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うつ【空・虚】🔗⭐🔉
うつ 【空・虚】
名詞の上に付いて,複合語をつくり,空虚なこと,からっぽである意を表す。「―木」「―蝉」
うつお【空】🔗⭐🔉
うつお ウツホ 【空】
〔「うつぼ」とも〕
(1)中がからであること。からっぽのもの。「此の唐櫃をこそ心にくく思ひつれども,これも―にて物なかりけり/今昔 29」
(2)岩・幹などの内部がからになっている所。空洞。「め熊・を熊,子生みつれて,住む―なりけり/宇津保(俊蔭)」
(3)上衣だけで,下に重ねて着る衣服のないこと。「山吹の袿の,袖口のいたう煤けたるを,―にてかづけ給へり/源氏(玉鬘)」
(4)〔「うつおぐさ」の略。女房詞〕
ネギ。
うろ【虚・空・洞】🔗⭐🔉
うろ [0] 【虚・空・洞】
内部が空(カラ)になっている所。空洞。「―のある大木」
から【空・虚】🔗⭐🔉
から [2] 【空・虚】
〔「から(殻)」と同源〕
■一■ (名)
中に物が入っていないこと。うつろ。からっぽ。「―の財布」「家を―にして出かける」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)何も持っていない,何も伴っていない意を表す。「―手」「―身」
(2)形だけで実質が伴わない,見せかけだけで真実ではない意を表す。「―元気」「―いばり」「―手形」
(3)その動作が本来の目的を果たしていない意を表す。「―回り」「―振り」
くう【空】🔗⭐🔉
くう [0][1] 【空】
■一■ (名)
(1)空中。空間。そら。「―を飛ぶ」「―をにらむ」
(2)そこに,ものがないこと。空虚。から。「―をつかむ」「―を打つ」
(3)〔仏〕
〔梵 
nya〕
万物はすべて因縁(インネン)によって起こる仮の相で,実体がないということ。大乗仏教では,自我も存在も空であるとして,人法二空を説く。
→有(ウ)
(4)「空軍」の略。「陸・海・―の三軍」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
かいのないこと。むなしいこと。また,そのさま。むだ。「努力が―に帰する」「半日をとう
―に潰して仕舞つた/門(漱石)」

nya〕
万物はすべて因縁(インネン)によって起こる仮の相で,実体がないということ。大乗仏教では,自我も存在も空であるとして,人法二空を説く。
→有(ウ)
(4)「空軍」の略。「陸・海・―の三軍」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
かいのないこと。むなしいこと。また,そのさま。むだ。「努力が―に帰する」「半日をとう
―に潰して仕舞つた/門(漱石)」
そら【空】🔗⭐🔉
そら [1] 【空】
■一■ (名)
(1)地上をとりまく,広がりある空間。(ア)地上はるか上方の弧状の広がり。天。「―に輝く星」「青い―と白い雲」(イ)空中。宙。「―高く舞い上がる」「―飛ぶ鳥」
(2)天候。空模様。「変わりやすい秋の―」
(3)根拠地・立脚点を離れた不安定な状態をいう。(ア)場所。境遇。「遠い異国の―」「旅の―」(イ)心境。気持ち。「生きた―がない」
(4)(「そらで」の形で)記憶していて,書いたものを見ないこと。「―でいう」「―で覚えている」
(5)うそ。いつわり。
→空を使う
(6)物の上部。てっぺん。「あの高い木の―から飛んだれば/狂言・柿山伏(鷺流)」
■二■ (形動ナリ)
(1)心がぼんやりして,しっかりした意識がもてないさま。魂が抜けたようなさま。「此頃は心も―に泣暮し/金色夜叉(紅葉)」「たもとほり行箕(ユキミ)の里に妹を置きて心―なり土は踏めども/万葉 2541」
(2)明確な理由・根拠のないこと。多く,助詞「に」を伴って副詞的に用いる。(ア)はっきりした原因のないこと。偶然。「二人の人,同じ夜―に相ひ会へり/今昔 9」(イ)はっきりした動機・目的のないこと。あてどないこと。「―に出でていづくともなく尋ぬれば雲とは花の見ゆるなりけり/山家(春)」(ウ)はっきりした根拠のないこと。それとなく感知すること。「富士の山を見れば,都にて―に聞きししるしに,半天にかかりて群山に越えたり/海道記」
■三■ (接頭)
名詞・動詞・形容詞などに付いて,根拠がない,実体のないことであるなどの意を表す。
(1)外見上だけの。見せかけだけの。「―うそぶく」「―とぼける」「―寝」「―涙」「―泣き」「他人の―似」
(2)実体がない。事実でない。「―耳」「絵―事」
(3)当てにならない。信頼できない。「―頼み」「―覚え」
(4)はっきりした理由がない。わけがわからない。「―恐ろしい」「―恥ずかしい」「―解け」
〔古く,「そら」は天と地との間の虚空をさし,神々の住む天上界を「あめ(天)」といった〕
むな【空・虚】🔗⭐🔉
むな 【空・虚】
名詞の上に付いて,「むなしい」「何もない」などの意を表す。「―言」「―頼み」「―車」
くう【空】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「空」で完全一致するの検索結果 1-11。