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しお-まねき【潮招・望潮】🔗🔉

しお-まねき シホ― [3] 【潮招・望潮】 海産のカニ。甲幅3センチメートル内外。砂泥地の干潟にすむ。雄は片方のはさみが著しく大きくなり,これを上下に振る動作が潮を招くように見えるのでこの名がある。砕いて塩辛にしたものを「蟹漬(ガンヅケ)」といい,有明海沿岸の名物。紀伊半島以南に広く分布。タウチガニ。[季]春。 潮招 [図]

のぞまし・い【望ましい】🔗🔉

のぞまし・い [4] 【望ましい】 (形)[文]シク のぞま・し 〔動詞「望む」の形容詞化〕 そうあってほしい。願わしい。「―・い教育のありかた」「制服着用が―・い」[日葡] [派生] ――さ(名)

のぞみ【望み】🔗🔉

のぞみ [0] 【望み】 〔動詞「望む」の連用形から〕 (1)そうしたい,そうありたいと思っている事柄。願い。希望。願望。「―がかなう」「―を達する」 (2)将来よくなりそうな見込み。将来に寄せる期待。「成功する―がない」「子の将来に―をかけている」 (3)人望。名望。「天下の―を失う」 (4)ながめ。眺望。「思ふそら安けなくに嘆くそら安けなくに青波に―は絶えぬ/万葉 1520」

のぞみ=を属(シヨク)((ゾク))・す🔗🔉

――を属(シヨク)((ゾク))・す 「望みを託す」に同じ。「最後の賭として―・して居た製糸事業が見事失敗して/思出の記(蘆花)」

のぞみ=を託(タク)・す🔗🔉

――を託(タク)・す あるものに希望をかける。「四番の一打に勝負の―・す」

のぞみ-うす【望み薄】🔗🔉

のぞみ-うす [0] 【望み薄】 期待がかけられないこと。希望がもてないこと。「今年中の完成は―だ」

のぞみ-しだい【望み次第】🔗🔉

のぞみ-しだい [4] 【望み次第】 希望をすべて聞き入れること。のぞむまま。「褒美(ホウビ)は―だ」

のぞみ-どおり【望み通り】🔗🔉

のぞみ-どおり ―ドホリ [4] 【望み通り】 希望しているとおり。「―の品が手に入る」

のぞみ・みる【望み見る】🔗🔉

のぞみ・みる [4] 【望み見る】 (動マ上一)[文]マ上一 はるかに遠くを見やる。「はるか遠くの山々を―・見る」

のぞ・む【望む】🔗🔉

のぞ・む [0][2] 【望む】 (動マ五[四]) 〔「臨む」と同源〕 (1)遠くをながめやる。はるかに見渡す。「アルプスを―・む景勝の地」「日を―・めばみやこ遠し/土左」 (2)希望する。(ア)自分自身のことについていう。「進学したいと―・んでいる」「世界平和を―・む」(イ)他人についていう。注文する。「新しい門出にあたり,お二人に―・みたいことは…」「さらなる発展を―・む」「息子の嫁にと―・まれる」 (3)人の美点を受け入れる。「美しい容姿を―・まれてモデルとなる」 [可能] のぞめる [慣用] 隴(ロウ)を得て蜀(シヨク)を―

のぞむ-べくんば【望むべくんば】🔗🔉

のぞむ-べくんば 【望むべくんば】 (連語) 〔動詞「のぞむ」に連語「べくんば」の付いたもの〕 望むことができるならば。希望としては。望むべくは。

のぞむらく-は【望むらくは】🔗🔉

のぞむらく-は 【望むらくは】 (連語) 〔「望むらく」は動詞「のぞむ」に接尾語「らく」が付いて名詞化したもの。「は」は係助詞〕 望むところは。どうか…でありますように。「―無事であるように」

ぼう【望】🔗🔉

ぼう バウ [1] 【望】 (1)月と太陽との視黄経の差が一八〇度になること,またはその時刻。満月。 ⇔朔(サク) (2)陰暦一五日の異名。

ぼう-えん【望遠】🔗🔉

ぼう-えん バウン [0] 【望遠】 遠くを見ること。

ぼうえん-きょう【望遠鏡】🔗🔉

ぼうえん-きょう バウンキヤウ [0] 【望遠鏡】 遠方の物体を拡大して見る光学装置。凸レンズの対物レンズまたは,凹面鏡の対物鏡で得た像を接眼レンズで拡大して見るもの。対物レンズを用いるものを屈折望遠鏡,対物鏡を用いる物を反射望遠鏡という。

ぼうえん-きょう-ざ【望遠鏡座】🔗🔉

ぼうえん-きょう-ざ バウンキヤウ― [0] 【望遠鏡座】 〔(ラテン) Telescopium〕 九月上旬の宵に南中する南の星座。日本からは南の地平線上に一部が見える。

ぼうえん-レンズ【望遠―】🔗🔉

ぼうえん-レンズ バウン― [5] 【望遠―】 遠方の物を拡大して撮影するためのレンズ。焦点距離が比較的長い。

ぼう-がい【望外】🔗🔉

ぼう-がい バウグワイ [0] 【望外】 (名・形動)[文]ナリ 望んでいた以上にいい・こと(さま)。「―の喜び」「―な成果を得る」

ぼうか-じょうやく【望厦条約】🔗🔉

ぼうか-じょうやく バウカデウヤク 【望厦条約】 1844年中国広東省マカオ付近の望厦村で締結された清とアメリカの修好通商条約。

ぼう-かん【望観】🔗🔉

ぼう-かん バウクワン [0] 【望観】 (名)スル 遠くをながめ見ること。観望。

ぼう-き【望気】🔗🔉

ぼう-き バウ― [1] 【望気】 雲気を見て吉凶を判ずること。

ぼう-きょう【望郷】🔗🔉

ぼう-きょう バウキヤウ [0] 【望郷】 故郷をなつかしく思うこと。懐郷。思郷。「―の念」「―の思い」

ぼう-げつ【望月】🔗🔉

ぼう-げつ バウ― [1] 【望月】 陰暦一五日の夜の満月。もちづき。

ぼう-けん【望見】🔗🔉

ぼう-けん バウ― [0] 【望見】 (名)スル 遠くからながめること。遠くをながめること。「山頂から麓の町を―する」

ぼう-じつ【望日】🔗🔉

ぼう-じつ バウ― [0] 【望日】 陰暦一五日の称。もちのひ。望(ボウ)。

ぼう-しょく【望蜀】🔗🔉

ぼう-しょく バウ― [0] 【望蜀】 〔後漢の光武帝が隴(ロウ)の国を平定したのち,さらに蜀の国をも望んだという「後漢書(岑彭伝)」の故事から〕 一つの望みをかなえてさらに次の望みをもつこと。「―の嘆」 →隴を得て蜀を望む

ぼう-しん【望診】🔗🔉

ぼう-しん バウ― [0] 【望診】 漢方で,四診の一。患者の様子や舌の状態を肉眼で観察して行う診察法。全体的な挙動から精査すべき部位を把握する。

ぼうふ-せき【望夫石】🔗🔉

ぼうふ-せき バウフ― [3] 【望夫石】 中国,湖北省武昌の北山の上にある石。貞女が,出征する夫を見送ったまま石に化したものと伝える。

ぼう-よう【望洋】🔗🔉

ぼう-よう バウヤウ [0] 【望洋】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)遠くを眺めること。 (2)広々として目当てのつかないこと。とりとめのないこと。また,そのさま。「―たる荒野をゆく」

ぼう-ろう【望楼】🔗🔉

ぼう-ろう バウ― [0] 【望楼】 遠くを見るために立てたやぐら。

もいち【望一】🔗🔉

もいち 【望一】 ⇒杉木(スギキ)望一

もち【望】🔗🔉

もち [1] 【望】 (1)もちづき。満月。 (2)陰暦で,月の一五日。望(モチ)の日。

もち-うち【望打ち】🔗🔉

もち-うち [0] 【望打ち】 正月一四・一五日に,祝い棒を持って行う予祝行事。また,その祝い棒。果樹をたたいたりなどして収穫の豊穣を予祝する。なり祝い。年ぎり。望ぎり。

もち-がゆ【望粥・餅粥】🔗🔉

もち-がゆ [2][0] 【望粥・餅粥】 望(モチ)の日,特に正月一五日に作る小豆(アズキ)粥。後世は望を餅の意にとり餅を入れて煮た。

もち-しお【望潮】🔗🔉

もち-しお ―シホ 【望潮】 陰暦一五日,満月の時の満ち潮。「―の満ちにけらしな難波江の浦/新撰六帖 1」

もち-づき【望月】🔗🔉

もち-づき [2] 【望月】 (1)陰暦一五日の月。満月。 (2)特に陰暦八月十五日の中秋の月。[季]秋。 (3)能の曲名(別項参照)。

もちづき-の【望月の】🔗🔉

もちづき-の 【望月の】 (枕詞) 満月の欠けたところなく見事なことから,「たたはし」「たれる」「めづらし」にかかる。「春花の貴からむと―たたはしけむと/万葉 167」「―足れる面わに/万葉 1807」「―いやめづらしみ/万葉 196」

もちづき【望月】🔗🔉

もちづき 【望月】 長野県東部,北佐久郡にある町。中山道の宿場として発達。

もちづき-の-こま【望月の駒】🔗🔉

もちづき-の-こま 【望月の駒】 平安時代,毎年8月に信濃の望月の牧から宮中へ献上した馬。「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ―/拾遺(秋)」

もちづき-の-まき【望月の牧】🔗🔉

もちづき-の-まき 【望月の牧】 平安時代以降,信濃の望月に置かれた牧場。現在の長野県望月町。

もちづき【望月】🔗🔉

もちづき 【望月】 姓氏の一。

もちづき-ぎょくせん【望月玉蟾】🔗🔉

もちづき-ぎょくせん 【望月玉蟾】 (1693-1755) 江戸中期の画家。京都の人。名は重勝,通称は藤兵衛。土佐光成・山口雪渓らに学び,筆力の強い水墨画や細密な山水画を描き一家を成した。

もちづき-さんえい【望月三英】🔗🔉

もちづき-さんえい 【望月三英】 (1697-1769) 江戸中期の医官。讃岐の人。名は乗,号は鹿門。三英は通称。将軍徳川吉宗の奥医師。諸医書の考証に努め,万病一毒説を排して折衷的医方を唱えた。著「医官玄稿」「明医小史」

もちづき【望月】🔗🔉

もちづき 【望月】 能の一。作者未詳。四・五番目物。小沢刑部友房が亭主をする宿屋に主君安田友治の妻子が一夜の宿を求める。偶然泊り合わせた主君の仇望月秋長に酒を勧め,獅子舞にことよせて力を合わせ討ち果たす。

もち-の-つき【望の月】🔗🔉

もち-の-つき 【望の月】 満月。十五夜の月。もちづき。

もち-の-ひ【望の日】🔗🔉

もち-の-ひ 【望の日】 陰暦一五日。満月の日。「―に出でにし月の高々に/万葉 3005」

もとに【望東尼】🔗🔉

もとに 【望東尼】 ⇒野村(ノムラ)望東尼

のぞましい【望ましい】(和英)🔗🔉

のぞましい【望ましい】 desirable.→英和 望ましくない undesirable.→英和

のぞみ【望み】(和英)🔗🔉

のぞみ【望み】 [願望]a wish;→英和 a desire;→英和 [期待]a hope;→英和 an expectation;→英和 [見込み]a prospect;→英和 a chance.→英和 〜のある hopeful;→英和 promising.〜のない hopeless.→英和 〜が十分ある have a good chance.〜をいだく have a wish;have a hope.〜を失う be disappointed.〜を遂げる realize one's wishes.〜をかける set one's hopes.〜通り (just) as one wishes.〜により at a person's request.

のぞむ【望む】(和英)🔗🔉

のぞむ【望む】 [願望]want;→英和 wish;→英和 desire;→英和 [期待]hope;→英和 expect;→英和 prefer.→英和

ぼうえん【望遠レンズ】(和英)🔗🔉

ぼうえん【望遠レンズ】 a telephoto lens.

ぼうえんきょう【望遠鏡】(和英)🔗🔉

ぼうえんきょう【望遠鏡】 a telescope.→英和 〜で見る lookthrough a telescope.→英和

ぼうがい【望外の】(和英)🔗🔉

ぼうがい【望外の】 unexpected.→英和

ぼうきょう【望郷の念】(和英)🔗🔉

ぼうきょう【望郷の念】 homesickness.→英和 〜の念にかられる feel homesick.

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