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にえ【沸・錵】🔗🔉

にえ [0] 【沸・錵】 日本刀の重要な見所の一。地肌および地肌と刃部との境目にそって銀砂をまいたように,細かくきらきらと輝いているもの。地肌に生ずるものは,特に地沸(ジニエ)という。 →匂い(3)

ふっ-せき【沸石】🔗🔉

ふっ-せき [0] 【沸石】 ナトリウムやカリウムの含水アルミノケイ酸塩からなる鉱物。約四〇種知られている。無色ないし白色で,ガラス光沢がある。加熱すると脱水する。火山岩の空洞や熱水鉱脈に,また凝灰岩の構成鉱物としても産する。 →ゼオライト

ふっ-てん【沸点】🔗🔉

ふっ-てん [1][0] 【沸点】 〔boiling point〕 液体物質の蒸気圧が外圧と等しくなって,沸騰し始める温度。通常は一気圧での値をいい,その物質の固有の定数となる。水の場合は摂氏一〇〇度(正確には九九・九七四度)。bp と略記される。沸騰点。

ふってん-じょうしょう【沸点上昇】🔗🔉

ふってん-じょうしょう ―ジヤウ― [5] 【沸点上昇】 純溶媒に不揮発性の物質が溶けて溶媒の沸点が上昇する現象。その大きさは溶液の濃度が小さい場合は,溶質の種類に無関係で,溶液の質量モル濃度に比例し,その比例定数は溶媒に固有な定数となる。凝固点降下と同様に,溶質の分子量や解離度の測定に利用。

ふっ-とう【沸湯】🔗🔉

ふっ-とう ―タウ [0] 【沸湯】 にえたった湯。にえゆ。

ふっ-とう【沸騰】🔗🔉

ふっ-とう [0] 【沸騰】 (名)スル (1)煮えたつこと。液体がある温度以上に熱せられて,その蒸気圧が周囲の圧力よりも大きくなり,液体の表面だけでなく,内部からも気化する現象。「お湯が―する」 (2)激しく,盛んになること。「議論が―する」 (3)人々が激しく騒ぎ立てること。「貧民―官に訴て/新聞雑誌 27」 (4)物価などが急に上がること。「桑葉の価是が為に―し/新聞雑誌 29」

ふっとう-じょう【沸騰錠】🔗🔉

ふっとう-じょう ―ヂヤウ [3] 【沸騰錠】 有機酸と炭酸塩を一錠中に併せ含有するもの。服用時,水に溶かすと炭酸ガスを発生し,口腔粘膜を刺激して清涼感を与える。清涼剤・緩下剤などに用いられる。

ふっとう-すいがた-げんしろ【沸騰水型原子炉】🔗🔉

ふっとう-すいがた-げんしろ [11] 【沸騰水型原子炉】 軽水炉の一方式。炉心で加熱され発生した水蒸気で直接タービンを回すもの。 →原子炉

ふっとう-せき【沸騰石】🔗🔉

ふっとう-せき [3] 【沸騰石】 液体を穏やかに沸騰させるために入れる素焼き板など多孔質物質の小片。

ふっとう-てん【沸騰点】🔗🔉

ふっとう-てん [3] 【沸騰点】 ⇒沸点(フツテン)

ふつ-ふつ【沸沸】🔗🔉

ふつ-ふつ [2][1] 【沸沸】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)わき立つさま。煮えたぎるさま。「湯が―とたぎっている」 (2)感情などがこみ上げるさま。「喜びが―とわいてくる」

わかし-ざまし【沸かし冷まし】🔗🔉

わかし-ざまし [4] 【沸かし冷まし】 一度わかした湯茶を冷ますこと。また,その湯茶。

わかし-つぎ【沸かし接ぎ】🔗🔉

わかし-つぎ 【沸かし接ぎ】 ⇒鍛接(タンセツ)

わかし-ゆ【沸かし湯】🔗🔉

わかし-ゆ [3][0] 【沸かし湯】 沸かした風呂の湯。特に,温泉に対して,鉱泉の水を沸かしたもの。

わか・す【沸かす】🔗🔉

わか・す [0] 【沸かす】 (動サ五[四]) (1)水などの液体を熱して熱くする。また,煮え立たせる。「風呂を―・す」「お湯を―・す」 (2)熱狂させる。夢中にさせる。「観衆を―・す大接戦」 (3)金属を熱して溶かす。「カネヲ―・ス/ヘボン(三版)」 (4)発酵させる。「大御酒(オオミキ)―・せ,まゆとじめ/催馬楽」 〔「わく」に対する他動詞〕 [可能] わかせる

わき【沸き】🔗🔉

わき [0] 【沸き】 沸くこと。「湯の―が早い」

わき-あが・る【沸き上(が)る・涌き上(が)る】🔗🔉

わき-あが・る [4] 【沸き上(が)る・涌き上(が)る】 (動ラ五[四]) 沸騰する。「日盛りの街は―・るやうな雑沓で/彷徨(潤一郎)」

わき-かえ・る【沸き返る】🔗🔉

わき-かえ・る ―カヘル [3] 【沸き返る】 (動ラ五[四]) (1)激しく沸騰する。煮えたぎる。「湯が―・る」 (2)感情が高ぶって気持ちが乱れる。「胸の中が―・るやうで/雁(鴎外)」 (3)大勢の人々が熱狂したり,興奮したりする。「大接戦に―・る観衆」「場内が―・る」 (4)水がわき上がる。たぎる。「水晶を散らすやうに―・るなど/更級」

わき-た・つ【沸き立つ】🔗🔉

わき-た・つ [3] 【沸き立つ】 (動タ五[四]) (1)盛んに沸騰する。「湯が―・つ」 (2)熱狂する。はげしい興奮状態になる。「好取組に場内が―・つ」 (3)発酵して泡が立つ。

わき-ゆ【沸き湯】🔗🔉

わき-ゆ [0] 【沸き湯】 わかした湯。わいた湯。

わ・く【沸く】🔗🔉

わ・く [0] 【沸く】 (動カ五[四]) 〔「わく(湧)」と同源〕 (1)水などが熱せられて熱くなる。また,沸騰する。「風呂が―・く」「やかんの湯が―・く」 (2)水の勢いが激しくて,泡立ち逆巻く。「逆波が―・く」「川の―・きたる/宇津保(祭の使)」 (3)金属が熱せられ,溶ける。「御身は―・き合ひて山の如し/平家 5」 (4)発酵して泡を立てる。「ぬかみそが―・く」 (5)興奮する。盛んに行われる。「会場が―・いた」

ふっとう【沸騰する】(和英)🔗🔉

ふっとう【沸騰する】 (1) boil (up);→英和 seethe.→英和 (2)[議論などが]get[become]heated[excited].‖沸騰点 the boiling point.

わかす【沸かす】(和英)🔗🔉

わかす【沸かす】 boil;→英和 heat.→英和

わきかえる【沸き返る】(和英)🔗🔉

わきかえる【沸き返る】 (1)[湯が]boil up;seethe.→英和 (2)[騒ぐ]get excited;be in an uproar.→英和

わきたつ【沸き立つ】(和英)🔗🔉

わきたつ【沸き立つ】 ⇒沸き返る.

わく【沸く】(和英)🔗🔉

わく【沸く】 (1)[沸騰]boil;→英和 be[get]hot;be ready (風呂が). (2)[騒ぐ]⇒沸き返る.

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