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さめ【鮫】🔗🔉

さめ [0] 【鮫】 軟骨魚類のネコザメ目・カグラザメ目・ネズミザメ目・ツノザメ目などの総称。骨格は軟骨性で,体側に五〜七対の鰓孔(エラアナ)があり,口は腹面にある。性質が荒いメジロザメ・ホオジロザメ・シュモクザメなどのほか,全長20メートルに達するジンベイザメから,20センチメートルのツラナガコビトザメまで,世界に約二五〇種,日本近海に約一〇〇種がいる。多くは熱帯から温帯の海域に分布。 〔古くからワニともいい,関西地方ではフカともいう〕

さ-め【白眼】🔗🔉

さ-め 【白眼】 毛の白い牛や馬。また,両眼の縁の毛の白い牛馬。「―なる馬い乗つたる武者は/浄瑠璃・頼光跡目論」

さめ-いし【鮫石】🔗🔉

さめ-いし [0][2] 【鮫石】 岐阜県大垣市赤坂町金生山(キンシヨウザン)付近に産する石灰岩の一種。暗灰色で,中に多数のフズリナを含有。花瓶や灰皿などに加工する。

さめうら-ダム【早明浦―】🔗🔉

さめうら-ダム 【早明浦―】 高知県土佐郡土佐町,吉野川上流にある上水道・発電などの多目的ダム。重力式で,堤高106メートル。総貯水量3億1600立方メートル。1973年(昭和48)完成。

さめがはし【鮫が橋】🔗🔉

さめがはし 【鮫が橋】 江戸四谷の地名。岡場所があった。

さめ-がれい【鮫鰈】🔗🔉

さめ-がれい ―ガレヒ [3] 【鮫鰈】 カレイ目の海魚。体長55センチメートル程度。両眼は体の右側にある。眼のある側にはいぼ状の突起が密に分布する。主にクモヒトデ類を捕食する。日本周辺,東シナ海,渤海から北太平洋北部に分布。食用にするものは,皮をむいて出荷される。

さめ-がわ【鮫皮・沙皮】🔗🔉

さめ-がわ ―ガハ [0] 【鮫皮・沙皮】 水にさらして白くし乾かして加工した鮫の皮。近世,南方から輸入されたものはエイの一種の皮。研磨や,刀剣の柄(ツカ)・鞘(サヤ)に用いる。

さめ-かんゆ【鮫肝油】🔗🔉

さめ-かんゆ [3] 【鮫肝油】 鮫類の肝臓から得る油。硬化油・潤滑油などの原料や薬用として用いる。

さめ-ぎわ【覚め際・醒め際】🔗🔉

さめ-ぎわ ―ギハ [0] 【覚め際・醒め際】 眠りや酔いなどからさめるまぎわ。

さめ・く🔗🔉

さめ・く (動カ四) 騒がしく音を立てる。騒ぐ。「からすのあつまりてとびちがひ―・き鳴きたる/枕草子 28」

さめ-こもん【鮫小紋】🔗🔉

さめ-こもん [3][4] 【鮫小紋】 鮫皮のような細かい点を一面に染め出した小紋。

さめ-ざめ🔗🔉

さめ-ざめ [3][2] (副) (多く「と」を伴って) (1)涙を流し,声をしのばせて泣くさま。「振袖を顔に当て,―と泣く様子は/怪談牡丹灯籠(円朝)」 (2)しみじみと言うさま。しんみりと。つくづくと。「―とかきくどきければ/平家 1」

さめ-ざや【鮫鞘】🔗🔉

さめ-ざや [0] 【鮫鞘】 鮫皮を巻いてつくった刀の鞘。

さめ-はだ【鮫肌・鮫膚】🔗🔉

さめ-はだ [0] 【鮫肌・鮫膚】 鮫の皮のようにざらざらとした皮膚。

さめはだ-やき【鮫肌焼(き)】🔗🔉

さめはだ-やき [0] 【鮫肌焼(き)】 釉(ウワグスリ)が鮫皮のように細かく粒立っている陶器。薩摩の竜門司(リユウモンジ)焼,萩焼・常滑(トコナメ)焼などにみられる。

さめ-びたき【鮫鶲】🔗🔉

さめ-びたき [3] 【鮫鶲】 スズメ目ヒタキ科の小鳥。全長約13センチメートル。全体が地味な暗灰褐色。日本では夏鳥として北海道や本州の亜高山帯で繁殖し,冬は東南アジアに渡る。

さめ-やすり【鮫鑢】🔗🔉

さめ-やすり [3] 【鮫鑢】 鮫皮を板にはりつけたやすり。

さめ-やら-ぬ【覚め遣らぬ・醒め遣らぬ】🔗🔉

さめ-やら-ぬ 【覚め遣らぬ・醒め遣らぬ】 (連語) まだすっかり覚めていない。「夢―面持ち」

さ・める【覚める・醒める】🔗🔉

さ・める [2] 【覚める・醒める】 (動マ下一)[文]マ下二 さ・む (1)眠っている状態から意識のある状態にもどる。「夢から―・める」「眠気が―・めない」「寝ても―・めても」 (2)酒などに酔った状態から正気にもどる。「酔いが―・める」「麻酔から―・める」 (3)心の迷いがなくなる。「一時の迷いから―・める」 (4)(「さめた」「さめている」の形で)感情に動かされずに,冷静になる。「彼は―・めた目で世界を見ている」 (5)高ぶった感情がしずまる。また,興味が薄れる。「よろづのあはれも―・めぬべけれど/源氏(若菜下)」 〔「さます(覚・醒)」に対する自動詞〕

さ・める【冷める】🔗🔉

さ・める [2] 【冷める】 (動マ下一)[文]マ下二 さ・む 〔「覚める」と同源〕 (1)熱いものが放置されて温度が下がる。「お茶が―・める」「お風呂が―・めないうちにはいりなさい」「御飯が―・める」 (2)高まった気持ち・感情が静まる。「いまだ興奮―・めやらぬ面持ち」「ほとぼりが―・める」「興が―・める」「然(サ)う讃められちやお座が―・める/歌行灯(鏡花)」 〔「興がさめる」は「醒める」とも書く〕

さ・める【褪める】🔗🔉

さ・める [2] 【褪める】 (動マ下一)[文]マ下二 さ・む 〔「冷める」と同源〕 長い時間が経過したり,光に当たったりして,色が薄くなる。あせる。「表紙の色が―・める」

さめ【鮫】(和英)🔗🔉

さめ【鮫】 a shark.→英和 ‖鮫皮 sharkskin.鮫膚a rough skin.

さめざめ(和英)🔗🔉

さめざめ 〜と泣く cry bitterly.

さめる【覚める】(和英)🔗🔉

さめる【覚める】 (1)[目が]wake up;awake.→英和 (2)[酔いが]become sober.(3)[迷いが]be disillusioned.

さめる【冷める】(和英)🔗🔉

さめる【冷める】 cool (down);→英和 get cold;subside (体熱などが);→英和 cool down (興が).

さめる【褪める】(和英)🔗🔉

さめる【褪める】 [色が主語]go off;fade (away);→英和 [物が主語]discolor;→英和 be discolored.褪め易い(ない) fading (fast).

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