複数辞典一括検索+![]()
![]()
さ🔗⭐🔉
さ
(1)五十音図サ行第一段の仮名。歯茎摩擦音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名「さ」は「左」の草体。片仮名「サ」は「散」の初三画。
さ【矢・箭】🔗⭐🔉
さ 【矢・箭】
矢(ヤ)。「鮎を惜しみ投ぐる―の遠ざかりゐて思ふそら安けなくに/万葉 3330」
さ【左】🔗⭐🔉
さ [1] 【左】
ひだり。特に右から縦書きにした文面で,左側すなわち後述の文や内容をさし示すときに用いる語。左記。「―に述べるように…」
さ【些】🔗⭐🔉
さ 【些】
すこしばかり。わずか。「室内の空気―も熱せずして/義血侠血(鏡花)」
さ【差】🔗⭐🔉
さ [0] 【差】
(1)性質・能力・程度などの違い。ひらき。へだたり。「寒暖の―が激しい」「大きな―をつける」「雲泥(ウンデイ)の―がある」
(2)〔数〕 ある数から他の数を引いた値。さしひき。
⇔和
さ【梭】🔗⭐🔉
さ [1] 【梭】
「杼(ヒ)」に同じ。
さ🔗⭐🔉
さ (代)
三人称。その人。そいつ。もっぱら格助詞「が」を伴い,「さが」の形で用いられる。「―が髪をとりて,かなぐり落とさむ。―が尻をかき出でて,ここらの公人に見せて,恥を見せむ/竹取」
さ【然】🔗⭐🔉
さ🔗⭐🔉
さ [1] (感)
(1)人を誘ったり,促したりするときに発する語。さあ。「―,行こう」
(2)驚いたり,気付いたりしたときに発する語。さあ。「―かかつたは/狂言記・こんくゎい」
(3)言葉につまったり,ためらったりするときに発する語。
さ🔗⭐🔉
さ
■一■ (終助)
〔近世中期以降の語〕
文末の種々の語に付く。活用する語には言い切りの形に付くが,形容動詞にはその語幹に付く。
(1)強意を表す。「大人が勝つのはあたりまえ―」
(2)軽く言いはなす。「無理なことだし,まあいい―」「どのみち同じこと―」
(3)質問・反駁(ハンバク)の気持ちを強める。疑問詞とともに用いられる。「どこへ行けばいいの―」「なに―,生意気言って」
(4)他人の話を紹介するときに用いる。「とさ」「てさ」の形をとる。「むかしむかし,大きな国があったと―」「大勢で押しかけたんだって―」
■二■ (間投助)
文節末に付いて,口調を整える。相手の注意を引き止めようとする気持ちが込められる。「だって―,お父さんがいいって言ったんだもの」「お母さんが―,早くおいでって」
■三■ (格助)
〔中世後期以降の東国語。現在でも関東以東の各地で用いられる〕
格助詞「へ」に同じ。方向を示す。「都(ミヤコ)―ノボル/ロドリゲス」
さ🔗⭐🔉
さ (接頭)
(1)名詞・動詞・形容詞に付いて,語調を整える。「―衣」「―牡鹿」「―渡る」「―遠し」
(2)(「早」「五月」と書く)名詞に付いて,「若くてみずみずしい」,また「五月の」の意を表す。「―乙女」「―苗」「―蠅(バエ)」「―みだれ」
さ🔗⭐🔉
さ (接尾)
□一□形容詞・形容動詞の語幹,一部助動詞の語幹に準ずるものに付いて名詞をつくる。
(1)その表す性質・状態・心理そのもの,またその程度などを表す。「深―」「つら―」「暖か―」「会いた―見た―」
(2)文末にあって,感動の意を表す。「ももしきの大宮人の罷り出て遊ぶ今夜の月のさやけ―/万葉 1076」
□二□動詞の終止形に付いて名詞をつくる。移動の行われるときの意を表す。…している折。…するとき。「帰る―」「行く―」
大辞林に「さ」で完全一致するの検索結果 1-14。