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さく-さん【柞蚕】🔗🔉

さく-さん [0] 【柞蚕】 ヤママユガ科のガ。淡褐色で前後のはねにそれぞれ透明な窓状の斑紋がある。中国原産。繭から糸をとる。明治時代に輸入され長野県の一部で飼育。幼虫はクヌギ・コナラなどの葉を食う。

さくさん-し【柞蚕糸】🔗🔉

さくさん-し [3] 【柞蚕糸】 柞蚕の繭からとった太い糸。やや褐色で光沢がある。この糸で織ったものを絹紬(ケンチユウ)という。

さく-さん【酢酸・醋酸】🔗🔉

さく-さん [0][3] 【酢酸・醋酸】 刺激臭と酸味とをもつ無色の液体。化学式 CHCOOH 酢の中に約3パーセント含まれ,その酸味の主成分をなす。酒類の酢酸発酵によって生じるほか,工業的にはエチレンからアセトアルデヒドを経て大量につくられる。生体の代謝の重要物質。染色や食品調味料として使われるほか,医薬品や,酢酸ビニル・酢酸セルロースなど化学工業における用途が広い。

さくさん-アミル【酢酸―】🔗🔉

さくさん-アミル [5] 【酢酸―】 酢酸とアミルアルコール(ペンタノール)とのエステル。化学式 CHCOOCH 異性体が八種類あり,いずれも無色の液体。工業用の酢酸アミルは異性体の混合物でリンゴ・ナシなどの香気をもち,溶剤・人工果実エッセンスに用いる。

さくさん-エステル【酢酸―】🔗🔉

さくさん-エステル [5] 【酢酸―】 酢酸とアルコールから生成するエステル。一般式 CHCOOR 一般に芳香のある無色の液体。アセテート。

さくさん-エチル【酢酸―】🔗🔉

さくさん-エチル [5] 【酢酸―】 エチルアルコールと酢酸とのエステル。化学式 CHCOOCH 硫酸を触媒として加熱蒸留して得られる無色の液体。水には溶けにくい。パイナップルに似た芳香がある。香料や抽出溶媒に用いる。

さくさん-きん【酢酸菌】🔗🔉

さくさん-きん [0][3] 【酢酸菌】 エチルアルコールを直接酸化して酢酸をつくる好気性の細菌の総称。桿菌(カンキン)で運動性がなく,連鎖状につながる。醋母(サクボ)。

さくさん-けんし【酢酸絹糸】🔗🔉

さくさん-けんし [5] 【酢酸絹糸】 アセテート。

さくさん-せんいそ【酢酸繊維素】🔗🔉

さくさん-せんいそ ―セン― [7] 【酢酸繊維素】 酢酸セルロース。

さくさん-ナトリウム【酢酸―】🔗🔉

さくさん-ナトリウム [7] 【酢酸―】 酢酸と水酸化ナトリウムの反応で生ずる白色の結晶。化学式 CHCOONa 水に溶ける。媒染剤・緩衝液のほか,保温剤としても用いられる。

さくさん-なまり【酢酸鉛】🔗🔉

さくさん-なまり [5] 【酢酸鉛】 普通は酢酸鉛(II)をいう。無色の結晶。化学式 Pb(CHCOO) 無水塩・三水塩・一〇水塩がある。水によく溶け,甘みがあるがいずれも有毒。三水塩は鉛糖ともよばれる。鉛塩の製造・染色・医薬に用いる。また,この水溶液をしみこませて乾かした紙は酢酸鉛紙とよばれ,硫化物イオンの検出に用いる。他に酢酸鉛(IV)(4酢酸鉛)がある。

さくさん-はっこう【酢酸発酵】🔗🔉

さくさん-はっこう ―カウ [5] 【酢酸発酵】 酸素の存在下で酢酸菌のはたらきによりエチルアルコールから酢酸が生成する反応。酒類が長時日のうちに酸味を帯びてくる現象はこれにあたる。食酢の製造に利用。

さくさん-ビニル【酢酸―】🔗🔉

さくさん-ビニル [5] 【酢酸―】 酢酸亜鉛を触媒として,アセチレンと酢酸から製造される無色の液体。化学式 CH=CHOCOCH 甘い臭気がある。水にはあまり溶けない。ポリ酢酸ビニルの製造原料。エチレンと酢酸から製造する方法もある。

さくさん-メチル【酢酸―】🔗🔉

さくさん-メチル [5] 【酢酸―】 メチルアルコールと酢酸を,硫酸触媒の共存下で反応させて得られるエステル。化学式 CHCOOCH 無色の液体で,水やアルコール・エーテルに溶ける。芳香がある。香料・抽出溶媒・ワニス・ラッカーのほか,合成樹脂製造に用いる。

さくさん【醋酸】(和英)🔗🔉

さくさん【醋酸】 acetic acid.醋酸塩 acetate.→英和

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