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広辞苑の検索結果 (21)
ぎ‐り【義理】🔗⭐🔉
ぎり‐あい【義理合い】‥アヒ🔗⭐🔉
ぎり‐あい【義理合い】‥アヒ
義理にからんだ関係。交際上の情誼じょうぎ。つきあい。
○義理ある仲ぎりあるなか🔗⭐🔉
○義理ある仲ぎりあるなか
血族でなく、親子や兄弟姉妹の関係にある間柄。
⇒ぎ‐り【義理】
きり‐いし【切石】
①用途に従って種々の形に切った石材。
②割れてかどだった石。
③石だたみ。しき石。
⇒きりいし‐づみ【切石積】
きりいし‐づみ【切石積】
正方形または長方形に加工した石片を積んで造った壁体。
⇒きり‐いし【切石】
きり‐いだ・す【切り出す】
〔他四〕
(→)「きりだす」に同じ。
○義理一遍ぎりいっぺん🔗⭐🔉
○義理一遍ぎりいっぺん
世間に対するつきあい上、心からでなく形式的にすること。通り一遍。
⇒ぎ‐り【義理】
ぎり‐いっぺん【義理一遍】
⇒ぎり(義理)(成句)
きり‐い・る【切り入る・斬り入る】
〔他四〕
刀をふるって敵中に進入する。切りこむ。
きり‐うじ【切蛆】
ハエ目ガガンボ科の昆虫キリウジガガンボの幼虫。土中にすみ、イネの幼根・芽・種子を食害する。成虫は体長16ミリメートルくらいで、翅の前縁は褐色を帯びる。
きり‐うり【切売り】
(布などを)求めに応じて少しずつ切って売ること。比喩的にも用いる。「知識の―」
きり‐え【切絵・截絵】‥ヱ
紙を切り抜いて、人や物の形を作り出したもの。
キリエ【Kyrie ギリシア】
〔宗〕(「主よ」の意)ミサ中の祈り。あとにエレイソン(憐み給え)と続く。ミサ曲の中でも歌われる。
きり‐えこう【切回向】‥ヱカウ
〔仏〕
①読経勤行ごんぎょうの最後に諸霊の成仏を祈願する成句を唱えて行う回向。最後の回向。
②寒念仏の最後の節分の日の修行。
きり‐えず【切絵図】‥ヱヅ
①全図の一部分を示した絵図。
②地域別または地目別(田畑・山林)に区切って作った地図。特に、江戸市街のもの(宝暦年間に刊行が開始された吉文字屋版が代表的)。
きり‐おとし【切落し】
①切り落とすこと。また、切り落としたもの。
②江戸時代の劇場の平土間の最前列。初期には舞台であった部分を切り落として見物席にしたからの名といい、最も下等の席。落間おちまともいった。劇場の組織が変わった後も、下等の大衆席をいう。大入場おおいりば。追込場。
③床板の一部を切って、その下に物を入れておく装置。
④肉・カステラなどの切り落とした半端な部分。
⇒きりおとし‐ぐち【切落し口】
⇒きりおとし‐せんばん【切落し旋盤】
きりおとし‐ぐち【切落し口】
倉庫・土蔵などの2階の床を切りあけて、荷物の揚げ卸しができるようにした口。
⇒きり‐おとし【切落し】
きりおとし‐せんばん【切落し旋盤】
〔機〕往復台の一部が切り落とされていて、直径の大きなものを削るのに便利な旋盤。ギャップ‐レース。
⇒きり‐おとし【切落し】
きり‐おと・す【切り落とす】
〔他五〕
①切って下方へ放す。「下枝を―・す」
②堤防の一部をこわして、水を流す。
きり‐おろ・す【切り下ろす】
〔他五〕
切って下方におく。上から下へ切る。切りおとす。万葉集15「青楊あおやぎの枝―・し斎種ゆだね蒔き」
きり‐がい【錐貝】‥ガヒ
タケノコガイ科の巻貝。殻は細く、背が高く、殻高12センチメートル。螺層は40階以上あり、殻表は布目状。相模湾以南に分布し、浅海の砂地にすむ。
きり‐かえ【切替え・切換え】‥カヘ
①きりかえること。先例・慣習などを改めること。また、転換すること。「列車ダイヤの―」「頭の―」
②森林を開拓して数年間畑として作物を栽培し、その収穫が減ずると再び森林に戻すこと。
③洋裁で、別布または共布を切り離したり切り込んだりして、またそこを縫い合わせること。また、その部分。
⇒きりかえ‐ばた【切替え畑】
きり‐かえし【切返し】‥カヘシ
①切り返すこと。
②(→)田解ほどきに同じ。
③剣道基本動作の一つ。相手の正面を打ち、左右の面を数回打ち、これを反覆するもの。
④相撲の手の一つ。相手の膝の外側に自分の膝の内側をあて、うしろにねじり倒すもの。
きりかえし
⑤剪定法の一種。枝条のすべてを切りつめるもの。
⑥映画で、カット‐バックのこと。
きり‐かえ・す【切り返す・斬り返す】‥カヘス
〔他五〕
①相手が切りかかってきたのに応じて、こちらも切りかかる。
②相手の攻撃に対してただちに逆襲する。「意地の悪い質問をあざやかに―・す」
きりかえ‐ばた【切替え畑】‥カヘ‥
①森林と切り替えつつ畑作に利用する土地。
②(→)焼畑やきばたに同じ。
⇒きり‐かえ【切替え・切換え】
きり‐か・える【切り替える・切り換える】‥カヘル
〔他下一〕
①今までのに取りかえて別のにする。新しくする。「スイッチを―・える」「頭を―・える」
②両替する。兌換だかんする。
きり‐かか・る【切り掛かる・斬り掛かる】
〔他五〕
①まさに切る動作を始めようとする。
②刀を振りあげて切ろうとする。「背後から―・る」
きり‐かき【切欠き】
①部材接合のため切り取った部分。
②水量測定のため、堰板せきいたから切り取った長方形または三角形の部分。ノッチ。
③材料力学において、材料の縁へりに局部的にできたへこみ部。ノッチ。
きり‐がく・る【霧隠る】
〔自下二〕
(奈良時代には四段活用)霧に姿が隠れる。万葉集10「秋の朝けに―・り妻呼ぶ鹿の声のさやけさ」
きり‐がくれ【霧隠れ】
霧に姿が隠れること。
きり‐かけ【切掛け】
①切りかけること。切りかけたもの。
②〔建〕柱に横板をよろい戸のように張った板塀。横張りの羽目板。
③幣束につける紙垂かみしで。
④指物さしものの名。紙垂に似たもの。
きり‐か・ける【切り掛ける・斬り掛ける】
〔他下一〕[文]きりか・く(下二)
①切った物を他の物にかけておく。首を切って獄門にかける。平家物語9「源氏の方に―・けらるる頸ども二千余人なり」
②刀を振り上げて切ろうと立ち向かう。切りつける。
③切る動作を始める。また、その動作を中途までする。
④(「鑽り掛ける」とも書く)鑽火きりびを他の物へ向けてうちかける。
きり‐かた【切り方】
切る方法。また、料理の仕方。浄瑠璃、心中宵庚申「お身が自慢の庖丁、随分―を出かしてくれ」
きり‐かた【切形】
ある形に切り出すこと。特に、紙を種々に折りたたみ、鋏はさみで種々の形を切り出すもの。浮世草子、新可笑記「御爪の―九つあり」
ぎり‐がた・い【義理堅い】
〔形〕[文]ぎりがた・し(ク)
他人との交際上の義理をおろそかにしない。
きり‐がたり【切語り】
浄瑠璃の一段を口・中・切(または口・切)に分けたとき、切の部分を語ること。また、その太夫。最も重い場面で、上位の太夫が語る。↔口語くちがたり
きり‐かね【切金・截金】
〔美〕金・銀・銅・錫の箔または薄板を線状または三角・四角などに細かく切り、これを貼付して種々の文様を施す技法。絵画・経典・仏像の装飾には箔を、蒔絵に施す場合は薄板を用いる。
きり‐がね【切金】
⇒きりきん
きり‐かぶ【切株】
樹木または草を切ったあとの根株。切杭きりくい。
⇒切株にも衣裳
ぎり‐いっぺん【義理一遍】🔗⭐🔉
ぎり‐いっぺん【義理一遍】
⇒ぎり(義理)(成句)
ぎり‐がた・い【義理堅い】🔗⭐🔉
ぎり‐がた・い【義理堅い】
〔形〕[文]ぎりがた・し(ク)
他人との交際上の義理をおろそかにしない。
ぎり‐しらず【義理知らず】🔗⭐🔉
ぎり‐しらず【義理知らず】
義理をわきまえないこと。また、その人。恩知らず。
ぎり‐ずく【義理尽】‥ヅク🔗⭐🔉
ぎり‐ずく【義理尽】‥ヅク
義理を立て通そうとする意地。
ぎり‐ずくめ【義理尽め】‥ヅクメ🔗⭐🔉
ぎり‐ずくめ【義理尽め】‥ヅクメ
義理のありたけを尽くすこと。また、義理のために身の自由を縛られること。浄瑠璃、傾城反魂香「こちや―になつたかと」
ぎり‐ぜめ【義理責め】🔗⭐🔉
ぎり‐ぜめ【義理責め】
義理で責め立てること。義理づめ。
ぎり‐だて【義理立て】🔗⭐🔉
ぎり‐だて【義理立て】
義理を立てること。義理を固く守ること。仮名文章娘節用「やつぱり誰にか―か」
ぎり‐づきあい【義理付合い】‥ヅキアヒ🔗⭐🔉
ぎり‐づきあい【義理付合い】‥ヅキアヒ
義理のために仕方なしにつきあうこと。
ぎり‐づめ【義理詰め】🔗⭐🔉
ぎり‐づめ【義理詰め】
①物事の道理を正して話すこと。理屈づめ。世間胸算用3「物静かに―に、外のはなしをせず」
②義理をたてにして迫ること。また、義理でどうしようもなくなること。義理ぜめ。浄瑠璃、心中天の網島「引くに引かれぬ―にふつといひかはし」
ぎり‐づよ・し【義理強し】🔗⭐🔉
ぎり‐づよ・し【義理強し】
〔形ク〕
義理をまもる気持が強い。義理がたい。
○義理と褌欠かされぬぎりとふんどしかかされぬ🔗⭐🔉
○義理と褌欠かされぬぎりとふんどしかかされぬ
どんな場合にも義理を欠いてはならないという意。男が常にしめていなくてはならない褌を引き合いに出して強調した語。
⇒ぎ‐り【義理】
きり‐と・む【斬り留む・切り留む】
〔他下二〕
切り殺す。討ちとめる。好色一代男4「飛んで懸かるを、これも忽ち―・めぬ」
きり‐とり【切取り・斬取り】
(キリドリとも)
①切り取ること。
②人を切って物を奪い取ること。浄瑠璃、冥途飛脚「もし盗賊か―か、道からふつと出来心」。「―強盗」
③土地の高すぎる所を削りとること。↔盛土もりつち。
⇒きりとり‐せん【切り取り線】
きりとり‐せん【切り取り線】
紙などに、それにそって切り取る印としてつけた点線や破線。
⇒きり‐とり【切取り・斬取り】
きり‐と・る【切り取る】
〔他五〕
①切って一部分を取る。
②武力で土地を奪い取る。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「この近郷は夫の先祖、刀の先の先で―・つて、一派立てた身なれども」
きり‐なし【限無し】
際限のないこと。絶え間のないこと。「―に話す」
きり‐なわ【切縄】‥ナハ
適当な長さに切った縄。足場を組むときや、また斬罪人をしばるのに用いる。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「腕ねぢ上げ、はや―にぞかけてげる」
きり‐に‐ほうおう【桐に鳳凰】‥ワウ
紋所の名。翼を左右に張った鳳凰を上にし、下に桐の葉と花を配して円形につくったもの。
○義理にもぎりにも🔗⭐🔉
○義理にもぎりにも
本心ではないにしても。かりにも。どんなによく言おうとしても。多く下に打消の語を伴う。「―上手だとは言えない」
⇒ぎ‐り【義理】
きり‐ぬき【切抜き】
①切り抜くこと。切り抜いたもの。また、切抜き絵の略。「新聞の―」
②切り開いて通すこと。西鶴織留2「嵯峨まで二里あまりの所、近代―の早川」
⇒きりぬき‐え【切抜き絵】
⇒きりぬき‐ちょう【切抜き帳】
きりぬき‐え【切抜き絵】‥ヱ
いろいろの物の形を描き、それを切り抜いて組み立てるようにした絵。
⇒きり‐ぬき【切抜き】
きりぬき‐ちょう【切抜き帳】‥チヤウ
新聞・雑誌などから必要な記事を切り抜いたものを貼っておく帳面。スクラップ‐ブック。
⇒きり‐ぬき【切抜き】
きり‐ぬ・く【切り抜く】
[一]〔他五〕
一部分を切って取る。
[二]〔他下二〕
⇒きりぬける(下一)
きり‐ぬ・ける【切り抜ける】
〔他下一〕[文]きりぬ・く(下二)
①敵のかこみを破ってのがれ出る。
②困難な状況から力をつくして脱する。「難局を―・ける」
きり‐ぬさ【切麻・切幣】
麻または紙を細かに切って米とかきまぜ、神前にまきちらすもの。こぬさ。
きりの【桐野】
姓氏の一つ。
⇒きりの‐としあき【桐野利秋】
キリノ【Elpidio Quirino】
フィリピンの政治家。1946年の独立後、第2代大統領(1948〜1953)。(1890〜1956)
きり‐の‐いと【桐の糸】
(琴には桐の材を用いるからいう)琴の弦。また、琴を弾くこと。琴。経信集「心をすます我なれや―にもたづさはる身にしむことは」
きり‐のう【切能・尾能】
一日の番組で最後に演ずる能。→五番目物
きり‐の‐うみ【霧の海】
①霧のたちこめた海。
②野原など一面に霧がかかったのを、海になぞらえていう語。
きりのき‐ずみ【桐の木炭】
桐の木で製した炭。火薬にまぜ、または懐炉灰などに用いる。
ぎり‐の‐しがらみ【義理の柵】
義理にしばられて思うままにならないこと。
きり‐の‐と【桐の薹】
(キリノトウの約)
①紋所の名。ふつう、桐の紋といっているもの。→桐2。
②(模様に桐の薹1が用いてあったのでいう)一歩金いちぶきん。好色一代男7「鑓手やりてまでも光を飾る―をもらひ」
きりの‐としあき【桐野利秋】
幕末・維新期の軍人。陸軍少将。薩摩藩士。前名、中村半次郎。幕末、志士として活動。維新後陸軍に入るが、征韓論政変で辞職。西南戦争に西郷隆盛を助けて戦い、城山に自刃。(1838〜1877)
⇒きりの【桐野】
きり‐の‐とばり【霧の帳】
霧のたちこめたさまを、とばりに見立てていう語。霧の幕。夫木和歌抄10「七夕のよとでの姿たちかくす―に秋風ぞ吹く」
ぎり‐の‐しがらみ【義理の柵】🔗⭐🔉
ぎり‐の‐しがらみ【義理の柵】
義理にしばられて思うままにならないこと。
ぎり‐ば・る【義理張る】🔗⭐🔉
ぎり‐ば・る【義理張る】
〔自五〕
①度をすごして義理を立て通す。
②交際上の馳走や贈答の度が過ぎる。
⇒義理張るより頬張れ
○義理張るより頬張れぎりばるよりほおばれ
義理張って社交上の無理をするよりも、自分の利益をはかるがよい。
⇒ぎり‐ば・る【義理張る】
○義理張るより頬張れぎりばるよりほおばれ🔗⭐🔉
○義理張るより頬張れぎりばるよりほおばれ
義理張って社交上の無理をするよりも、自分の利益をはかるがよい。
⇒ぎり‐ば・る【義理張る】
きり‐ばん【切盤】
(→)俎板まないたに同じ。〈日葡辞書〉
きり‐び【切り火・鑽り火】
①ヒノキなどの堅い板に堅い棒をもみこんで起こした火。また、火打石と火打金とを打ち合わせて出した火。→ひきり。
②旅行の出立の時などに、清めのために打ちかける火。
きり‐ひおけ【桐火桶】‥ヲケ
桐の木をえぐって作った丸火鉢。
きりひおけ【桐火桶】‥ヲケ
歌論書。1巻。藤原定家が俊成の遺教を記したと称する偽書。きりびおけ。
きり‐びしゃく【切柄杓】
茶道で、湯を汲み出して柄杓を風炉ふろ釜の上に戻す時、柄杓を持った方の掌てのひらを広げて空間を切るようにする柄杓の扱い方。
きり‐びと【切り人】
主君に信用されて権勢をふるう人。切り者。切れ者。権臣。平家物語8「院の―してやうやうに讒奏ざんそうせられ候ふなれ」
きり‐ひとは【桐一葉】
桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋の訪れを知ること。衰亡のきざしの象徴とされる。〈[季]秋〉
きりひとは【桐一葉】
戯曲。坪内逍遥作。豊臣氏没落前の情景を脚色した史劇。新歌舞伎の代表作。1894〜95年(明治27〜28)初稿発表。1904年初演。続編に「沓手鳥ほととぎす孤城落月」がある。
→文献資料[桐一葉]
きり‐ひなわ【切火縄】‥ナハ
火縄を短く適当な長さに切ったもの。煙草の火種にも使う。好色五人女3「鉄炮に―」
きり‐ひらお【切平緒】‥ヲ
「平緒」参照。
きり‐ひらき【切開き】
境界線・防火線・通路などにするために、繁茂した草木を線状に切り開いたもの。
きり‐ひら・く【切り開く】
〔他五〕
①山や荒れ地を開墾して田畑を作る。山・丘を切りくずして道をつける。比喩的にも用いる。「運命を―・く」「新生面を―・く」
②敵の囲みをついて進路を開く。
きり‐ひろ・げる【切り広げる】
〔他下一〕[文]きりひろ・ぐ(下二)
切り開いて広げる。
きり‐ふ【切斑・切生】
矢羽に用いる鷲の羽の、白羽に数条の黒褐色の斑文があるもの。斑の大小濃度によって大切斑・小切斑・薄切斑などがある。→矢羽(図)。
⇒きりふ‐の‐や【切斑の矢】
きり‐ぶ【切歩】
繭層の重量(繭の重量から蛹さなぎおよび脱皮殻の重量を差し引いたもの)の、繭の全重量に対する割合。繭層歩合。
きり‐ふうじ【切封じ】
①(→)腰文こしぶみに同じ。
②書状の封じ目につけた「封(〆)」のしるし。
きり‐ぶえ【霧笛】
⇒むてき
きり‐ふき【霧吹き】
消毒薬液・香水・水などを霧状に吹きかけること。また、その器具。噴霧器。スプレー。
⇒きりふき‐ぞめ【霧吹き染め】
きりふき‐ぞめ【霧吹き染め】
霧吹きで布面に染液を吹きかけて霧降・ぼかしなどに染め出す法。
⇒きり‐ふき【霧吹き】
きり‐ふ・せる【切り伏せる・斬り伏せる】
〔他下一〕[文]きりふ・す(下二)
相手を切って倒す。
きり‐ふだ【切札】
①トランプで、他の組の札を全部負かす力があると決められた札。
②転じて、とっておきの最も有力な手段。最後のきめて。「最後の―」「代打の―」
きり‐ふたが・る【霧り塞がる】
〔自四〕
①霧が立ちこめる。源氏物語夕霧「山の陰、いかに―・りぬらん」
②涙で目がくもり塞がる。源氏物語御法「涙のひる世なく、―・りて明かし暮し給ふ」
○義理を立てるぎりをたてる🔗⭐🔉
○義理を立てるぎりをたてる
つき合いや恩義を考えて、相手の立場を優先する。
⇒ぎ‐り【義理】
○義理を張るぎりをはる🔗⭐🔉
○義理を張るぎりをはる
(→)「義理張ばる」に同じ。
⇒ぎ‐り【義理】
き‐りん【騏驎】
①1日に千里も走るという駿馬しゅんめ。
②(→)「麒麟」に同じ。
⇒騏驎も老いぬれば駑馬に劣る
き‐りん【麒麟】
①(雄を「麒」、雌を「麟」という)中国で聖人の出る前に現れると称する想像上の動物。形は鹿に似て大きく、尾は牛に、蹄は馬に似、背毛は五彩で毛は黄色。頭上に肉に包まれた角がある。生草を踏まず生物を食わないという。一角獣。孝徳紀「鳳凰・―・白雉・白烏、かかる鳥獣より」
②最も傑出した人物のたとえ。浄瑠璃、国性爺合戦「日本の―是なるはと異国に武徳照しけり」
③〔動〕ウシ目キリン科の哺乳類。頭までの高さは4メートルを超え、哺乳類中もっとも高い。雌雄とも角がある。毛色と斑紋は亜種によって差がある。現在はサハラ砂漠以南のアフリカの草原にだけ分布。ジラフ。
キリン
提供:東京動物園協会
⇒きりん‐かく【麒麟閣】
⇒きりん‐ざ【麒麟座】
⇒きりん‐さい【麒麟菜】
⇒きりん‐じ【麒麟児】
⇒きりん‐そう【麒麟草】
きりん‐かく【麒麟閣】
漢の武帝が宮中に建造した高殿。宣帝の時、霍光・張安世・韓増・趙充国・魏相・丙吉・杜延年・劉徳・梁丘賀・蕭望之・蘇武ら11人の功臣の肖像を描いた。
⇒き‐りん【麒麟】
きりん‐ざ【麒麟座】
(Camelopardalis ラテン)北天の星座。馭者座ぎょしゃざの北。厳冬の夕刻に南中するが、天の北極に近いので、北半球では一年を通じほとんど常に見られる。
⇒き‐りん【麒麟】
きりん‐さい【麒麟菜】
紅藻類ミリン科の海藻。体は円柱状で長さ約15センチメートル。不規則に叉状に分岐し、軟骨状で紅紫色または肉色。暖海に産し、寒天原藻として養殖される。乾燥すれば黄色に変じ角質となる。糊として用いる。リュウキュウツノマタ。
⇒き‐りん【麒麟】
きりん‐じ【麒麟児】
才知の特にすぐれた少年。寧馨児ねいけいじ。
⇒き‐りん【麒麟】
きりん‐そう【麒麟草】‥サウ
ベンケイソウ科の多年草。山地に群生。葉・茎とも多肉で、高さ約30センチメートル。夏、星形の黄色い五弁花を頂部に密生。〈[季]夏〉
きりんそう
⇒き‐りん【麒麟】


大辞林の検索結果 (20)
ぎ-り【義理】🔗⭐🔉
ぎ-り [2] 【義理】
(1)物事の正しい道筋。人間のふみおこなうべき正しい道。道理。
(2)対人関係や社会関係の中で,守るべき道理として意識されたもの。道義。「―を欠く」「―と人情の板挟み」「今さら頼めた―ではない」
(3)他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。「お―で顔を出す」
(4)意味。わけ。「苗代(ナワシロ)の代といふは,かはるといふ―也/三冊子」
(5)直接血縁関係のない者の間にある,血縁同様の関係。「―の父」
ぎり=ある仲(ナカ)🔗⭐🔉
――ある仲(ナカ)
血のつながった肉親ではないが,形式上親子・兄弟・姉妹の関係にある間柄。
ぎり=一遍(イツペン)🔗⭐🔉
――一遍(イツペン)
つきあい上,心からではなく,形式的にのみすること。通り一遍。「―の挨拶(アイサツ)」
ぎり=と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ🔗⭐🔉
――と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ
男子が常に身につけていなければならないふんどしを引き合いに出して,義理を欠いてはいけないことを強調した言葉。義理と褌はずされぬ。義理と褌せねばならぬ。
ぎり=にも🔗⭐🔉
――にも
(1)どんなによく言っても。お世辞にも。「―うまいとは言えない」
(2)体面やつきあいの上からも。
ぎり=の柵(シガラミ)🔗⭐🔉
――の柵(シガラミ)
人を束縛する義理を柵に見立てた語。
ぎり=を立・てる🔗⭐🔉
――を立・てる
つきあいや恩義を重視して自己の欲望などを抑える。「取引先に―・てる」
ぎり-あい【義理合い】🔗⭐🔉
ぎり-あい ―アヒ [0][3] 【義理合い】
義理によるつきあい。交際上の関係。義理。
ぎり-がた・い【義理堅い】🔗⭐🔉
ぎり-がた・い [4] 【義理堅い】 (形)[文]ク ぎりがた・し
義理を大切にする。律義(リチギ)だ。「―・く盆暮れの挨拶(アイサツ)を欠かさない」
[派生] ――さ(名)
ぎりぎり-し・い【義理義理しい】🔗⭐🔉
ぎりぎり-し・い 【義理義理しい】 (形)
〔近世語〕
極端に義理がたい。「心遣い成し下されな。兵衛殿の―・い/浄瑠璃・菅原」
ぎり-ずく【義理尽く】🔗⭐🔉
ぎり-ずく ―ヅク [0][4] 【義理尽く】
義理を立て通すこと。義理立て。「―で他人からしていただくんでは胸がつかへますから/或る女(武郎)」
ぎり-ずくめ【義理尽くめ】🔗⭐🔉
ぎり-ずくめ ―ヅクメ [3] 【義理尽くめ】
義理にしばられて身動きがとれないこと。
ぎり-ぜめ【義理攻め】🔗⭐🔉
ぎり-ぜめ [0] 【義理攻め】
義理にからめて,ある事を無理にさせること。義理づめ。
ぎり-だて【義理立て】🔗⭐🔉
ぎり-だて [0][4] 【義理立て】 (名)スル
義理を立てること。義理を重んじて行動をとること。
ぎり-づめ【義理詰め】🔗⭐🔉
ぎり-づめ [0] 【義理詰め】
(1)義理をたてにして,そうせざるを得ないように迫ること。義理ぜめ。「『いつそ死んでくれぬか』『ああ死にましよ』とひくにひかれぬ―に/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)理屈や道理で迫ること。
ぎり-づよ・い【義理強い】🔗⭐🔉
ぎり-づよ・い 【義理強い】 (形)[文]ク ぎりづよ・し
〔近世語〕
義理がたい。「―・いは傾城のならひ/浄瑠璃・会稽山」
ぎり-にんじょう【義理人情】🔗⭐🔉
ぎり-にんじょう ―ニンジヤウ [3] 【義理人情】
義理と人情。「―にしばられる」
ぎり-ば・る【義理張る】🔗⭐🔉
ぎり-ば・る [3] 【義理張る】 (動ラ五[四])
過度に義理を立てる。「小夜は生(ナ)さない中だからと―・つて,小夜の為ばかしを言つちや/其面影(四迷)」
義理張るより頬張(ホオバ)れ🔗⭐🔉
義理張るより頬張(ホオバ)れ
義理で出費するよりも,自分の利益を心がけろ。
ぎり【義理】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「義理」で始まるの検索結果。