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しゃ【捨】🔗🔉

しゃ【捨】 (造) すてる。ほうりだす。 「━象しゃしょう・━身」 「取━」 「四━五入」 社寺や僧に寄進する。 「喜━」

しゃ‐しょう【捨象】━シャウ🔗🔉

しゃ‐しょう【捨象】━シャウ 名・他サ変事物または表象からある要素や性質を抽象するとき、それ以外の要素や性質を考察の対象から切り捨てること。

しゃ‐しん【捨身】🔗🔉

しゃ‐しん【捨身】 名・自サ変 俗界の身を捨てて仏門に入ること。 仏教で、仏法や衆生しゅじょう救済のために自分の命を捨てること。

すて‐いし【捨て石】🔗🔉

すて‐いし【捨て石】 日本庭園で、趣を添えるために所々に置かれている石。景石。 堤防・橋脚などの工事で、基礎を作り、また水勢を弱めるために水底に投げ入れる石。 囲碁で、より以上の地をとるために、わざと相手に取らせる石。 将来、役に立つことを見越して、その場では無用とも思える物事を行うこと。また、その行為やその行為をする人。 「革命の━となる」

すて‐いん【捨て印】🔗🔉

すて‐いん【捨て印】 証書などで、字句の訂正や加除に備えて、あらかじめ欄外に押しておく印。

すて‐うり【捨て売り】🔗🔉

すて‐うり【捨て売り】 名・他サ変損を覚悟で、捨てるような安値で売ること。投げ売り。

すて‐お・く【捨て置く】🔗🔉

すて‐お・く【捨て置く】 他五そのままほうっておく。放置しておく。 「提言を━」

すて‐がな【捨て《仮名》】🔗🔉

すて‐がな【捨て《仮名》】 〔古い言い方で〕 漢文を訓読みするとき、読み方を誤らないように漢字の右下に小さく添える仮名。「一人」の「」の類。 促音・拗音などを表すための小さな仮名文字。「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」「ぃ」などの類。 送り仮名。

すて‐がね【捨て金】🔗🔉

すて‐がね【捨て金】 使っても役に立っていない金。むだに費やす金。むだ金。死に金。

すて‐ご【捨て子(児)】🔗🔉

すて‐ご【捨て子(児)】 親が自分の赤ん坊や幼児をこっそり置き去りにすること。また、置き去りにされた子。

すて‐さ・る【捨て去る】🔗🔉

すて‐さ・る【捨て去る】 他五思い切りよく捨てて、かえりみない。 「未練を━」

すて‐ぜりふ【捨て台詞🔗🔉

すて‐ぜりふ【捨て台詞 歌舞伎などで、役者がその場の雰囲気に合わせて即興的に言う短いせりふ。 立ち去るときに相手の返事を求めないで言い捨てる、怒り・脅し・侮蔑ぶべつなどの意をこめたことば。捨てことば。 「━を吐く」 関連語 大分類‖言う‖いう 中分類‖おしゃべり‖おしゃべり

すて‐どころ【捨て所(捨て処)】🔗🔉

すて‐どころ【捨て所(捨て処)】 捨てるのにちょうどよい場所や時期。

すて‐ね【捨て値】🔗🔉

すて‐ね【捨て値】 採算を度外視してつける安い価格。捨て売りの値段。

すて‐ばち【捨て鉢】🔗🔉

すて‐ばち【捨て鉢】 名・形動自信や希望をなくし、やけになること。やけくそ。自暴自棄。 「━になる」

すて‐ぶち【捨て扶持】🔗🔉

すて‐ぶち【捨て扶持】 見返りを期待せず、捨てるつもりで与える給与や生活費。 ◇江戸時代、長寿の人や功労のあった人などに与えられたわずかな扶持米の意。

すて‐み【捨て身】🔗🔉

すて‐み【捨て身】 命を捨てるほどの心構えで事にあたること。 「━の覚悟」

すてみ‐わざ【捨て身技】🔗🔉

すてみ‐わざ【捨て身技】 柔道などで、自分の体を自ら倒しながらかける技の総称。

す・てる【捨てる(棄てる)】🔗🔉

す・てる【捨てる(棄てる)】 動下一 いらないものとして手元から離す。ほうる。 「ごみ箱にごみを━」 「バケツの水を━」 「武器を━・てて投降する」 それまでの関係を断ち切って構わないでおく。見限ってかかわらない。見捨てる。 「恋人を━・てて出奔する」 「家業[世]を━」 「親子のしがらみを━」 関係がないものとしてほうっておく。 「━・ててはおけない事態」 いらない、見込みがない、そぐわないなどとして、物事を見限る。放棄する。投げ捨てる。 「権利を━」 「迷いを━」 「夢[希望・野心]を━」 「試合を━」 〔慣用句的に〕みずからを犠牲にする。投げ出す。 「祖国のために命を━」 「身を━覚悟で事に当たる」 乗り物を降りてあとはかまわないでおく。 「タクシーを━・ててバスに乗り換える」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》〜してしまってあとを顧みない。 「使い━・履き━」 「読み━・書き━・言い━・吐き━」 補動《動詞連用形+「て」に付いて》〜したままにしてうっちゃっておく。また、〜して始末をつける。処置する。 「攻め来る敵を斬って━」 「反対派は容赦なく切って━」 ◆拾う 「棄」を使うと「捨」よりやや意味が強まる。「命[自由]を棄てる/捨てる」 す・つ(下二) 関連語 大分類‖扱い‖あつかい 中分類‖放棄‖ほうき

捨てたものではな・い🔗🔉

捨てたものではな・い 役に立たないとして捨てるのはまだ早い。 「彼(の提案)もまんざら━」

捨てる神かみあれば拾ひろう神あり🔗🔉

捨てる神かみあれば拾ひろう神あり 一方で見捨てられても、他方で救いの手が差しのべられることがあるということ。

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