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けつ‐ぼう【欠望・×望】‐バウ🔗🔉

けつ‐ぼう【欠望・×望】‐バウ 不満に思うこと。「富者といえども常に―を抱くなるべし」〈田口・日本開化小史〉

しお‐まねき【潮招・望=潮】しほ‐🔗🔉

しお‐まねき【潮招・望潮】しほ‐ 《「しおまねぎ」とも》スナガニ科の甲殻類。甲幅二七ミリほど。雄の一方のはさみ脚がきわめて大きく、潮が引くと上下に動かして潮を招くような動作をする。和歌山県以南に分布。蟹漬(がんづ)けとして賞味される。《季 春》

のぞまし・い【望ましい】🔗🔉

のぞまし・い【望ましい】 [形]のぞま・し[シク]《動詞「のぞ(望)む」の形容詞化》そうあってほしい。願わしい。「全員参加が―・い」 [派生]のぞましさ[名]

のぞみ【望み】🔗🔉

のぞみ【望み】 そうなればよい、そうしたいと思うこと。願い。希望。「―が大きい」「長年の―がかなう」望ましい結果を得る可能性。よいほうに進みそうな見込み。「助かる―はない」「一縷(いちる)の―がある」人望。名望。「江湖の―を一身に集める」ながめ。眺望。「青波に―は絶えぬ」〈万・一五二〇〉

のぞみ‐うす【望み薄】🔗🔉

のぞみ‐うす【望み薄】 [名・形動]そうなる見込みのほとんどないこと。また、そのさま。「本会期中の成立は―だ」「―な目標額」

のぞみ‐しだい【望み次第】🔗🔉

のぞみ‐しだい【望み次第】 望みにまかせること。望みのまま。「何でも君の―だ」

のぞみ‐どおり【望み通り】‐どほり🔗🔉

のぞみ‐どおり【望み通り】‐どほり そうしたい、そうありたいと願うとおり。「―に就職できた」

のぞ・む【望む】🔗🔉

のぞ・む【望む】 [動マ五(四)]《「臨む」と同語源》はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。「富士を―・む展望台」物事がこうであればいい、自分としてはこうしたい、こうなりたい、また、なんとか得られないものかなどと、心に思う。「栄達を―・む」「名声など―・まない」「誰でも幸福を―・んでいる」特定の相手に対して、こうあってほしい、こうしてもらいたいと思う。注文する。「自重を―・む」「一層の努力が―・まれる」自分の所に来てくれるように働きかける。欲しがる。「後妻にと―・まれる」したう。仰ぐ。「徳を―・む」 [可能]のぞめる

のぞむらく‐は【望むらくは】🔗🔉

のぞむらく‐は【望むらくは】 〔連語〕《「恐らくは」などの類推から、動詞「望む」に接尾語「らく」と係助詞「は」の付いたもの》望むことは。願わくは。どうか…であってほしい。「―子らのすこやかに育たんことを」

ぼう【望】バウ🔗🔉

ぼう【望】バウ 地球が太陽と月との間にあり、月と太陽の黄経の差が一八〇度になる時。また、その時の月。満月。また、陰暦の一五日。

ぼう‐えん【望遠】バウヱン🔗🔉

ぼう‐えん【望遠】バウヱン 遠方のものを見ること。

ぼうえん‐きょう【望遠鏡】バウヱンキヤウ🔗🔉

ぼうえん‐きょう【望遠鏡】バウヱンキヤウ 遠くにある物体を拡大して見るため、レンズや反射鏡を組み合わせて筒にはめこんだ光学器械。屈折望遠鏡・反射望遠鏡などがある。

ぼうえんきょう‐ざ【望遠鏡座】バウヱンキヤウ‐🔗🔉

ぼうえんきょう‐ざ【望遠鏡座】バウヱンキヤウ‐ 南天の星座の一。九月上旬の午後八時ごろ南中し、南の地平線上に一部姿を出しているが、明るい星はない。学名(ラテン)Telescopium

ぼうえん‐レンズ【望遠レンズ】バウヱン‐🔗🔉

ぼうえん‐レンズ【望遠レンズ】バウヱン‐ 遠方の物体を拡大して撮影するための写真レンズ。標準レンズよりも焦点距離が長く、画角は狭くて、ふつう四〇度以下。

ぼう‐がい【望外】バウグワイ🔗🔉

ぼう‐がい【望外】バウグワイ [名・形動]望んでいた以上によい結果であること。また、そのさま。思いのほか。「―な(の)幸せ」「―な(の)出世」

ぼうか‐じょうやく【望廈条約】バウカデウヤク🔗🔉

ぼうか‐じょうやく【望廈条約】バウカデウヤク 一八四四年、マカオ郊外の望廈村で清国と米国との間で調印された修好通商条約。

ぼう‐き【望気】バウ‐🔗🔉

ぼう‐き【望気】バウ‐ 雲気を見て吉凶を占うこと。

ぼう‐きょう【望郷】バウキヤウ🔗🔉

ぼう‐きょう【望郷】バウキヤウ 故郷をなつかしく思いやること。懐郷。思郷。「―の念にかられる」

ぼう‐げつ【望月】バウ‐🔗🔉

ぼう‐げつ【望月】バウ‐ 陰暦十五夜の月。満月。もちづき。

ぼう‐けん【望見】バウ‐🔗🔉

ぼう‐けん【望見】バウ‐ [名]スル遠くから眺め見ること。「白銀の秀峰を―する」

ぼう‐じつ【望日】バウ‐🔗🔉

ぼう‐じつ【望日】バウ‐ 陰暦一五日。もちのひ。

ぼう‐しょく【望×蜀】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しょく【望×蜀】バウ‐ 《「後漢書」岑彭伝の「人足るを知らざるを苦しみ、既に隴(ろう)を平らげて、復(ま)た蜀を望む」から》一つの望みがかなうと、さらにその先を望むこと。人間の欲望には限りがなく、満足を知らないことのたとえ。隴を得て蜀を望む。「―の嘆」

ぼう‐しん【望診】バウ‐🔗🔉

ぼう‐しん【望診】バウ‐ 漢方で、四診の一。顔色・舌の色・肌のつや・肉付きなどを目で見て診察する方法。

ぼうふ‐せき【望夫石】バウフ‐🔗🔉

ぼうふ‐せき【望夫石】バウフ‐ 中国、湖北省武昌の北の山の上にある岩。昔、貞女が戦争に出かける夫をこの山上で見送り、そのまま岩になったと伝える。

ぼう‐よう【望洋】バウヤウ🔗🔉

ぼう‐よう【望洋】バウヤウ [ト・タル][形動タリ]あまりに広々としているために見当のつかないさま。「―たる大河」遠くをながめるさま。「漫(みだり)に―の心を生ず」〈童子問・中〉

望洋の嘆(たん)🔗🔉

望洋の嘆(たん) 偉大な人物や深遠な学問に対し、自分の力のなさを嘆くこと。

ぼう‐ろう【望楼】バウ‐🔗🔉

ぼう‐ろう【望楼】バウ‐ 遠くを見渡すためのやぐら。

もち【△望】🔗🔉

もち【望】 陰暦十五夜の月。満月。もちづき。陰暦で、月の一五日。もちの日。「富士の嶺に降り置く雪は六月(みなづき)の―に消(け)ぬれば」〈万・三二〇〉

もち‐うち【△望打ち】🔗🔉

もち‐うち【望打ち】 正月一四・一五日の小正月に、祝い棒を持って行う予祝行事。また、その祝い棒。果樹をたたくなどして収穫の豊穣を予祝する。なり木責め。なり祝い。望ぎり。

もち‐がゆ【△望×粥・×餅×粥】🔗🔉

もち‐がゆ【×粥・××粥】(もち)の日、特に正月一五日に食べる小豆(あずき)粥。のちには餅粥の意にとり、餅を入れた粥をいう。もちのかゆ。

もち‐くた・つ【△望△降つ】🔗🔉

もち‐くた・つ【降つ】 [動タ四]十五夜が更ける。一説に、十五夜が過ぎる。「―・ち清き月夜(つくよ)に我妹子(わぎもこ)に見せむと思ひしやどの橘(たちばな)」〈万・一五〇八〉

もち‐しお【△望潮】‐しほ🔗🔉

もち‐しお【望潮】‐しほ 満月のときの満ち潮。「汲めば月をも、袖に―の、汀(みぎは)に帰る波の夜の」〈謡・融〉

もち‐づき【△望月】🔗🔉

もち‐づき【望月】 陰暦十五夜の月。特に、陰暦八月の十五夜の月。満月。もちのつき。《季 秋》

もちづき【望月】🔗🔉

もちづき【望月】 姓氏の一。

もちづき【望月】🔗🔉

もちづき【望月】 謡曲。四番目物。主君安田友治の敵の望月秋長を討とうとした小沢刑部友房が、安田の妻子に芸をさせ、みずからも獅子を舞い、すきを見て望月を殺す。

もちづき‐ぎょくせん【望月玉蟾】🔗🔉

もちづき‐ぎょくせん【望月玉蟾】一六九三〜一七五五]江戸中期の画家。京都の人。名は重盛。通称、藤兵衛。望月派の祖。土佐光成・山口雪渓に師事。のち、中国画を範としてすぐれた水墨画・青緑山水画を描いた。

もちづき‐さんえい【望月三英】🔗🔉

もちづき‐さんえい【望月三英】一六九七〜一七六九]江戸中期の漢方医。讚岐(さぬき)の人。名は乗。号、鹿門。幕府の奥医師となり、諸医書の説を研究して折衷説を唱えた。著「医官玄稿」「明医小史」など。

もちづき‐しんこう【望月信亨】‐シンカウ🔗🔉

もちづき‐しんこう【望月信亨】‐シンカウ一八六九〜一九四八]仏教学者。福井の生まれ。加納法宣につき得度、浄土宗を学んだ。「仏教大辞典」を完成。

もちづき‐の【△望月の】🔗🔉

もちづき‐の【望月の】 〔枕〕満月の欠けたところのない意から、「湛(たたは)し」「たれる」「めずらし」にかかる。「―足(た)れる面わに花のごと笑みて立てれば」〈万・一八〇七〉

もちづき‐の‐こま【△望月の×駒】🔗🔉

もちづき‐の‐こま【望月の×駒】 平安時代以降、毎年陰暦八月の望月のころ、諸国から献上した馬。「あふさかの関の清水に影見えて今やひくらむ―」〈拾遺・秋〉

もちづき‐の‐まき【望月の牧】🔗🔉

もちづき‐の‐まき【望月の牧】 平安時代以降、信濃の望月に設けられた官牧。

もち‐の‐つき【△望の月】🔗🔉

もち‐の‐つき【望の月】もちづき」に同じ。《季 秋》「―わがしばぶきも照らさるる/草城」

もち‐の‐ひ【△望の日】🔗🔉

もち‐の‐ひ【望の日】 陰暦で、月の一五日。「―に出でにし月の高々に君をいませて何をか思はむ」〈万・三〇〇五〉

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[音]ボウ    モウ [訓]のぞ‐む    もち [部首]月 [総画数]11 [コード]区点    4330      JIS   4B3E      S‐JIS 965D [分類]常用漢字 [難読語] →き‐ぼう【希望・冀望】ぎょう‐ぼう【翹望】しお‐まねき【潮招・望潮】せん‐ぼう【瞻望】もち‐がゆ【望粥・餅粥】もち‐しお【望潮】もち‐づき【望月】

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