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おしえ【教え・訓】ヲシヘ🔗🔉

おしえ教え・訓ヲシヘ ①教えること。教育。 ②教える事柄。教訓。教義。南海寄帰内法伝平安後期点「方に慈尊の訓ヲシヘに順すべし」。「師の―」「神の―」 ⇒おしえ‐がお【教え顔】 ⇒おしえ‐ぐさ【教え草】 ⇒おしえ‐ご【教え子】 ⇒おしえ‐どり【教え鳥】 ⇒おしえ‐の‐にわ【教えの庭】

きん‐もう【訓蒙】🔗🔉

きん‐もう訓蒙⇒くんもう

きんもうずい【訓蒙図彙】‥ヅヰ🔗🔉

きんもうずい訓蒙図彙‥ヅヰ 図説百科事典。中村惕斎てきさい編。序目2巻・本文20巻、全14冊。1666年(寛文6)刊。天文・地理以下17部門に分けて、計1343項目を挿絵入りで解説。以後、「武具訓蒙図彙」「好色訓蒙図彙」「人倫訓蒙図彙」など、分野別の同種の書が刊行された。

くに【訓】🔗🔉

くに⇒くん。宇津保物語蔵開中「一たびは―、一たびはこゑ(字音)によませ給ひて」

くん【訓】🔗🔉

くん】 ①よむこと。字義を解釈すること。 ②漢字を和語にあててよむこと。「人」を「ひと」とよむ類。↔音おん

くん‐いく【訓育】🔗🔉

くん‐いく訓育】 ①教え育てること。「児童を―する」 ②感情と意志とを陶冶とうやして望ましい性格を形成する教育作用。躾しつけ、または徳育と同義に解される場合も多い。

くん‐か【訓化】‥クワ🔗🔉

くん‐か訓化‥クワ 教訓感化すること。教え導くこと。

くん‐かい【訓戒・訓誡】🔗🔉

くん‐かい訓戒・訓誡】 教えさとし、いましめること。「―を垂れる」

くん‐かい【訓解】🔗🔉

くん‐かい訓解】 字句・文章をときあかすこと。

くん‐かい【訓誨】‥クワイ🔗🔉

くん‐かい訓誨‥クワイ さとし教えること。

くん‐かだ【訓伽陀】🔗🔉

くん‐かだ訓伽陀】 (訓読する偈の意)仏教歌謡。声明しょうみょうのうち、和文の伽陀の総称。四句形式のものが多い。→偈

くん‐がな【訓仮名】🔗🔉

くん‐がな訓仮名】 万葉仮名のうち、漢字本来の意味とは無関係に漢字の訓を日本語の音節に当てたもの。「懐なつかし」を「名津蚊為」「夏樫」と書く類。字訓仮名。↔音仮名

くん‐ぎ【訓義】🔗🔉

くん‐ぎ訓義】 漢字の読みと意味。「―未詳」

くん‐げん【訓言】🔗🔉

くん‐げん訓言】 いましめの言葉。訓辞。

くん‐こ【訓詁】🔗🔉

くん‐こ訓詁】 (「詁」は古言を解く意)字句の解釈。蒙求抄1「―は注をしたと云ふ心ぞ」 ⇒くんこ‐がく【訓詁学】

くんこ‐がく【訓詁学】🔗🔉

くんこ‐がく訓詁学】 ①漢代および唐代に、経けいの意義を解釈することを専らとした学問。漢代は経書の蒐集と訓詁とに力を入れ、唐代に大成。注疏学。 ②一般に、経典けいてんの訓詁注釈を主とする学。 ⇒くん‐こ【訓詁】

くん‐こく【訓告】🔗🔉

くん‐こく訓告】 教え告げること。いましめ告げること。「―処分」

くん‐じ【訓示】🔗🔉

くん‐じ訓示】 ①教え示すこと。 ②年齢・地位などの上の者が下の者に対して教え示すこと。また、その教え。「―を垂れる」 ⇒くんじ‐きてい【訓示規定】

くん‐じ【訓辞】🔗🔉

くん‐じ訓辞】 教えいましめる言葉。「校長の―」

くんじ‐きてい【訓示規定】🔗🔉

くんじ‐きてい訓示規定】 〔法〕もっぱら裁判所または行政庁に対する命令の性質をもち、これに反してもその行為の法的効力に影響がないとされる規定。↔効力規定 ⇒くん‐じ【訓示】

くん‐しゃく【訓釈】🔗🔉

くん‐しゃく訓釈】 字義をときあかすこと。

くん・ずる【訓ずる】🔗🔉

くん・ずる訓ずる】 〔他サ変〕[文]訓ず(サ変) 訓でよむ。漢字に日本語をあてて読む。訓読する。

くん‐ちゅう【訓注・訓註】🔗🔉

くん‐ちゅう訓注・訓註】 字訓や字義に関する注記。訓釈。

くん‐てん【訓典】🔗🔉

くん‐てん訓典】 訓戒となる書籍。

くん‐てん【訓点】🔗🔉

くん‐てん訓点】 漢文を訓読するために、原文に書き加えた文字・符号の総称。今日では返り点・片仮名を主とし、時に平仮名を交える。最初、南都東大寺などの学僧の間に起こったと見られる。奈良末期には返り点のみを付け、次いで仮名とヲコト点とを付けるようになる。仮名には万葉仮名・平仮名・片仮名があったが、やがて片仮名を主に用いた。古くは白書・朱書・角筆書などがあったが、やがて墨書が主流となった。 ⇒くんてん‐ご【訓点語】 ⇒くんてん‐しりょう【訓点資料】

くん‐でん【訓伝】🔗🔉

くん‐でん訓伝】 経書けいしょの解釈書。

くん‐でん【訓電】🔗🔉

くん‐でん訓電】 電報で訓令を下すこと。また、その訓令。

くんてん‐ご【訓点語】🔗🔉

くんてん‐ご訓点語】 漢文を訓読する際に用いられた国語。直叙的表現が多く、情緒的表現は乏しいが、平安後半期に一往の完成を見た後、現在まで伝承される一方、中古以後の説話・軍記など、国語文体の諸方面に大きな影響を及ぼした。 ⇒くん‐てん【訓点】

くんてん‐しりょう【訓点資料】‥レウ🔗🔉

くんてん‐しりょう訓点資料‥レウ 言語資料としての訓点を書き加えた文献。多くは室町時代以前のものについていう。奈良末期から見える。 ⇒くん‐てん【訓点】

くん‐どう【訓導】‥ダウ🔗🔉

くん‐どう訓導‥ダウ ①教え導くこと。 ②旧制小学校の正規の教員の称。学校教育法により現在は教諭。泉鏡花、草迷宮「杖ステッキを突いて続いた紳士は村の学校の―である」 ③教導職の等級で、権ごん少講義の下、権訓導の上に位するもの。

くん‐どく【訓読】🔗🔉

くん‐どく訓読】 ①漢字に日本語をあててよむこと。秋を「あき」、天地を「あめつち」とよむ類。↔音読。 ②漢文を日本語の文法にしたがってよむこと。

くんみん‐せいおん【訓民正音】🔗🔉

くんみん‐せいおん訓民正音】 〔言〕「ハングル」参照。

くん‐もう【訓蒙】🔗🔉

くん‐もう訓蒙】 (キンモウとも)子供や初心者に教えさとすこと。また、その目的で作った書物。

くん‐ゆ【訓諭】🔗🔉

くん‐ゆ訓諭】 教えさとすこと。

くん‐よみ【訓読み】🔗🔉

くん‐よみ訓読み⇒くんどく1

くん‐れい【訓令】🔗🔉

くん‐れい訓令】 上級官庁が下級官庁に対して、法令の解釈または事務の方針に関して下す命令。 ⇒くんれいしき‐ローマじ【訓令式ローマ字】

くんれいしき‐ローマじ【訓令式ローマ字】🔗🔉

くんれいしき‐ローマじ訓令式ローマ字】 日本式とヘボン式とを折衷したローマ字綴り。1930年文部省に臨時ローマ字調査会を設けて制定し、37年内閣訓令で発表したもの。調査会式。国定式。 ⇒くん‐れい【訓令】

くん‐れん【訓練】🔗🔉

くん‐れん訓練】 ①実際にある事を行なって習熟させること。「実地―」 ②一定の目標に到達させるための実践的教育活動。訓育・徳育と同義にも用い、また技術的・身体的な場合にも用いる。 ③動物にある学習を行わせるための系統的な方法。褒賞または罰を用いるのが普通。

くん‐わ【訓話】🔗🔉

くん‐わ訓話】 教えさとす話。「一場の―」 ○群を抜くぐんをぬく 多くの者にぬきんでている。非常にすぐれている。抜群。「この作品は群を抜いている」 ⇒ぐん【群】

よ・む【読む・詠む】🔗🔉

よ・む読む・詠む】 〔他五〕 ①数をかぞえる。万葉集17「春花のうつろふまでにあひ見ねば月日―・みつつ妹待つらむそ」。日葡辞書「メ(目)ヲヨム。また、カゾユル」。「票を―・む」 ②文章・詩歌・経文などを、1字ずつ声を立てて唱える。源氏物語手習「大徳たち経―・めなど宣ふ」。栄華物語浦々別「声をどよみ泣きたる程の有様、この文―・む人もあわてたり」 ③《詠》詠ずる。詩歌を作る。土佐日記「浪の立つなることと憂へいひて―・める歌」。平家物語9「旅宿の花と云ふ題にて一首の歌をぞ―・まれたる」。「俳句を―・む」 ④文字・文書を見て、意味をといて行く。蘭学事始「志学垂統と私かに題せる冊子に録せり。後の人々これを―・んで知るべし」。「古典を―・む」 ⑤(「訓む」とも書く)漢字を国語で訓ずる。訓読する。平家物語7「春の日と書いてかすがと―・めば、法相擁護の春日大明神」 ⑥(講釈師が)講ずる。「義士伝を―・む」 ⑦(外面にあらわれたものから)了解する。さとる。「腹を―・む」「顔色を―・む」「敵の作戦を―・む」 ⑧囲碁・将棋などで、先の手を考える。

[漢]訓🔗🔉

 字形  筆順 〔言部3画/10画/教育/2317・3731〕 〔音〕クン(呉)(漢) キン(唐) 〔訓〕おしえる・よむ [意味] ①おしえる。さとす。「訓育・訓示・訓導・訓蒙くんもう・きんもう・訓練」 ②おしえ。いましめ。「教訓・家訓・庭訓ていくん・ていきん・垂訓」 ③字句の意味の解釈。「訓詁くんこ・訓釈」 ④よみ。漢字に当てた和語の読み方(でよむ)。(対)音おん。「秋は、あき・ときと訓ずる」「訓点・訓読・和訓・字訓」 [解字] 形声。「言」+音符「川」(=つらぬく)。言葉ですじを通して教え導く意。 [下ツキ 遺訓・音訓・回訓・家訓・教訓・古訓・国訓・字訓・垂訓・正訓・請訓・庭訓・難訓・傍訓・和訓

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