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広辞苑の検索結果 (16)

お‐いえ【御家】‥イヘ🔗🔉

お‐いえ御家‥イヘ ①主君・主人の家。「―大事」 ②身分の高い人や他人の家の敬称。 ③板床の室に対して、敷物の敷いてある座敷。特に、主婦の居間。 ④他人の妻の尊敬語。奥方。奥様。お内儀。 ⑤得意なこと。お家芸。黄表紙、親敵討腹鼓「狸は―の腹鼓を打つ」 ⇒おいえ‐きょうげん【御家狂言】 ⇒おいえ‐げい【御家芸】 ⇒おいえ‐さま【御家様】 ⇒おいえ‐そうどう【御家騒動】 ⇒おいえ‐ほお【御家頬】 ⇒おいえ‐もの【御家物】 ⇒おいえ‐りゅう【御家流】

おいえ‐きょうげん【御家狂言】‥イヘキヤウ‥🔗🔉

おいえ‐きょうげん御家狂言‥イヘキヤウ‥ 御家騒動・仇討狂言などの総称。おいえもの。 ⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐げい【御家芸】‥イヘ‥🔗🔉

おいえ‐げい御家芸‥イヘ‥ その家に伝わる独特の芸。また、他人にはまねのできない、その人独特の芸。「物真似は彼の―だ」 ⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐さま【御家様】‥イヘ‥🔗🔉

おいえ‐さま御家様‥イヘ‥ ⇒おえさま⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐そうどう【御家騒動】‥イヘサウ‥🔗🔉

おいえ‐そうどう御家騒動‥イヘサウ‥ 大名などの家中で、跡目相続や寵臣・愛妾をめぐる派閥争いなどから起こる紛争。加賀騒動・黒田騒動の類。 ⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐ほお【御家頬】‥イヘホホ🔗🔉

おいえ‐ほお御家頬‥イヘホホ (徳川将軍家所用による名称)頬当ほおあての一種。函工かんこう岩井の作で、皺しわも髭ひげもなく、滑らかに作った頬当。 ⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐もの【御家物】‥イヘ‥🔗🔉

おいえ‐もの御家物‥イヘ‥ (→)御家狂言に同じ。 ⇒お‐いえ【御家】

おいえ‐りゅう【御家流】‥イヘリウ🔗🔉

おいえ‐りゅう御家流‥イヘリウ ①和様書道の流派。青蓮院しょうれんいん流が江戸時代に至って大衆化したもの。江戸時代の公文書はこの書体で書かれた。家様。 御家流 ②三条西実隆を祖とする香道の流派。道具は華麗な金蒔絵が多い。 ⇒お‐いえ【御家】

おえ‐さま【御家様】オヘ‥🔗🔉

おえ‐さま御家様オヘ‥ (オイエサマの約)上方の中流の商家などで、主人の妻の尊敬語。おかみさん。浄瑠璃、心中万年草「―は中二階に」 ⇒おえさま‐がお【御家様顔】

おえさま‐がお【御家様顔】オヘ‥ガホ🔗🔉

おえさま‐がお御家様顔オヘ‥ガホ おかみさん気取り。 ⇒おえ‐さま【御家様】

ご‐かもん【御家門】🔗🔉

ご‐かもん御家門⇒かもん(家門)4

ご‐けにん【御家人】🔗🔉

ご‐けにん御家人】 ①鎌倉・室町幕府の将軍譜代の武士。 ②江戸時代、将軍直属の家臣で、御目見おめみえ以下の者。→直参じきさん→旗本⇒ごけにん‐かぶ【御家人株】 ⇒ごけにん‐なみ【御家人並】 ⇒ごけにん‐やく【御家人役】

ごけにん‐かぶ【御家人株】🔗🔉

ごけにん‐かぶ御家人株】 江戸時代、御家人がその家格を農民・商人などに売った場合(表面上は養子縁組の形式)の家格。 ⇒ご‐けにん【御家人】

ごけにん‐なみ【御家人並】🔗🔉

ごけにん‐なみ御家人並】 御家人に準ずること。また、その身分。 ⇒ご‐けにん【御家人】

ごけにん‐やく【御家人役】🔗🔉

ごけにん‐やく御家人役】 鎌倉時代、幕府の御恩に対する御家人の奉公義務。大番・警固・修造などの戦時・平時の勤役・軍役。 ⇒ご‐けにん【御家人】 ○虚仮の後思案こけのあとじあん 愚者は、必要なときには知恵が出ず、事が過ぎてから考えの出るものである。 ⇒こ‐け【虚仮】

ごけ‐ぶん【御家分】🔗🔉

ごけ‐ぶん御家分】 家臣で、主家一門と同様の取扱いを受ける家柄。

大辞林の検索結果 (14)

お-いえ【御家】🔗🔉

お-いえ ―イヘ [0] 【御家】 (1)貴人や大名の家の敬称。主人や主君の家などにもいう。また,他人の家の敬称。「―の一大事」 (2)上方で,良家の主婦の敬称。「―はどうぢやいな,痛所はえいかいな/滑稽本・膝栗毛 6」 (3)〔もと主婦の居間をいったことから〕 敷物・畳の敷いてある部屋。座敷。「様子聞うと―の真中どつかと坐れば/浄瑠璃・忠臣蔵」

おいえ-きょうげん【御家狂言】🔗🔉

おいえ-きょうげん ―イヘキヤウ― [4] 【御家狂言】 歌舞伎や浄瑠璃で,大名・旗本の家で起こった御家騒動や仇討ちを題材とした狂言。「伽羅先代萩(メイボクセンダイハギ)」など。御家物。

おいえ-げい【御家芸】🔗🔉

おいえ-げい ―イヘ― [3] 【御家芸】 (1)代々その家に伝わり,専門とする技芸。 (2)その人が最も得意とするもの。おはこ。十八番。「早食いは彼の―だ」

おいえ-さま【御家様】🔗🔉

おいえ-さま ―イヘ― [0] 【御家様】 上方で,中流以上の商家の主婦の敬称。おえさま。

おいえ-そうどう【御家騒動】🔗🔉

おいえ-そうどう ―イヘサウ― [4] 【御家騒動】 (1)江戸時代,大名家の家督相続争いや権臣の権力争いなどをきっかけにして起こった,藩全体の争い。伊達(ダテ)騒動・黒田騒動など。 (2)一つの家庭・組織などの中での勢力争い。

おいえ-ほお【御家頬】🔗🔉

おいえ-ほお ―イヘホホ [3] 【御家頬】 面頬(メンポオ)の一。しわもひげもない,滑らかなもの。江戸時代,将軍家が着用。

おいえ-もの【御家物】🔗🔉

おいえ-もの ―イヘ― [0] 【御家物】 ⇒御家狂言(オイエキヨウゲン)

おいえ-りゅう【御家流】🔗🔉

おいえ-りゅう ―イヘリウ 【御家流】 (1)京都粟田口の青蓮院(シヨウレンイン)門跡,尊円法親王(1298-1356)を祖とする書流。世尊寺流に上代書法を取り入れた,流麗で平明・穏和な書風。中世にも愛好されたが,特に江戸時代には御家流の名で呼ばれて朝廷・幕府・諸藩の公文書類で用いられたほか,寺子屋でも教えられて盛行した。青蓮院流。尊円流。粟田口流。粟田流。家様。 (2)香道の一流派。三条西実隆を始祖とする。

お-うち【御内・御家】🔗🔉

お-うち [0] 【御内・御家】 ■一■ (名) (1)相手または第三者を敬ってその家や家庭をいう語。おたく。 (2)「家」「家庭」の丁寧語。「坊や,もう―に帰りましょうね」 ■二■ (代) 二人称。軽い敬意をもって相手をさす語。あなた。「なふ,―はなにとの給ふぞ/幸若・烏帽子折」 →内(ウチ)■二■

おえ-さま【御家様】🔗🔉

おえ-さま オヘ― 【御家様】 「おいえさま」の転。「―にも御目にかからうと存じ参りました/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

ご-かもん【御家門】🔗🔉

ご-かもん [0] 【御家門】 「家門(カモン){(2)}」に同じ。

ご-けにん【御家人】🔗🔉

ご-けにん [0] 【御家人】 〔「家人」の敬称〕 (1)平安時代,貴族や武家棟梁の従者をつとめた武士。家の子。郎党。 (2)鎌倉時代,将軍直属の家臣。本領安堵(アンド)・新恩給与・官位推挙などの保護を受けたが,御家人役と呼ばれる多くの義務を負わされた。 (3)江戸初期,将軍直属の一万石以下の家臣の称。のちに旗本と御家人とに区別され,御目見(オメミエ)以下の者とされた。直参(ジキサン)。 →旗本

ごけにん-かぶ【御家人株】🔗🔉

ごけにん-かぶ [5] 【御家人株】 江戸時代,農民・商人などの庶民が養子縁組の形をとるなどして,御家人から買い取った御家人の家格。

ごけにん-やく【御家人役】🔗🔉

ごけにん-やく [3] 【御家人役】 御家人が鎌倉幕府に対して負った軍役・大番役・関東公事などの義務の総称。

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