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しゃ-け【捨家】🔗⭐🔉
しゃ-け [1] 【捨家】
家を出て僧侶となること。捨身。出家。
しゃ-しょう【捨象】🔗⭐🔉
しゃ-しょう ―シヤウ [0] 【捨象】 (名)スル
概念を抽象する際に,抽出された諸表象以外の表象を考察の対象から切り捨てること。
→抽象
しゃ-しん【捨身】🔗⭐🔉
しゃ-しん [0] 【捨身】
〔仏〕 仏法や他者救済などのために,自分の命をすてること。
しゃしん-おうじょう【捨身往生】🔗⭐🔉
しゃしん-おうじょう ―ワウジヤウ [4] 【捨身往生】
自ら,投身・入水(ジユスイ)などして,極楽浄土に往生を願うこと。
しゃしん-くよう【捨身供養】🔗⭐🔉
しゃしん-くよう ―ヤウ [4] 【捨身供養】
〔仏〕 修行・報恩のために,身を仏に捧げたり,飢えた獣に与えたりすること。
しゃしん-じょうどう【捨身成道】🔗⭐🔉
しゃしん-じょうどう ―ジヤウダウ [4] 【捨身成道】
身を捨てて成仏得道すること。捨て身で悟りを得ること。
す・つ【捨つ・棄つ】🔗⭐🔉
す・つ 【捨つ・棄つ】 (動タ下二)
⇒すてる
すて-いし【捨(て)石】🔗⭐🔉
すて-いし [0] 【捨(て)石】
(1)「景石(ケイセキ)」に同じ。
(2)土木工事の際,水底に基礎を作ったり,水勢を弱くしたりするために,水中に投げ入れる石。「―防波堤」
(3)囲碁で,より以上の利益を得るために作戦としてわざと相手に取らせる石。
(4)鉱石で,採鉱などの際に捨てられる石。
(5)現在の効果はないが,将来の利益を予想してする行為。
すて-いぬ【捨て犬】🔗⭐🔉
すて-いぬ [0] 【捨て犬】
飼い主に捨てられた犬。
すて-いん【捨(て)印】🔗⭐🔉
すて-いん [0] 【捨(て)印】
証書などで,訂正の場合などを考えて欄外に念のために押しておく印。
すて-うちわ【捨て団扇】🔗⭐🔉
すて-うちわ ―ウチハ [4][3] 【捨て団扇】
秋になって不要になり,忘れられ置き捨てられた団扇。秋団扇。[季]秋。
すて-うり【捨(て)売り】🔗⭐🔉
すて-うり [0] 【捨(て)売り】 (名)スル
「投げ売り」に同じ。
すて-おうぎ【捨(て)扇】🔗⭐🔉
すて-おうぎ ―アフギ [3] 【捨(て)扇】
秋になって不要になり,忘れられ置き捨てられている扇。秋扇。忘れ扇。[季]秋。
すて-お・く【捨(て)置く・棄て置く】🔗⭐🔉
すて-お・く [3][0] 【捨(て)置く・棄て置く】 (動カ五[四])
捨てておく。ほうっておく。取り上げない。「進言を―・く」「むくろをば―・きたりければ/平家 11」
[可能] すておける
すて-おぶね【捨(て)小舟】🔗⭐🔉
すて-おぶね ―ヲブネ [3] 【捨(て)小舟】
乗る人もなく捨てられたままの舟。多くは頼る者のない寂しい身の上の比喩(ヒユ)に用いる。すてぶね。「憂きは流れの身は―/松の葉」
すて-かがり【捨て篝】🔗⭐🔉
すて-かがり [3] 【捨て篝】
昔の戦陣で,陣から2,300メートル離れた所に,番人を置かずに燃やしておくかがり火。
すて-がな【捨(て)仮名】🔗⭐🔉
すて-がな [0] 【捨(て)仮名】
(1)「送り仮名{(2)}」に同じ。
(2)促音・拗音などを表すために,右または下にに寄せて小書きにされる仮名。「っ」「ゃ」「ゅ」「ィ」の類。助(ス)け仮名。
(3)自分の意図どおりに読まれるように,漢字の下に添える小さな仮名。川柳・俳句などに多く見られる。「黒
(コクでなくクロ)」「心
(ココロでなくシン)」の「ロ」や「ン」。
→迎え仮名
(コクでなくクロ)」「心
(ココロでなくシン)」の「ロ」や「ン」。
→迎え仮名
すて-がね【捨(て)金】🔗⭐🔉
すて-がね [0] 【捨(て)金】
(1)無駄に使って役に立っていない金。無駄金。死に金。すてきん。
(2)身請けなどをするときの内金。すてきん。「縫箔屋のおさつといへるを―百五十両/浮世草子・一代男 3」
すて-がね【捨(て)鐘】🔗⭐🔉
すて-がね [0] 【捨(て)鐘】
(1)時刻を告げる鐘をつく前に,注意をひくために三度つき鳴らす鐘の音。時の数には数えない。
(2)定まった数の中にはいらないもの。余分のもの。余計者。「身は―とかねて思へど/徳和歌後万載集」
すて-かまり【捨て屈り】🔗⭐🔉
すて-かまり 【捨て屈り】
昔,軍隊が退却するとき伏せ屈りの兵を残しておき,近づく敵の首領などを遠矢または鉄砲で狙撃(ソゲキ)させたもの。
→伏せ屈り
すて-きん【捨(て)金】🔗⭐🔉
すて-きん [0] 【捨(て)金】
「すてがね(捨金)」に同じ。
すて-ぐさ【捨(て)草】🔗⭐🔉
すて-ぐさ 【捨(て)草】
抜き捨てた草。無用のもののたとえ。「海人の―いたづらに/謡曲・松風」
すて-ご【捨(て)子・棄て子】🔗⭐🔉
すて-ご [0] 【捨(て)子・棄て子】
親が赤ん坊や幼児をひそかに捨てること。また,捨てられた子。
すてご-いし【捨(て)子石】🔗⭐🔉
すてご-いし [3] 【捨(て)子石】
⇒漂石(ヒヨウセキ)
すてご-ばな【捨(て)子花】🔗⭐🔉
すてご-ばな [3] 【捨(て)子花】
ヒガンバナの異名。
すてご-へん【捨(て)子偏】🔗⭐🔉
すてご-へん [0] 【捨(て)子偏】
「こへん(子偏)」に同じ。
すて-ことば【捨て詞】🔗⭐🔉
すて-ことば [3] 【捨て詞】
「すてぜりふ(捨台詞){(1)}」に同じ。
すて-ごま【捨(て)駒】🔗⭐🔉
すて-ごま [0] 【捨(て)駒】
将棋で,有利に戦いを進めるため,相手が取るように打つ駒。
すて-コンクリート【捨て―】🔗⭐🔉
すて-コンクリート [6] 【捨て―】
基礎の底面を平らにし,構造体の位置を決めるために敷くコンクリート。捨てコン。
すて-さかずき【捨(て)杯】🔗⭐🔉
すて-さかずき ―サカヅキ [3] 【捨(て)杯】
乱れた酒席に放置された杯。「―を取あげ,…つげとてさし出しければ/浮世草子・懐硯 5」
すて-さ・る【捨(て)去る】🔗⭐🔉
すて-さ・る [3] 【捨(て)去る】 (動ラ五[四])
思い切りよく捨てて顧みない。「過去の栄光を―・る」
[可能] すてされる
すて-さんぼう【捨(て)三宝】🔗⭐🔉
すて-さんぼう [3] 【捨(て)三宝】
物を粗末に扱うこと。投げやり三宝。
すてじょ【捨女】🔗⭐🔉
すてじょ ステヂヨ 【捨女】
(1633-1698) 江戸前期の女流俳人。田(デン)氏。丹波の人。六歳で「雪の朝二の字二の字の下駄の跡」の句を詠んだという。のち剃髪して貞閑尼と号し,仏道に専心。
すて-じろ【捨(て)城】🔗⭐🔉
すて-じろ [0] 【捨(て)城】
守備する兵士のいない城。
すて-ずきん【捨(て)頭巾】🔗⭐🔉
すて-ずきん ―ヅキン [3] 【捨(て)頭巾】
春になってかぶらなくなった防寒用の頭巾。[季]春。
すて-ぜりふ【捨て台詞】🔗⭐🔉
すて-ぜりふ [3] 【捨て台詞】
(1)立ち去るときに言い捨てて,返事を求めない言葉。軽蔑・脅迫の言葉をいう。「―を吐く」「―を残して立ち去る」
(2)脚本になく,役者がその場の雰囲気に合わせて言う簡単な言葉。アドリブ。
すて-そ【捨(て)訴】🔗⭐🔉
すて-そ [0] 【捨(て)訴】
江戸時代,訴状を評定所などの役所の門前にひそかに置くこと。また,その訴状。捨て文。捨て訴状。
すて-だいこ【捨(て)太鼓】🔗⭐🔉
すて-だいこ [3] 【捨(て)太鼓】
時刻を告げる太鼓を打つ前に,注意をひくため,定数のほかに打ち鳴らす太鼓の音。時の数には加えない。
すて-どころ【捨(て)所】🔗⭐🔉
すて-どころ [0] 【捨(て)所】
捨てるのにふさわしい場所。「行水の―なき虫の声/鬼貫句選」
すて-なえ【捨(て)苗】🔗⭐🔉
すて-なえ ―ナヘ [0] 【捨(て)苗】
田植えが終わって余った苗。田の隅に植えておき,根付きの悪い苗に代えて用いる。
すて-ね【捨(て)値】🔗⭐🔉
すて-ね [0] 【捨(て)値】
損を覚悟でつける安い値段。捨て売りの値段。
すて-ばしら【捨柱】🔗⭐🔉
すて-ばしら [3] 【捨柱】
茶室や数寄屋風建築などで,張り出した庇(ヒサシ)の桁(ケタ)を受け,地面に達している柱。
すて-ばち【捨(て)鉢】🔗⭐🔉
すて-ばち [0] 【捨(て)鉢】 (名・形動)[文]ナリ
思うようにならないため,やけになる・こと(さま)。やけくそ。「―になる」「―な言動」
すて-ぶ【捨(て)歩】🔗⭐🔉
すて-ぶ [0] 【捨(て)歩】
江戸時代,検地の際,不良の土地の畝歩(セブ)を実際より減らすこと。込み歩(ブ)。
すて-ふだ【捨(て)札】🔗⭐🔉
すて-ふだ [0] 【捨(て)札】
江戸時代,罪人を処刑する際,その氏名・年齢・罪状などをしるして街頭に立てた高札。刑の執行後も三〇日間そこに立てて置いた。
すて-ぶち【捨(て)扶持】🔗⭐🔉
すて-ぶち [0] 【捨(て)扶持】
(1)役に立たない者に捨てるつもりで与える金品。
(2)江戸時代,老幼・婦女・不具者などを援助するために与えた,わずかな扶持米。
すて-ふで【捨(て)筆】🔗⭐🔉
すて-ふで [0] 【捨(て)筆】
正しい漢字の字画にはないが,筆法の最後に加える点のようなもの。「中」を「
」としたときの「,」など。
」としたときの「,」など。
すて-ぶみ【捨(て)文】🔗⭐🔉
すて-ぶみ [0] 【捨(て)文】
(1)江戸時代,密告や訴えの趣旨を書き,評定所などの役所に投げ込んだ無署名の文書。
(2)通り一ぺんの,あいさつだけの手紙。「硯借りて,君方への―して/浮世草子・諸艶大鑑 2」
すて-ぼうず【捨(て)坊主】🔗⭐🔉
すて-ぼうず ―バウズ 【捨(て)坊主】
生活に困ったりなどして世を捨てて坊主になった人。また,坊主をののしっていう語。「娘のきわに―/浮世草子・五人女 4」
すて-ぼり【捨(て)壕】🔗⭐🔉
すて-ぼり [0] 【捨(て)壕】
攻城軍の行動を妨害するために曲輪(クルワ)外に設けた壕。
すて-み【捨(て)身】🔗⭐🔉
すて-み [0] 【捨(て)身】
(1)身を捨てるような気持ちで,全力を出して事にあたること。「―の覚悟でぶつかる」
(2)身を捨てること。なげやり。やけっぱち。「―になる」
すて-ミシン【捨て―】🔗⭐🔉
すて-ミシン [3] 【捨て―】
布端のほつれ止めや補強のために,折らずに一枚のままかけるステッチ。
すて-むち【捨て鞭】🔗⭐🔉
すて-むち 【捨て鞭】
馬に乗って逃げるときに,馬の尻を打つ鞭。「―を打て引返す/太平記 8」
すて-もの【捨(て)物】🔗⭐🔉
すて-もの [0] 【捨(て)物】
投げ捨てたもの。捨てて顧みないもの。役に立たないもの。
すて-やく【捨(て)役】🔗⭐🔉
すて-やく [0] 【捨(て)役】
歌舞伎で,実際には登場しないが,番付面に名だけ記された役。座元が身分だけ役者のときや,花形役者で役が少なく他との釣り合いがとれないときなどに用いられた。
す・てる【捨てる・棄てる】🔗⭐🔉
す・てる [0] 【捨てる・棄てる】 (動タ下一)[文]タ下二 す・つ
(1)不用なものとして自分の手元から離す。自分から手離す。
⇔拾う
「ごみを―・てる」「武器を―・てる」
(2)愛情をかけていたものとの関係を断ち切る。「恋人を―・てる」「故国を―・てる」
(3)関係・関心・執着などを断ち,顧みることをやめる。「疑いを―・てる」「名を―・てる」「勝負を―・てる」
(4)そのままに放置する。ほうっておく。「突いた手に畳を掴むだ憂慮(キヅカワ)しさに,―・ても置かれぬ気に成つて/婦系図(鏡花)」
(5)(身・命を)投げ出す。犠牲にする。「身を―・てても子をかばう」
(6)葬る。「病を受けて死にぬ。然れば,金の山崎の辺に―・てつ/今昔 17」
(7)〔中国・四国・九州地方などで〕
紛失する。
(8)動詞の連用形,または動詞に助詞「て」を添えた形の下に付いて,補助動詞的に用いる。…てのける。…てしまう。「鎧の袖にて払ひ,蹴散らして―・てなん/保元(上・古活字本)」
〔「すたる」に対する他動詞〕
[慣用] 車を―・筆を―・世を―/小異を捨てて大同につく
捨てたものではない🔗⭐🔉
捨てたものではない
まだまだ見限ったものでもない。まだ役に立ちそうだ。
捨ててかか・る🔗⭐🔉
捨ててかか・る
あきらめて放棄する。なげやりになる。
捨てる神あれば拾う神あり🔗⭐🔉
捨てる神あれば拾う神あり
世の中はさまざまで,見捨てる人も助けてくれる人もいるものだ。人に見限られたからといって,くよくよすることはないということ。
すていし【捨石】(和英)🔗⭐🔉
すていし【捨石】
a sacrifice.→英和
すてうり【捨売りする】(和英)🔗⭐🔉
すてうり【捨売りする】
⇒捨値.
すておく【捨て置く】(和英)🔗⭐🔉
すておく【捨て置く】
leavealone[as it is].
すてご【捨子】(和英)🔗⭐🔉
すてぜりふ【捨て台詞(を残す)】(和英)🔗⭐🔉
すてぜりふ【捨て台詞(を残す)】
(leave with) a parting shot.
すてね【捨値】(和英)🔗⭐🔉
すてね【捨値】
a sacrifice price.〜の dirt-cheap.〜で売る sell at a sacrifice;→英和
sell dirt cheap.
すてば【捨場】(和英)🔗⭐🔉
すてば【捨場】
a dump(ing place).→英和
すてばち【捨鉢になる】(和英)🔗⭐🔉
すてばち【捨鉢になる】
become desperate[reckless];be driven to despair.〜になって in desperation.
すてみ【捨身になる】(和英)🔗⭐🔉
すてみ【捨身になる】
resort to one's last trick;get desperate.→英和
〜の desperate.
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