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ぎ-り【義理】🔗⭐🔉
ぎ-り [2] 【義理】
(1)物事の正しい道筋。人間のふみおこなうべき正しい道。道理。
(2)対人関係や社会関係の中で,守るべき道理として意識されたもの。道義。「―を欠く」「―と人情の板挟み」「今さら頼めた―ではない」
(3)他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。「お―で顔を出す」
(4)意味。わけ。「苗代(ナワシロ)の代といふは,かはるといふ―也/三冊子」
(5)直接血縁関係のない者の間にある,血縁同様の関係。「―の父」
ぎり=ある仲(ナカ)🔗⭐🔉
――ある仲(ナカ)
血のつながった肉親ではないが,形式上親子・兄弟・姉妹の関係にある間柄。
ぎり=一遍(イツペン)🔗⭐🔉
――一遍(イツペン)
つきあい上,心からではなく,形式的にのみすること。通り一遍。「―の挨拶(アイサツ)」
ぎり=と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ🔗⭐🔉
――と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ
男子が常に身につけていなければならないふんどしを引き合いに出して,義理を欠いてはいけないことを強調した言葉。義理と褌はずされぬ。義理と褌せねばならぬ。
ぎり=にも🔗⭐🔉
――にも
(1)どんなによく言っても。お世辞にも。「―うまいとは言えない」
(2)体面やつきあいの上からも。
ぎり=の柵(シガラミ)🔗⭐🔉
――の柵(シガラミ)
人を束縛する義理を柵に見立てた語。
ぎり=を立・てる🔗⭐🔉
――を立・てる
つきあいや恩義を重視して自己の欲望などを抑える。「取引先に―・てる」
ぎり-あい【義理合い】🔗⭐🔉
ぎり-あい ―アヒ [0][3] 【義理合い】
義理によるつきあい。交際上の関係。義理。
ぎり-がた・い【義理堅い】🔗⭐🔉
ぎり-がた・い [4] 【義理堅い】 (形)[文]ク ぎりがた・し
義理を大切にする。律義(リチギ)だ。「―・く盆暮れの挨拶(アイサツ)を欠かさない」
[派生] ――さ(名)
ぎりぎり-し・い【義理義理しい】🔗⭐🔉
ぎりぎり-し・い 【義理義理しい】 (形)
〔近世語〕
極端に義理がたい。「心遣い成し下されな。兵衛殿の―・い/浄瑠璃・菅原」
ぎり-ずく【義理尽く】🔗⭐🔉
ぎり-ずく ―ヅク [0][4] 【義理尽く】
義理を立て通すこと。義理立て。「―で他人からしていただくんでは胸がつかへますから/或る女(武郎)」
ぎり-ずくめ【義理尽くめ】🔗⭐🔉
ぎり-ずくめ ―ヅクメ [3] 【義理尽くめ】
義理にしばられて身動きがとれないこと。
ぎり-ぜめ【義理攻め】🔗⭐🔉
ぎり-ぜめ [0] 【義理攻め】
義理にからめて,ある事を無理にさせること。義理づめ。
ぎり-だて【義理立て】🔗⭐🔉
ぎり-だて [0][4] 【義理立て】 (名)スル
義理を立てること。義理を重んじて行動をとること。
ぎり-づめ【義理詰め】🔗⭐🔉
ぎり-づめ [0] 【義理詰め】
(1)義理をたてにして,そうせざるを得ないように迫ること。義理ぜめ。「『いつそ死んでくれぬか』『ああ死にましよ』とひくにひかれぬ―に/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)理屈や道理で迫ること。
ぎり-づよ・い【義理強い】🔗⭐🔉
ぎり-づよ・い 【義理強い】 (形)[文]ク ぎりづよ・し
〔近世語〕
義理がたい。「―・いは傾城のならひ/浄瑠璃・会稽山」
ぎり-にんじょう【義理人情】🔗⭐🔉
ぎり-にんじょう ―ニンジヤウ [3] 【義理人情】
義理と人情。「―にしばられる」
ぎり-ば・る【義理張る】🔗⭐🔉
ぎり-ば・る [3] 【義理張る】 (動ラ五[四])
過度に義理を立てる。「小夜は生(ナ)さない中だからと―・つて,小夜の為ばかしを言つちや/其面影(四迷)」
義理張るより頬張(ホオバ)れ🔗⭐🔉
義理張るより頬張(ホオバ)れ
義理で出費するよりも,自分の利益を心がけろ。
ぎり【義理】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「義理」で始まるの検索結果 1-20。