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あき【安芸】🔗⭐🔉
あき 【安芸】
(1)旧国名の一。広島県西半分に当たる。芸州。
(2)高知県東部の市。土佐湾に臨む。林業・促成栽培農業が盛ん。瓦(カワラ)・陶器を特産。
あぐい【安居院】🔗⭐🔉
あぐい アグ
【安居院】
比叡山東塔の竹林院の里坊。京都市上京区大宮通にあったがのち廃絶。一二世紀末,説法に長じた澄憲・聖覚がここに居住したことで有名。
【安居院】
比叡山東塔の竹林院の里坊。京都市上京区大宮通にあったがのち廃絶。一二世紀末,説法に長じた澄憲・聖覚がここに居住したことで有名。
あぐらなべ【安愚楽鍋】🔗⭐🔉
あぐらなべ 【安愚楽鍋】
小説。仮名垣魯文作。1871(明治4)〜72年刊。牛鍋を囲む庶民の雑談の形で,文明開化の世相を滑稽に描く。牛屋雑談安愚楽鍋。
あっか-どう【安家洞】🔗⭐🔉
あっか-どう 【安家洞】
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。天然記念物。
あんあみ【安阿弥】🔗⭐🔉
あんあみ 【安阿弥】
快慶(カイケイ)の法号。
あん-い【安位】🔗⭐🔉
あん-い ―
【安位】
「安(ヤス)き位(クライ)」に同じ。
【安位】
「安(ヤス)き位(クライ)」に同じ。
あん-い【安易】🔗⭐🔉
あん-い [1][0] 【安易】 (名・形動)[文]ナリ
(1)困難がないこと。たやすいこと。また,そのさま。「―な問題」
(2)特別な工夫や努力のないこと。深く考えないこと。また,そのさま。「―に流れる」「―な発想」「―に過ぎる」
[派生] ――さ(名)
あん-い【安意】🔗⭐🔉
あん-い [1] 【安意】 (名)スル
心がやすまること。安心。「稍(ヨウヤ)く―するを得たりき/月世界旅行(勤)」
あん-い【安慰】🔗⭐🔉
あん-い ―
[1] 【安慰】 (名)スル
人の心をやすらかにし,なぐさめること。
[1] 【安慰】 (名)スル
人の心をやすらかにし,なぐさめること。
あん-いつ【安逸・安佚】🔗⭐🔉
あん-いつ [0] 【安逸・安佚】 (名・形動)[文]ナリ
気楽に楽しむこと。何もせずのんきに過ごすこと。また,そのさま。「―をむさぼる」「子の二十歳頃までは―遊冶に育てしが/新聞雑誌 6」
あんえい【安永】🔗⭐🔉
あんえい 【安永】
年号(1772.11.16-1781.4.2)。明和の後,天明の前。後桃園・光格天皇の代。
あんえい-なんりょう【安永南鐐】🔗⭐🔉
あんえい-なんりょう ―レウ [5] 【安永南鐐】
江戸時代1772年(明和9=安永元)より1824年まで鋳造された二朱銀。明和南鐐(ナンリヨウ)。
→南鐐
あんか=な政府🔗⭐🔉
――な政府
〔cheap government〕
政府支出を必要最小限に抑えた政府。また,それを理想とする財政論・国家観。政府は経済活動に関与せず,国防・治安維持などの限定された任務だけをおこない,それにより国家運営経費および国民の税負担を低く抑えようとする考え方。
あん-が【安臥】🔗⭐🔉
あん-が ―グワ [1] 【安臥】 (名)スル
楽な姿勢で横になること。「先生寝床に―す/浮城物語(竜渓)」
あんか-もん【安嘉門】🔗⭐🔉
あんか-もん 【安嘉門】
平安京大内裏の外郭十二門の一。北面する三門のうち西側にあったもの。兵庫寮御門(ヒヨウゴツカサノミカド)。
→大内裏
あんか-もんいん【安嘉門院】🔗⭐🔉
あんか-もんいん ―モン
ン 【安嘉門院】
(1209-1283) 後堀河天皇の准母(ジユンボ)。名は邦子。高倉天皇の皇子守貞親王の娘。1224年,院号宣下。
ン 【安嘉門院】
(1209-1283) 後堀河天皇の准母(ジユンボ)。名は邦子。高倉天皇の皇子守貞親王の娘。1224年,院号宣下。
あんかもんいん-の-しじょう【安嘉門院四条】🔗⭐🔉
あんかもんいん-の-しじょう ―モン
ン―シデウ 【安嘉門院四条】
⇒阿仏尼(アブツニ)
ン―シデウ 【安嘉門院四条】
⇒阿仏尼(アブツニ)
あん-かん【安閑】🔗⭐🔉
あん-かん [0] 【安閑】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)やすらかで静かなさま。安楽に暮らすさま。「―とした日々」
(2)(非常事態や危急の場合に)何もせずにのんびりしているさま。「―として虚く傍視すべきの日に非ず/もしや草紙(桜痴)」
あんかん-てんのう【安閑天皇】🔗⭐🔉
あんかん-てんのう ―テンワウ 【安閑天皇】
記紀で,第二七代天皇広国押武金日尊(ヒロクニオシタケカナヒノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。継体天皇の皇子。都は大和勾金橋(マガリカナハシ)宮。
あん-き【安危】🔗⭐🔉
あん-き [1] 【安危】
安全か危険かということ。「国家の―」
あん-き【安気】🔗⭐🔉
あん-き [0][1] 【安気】 (名・形動)[文]ナリ
気楽なこと。心配がないこと。また,そのさま。「弥張(ヤツパリ)自分の生れた所が―で可(エ)い/青春(風葉)」
あんき【安徽】🔗⭐🔉
あんき 【安徽】
中国,長江下流域を占める省。温和な気候の農耕地帯で,米・小麦・トウモロコシの産出が豊富。省都,合肥。別名,皖(カン)。アンホイ。
あんき-は【安徽派】🔗⭐🔉
あんき-は 【安徽派】
中国,民国時代の軍閥の一。袁世凱の死後,北洋軍閥が分裂して生じた。安徽出身の段祺瑞(ダンキズイ)を首領とし,直隷派と対立,親日的活動をした。
あんき-もん【安喜門】🔗⭐🔉
あんき-もん 【安喜門】
平安京内裏の内郭十二門の一。北面する三門のうち東側にあったもの。
→内裏
あんき-もんいん【安喜門院】🔗⭐🔉
あんき-もんいん ―モン
ン 【安喜門院】
(1207-1286) 後堀河天皇の皇后。名は有子。藤原公房の娘。1227年,院号宣下。
ン 【安喜門院】
(1207-1286) 後堀河天皇の皇后。名は有子。藤原公房の娘。1227年,院号宣下。
あんけい【安慶】🔗⭐🔉
あんけい 【安慶】
中国,安徽(アンキ)省南部の河港都市。長江中流北岸に位置し,茶・木材の集散地。アンチン。
あんげん【安元】🔗⭐🔉
あんげん 【安元】
年号(1175.7.28-1177.8.4)。承安の後,治承の前。高倉天皇の代。
あん-こ【安固】🔗⭐🔉
あん-こ [1] 【安固】 (名・形動)[文]ナリ
安全で堅固なこと。不安なくしっかりとしていること。また,そのさま。「地位も―ではなく/何処へ(白鳥)」
あん-ご【安居】🔗⭐🔉
あん-ご [1] 【安居】 (名)スル
〔仏〕
〔梵 v
r
ika 雨期の意。インドの夏は雨期で,僧がその間外出すると草木虫などを踏み殺すおそれがあるとして寺などにこもって修行した雨安居に始まる〕
(1)僧が夏に一定期間,一か所にこもって修行すること。元来は陰暦四月一六日から七月一五日までの三か月間行われ,この間を一夏(イチゲ)という。現在は主として禅宗の修行道場で行われる。夏安居(ゲアンゴ)。夏行(ゲギヨウ)。夏籠(ゲゴモリ)。[季]夏。
(2)禅宗で,夏の本来の安居に準じて他の時期に修行者が一定期間一か所にこもって修行すること。
r
ika 雨期の意。インドの夏は雨期で,僧がその間外出すると草木虫などを踏み殺すおそれがあるとして寺などにこもって修行した雨安居に始まる〕
(1)僧が夏に一定期間,一か所にこもって修行すること。元来は陰暦四月一六日から七月一五日までの三か月間行われ,この間を一夏(イチゲ)という。現在は主として禅宗の修行道場で行われる。夏安居(ゲアンゴ)。夏行(ゲギヨウ)。夏籠(ゲゴモリ)。[季]夏。
(2)禅宗で,夏の本来の安居に準じて他の時期に修行者が一定期間一か所にこもって修行すること。
あんご-いん【安居院】🔗⭐🔉
あんご-いん ―
ン 【安居院】
⇒元興寺(ガンゴウジ)(1)
ン 【安居院】
⇒元興寺(ガンゴウジ)(1)
あん-こう【安康】🔗⭐🔉
あん-こう ―カウ [0] 【安康】
太平無事なこと。安泰。「国家―」
あん-のん【安穏】🔗⭐🔉
あん-のん ―ヲン [0] 【安穏】 (名・形動)[文]ナリ
〔「あんおん」の連声〕
落ち着いて気楽なこと。穏やかなこと。無事なこと。また,そのさま。「―を願う」「―に暮らす」
[派生] ――さ(名)
あん-らく【安楽】🔗⭐🔉
あん-らく [0][1] 【安楽】 (名・形動)[文]ナリ
心身がおだやかで,満ち足りている・こと(さま)。「―に暮らす」
[派生] ――さ(名)
あんらく-いす【安楽椅子】🔗⭐🔉
あんらく-いす [4] 【安楽椅子】
ひじ掛けがあり,体をあずけて楽な姿勢で座れる椅子。
あんらく-こく【安楽国】🔗⭐🔉
あんらく-こく [4] 【安楽国】
「安楽浄土」に同じ。
あんらく-し【安楽死】🔗⭐🔉
あんらく-し [4][3] 【安楽死】
助かる見込みがない病人を苦痛から解放する目的で,延命のための処置を中止したり死期を早める処置をとること。また,その死。安死術。オイタナジー。
→尊厳死
あんらく-じょうど【安楽浄土】🔗⭐🔉
あんらく-じょうど ―ジヤウ― [5] 【安楽浄土】
極楽浄土のこと。安楽世界。
あんらく-せかい【安楽世界】🔗⭐🔉
あんらく-せかい [5] 【安楽世界】
「安楽浄土」に同じ。「げにや―より今此の娑婆に示現して/謡曲・田村」
あんらく-りつ【安楽律】🔗⭐🔉
あんらく-りつ [4] 【安楽律】
⇒天台律宗(テンダイリツシユウ)
あんらく-あん【安楽庵】🔗⭐🔉
あんらく-あん 【安楽庵】
京都,誓願寺にあった茶室。策伝が創建・命名。
あんらくあん-さくでん【安楽庵策伝】🔗⭐🔉
あんらくあん-さくでん 【安楽庵策伝】
(1554-1642) 江戸初期の説教僧・笑話作者・茶人。俗名未詳。京都,誓願寺住職。晩年は誓願寺塔頭竹林院に隠居して茶室安楽庵を営み,風雅を楽しんだ。狂歌作者として広く諸人と贈答。安楽庵茶道の流祖。著「醒睡笑」「策伝和尚送答控」など。
あんらくしゅう【安楽集】🔗⭐🔉
あんらくしゅう ―シフ 【安楽集】
中国,唐の道綽(ドウシヤク)撰の論書。二巻。七世紀前半成立。経論に依りながら念仏門の正当性を主張し,浄土往生をすすめる。全仏教を聖道門と浄土門に分けることは,本書に始まる。
いずくん-か【安んか・焉んか】🔗⭐🔉
いずくん-か イヅクン― 【安んか・焉んか】 (副)
〔「いずくにか」の転。漢文訓読に由来する語法〕
(1)どこに。どこへ。
(2)どうして。なぜ。
いずくん-ぞ【安んぞ・焉んぞ】🔗⭐🔉
いずくん-ぞ イヅクン― [3] 【安んぞ・焉んぞ】 (副)
〔「いづくにぞ」の転。漢文訓読に由来する語法〕
(疑問・反語を表す語を下に伴って)どうして。なんで。「燕雀(エンジヤク)―鴻鵠(コウコク)の志を知らんや」
やす【安】🔗⭐🔉
やす 【安】
〔形容詞「やすい」の語幹から。多く他の語と複合して用いられる〕
(1)金額の少ないこと,値段の低いことを表す。「―月給」「―普請」
(2)値段の下がること。
⇔高
「―値」「十円―」
(3)軽はずみに行うことを表す。「―請け合い」
(4)安泰なさま,安らかなさまであることを表す。「うら―にさ寝る夜そなき/万葉 3504」
やすい【安井】🔗⭐🔉
やすい ヤス
【安井】
姓氏の一。
【安井】
姓氏の一。
やすい-さんてつ【安井算哲】🔗⭐🔉
やすい-さんてつ ヤス
― 【安井算哲】
(1)(1589-1652) 江戸幕府碁所四家の一つ安井家第一代。河内の人。本因坊算砂の門弟。古算哲ともいう。二代は長子渋川春海。
(2)
⇒渋川春海(シブカワシユンカイ)
― 【安井算哲】
(1)(1589-1652) 江戸幕府碁所四家の一つ安井家第一代。河内の人。本因坊算砂の門弟。古算哲ともいう。二代は長子渋川春海。
(2)
⇒渋川春海(シブカワシユンカイ)
やすい-そうたろう【安井曾太郎】🔗⭐🔉
やすい-そうたろう ヤス
ソウタラウ 【安井曾太郎】
(1888-1955) 洋画家。京都生まれ。浅井忠に師事。滞欧後二科会に加わるがやがて脱会し,一水会を創立。ミレー・ピサロ・セザンヌに傾倒,明るい色彩の近代的感覚に支えられた画風を完成し,梅原竜三郎とともに洋画壇を率いた。代表作「孔雀と女」「金蓉」
ソウタラウ 【安井曾太郎】
(1888-1955) 洋画家。京都生まれ。浅井忠に師事。滞欧後二科会に加わるがやがて脱会し,一水会を創立。ミレー・ピサロ・セザンヌに傾倒,明るい色彩の近代的感覚に支えられた画風を完成し,梅原竜三郎とともに洋画壇を率いた。代表作「孔雀と女」「金蓉」
やすい-そっけん【安井息軒】🔗⭐🔉
やすい-そっけん ヤス
ソクケン 【安井息軒】
(1799-1876) 江戸後期・幕末の儒者。日向(ヒユウガ)の人。名は衡,字(アザナ)は仲平。江戸で松崎慊堂に師事。郷里飫肥(オビ)藩の儒官を経て,昌平坂学問所の教授。漢唐の注疏に基づく考証学を主とした。他に「海防私議」「弁妄」など警世の論,「読書余適」「息軒遺稿」「論語集説」など。
ソクケン 【安井息軒】
(1799-1876) 江戸後期・幕末の儒者。日向(ヒユウガ)の人。名は衡,字(アザナ)は仲平。江戸で松崎慊堂に師事。郷里飫肥(オビ)藩の儒官を経て,昌平坂学問所の教授。漢唐の注疏に基づく考証学を主とした。他に「海防私議」「弁妄」など警世の論,「読書余適」「息軒遺稿」「論語集説」など。
やすい-てつ【安井てつ】🔗⭐🔉
やすい-てつ ヤス
― 【安井てつ】
(1870-1945) 教育者。東京生まれ。英国留学後,キリスト教精神に基づく女子教育のため,東京女子大学の創立に尽くす。
― 【安井てつ】
(1870-1945) 教育者。東京生まれ。英国留学後,キリスト教精神に基づく女子教育のため,東京女子大学の創立に尽くす。
やすい-どうとん【安井道頓】🔗⭐🔉
やすい-どうとん ヤス
ダウトン 【安井道頓】
(1533-1615) 安土桃山時代の土木家。河内の人。名は成安,道頓は号。豊臣秀吉に仕え,大坂城の築城やその付近の土木工事に活躍。大阪の道頓堀にその名を残す。
ダウトン 【安井道頓】
(1533-1615) 安土桃山時代の土木家。河内の人。名は成安,道頓は号。豊臣秀吉に仕え,大坂城の築城やその付近の土木工事に活躍。大阪の道頓堀にその名を残す。
やすい-なかじ【安井仲治】🔗⭐🔉
やすい-なかじ ヤス
ナカヂ 【安井仲治】
(1903-1942) 写真家。大阪生まれ。生を深く凝視するドキュメンタリーから,実験的な作品まで幅広い作風を示す。
ナカヂ 【安井仲治】
(1903-1942) 写真家。大阪生まれ。生を深く凝視するドキュメンタリーから,実験的な作品まで幅広い作風を示す。
やす・い【安い】🔗⭐🔉
やす・い [2] 【安い】 (形)[文]ク やす・し
(1)(「廉い」とも書く)値段が低い。安価だ。
⇔高い
「市価より―・い」
(2)(「(お)やすくない」の形で)男女が親密なのを,うらやみからかっていう語。「―・くない仲だ」
(3)心が穏やかだ。悩みがない心境だ。平静だ。「心をお―・くお持ち下さい」「物思(モ)はず―・く寝る夜はさねなきものを/万葉 3760」
(4)気軽である。軽々しい。「心にまかせて身を―・くも振舞はれず/源氏(橋姫)」
[派生] ――さ(名)
安かろう悪かろう🔗⭐🔉
安かろう悪かろう
値段の安い品物は品質も劣る。
安く見られる🔗⭐🔉
安く見られる
軽々しく扱われる。見くびられる。
やすおか【安岡】🔗⭐🔉
やすおか ヤスヲカ 【安岡】
姓氏の一。
やすおか-まさひろ【安岡正篤】🔗⭐🔉
やすおか-まさひろ ヤスヲカ― 【安岡正篤】
(1898-1983) 国家主義者。大阪生まれ。1924年(大正13)行地社を結成,27年(昭和2)金鶏学院を創立,新官僚に影響を与える。国粋主義団体国維会に参加。第二次大戦後も政財官界首脳に信奉者がいた。
やすき【安き】🔗⭐🔉
やすき [1] 【安き】
〔形容詞「やすし(安)」の連体形から〕
安いこと。「泰山の―に置く」
やすき-くらい【安き位】🔗⭐🔉
やすき-くらい ―クラ
【安き位】
世阿弥の能楽用語。どんなにむずかしい芸でもやすやすと演じられる最高の芸位。
【安き位】
世阿弥の能楽用語。どんなにむずかしい芸でもやすやすと演じられる最高の芸位。
やす-げ【安げ・易げ】🔗⭐🔉
やす-げ 【安げ・易げ】 (形動ナリ)
(1)安らかそうなさま。「何事も人にもどきあつかはれぬ際は―なり/源氏(賢木)」
(2)いかにも容易にみえるさま。「本(モト)を切るさまぞ,―に,せまほしげに見ゆるや/枕草子 227」
やす-げっきゅう【安月給】🔗⭐🔉
やす-げっきゅう ―ゲツキフ [3] 【安月給】
少ない給料。安い給料。
やすげ-な・し【安げ無し】🔗⭐🔉
やすげ-な・し 【安げ無し】 (形ク)
不安である。苦労が多い。「さまざま―・き身の憂へを申す/源氏(須磨)」
やす・し【安し・易し】🔗⭐🔉
やすっ-ぽ・い【安っぽい】🔗⭐🔉
やすっ-ぽ・い [4] 【安っぽい】 (形)
(1)いかにも安物に見える。上等でない。「―・い品物」
(2)品格がない。品がない。「そんな―・い考えはもっていない」
[派生] ――さ(名)
やす-の-かわ【安の河】🔗⭐🔉
やす-の-かわ ―カハ 【安の河】
日本神話で,天上にあるという川。また,天の川。「―中に隔てて向ひ立ち/万葉 4125」
やす-の-わたり【安の渡り】🔗⭐🔉
やす-の-わたり 【安の渡り】
安の河の渡し場。「天の川―に舟浮けて秋立つ待つと妹に告げこそ/万葉 2000」
やすはら【安原】🔗⭐🔉
やすはら 【安原】
姓氏の一。
やすはら-ていしつ【安原貞室】🔗⭐🔉
やすはら-ていしつ 【安原貞室】
(1610-1673) 江戸前期の俳人。名は正章(マサアキラ),号は一嚢(イチノウ)軒など。京都の紙商。貞徳の高弟で,師の没後その正統を自負。編著「氷室守(ヒムロモリ)」「正章千句」「玉海集」「かたこと」など。
やす-ぴか【安ぴか】🔗⭐🔉
やす-ぴか [0] 【安ぴか】
安物に金めっきなどして高価そうに仕立てた物。
やす-ぼった・い【安ぼったい】🔗⭐🔉
やす-ぼった・い [5] 【安ぼったい】 (形)
安っぽくて品(ヒン)がなく,粗末な感じだ。「―・い品」
やすま・る【休まる・安まる】🔗⭐🔉
やすま・る [3] 【休まる・安まる】 (動ラ五[四])
心や体が落ち着いて楽になる。苦痛がおさまる。「気が―・る」「体が―・る」「日ごろよりは少し―・りたり/蜻蛉(上)」
やすみ-しし【八隅知し・安見知し】🔗⭐🔉
やすみ-しし 【八隅知し・安見知し】 (枕詞)
「わが大君」「わご大君」にかかる。「高光る日の御子(ミコ)―わが大君/古事記(中)」「―わご大君の大御舟/万葉 152」
〔原義不明。国の八隅を知ろしめす意とも,安らかに見そなわす意とも解されたらしい〕
やす-め【安め・安目】🔗⭐🔉
やす-め [0][3] 【安め・安目】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
〔「め」は接尾語〕
(値段などが)いくぶん安い・こと(さま)。
⇔高め
「相場が―に推移する」
■二■ (名)
(1)安い値段。「―でいきますべい,乗てくんなさい/滑稽本・続膝栗毛」
(2)ひかえ目。謙遜。「其様に―をお言ひのが愛敬になつて/人情本・梅之春」
やす-やす【安安】🔗⭐🔉
やす-やす [3] 【安安】 (副)
苦しむことなく安楽に。平穏に。「―(と)老後を送る」
やす-ら【安ら】🔗⭐🔉
やす-ら 【安ら】 (形動ナリ)
ゆったりとしたさま。「袂よく着よく肩よく小頸―に汝着せめかも/催馬楽」
やすらい【安楽・夜須礼】🔗⭐🔉
やすらい ヤスラヒ [3][0] 【安楽・夜須礼】
「やすらい祭り」に同じ。
やすらい-ばな【安楽花】🔗⭐🔉
やすらい-ばな ヤスラヒ― [3] 【安楽花】
やすらい祭の囃子詞(ハヤシコトバ)。古風な装束をつけて,笛・太鼓・鉦(カネ)などを鳴らし,この語を唱えつつ踊る。
やす-らか【安らか】🔗⭐🔉
やす-らか [2] 【安らか】 (形動)[文]ナリ
(1)事件となるような事もなく平穏無事であるさま。「―な世」
(2)心配事もなく,心の穏やかなさま。「心―に眠る」「―な顔」
(3)たやすいさま。容易なさま。「―に結ひて参らせたりけるが/徒然 51」
(4)落ち着けるさま。無難に感じられるさま。「調度も昔覚えて―なるこそ/徒然 10」
(5)平易でわかりやすいさま。「文字の意味―にして/小説神髄(逍遥)」
[派生] ――さ(名)
やすらぎ【安らぎ】🔗⭐🔉
やすらぎ [0] 【安らぎ】
心がゆったりと落ち着いて穏やかなこと。「―の時」
やすら・ぐ【安らぐ】🔗⭐🔉
やすら・ぐ [3] 【安らぐ】 (動ガ五[四])
穏やかな気持ちになる。安らかになる。「気持ちが―・ぐ」
[可能] やすらげる
やすら-け・し【安らけし】🔗⭐🔉
やすら-け・し 【安らけし】 (形ク)
安らかである。穏やかである。「平らけく―・く聞しめせと/祝詞(春日祭)」
やすん・じる【安んじる】🔗⭐🔉
やすん・じる [4] 【安んじる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「安んずる」の上一段化〕
「安んずる」に同じ。「小市民的な幸せに―・じる」
やすん・ずる【安んずる】🔗⭐🔉
やすん・ずる [4] 【安んずる】 (動サ変)[文]サ変 やすん・ず
〔形容詞「やすし」の語幹に「み」と動詞「す」の付いた「やすみす」の転〕
(1)やすらかになる。安心する。「難問が解決し―・じて寝ることができる」
(2)その状態のままで満足する。あまんじる。「現状に―・ずる」「小成に―・ずる」
(3)やすらかにする。やすめる。「如何してか…人民を―・じ候べき/太平記 35」
(4)軽く見る。あなどる。「汝が們(トモガラ)までおれを―・じをる/滑稽本・浮世床(初)」
あんい【安易な】(和英)🔗⭐🔉
あんいつ【安逸を貪る】(和英)🔗⭐🔉
あんいつ【安逸を貪る】
idle away one's time.
あんか【安価な】(和英)🔗⭐🔉
あんかん【安閑と】(和英)🔗⭐🔉
あんかん【安閑と】
in idleness;idly.
あんのん【安穏】(和英)🔗⭐🔉
あんらく【安楽】(和英)🔗⭐🔉
やすい【安い】(和英)🔗⭐🔉
やすげっきゅう【安月給を取る(で働く)】(和英)🔗⭐🔉
やすげっきゅう【安月給を取る(で働く)】
draw (work at) a small[low]salary.安月給取り a small-[low-]salaried man.
やすやす【安々[易々]と】(和英)🔗⭐🔉
やすやす【安々[易々]と】
easily;→英和
without difficulty[trouble];readily (快く).
やすんじる【安んじる】(和英)🔗⭐🔉
やすんじる【安んじる】
be contented[satisfied];be at ease[rest].安んじて contentedly;trustingly;at ease;in peace.
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