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ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】🔗⭐🔉
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】
《人間の一生は、重い荷物を背負って遠い道を歩むようなものであるから》苦難に耐える忍耐と不断の努力とが必要であるということ。
《参考》
(イ)徳川家康(トクカ゛ワイエヤス)の遺訓の一つ。
(ロ)『論語(ロンコ゛)』の「任重くして道遠し」をもとにしたもので、遺訓はさらに「急ぐべからず、不自由を常と思えば不足なし」と続く。
ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】🔗⭐🔉
ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】
世間の評判や取りざたは長くは続かず、やがて自然に消えていくものであるということ。
《類句》人の上も百日。善(ヨ)きも悪(ア)しきも七十五日。
ひとのおのれをしらざるをうれえずひとをしらざるをうれう【人の己を知らざるを患えず人を知らざるを患う】▽中国🔗⭐🔉
ひとのおのれをしらざるをうれえずひとをしらざるをうれう【人の己を知らざるを患えず人を知らざるを患う】▽中国
人が自分の才能・能力や人格を認めてくれなくても少しも気に掛ける必要はなく、自分が他人の才能・能力や人格を正しく理解していないことを心配すべきであるということ。
《出典》
〔論語(ロンコ゛)・学而篇〕
ひとのくちおそろし【人の口恐ろし】🔗⭐🔉
ひとのくちおそろし【人の口恐ろし】
ありもしないことまで伝える噂(ウワサ)や陰口(カケ゛ク゛チ)というものは恐ろしいものである。
ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】🔗⭐🔉
ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】
世間の噂(ウワサ)は防ぎようがないということ。
《類句》世間の口に戸は立てられぬ。人口(シ゛ンコウ)閉ざしがたし。
ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】🔗⭐🔉
ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】
他人がいくら大きな災難に遭っても平気でいられるが、自分の身にかかわる災難は、どんなわずかなものでも重大に感じられるということ。
《類句》人の子の死んだより我が子の転(コ)けた。
ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】🔗⭐🔉
ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】
他人の疝気を頭痛に病む
ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】🔗⭐🔉
ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】
《他人の宝を数えても利益にならないことから》自分にとってなんの利益にもならないことをすることのたとえ。
《類句》隣の宝を数える。
ひとのたんをいうなかれ【人の短を道う無かれ】▽中国🔗⭐🔉
ひとのたんをいうなかれ【人の短を道う無かれ】▽中国
他人の欠点を非難するべきではないということ。
《出典》
人ノ短ヲ道ウ無カレ、己ノ長ヲ説ク無カレ。人ニ施(ホト゛コ)シテハ慎(ツツシ)ミテ念(オモ)ウコト勿(ナカ)レ、施シヲ受ケテハ慎ミテ忘ルルコト勿レ。〔崔〔えん〕(サイエン)・座右銘〕
ひとのなさけはよにあるとき【人の情けは世にある時】🔗⭐🔉
ひとのなさけはよにあるとき【人の情けは世にある時】
他人が好意を寄せてくれるのは、こちらが世に時めいている間だけで、落ちぶれればだれも顧みなくなるのが常であるということ。「人の情けは世にある程(ホト゛)」とも。
ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝振り】🔗⭐🔉
ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝振り】
《他人の妻や枯れ木の枝ぶりは気にしても仕方がないことから》よいの悪いのと気にしても何の役にも立たないことのたとえ。
ひとのはえおうよりおのれのはえおえ【人の蠅追うより己の蠅追え】🔗⭐🔉
ひとのはえおうよりおのれのはえおえ【人の蠅追うより己の蠅追え】
他人の世話を焼いてあれこれ口出しするよりもまず自分の身の始末をきちんとすべきであるということ。「人の蠅を追うより自分の頭の蠅を追え」「頭の上の蠅を追え」とも。
《類句》人の事より足元の豆を拾え。
ひとのはなはあかい【人の花は赤い】🔗⭐🔉
ひとのはなはあかい【人の花は赤い】
他人の物は何でもよく見えてうらやましいということのたとえ。
《類句》隣の花は赤い。隣の飯は白い。
ひとのふこうわがこうふく【人の不幸我が幸福】🔗⭐🔉
ひとのふこうわがこうふく【人の不幸我が幸福】
人に起こった不幸が自分に幸福をもたらすこと。
他人の不幸は小気味よく感じられるということ。
《類句》隣の貧乏は鴨(カモ)の味。
ひとのふりみてわがふりなおせ【人の振り見て我が振り直せ】🔗⭐🔉
ひとのふりみてわがふりなおせ【人の振り見て我が振り直せ】
他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省すべきであるということ。
《類句》人の上見て我が身を思え。
ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】🔗⭐🔉
ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】
他人の物を利用して自分の利益になることをする。
《類句》人の賽銭(サイセン)で鰐口(ワニク゛チ)叩(タタ)く。人の牛蒡(コ゛ホ゛ウ)で法事する。
ひとのまさにしなんとする、そのげんやよし【人の将に死なんとする、其の言や善し】▽中国🔗⭐🔉
ひとのまさにしなんとする、そのげんやよし【人の将に死なんとする、其の言や善し】▽中国
人が死に臨んで言うことばは、純粋で真実がこもっている。
《参考》
鳥の将に死なんとする、其の鳴くや哀し。
《出典》
〔論語(ロンコ゛)・泰伯篇〕
ひとのあやまち わがしあわせ【人の過ち 我が幸せ】🔗⭐🔉
ひとのあやまち わがしあわせ【人の過ち 我が幸せ】
他人の失敗が自分にとって幸運や利益になって転がり込むこと。
〔類〕隣の貧乏は鴨の味
ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする【人の痛いのは三年でも辛抱する】🔗⭐🔉
ひとのいたいのはさんねんでもしんぼうする【人の痛いのは三年でも辛抱する】
他人がどんなに苦しんだり、困ったりしようと、自分は痛くもかゆくもないから平気だというたとえ。
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】🔗⭐🔉
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし【人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し】
苦しくて長い人生を生きるには、忍耐と努力をもって着実に歩んでいかなければならないという教え。
◎徳川家康の遺訓として知られることば。
〔較〕The world is a long journey.(この世は長い旅である)
ひとのいっすん わがいっしゃく【人の一寸 我が一尺】🔗⭐🔉
ひとのいっすん わがいっしゃく【人の一寸 我が一尺】
他人の欠点はささいなことでも目につくが、自分の欠点は、どんなに大きくてもなかなか気づかないものだということ。
◎一寸は約三センチ、一尺は約三十センチ。他人の欠点は一寸ぐらいの小さなものでも気になるが、自分の欠点は一尺ぐらいの大きなものでも気づかないの意から。
〔類〕人の七難より我が十難
ひとのうそはわがうそ【人の嘘は我が嘘】🔗⭐🔉
ひとのうそはわがうそ【人の嘘は我が嘘】
他人の話をそのまま受け売りすると、もしそれが嘘だったとき、自分が嘘をついたことになる。いたずらに受け売りの話などするなということ。
◎「人の空言(そらごと)は我が空言」とも言う。
ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】🔗⭐🔉
ひとのうわさもしちじゅうごにち【人の噂も七十五日】
噂は長続きしないものだということ。だからあまり気にする必要はないということ。
◎他人の噂というものは、七十五日もすれば飽きられ、忘れられてしまうの意から。
〔較〕A wonder lasts but nine days.(驚きも九日しか続かない)
ひとのおどるときはおどれ【人の踊る時は踊れ】🔗⭐🔉
ひとのおどるときはおどれ【人の踊る時は踊れ】
みんながすることにはなるべく進んでとけ込み、自分もいっしょにやるほうがよいということ。
◎みんなが興に乗って踊っているときは座をしらけさせないためにも、自分も踊るべきだの意から。
ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】🔗⭐🔉
ひとのくちにとはたてられぬ【人の口に戸は立てられぬ】
他人の口に戸を立てて口を封じることはできないように、人の噂(うわさ)話はやめさせることもできないし、防ぎようもないということ。
◎「世間の口に戸は立てられぬ」とも言う。
〔例〕「人の口ならず我にも戸を立てよ」(古川柳)
〔類〕口から出れば世間
〔較〕People will talk.(人は口さがないもの)
ひとのくらくはかべひとえ【人の苦楽は壁一重】🔗⭐🔉
ひとのくらくはかべひとえ【人の苦楽は壁一重】
壁一つ隔てれば向こう側のようすはわからないし、無関係になるように、他人の苦しみはしょせん、自分とはかかわりのないものだということ。
ひとのこころはおもてのごとし【人の心は面の如し】🔗⭐🔉
ひとのこころはおもてのごとし【人の心は面の如し】
一人一人、人の顔が違うように、人の心もみな異なるということ。
◎「面」は顔のこと。
〔出〕春秋左伝
〔類〕十人十色
ひとのこころはくぶじゅうぶ【人の心は九分十分】🔗⭐🔉
ひとのこころはくぶじゅうぶ【人の心は九分十分】
人間が考えることはだれしも似たようなもので、大きな違いはないということ。
◎「人の心は九合(くごう)十合」とも言う。
ひとのことはわれのこと【人の事は我の事】🔗⭐🔉
ひとのことはわれのこと【人の事は我の事】
今はひとごとだと思っている他人の不幸が、いつか自分の身に巡ってこないとも限らないということ。
〔類〕昨日は人の身明日は我が身/浮世は回り持ち
ひとのことよりわがこと【人の事より我が事】🔗⭐🔉
ひとのことよりわがこと【人の事より我が事】
他人の世話を焼くより、自分のためになることをしろということ。
〔類〕人の蠅を追うより己の蠅を追え/己の頭の蠅を追え/人の世話より我が身の世話
〔較〕Mind other men but most yourself.(他人もだが自分のことを第一に)
ひとのこのしんだよりわがこのこけた【人の子の死んだより我が子の転けた】🔗⭐🔉
ひとのこのしんだよりわがこのこけた【人の子の死んだより我が子の転けた】
他人の子供の不幸はたとえ死ぬようにたいへんなことでもそれほどにも思わないが、自分の子となると、転んだというささいなことでも大騒ぎする。親にとって自分の子ほどかわいくてだいじなものはないということ。
ひとのごぼうでほうじする【人の牛蒡で法事する】🔗⭐🔉
ひとのごぼうでほうじする【人の牛蒡で法事する】
ちゃっかりと他人のものを使って自分の義理を済ませるたとえ。
◎他人が持って来た牛蒡で精進料理を作り、法事のもてなしをするの意から。
〔類〕人の褌で相撲を取る/他人の念仏で極楽参り
ひとのしちなんよりわがじゅうなん【人の七難より我が十難】🔗⭐🔉
ひとのしちなんよりわがじゅうなん【人の七難より我が十難】
他人の欠点にはすぐ気づくが、自分の欠点となるとなかなかわからないものだということ。
◎「人の七難より我が八難」とも言う。
〔類〕人の一寸我が一尺
〔較〕Our neighbor"s children are always the worst.(隣の子供がいつも悪い)
ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】🔗⭐🔉
ひとのじゅうなんよりわがいちなん【人の十難より我が一難】
他人がこうむったひどい災難よりも、自分のちょっとした不幸のほうが大ごとだということ。
ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】🔗⭐🔉
ひとのせんきをずつうにやむ【人の疝気を頭痛に病む】
→他人の疝気を頭痛に病む
ひとのそらごとはわがそらごと【人の空言は我が空言】🔗⭐🔉
ひとのそらごとはわがそらごと【人の空言は我が空言】
→人の嘘は我が嘘
ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】🔗⭐🔉
ひとのたからをかぞえる【人の宝を数える】
→隣の宝を数える
ひとのたのまぬきょうをよむ【人の頼まぬ経を読む】🔗⭐🔉
ひとのたのまぬきょうをよむ【人の頼まぬ経を読む】
頼まれもしないのにでしゃばってよけいな手出しをするたとえ。
ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝ぶり】🔗⭐🔉
ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり【人の女房と枯れ木の枝ぶり】
どうでもよいことのたとえ。
◎他人の女房や枯れ木の枝ぶりは、あれこれ言ってもはじまらないことから。
ひとのはえをおうよりおのれのはえをおえ【人の蠅を追うより己の蠅を追え】🔗⭐🔉
ひとのはえをおうよりおのれのはえをおえ【人の蠅を追うより己の蠅を追え】
他人の世話を焼くよりも、まず自分がやらなければならないことをしっかりやれということ。
◎他人にまとわりつく蠅を追い払う前に、まず自分にうるさくまとわりつく蠅を追い払えの意から。「己(おのれ)の頭の蠅を追え」とも言う。
〔類〕人の事より我が事
ひとのはなはあかい【人の花は赤い】🔗⭐🔉
ひとのはなはあかい【人の花は赤い】
→隣の花は赤い
ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】🔗⭐🔉
ひとのふんどしですもうをとる【人の褌で相撲を取る】
他人のものを巧みに利用して、抜け目なく自分の利益をはかることのたとえ。
◎自分の褌は使わずに、他人のを借りてちゃっかりと相撲を取るの意から。
〔類〕人の牛蒡で法事する/舅の物で相婿もてなす/他人の念仏で極楽参り
〔較〕One beats the bush,and another catches the birds.(甲が藪(やぶ)をたたき乙が鳥を捕まえる)
ひとのまさにしなんとするそのげんやよし【人の将に死なんとするその言や善し】🔗⭐🔉
ひとのまさにしなんとするそのげんやよし【人の将に死なんとするその言や善し】
人が死にぎわに語ることばには、人の心をうつ真実がこめられているということ。
◎人が今まさに死ぬというときには、嘘(うそ)偽りのない善いことばを口にするの意から。→鳥の将に死なんとするその鳴くや哀し
〔出〕論語
〔較〕Dying men speak true.(死ぬ人はほんとうのことを言う)
ひとのものよりじぶんのもの【人の物より自分の物】🔗⭐🔉
ひとのものよりじぶんのもの【人の物より自分の物】
他人のものはそれがたとえどんなによくても自分がかってに使えるわけではない。だから、多少劣っているとしても自分のもののほうがよいということ。
〔類〕借り着より洗い着
(人のことより)自分のことをせよ🔗⭐🔉
(人のことより)自分のことをせよ
【人の事より我が事】
【人の蠅を追うより己の蠅を追え】
人の苦しみを思いやれ🔗⭐🔉
人の苦しみを思いやれ
【我が身を抓って人の痛さを知れ】
人のせいにするな🔗⭐🔉
人のために自分を犠牲にする🔗⭐🔉
人のために自分を犠牲にする
【身を殺して仁をなす】
【蝋燭は身を減らして人を照らす】
人の不幸🔗⭐🔉
ことわざに「人の」で始まるの検索結果 1-51。