)

ようか‐ぶつ【沃化物】(ヨウクヮ‥)🔗🔉

ようか‐ぶつ【沃化物】(ヨウクヮ‥) 沃素と他の元素または基との化合物。KI,CaI2,AgI,NaI,NH4I など。

よう‐がまし・い【様がましい】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐がまし・い【様がましい】(ヤウ‥) 〔形口〕やうがまし〔形シク〕(「がましい」は接尾語) 1 様子ありげである。わけがありそうだ。もったいぶった様子である。*源平盛衰記‐四一「君は落ち留まり御座(おはします)上は、御下向なからんも、中々様(ヤウ)がましかるべし」 2 問題がありそうである。注文や条件などがむずかしい。面倒である。*虎明本狂言・呂蓮「そなたは名にようがましひ人じゃ。何とがなつけうぞ」

ようか‐もち【八日餅】(やうか‥)🔗🔉

ようか‐もち【八日餅】(やうか‥) 二月と一二月の八日に搗(つ)く餅。

よう‐が・り【様がり】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐が・り【様がり】(ヤウ‥) 〔自ラ変〕(「ようがあり」の変化)様子がある。子細がある。変わった趣がある。*梁塵秘抄‐二「阿古屋の玉壺やうかりな」*宇治拾遺−五・七「やうがる暦かなとは思へども」

よう‐がわら【洋瓦】(ヤウがはら)🔗🔉

よう‐がわら【洋瓦】(ヤウがはら) 西洋風の形に作った焼き瓦。和瓦に対していう。

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