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きん-もう【訓蒙】🔗🔉

きん-もう [0] 【訓蒙】 ⇒くんもう(訓蒙)

きんもうずい【訓蒙図彙】🔗🔉

きんもうずい ―ヅ 【訓蒙図彙】 江戸初期の一種の絵入り事典。二〇巻。1666年刊。中村斎編。天文・地理・動植物などの部門に分け,各単語に音と訓の振り仮名をつけ,簡単な解説を施す。挿絵を数多く入れて初学者の理解を助ける。

くに【訓】🔗🔉

くに 【訓】 「くん(訓)」に同じ。「ひとたびは―,一たびは音(コエ)に読ませて/宇津保(蔵開中)」 〔「くん」の「ん」を「に」で表記したもの〕

くん【訓】🔗🔉

くん [0] 【訓】 漢字に,それが表す意味に相当する日本語を当てた読み方。「山」を「やま」,「飲」を「のむ」と読む類。字訓。 ⇔音(オン) →訓読 →訓点

くん-いく【訓育】🔗🔉

くん-いく [0] 【訓育】 (名)スル (1)素質・習慣などをよい方に伸ばすように,教え育てること。「能く其子女を―する者稀なり/明六雑誌 8」 (2)〔教〕 知識の習得を目指す教授に対して,児童・生徒の感情・意思・世界観などに関わる教育作用。広い意味の道徳教育。

くん-かい【訓戒・訓誡】🔗🔉

くん-かい [0] 【訓戒・訓誡】 (名)スル (1)事の善悪・是非を教えさとし,いましめること。また,その言葉。「生徒を―する」「―をたれる」 (2)学校・会社などの組織における処罰の一。最も軽いもの。

くん-かい【訓解】🔗🔉

くん-かい [0] 【訓解】 字句や文章を読み,その意味をときあかすこと。

くん-かい【訓誨】🔗🔉

くん-かい ―クワイ [0] 【訓誨】 (名)スル 教えさとすこと。「同胞の暗愚を―し/妾の半生涯(英子)」

くん-かだ【訓伽陀】🔗🔉

くん-かだ [3] 【訓伽陀】 〔「訓」は和訓,「伽陀」は梵語でほめたたえる歌の意〕 仏教歌謡の一。天台宗などで日本語で歌われる歌謡。今様形式・朗詠形式の二種がある。

くん-がな【訓仮名】🔗🔉

くん-がな [0] 【訓仮名】 万葉仮名で表記する場合,その漢字の本来の意味とは無関係に,その字の訓を日本語の音節にあてはめて書き表した漢字をいう。「やまと」を「八間跡」,「なつかし」を「夏樫」と書き表した場合の「八」「間」「跡」(一字一音節),「夏」「樫」(一字二音節)などの類。 →音仮名(オンガナ)

くん-ぎ【訓義】🔗🔉

くん-ぎ [1] 【訓義】 漢字の読みと意味。

くん-げん【訓言】🔗🔉

くん-げん [0][3] 【訓言】 教えさとす言葉。訓辞。「師の―」

くん-こ【訓詁】🔗🔉

くん-こ [1] 【訓詁】 字句の解釈。文章全体の意義を考えるのでなく,部分的な文字や語句を説明すること。

くんこ-がく【訓詁学】🔗🔉

くんこ-がく [3] 【訓詁学】 (1)古典を解釈するために,主として文字の意味を研究する学問。 (2)中国,漢代に流行し,唐代に集成された,古典解釈のための学問。「爾雅(ジガ)」の研究を先駆とし,「説文(セツモン)解字」「五経正義」などの業績を生む。宋(ソウ)以後におこった,理義の究明を主とする思弁的な学問と区別される。 (3)文章全体の意義内容を考えず,部分的な字句の注釈にとらわれた学問。

くん-こく【訓告】🔗🔉

くん-こく [0] 【訓告】 (名)スル 教え告げること。いましめ告げること。

くん-じ【訓示】🔗🔉

くん-じ [0] 【訓示】 (名)スル 上級の者が下級の者に,物事をするに当たっての心得・注意などを教え示すこと。また,その言葉。

くんじ-きてい【訓示規定】🔗🔉

くんじ-きてい [4] 【訓示規定】 各種の手続きを定める規定のうち,もっぱら裁判所または行政庁の職務行為に対する命令の性質をもち,それに違反しても,その行為や手続きの効力には影響のないもの。

くん-じ【訓辞】🔗🔉

くん-じ [0] 【訓辞】 教えさとす言葉。教訓の言葉。

くん-しゃく【訓釈】🔗🔉

くん-しゃく [0] 【訓釈】 (名)スル 文字や文章の,読みや意味を明らかにすること。

くん-じょう【訓状】🔗🔉

くん-じょう ―ジヤウ [0] 【訓状】 教えさとす手紙。教訓状。

くん・ずる【訓ずる】🔗🔉

くん・ずる [0][3] 【訓ずる】 (動サ変)[文]サ変 くん・ず 漢字を固有の日本語にあてて読む。漢字を訓で読む。訓読する。

くん-ちゅう【訓注】🔗🔉

くん-ちゅう [0] 【訓注】 漢字の字訓や発音・語義などを示すため,文中に施した注記。訓釈。

くん-てん【訓点】🔗🔉

くん-てん [0] 【訓点】 漢文を訓読する際に,漢字の上や周囲に書き加えられた符号(返り点・ヲコト点)や仮名(振り仮名・送り仮名)などの総称。点。

くんてん-ご【訓点語】🔗🔉

くんてん-ご [0] 【訓点語】 古く漢文を訓読するのに用いられた国語。平安時代以後,語彙・語法・音韻・文体などの面で仮名文学に用いられたものとはいろいろ異なるものがあった。後世の和漢混交文をはじめ,文語文に大きな影響を与えた。

くんてん-しりょう【訓点資料】🔗🔉

くんてん-しりょう ―レウ [5] 【訓点資料】 訓点語研究の資料としての訓点本の称。平安時代以後のものが大部分で,年代の明確なものが多いことなどから,重要な国語資料とされる。

くんてん-ぼん【訓点本】🔗🔉

くんてん-ぼん [0] 【訓点本】 漢文に,ヲコト点・仮名などの訓点の付せられている漢籍・国書・仏典などの書物。点本。

くん-でん【訓電】🔗🔉

くん-でん [0] 【訓電】 (名)スル 電報によって訓令を与えること。また,その電報。

くん-どう【訓導】🔗🔉

くん-どう ―ダウ [0] 【訓導】 (名)スル (1)〔古くは「きんどう」とも〕 教えみちびくこと。教導。「子弟を―するの任に当り/妾の半生涯(英子)」 (2)旧制小学校の正規の教員の称。現在の,教諭に当たる。

くん-どく【訓読】🔗🔉

くん-どく [0] 【訓読】 (名)スル (1)漢字を,その字の意味に基づいて訳した日本語で読むこと。「春」を「はる」,「北風」を「きたかぜ」と読む類。くんよみ。 ⇔音読 (2)漢文を日本語の文法に従って,語の順序を変えたりしながら直訳的に読むこと。「謹啓」を「つつしんでもうす」,「不可侵」を「おかすべからず」と読む類。漢文訓読。 (3)難しい言葉をわかりやすく説明すること。「友達のよしみに―して聞かせよう/滑稽本・和合人」

くんみん-せいおん【訓民正音】🔗🔉

くんみん-せいおん [5] 【訓民正音】 朝鮮の文字ハングルが一五世紀に制定された時の名称,およびそれを公布した条例の名称。 →ハングル

くん-もう【訓蒙】🔗🔉

くん-もう [0] 【訓蒙】 (名)スル 〔古くは「きんもう」とも〕 子供・初心者を教えさとすこと。また,そのために書き記した書物。

くん-ゆ【訓諭】🔗🔉

くん-ゆ [1][0] 【訓諭】 (名)スル 教えさとすこと。教え。「艦長は…軍命の決する所なる旨を―し/此一戦(広徳)」

くん-よみ【訓読み】🔗🔉

くん-よみ [0] 【訓読み】 (名)スル 「訓読(クンドク){(1)}」に同じ。

くん-れい【訓令】🔗🔉

くん-れい [0] 【訓令】 (名)スル 上級官庁が所管の下級官庁に対して事務の方針や権限の行使などの基本に関する命令を発すること。また,その命令。 →通達

くんれい-しき-ローマじつづり【訓令式―字綴り】🔗🔉

くんれい-しき-ローマじつづり [11] 【訓令式―字綴り】 日本語を書き表すためのローマ字のつづり方の一。ヘボン式と日本式を折衷したもの。1930年(昭和5)に,文部省に設けた臨時ローマ字調査会の答申に基づいて,37年(昭和12)内閣訓令として公布された。54年(昭和29),政府はこの訓令を廃し,やや改訂を加えたものを「ローマ字のつづり方」として告示した。

くん-れん【訓練】🔗🔉

くん-れん [1] 【訓練】 (名)スル (1)あることについて教え,それがうまくできるように技術的・身体的練習を継続的に行わせること。「職業―所」 (2)〔教〕 児童・生徒に直接働きかけ,目標に到達するまで継続的に行わせること。 (3)ある事を習熟させるため,実際にそれをやらせること。「実地―」「―生」

くん-わ【訓話】🔗🔉

くん-わ [0] 【訓話】 教え導くための話。教えさとす話。「校長の―がある」

よみ-くだし【読(み)下し・訓み下し】🔗🔉

よみ-くだし [0] 【読(み)下し・訓み下し】 (1)初めから終わりまで読むこと。 (2)漢文を訓読すること。

よみくだし-ぶん【訓み下し文】🔗🔉

よみくだし-ぶん [0][5] 【訓み下し文】 漢文を日本語の語順で訓読した文。

よみ-くだ・す【読(み)下す・訓み下す】🔗🔉

よみ-くだ・す [4][0] 【読(み)下す・訓み下す】 (動サ五[四]) (1)初めから終わりまで読む。「一気に―・す」 (2)漢文を日本語の語順や読み方に直して読む。訓読する。「白文を―・す」 [可能] よみくだせる

くん【訓】(和英)🔗🔉

くん【訓】 the Japanese reading[pronunciation]of a Chinese character.

くんいく【訓育】(和英)🔗🔉

くんいく【訓育】 moral education;discipline.→英和

くんかい【訓戒】(和英)🔗🔉

くんかい【訓戒】 (an) admonition.→英和 〜する admonish;→英和 caution.→英和

くんこ【訓詁】(和英)🔗🔉

くんこ【訓詁】 (an) exposition;→英和 a commentary.→英和 訓詁学(者) exegetics (a scholiast).

くんじ【訓示】(和英)🔗🔉

くんじ【訓示】 an address of instructions.

くんでん【訓電】(和英)🔗🔉

くんでん【訓電】 telegraphic instructions.

くんどく【訓読する】(和英)🔗🔉

くんどく【訓読する】 read Chinese characters in Japanese pronunciation.

くんれい【訓令】(和英)🔗🔉

くんれい【訓令】 instructions.

くんれん【訓練】(和英)🔗🔉

くんれん【訓練】 training;→英和 (a) drill;→英和 discipline.→英和 〜する train;→英和 drill;discipline.→英和 〜を受ける undergo training.

くんわ【訓話】(和英)🔗🔉

くんわ【訓話】 a moral story.

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