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広辞苑の検索結果 (22)
にえ【沸・錵】🔗⭐🔉
にえ【沸・錵】
日本刀の、刃と地肌との境目に銀砂をふりかけたように輝いているもの。匂においについで重要な見所で、細微のものが揃っているのがよいとされる。
ふっ‐せき【沸石】🔗⭐🔉
ふっ‐せき【沸石】
ナトリウム・カルシウム・アルミニウムなどの含水珪酸塩鉱物の一群。網状構造を持つアルミノ珪酸塩で、種類が極めて多い。結晶水の出入や陽イオン置換が容易で、分子ふるいとして用いられる。火山岩の空隙中に結晶をなすほか、変質などによってもできる。
ふっ‐てん【沸点】🔗⭐🔉
ふっ‐てん【沸点】
沸騰する際の液体の温度。圧力によって異なる。通常1気圧における値をいう。沸騰点。
⇒ふってん‐じょうしょう【沸点上昇】
ふってん‐じょうしょう【沸点上昇】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ふってん‐じょうしょう【沸点上昇】‥ジヤウ‥
不揮発性溶質の溶解により溶媒の沸点が上昇する現象。同じ溶媒の希薄溶液では、沸点上昇は溶液のモル濃度に比例し、溶質の種類によらない。
⇒ふっ‐てん【沸点】
ふっ‐とう【沸湯】‥タウ🔗⭐🔉
ふっ‐とう【沸湯】‥タウ
煮えたぎっている湯。にえゆ。
ふっ‐とう【沸騰】🔗⭐🔉
ふっ‐とう【沸騰】
①煮えたつこと。液体を熱したとき、その蒸気圧が液体の表面にかかる圧力よりも大きくなると、内部から気化が生じる現象。
②比喩的に、高く起こり立つこと。さわぎ立つこと。「世論が―する」
⇒ふっとう‐さん【沸騰散】
⇒ふっとうすいがた‐げんしろ【沸騰水型原子炉】
⇒ふっとう‐てん【沸騰点】
ふっとう‐さん【沸騰散】🔗⭐🔉
ふっとう‐さん【沸騰散】
〔医〕炭酸水素ナトリウムと酒石酸とを水に溶かしたもの。沸騰したように二酸化炭素の気泡を生じ、その状態で服用。清涼剤・緩下剤。
⇒ふっ‐とう【沸騰】
ふっとうすいがた‐げんしろ【沸騰水型原子炉】🔗⭐🔉
ふっとうすいがた‐げんしろ【沸騰水型原子炉】
(boiling water reactor)原子炉の炉型の一つ。炉心で加熱された冷却水が沸騰して水蒸気となり、直接発電タービンへ送られる軽水炉。BWR →原子炉(図)。
⇒ふっ‐とう【沸騰】
ふっとう‐てん【沸騰点】🔗⭐🔉
ふっとう‐てん【沸騰点】
(→)沸点に同じ。
⇒ふっ‐とう【沸騰】
ふつ‐ふつ【沸沸】🔗⭐🔉
ふつ‐ふつ【沸沸】
①沸騰するさま。「―と煮える」
②水が湧き出るさま。また、そのように思いが湧き出るさま。「―と詩想が湧き出る」
わかし‐ざまし【沸かし冷まし】🔗⭐🔉
わかし‐ざまし【沸かし冷まし】
一度わかした湯・茶などをさまし冷やすこと。また、そのもの。湯ざまし。煮ざまし。
わかし‐つぎ【沸かし接ぎ】🔗⭐🔉
わかし‐つぎ【沸かし接ぎ】
(→)鍛接たんせつに同じ。
わかし‐ゆ【沸かし湯】🔗⭐🔉
わかし‐ゆ【沸かし湯】
沸かした湯。特に、入浴に適した温度に沸かした鉱泉。
わか・す【沸かす】🔗⭐🔉
わか・す【沸かす】
〔他五〕
①わくようにする。煮えたたせる。万葉集16「湯―・せ子ども」。「風呂を―・す」
②金属をとかす。とろかす。天智紀「水碓みずうすを造りて冶鉄かねわかす」
③熱狂させる。「観衆を―・す」
④(自動詞的に)腹を立てる。怒る。難波物語「かの者、―・してくぜつをするとき」
わき【沸き】🔗⭐🔉
わき【沸き】
沸くこと。にえること。「風呂の―が早い」
わき‐あが・る【沸き上がる】🔗⭐🔉
わき‐あが・る【沸き上がる】
〔自五〕
①液体が盛んに煮えたつ。わきかえる。沸騰ふっとうする。
②はげしく起こる。三蔵法師伝永久点「洪濤こうとう洶湧こうようとワキアガリて」。「歓声が―・る」
わき‐おこ・る【沸き起こる】🔗⭐🔉
わき‐おこ・る【沸き起こる】
〔自五〕
表面に勢いよく現れ出る。「雲が―・る」「拍手が―・る」
わき‐かえ・る【沸き返る】‥カヘル🔗⭐🔉
わき‐かえ・る【沸き返る】‥カヘル
〔自五〕
①液体がはげしく煮えたぎる。煮えくりかえる。今昔物語集14「湯の―・る焔」
②水などがはげしくわき出る。源氏物語胡蝶「―・り岩もる水に色し見えねば」
③堪えられないほど心中がはげしく動揺する。源氏物語蜻蛉「―・る心地し給へど、かひなし」
④はげしく熱狂する。「熱戦に―・る観衆」
わき‐た・つ【沸き立つ】🔗⭐🔉
わき‐た・つ【沸き立つ】
〔自五〕
①液体がさかんに沸く。煮えあがる。
②激しい興奮状態になって甚だしく騒ぎ立つ。「場内が―・つ」
③発酵する。
わき‐ゆ【沸湯】🔗⭐🔉
わき‐ゆ【沸湯】
わかした湯。わいた湯。浮世草子、新可笑記「せめて―与へ給へ」
わ・く【沸く】🔗⭐🔉
わ・く【沸く】
〔自五〕
①水が熱せられて湯となる。にえる。平家物語6「水おびたたしく―・きあがつて、程なく湯にぞなりにける」。「風呂が―・く」
②金属が熱せられてとける。とろける。平家物語5「金銅十六丈の廬遮那仏…御身は―・き合ひて山の如し」
③発酵する。
④さかんに起こる。はげしく発する。伊勢物語集「うきことのかく―・く時は涙川目の前にこそ落ちまさりけれ」。「興味が―・く」
⑤興奮して騒ぎ立てる。熱狂する。「場内が―・く」
⑥腹を立てる。色道大鏡「後指をさすやうに思はるればむやむやと―・くより外のことなし」
[漢]沸🔗⭐🔉
沸 字形
筆順
〔水(氵・氺)部5画/8画/常用/4208・4A28〕
〔音〕フツ(慣) ヒ(漢)
〔訓〕わく・わかす
[意味]
①湯がにえ立つ。たぎる。「沸騰・沸点・煮沸」
②(泉が)わき出る。ふき出す。「沸水・沸泉」
[解字]
形声。「水」+音符「弗」(=左右におしのけてふき出す)。


大辞林の検索結果 (26)
にえ【沸・錵】🔗⭐🔉
にえ [0] 【沸・錵】
日本刀の重要な見所の一。地肌および地肌と刃部との境目にそって銀砂をまいたように,細かくきらきらと輝いているもの。地肌に生ずるものは,特に地沸(ジニエ)という。
→匂い(3)
ふっ-せき【沸石】🔗⭐🔉
ふっ-せき [0] 【沸石】
ナトリウムやカリウムの含水アルミノケイ酸塩からなる鉱物。約四〇種知られている。無色ないし白色で,ガラス光沢がある。加熱すると脱水する。火山岩の空洞や熱水鉱脈に,また凝灰岩の構成鉱物としても産する。
→ゼオライト
ふっ-てん【沸点】🔗⭐🔉
ふっ-てん [1][0] 【沸点】
〔boiling point〕
液体物質の蒸気圧が外圧と等しくなって,沸騰し始める温度。通常は一気圧での値をいい,その物質の固有の定数となる。水の場合は摂氏一〇〇度(正確には九九・九七四度)。bp と略記される。沸騰点。
ふってん-じょうしょう【沸点上昇】🔗⭐🔉
ふってん-じょうしょう ―ジヤウ― [5] 【沸点上昇】
純溶媒に不揮発性の物質が溶けて溶媒の沸点が上昇する現象。その大きさは溶液の濃度が小さい場合は,溶質の種類に無関係で,溶液の質量モル濃度に比例し,その比例定数は溶媒に固有な定数となる。凝固点降下と同様に,溶質の分子量や解離度の測定に利用。
ふっ-とう【沸湯】🔗⭐🔉
ふっ-とう ―タウ [0] 【沸湯】
にえたった湯。にえゆ。
ふっ-とう【沸騰】🔗⭐🔉
ふっ-とう [0] 【沸騰】 (名)スル
(1)煮えたつこと。液体がある温度以上に熱せられて,その蒸気圧が周囲の圧力よりも大きくなり,液体の表面だけでなく,内部からも気化する現象。「お湯が―する」
(2)激しく,盛んになること。「議論が―する」
(3)人々が激しく騒ぎ立てること。「貧民―官に訴て/新聞雑誌 27」
(4)物価などが急に上がること。「桑葉の価是が為に―し/新聞雑誌 29」
ふっとう-じょう【沸騰錠】🔗⭐🔉
ふっとう-じょう ―ヂヤウ [3] 【沸騰錠】
有機酸と炭酸塩を一錠中に併せ含有するもの。服用時,水に溶かすと炭酸ガスを発生し,口腔粘膜を刺激して清涼感を与える。清涼剤・緩下剤などに用いられる。
ふっとう-すいがた-げんしろ【沸騰水型原子炉】🔗⭐🔉
ふっとう-すいがた-げんしろ [11] 【沸騰水型原子炉】
軽水炉の一方式。炉心で加熱され発生した水蒸気で直接タービンを回すもの。
→原子炉
ふっとう-せき【沸騰石】🔗⭐🔉
ふっとう-せき [3] 【沸騰石】
液体を穏やかに沸騰させるために入れる素焼き板など多孔質物質の小片。
ふっとう-てん【沸騰点】🔗⭐🔉
ふっとう-てん [3] 【沸騰点】
⇒沸点(フツテン)
ふつ-ふつ【沸沸】🔗⭐🔉
ふつ-ふつ [2][1] 【沸沸】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)わき立つさま。煮えたぎるさま。「湯が―とたぎっている」
(2)感情などがこみ上げるさま。「喜びが―とわいてくる」
わかし-ざまし【沸かし冷まし】🔗⭐🔉
わかし-ざまし [4] 【沸かし冷まし】
一度わかした湯茶を冷ますこと。また,その湯茶。
わかし-つぎ【沸かし接ぎ】🔗⭐🔉
わかし-つぎ 【沸かし接ぎ】
⇒鍛接(タンセツ)
わかし-ゆ【沸かし湯】🔗⭐🔉
わかし-ゆ [3][0] 【沸かし湯】
沸かした風呂の湯。特に,温泉に対して,鉱泉の水を沸かしたもの。
わか・す【沸かす】🔗⭐🔉
わか・す [0] 【沸かす】 (動サ五[四])
(1)水などの液体を熱して熱くする。また,煮え立たせる。「風呂を―・す」「お湯を―・す」
(2)熱狂させる。夢中にさせる。「観衆を―・す大接戦」
(3)金属を熱して溶かす。「カネヲ―・ス/ヘボン(三版)」
(4)発酵させる。「大御酒(オオミキ)―・せ,まゆとじめ/催馬楽」
〔「わく」に対する他動詞〕
[可能] わかせる
わき【沸き】🔗⭐🔉
わき [0] 【沸き】
沸くこと。「湯の―が早い」
わき-あが・る【沸き上(が)る・涌き上(が)る】🔗⭐🔉
わき-あが・る [4] 【沸き上(が)る・涌き上(が)る】 (動ラ五[四])
沸騰する。「日盛りの街は―・るやうな雑沓で/彷徨(潤一郎)」
わき-かえ・る【沸き返る】🔗⭐🔉
わき-かえ・る ―カヘル [3] 【沸き返る】 (動ラ五[四])
(1)激しく沸騰する。煮えたぎる。「湯が―・る」
(2)感情が高ぶって気持ちが乱れる。「胸の中が―・るやうで/雁(鴎外)」
(3)大勢の人々が熱狂したり,興奮したりする。「大接戦に―・る観衆」「場内が―・る」
(4)水がわき上がる。たぎる。「水晶を散らすやうに―・るなど/更級」
わき-た・つ【沸き立つ】🔗⭐🔉
わき-た・つ [3] 【沸き立つ】 (動タ五[四])
(1)盛んに沸騰する。「湯が―・つ」
(2)熱狂する。はげしい興奮状態になる。「好取組に場内が―・つ」
(3)発酵して泡が立つ。
わき-ゆ【沸き湯】🔗⭐🔉
わき-ゆ [0] 【沸き湯】
わかした湯。わいた湯。
わ・く【沸く】🔗⭐🔉
わ・く [0] 【沸く】 (動カ五[四])
〔「わく(湧)」と同源〕
(1)水などが熱せられて熱くなる。また,沸騰する。「風呂が―・く」「やかんの湯が―・く」
(2)水の勢いが激しくて,泡立ち逆巻く。「逆波が―・く」「川の―・きたる/宇津保(祭の使)」
(3)金属が熱せられ,溶ける。「御身は―・き合ひて山の如し/平家 5」
(4)発酵して泡を立てる。「ぬかみそが―・く」
(5)興奮する。盛んに行われる。「会場が―・いた」
わかす【沸かす】(和英)🔗⭐🔉
わきたつ【沸き立つ】(和英)🔗⭐🔉
わきたつ【沸き立つ】
⇒沸き返る.
わく【沸く】(和英)🔗⭐🔉
わく【沸く】
(1)[沸騰]boil;→英和
be[get]hot;be ready (風呂が).
(2)[騒ぐ]⇒沸き返る.
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