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お-いえ【御家】🔗🔉

お-いえ ―イヘ [0] 【御家】 (1)貴人や大名の家の敬称。主人や主君の家などにもいう。また,他人の家の敬称。「―の一大事」 (2)上方で,良家の主婦の敬称。「―はどうぢやいな,痛所はえいかいな/滑稽本・膝栗毛 6」 (3)〔もと主婦の居間をいったことから〕 敷物・畳の敷いてある部屋。座敷。「様子聞うと―の真中どつかと坐れば/浄瑠璃・忠臣蔵」

おいえ-きょうげん【御家狂言】🔗🔉

おいえ-きょうげん ―イヘキヤウ― [4] 【御家狂言】 歌舞伎や浄瑠璃で,大名・旗本の家で起こった御家騒動や仇討ちを題材とした狂言。「伽羅先代萩(メイボクセンダイハギ)」など。御家物。

おいえ-げい【御家芸】🔗🔉

おいえ-げい ―イヘ― [3] 【御家芸】 (1)代々その家に伝わり,専門とする技芸。 (2)その人が最も得意とするもの。おはこ。十八番。「早食いは彼の―だ」

おいえ-さま【御家様】🔗🔉

おいえ-さま ―イヘ― [0] 【御家様】 上方で,中流以上の商家の主婦の敬称。おえさま。

おいえ-そうどう【御家騒動】🔗🔉

おいえ-そうどう ―イヘサウ― [4] 【御家騒動】 (1)江戸時代,大名家の家督相続争いや権臣の権力争いなどをきっかけにして起こった,藩全体の争い。伊達(ダテ)騒動・黒田騒動など。 (2)一つの家庭・組織などの中での勢力争い。

おいえ-ほお【御家頬】🔗🔉

おいえ-ほお ―イヘホホ [3] 【御家頬】 面頬(メンポオ)の一。しわもひげもない,滑らかなもの。江戸時代,将軍家が着用。

おいえ-もの【御家物】🔗🔉

おいえ-もの ―イヘ― [0] 【御家物】 ⇒御家狂言(オイエキヨウゲン)

おいえ-りゅう【御家流】🔗🔉

おいえ-りゅう ―イヘリウ 【御家流】 (1)京都粟田口の青蓮院(シヨウレンイン)門跡,尊円法親王(1298-1356)を祖とする書流。世尊寺流に上代書法を取り入れた,流麗で平明・穏和な書風。中世にも愛好されたが,特に江戸時代には御家流の名で呼ばれて朝廷・幕府・諸藩の公文書類で用いられたほか,寺子屋でも教えられて盛行した。青蓮院流。尊円流。粟田口流。粟田流。家様。 (2)香道の一流派。三条西実隆を始祖とする。

お-うち【御内・御家】🔗🔉

お-うち [0] 【御内・御家】 ■一■ (名) (1)相手または第三者を敬ってその家や家庭をいう語。おたく。 (2)「家」「家庭」の丁寧語。「坊や,もう―に帰りましょうね」 ■二■ (代) 二人称。軽い敬意をもって相手をさす語。あなた。「なふ,―はなにとの給ふぞ/幸若・烏帽子折」 →内(ウチ)■二■

おえ-さま【御家様】🔗🔉

おえ-さま オヘ― 【御家様】 「おいえさま」の転。「―にも御目にかからうと存じ参りました/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

ご-かもん【御家門】🔗🔉

ご-かもん [0] 【御家門】 「家門(カモン){(2)}」に同じ。

ご-けにん【御家人】🔗🔉

ご-けにん [0] 【御家人】 〔「家人」の敬称〕 (1)平安時代,貴族や武家棟梁の従者をつとめた武士。家の子。郎党。 (2)鎌倉時代,将軍直属の家臣。本領安堵(アンド)・新恩給与・官位推挙などの保護を受けたが,御家人役と呼ばれる多くの義務を負わされた。 (3)江戸初期,将軍直属の一万石以下の家臣の称。のちに旗本と御家人とに区別され,御目見(オメミエ)以下の者とされた。直参(ジキサン)。 →旗本

ごけにん-かぶ【御家人株】🔗🔉

ごけにん-かぶ [5] 【御家人株】 江戸時代,農民・商人などの庶民が養子縁組の形をとるなどして,御家人から買い取った御家人の家格。

ごけにん-やく【御家人役】🔗🔉

ごけにん-やく [3] 【御家人役】 御家人が鎌倉幕府に対して負った軍役・大番役・関東公事などの義務の総称。

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