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かるときのじぞうがお、なすときのえんまがお【借る時の地蔵顔、済す時の閻魔顔】🔗⭐🔉
かるときのじぞうがお、なすときのえんまがお【借る時の地蔵顔、済す時の閻魔顔】
人は手前勝手で、他の人から金や物を借りるときにはにこにこ顔で借り、それを返すときには渋い顔で返すということ。
《類句》用あるときの地蔵顔、用なきときの閻魔顔。借りるときの笑顔、済ますときの十王面。借りるときの大黒顔、返すときの閻魔顔。
しゃくやさかえておもやたおる【借家栄えて母屋倒る】🔗⭐🔉
しゃくやさかえておもやたおる【借家栄えて母屋倒る】
恩恵を施したほうが滅びて、施されたほうが反対に栄えることのたとえ。
しゃっきんをしちにおく【借金を質に置く】🔗⭐🔉
しゃっきんをしちにおく【借金を質に置く】
《借金を質入れするという不可能なことを無理にするの意》金を工面するために非常な無理をすることのたとえ。
《例文》
「この絵が本物ならば、借金を質に置いても手に入れたい。」
かりぎよりあらいぎ【借り着より洗い着】🔗⭐🔉
かりぎよりあらいぎ【借り着より洗い着】
人の力を借りてよい思いをするより、自分の力でできることをするほうがよいというたとえ。
◎人に借りた美しい着物より、たとえ洗いざらしでも自分の着物を着るほうが着心地がよいということから。
〔例〕「借り着して人の虱(しらみ)にわが虱」(古川柳)
〔類〕人の物より自分の物
〔較〕A borrowed cloak does not keep one warm.(借りた服では暖まらない)
かりてかりどく かしてかしぞん【借りて借り得 貸して貸し損】🔗⭐🔉
かりてかりどく かしてかしぞん【借りて借り得 貸して貸し損】
借りても返さないで済むこともあるから借りるのは得だが、逆に貸したら返してもらえないこともあるから貸すのは損だということ。
〔例〕「借りて着た小袖(こそで)をもらう形見分け」(古川柳)
かりてきたねこ【借りてきた猫】🔗⭐🔉
かりてきたねこ【借りてきた猫】
ふだんと違っておとなしく、小さくなっている態度のたとえ。
◎飼われている家では鼠(ねずみ)を捕ったりして気ままにふるまっている猫が、鼠を捕らせようと借りられていった家ではおとなしく小さくなっていることから。
かりるときのじぞうがおかえすときのえんまがお【借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔】🔗⭐🔉
かりるときのじぞうがおかえすときのえんまがお【借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔】
金などを借りるときは、相手の機嫌を取ろうとやさしいにこにこ顔をするが、返すときになると、渋い不機嫌な顔になる。人間は身勝手なものだということ。
◎「地蔵顔」は地蔵菩薩(ぼさつ)に似たやさしい顔。「閻魔顔」は地獄の閻魔大王のような恐ろしい顔。「借りる時の地蔵顔済(な)す時の閻魔顔」とも言う。
〔例〕「借りに来た時は正直そうな顔」(古川柳)
〔類〕用ある時の地蔵顔用なき時の閻魔顔
〔較〕An angel in borrowing,a devil in repaying.(借りる時の天使、返す時の悪魔)
かりるはちごう なすいっしょう【借りる八合 済す一升】🔗⭐🔉
かりるはちごう なすいっしょう【借りる八合 済す一升】
人から金や物を借りたら、お礼の気持ちを表すために、少し多めに、またちょっとした品物などを添えて返すのが筋だということ。
◎「済す」は返済する意。八合借りたら一升にして返せということから。
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