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え【△方】へ🔗🔉

え【方】 〔接尾〕おおよその位置・方向・時間などを表す。…のあたり。…のころ。「行(ゆく)―」「古(いに)し―」→へ(方)

かた【方】🔗🔉

かた【方】 [名]方角。方向。むき。「西の―を望む」物事の方向。決着。始末。時間上の方向。ころ。とき。時節。「来し―を思う」《方角を示すことによって間接的に》人をさす敬った言い方。「女の―」「乗り越しの―」方法。手段。「せん―もない」対として考えられるものの一方。人数を二組に分ける場合にいうことが多い。「―の人、男女居わかれて」〈枕・一四三〉方面。箇所。関係する点。「和歌の―にもいみじう染ませ給へり」〈栄花・月の宴〉そのようなありさま。ようす。「おのづから軽(かろ)き―にぞおぼえ侍るかし」〈源・帚木〉〔接尾〕動詞の連用形に付いて、方法・手段、また、ようす・ありさまなどの意を表す。「ひもの結び―」「車の混み―」動詞の連用形や動作性の漢語名詞に付いて、…すること、の意を表す。「打ち―やめ」「調査―を依頼される」他人の氏名などに付いて、その人のもとに身を寄せていることを表す。「中村さん―」「田中太郎様―」数を表す語に付いて、人を数えるのに用いる。現在では、「お」を冠して、丁寧な言い方として用いられる。「おひと―」「おふた―」《「がた」とも》名詞に付く。二つあるものの一方の側、また、それに属する人を表す。「相手―」「母―」その物事を担当する係であることを表す。「まかない―」「会計―」《「がた」とも》数量などを表す名詞に付いて、だいたいそのくらいの意を表す。「三割―安い」「八割―片付いた」方向の意を表す。「いづ―に求め行かむ」〈伊勢・二一〉

がた【方】🔗🔉

がた【方】 〔接尾〕人を表す名詞に付いて、複数の人々を尊敬していう意を表す。「先生―」「奥様―」時に関する名詞や動詞の連用形に付いて、だいたいその時分という意を表す。「暮れ―」「明け―」かた(方)」に同じ。→達(たち)[用法]

けた【△方】🔗🔉

けた【方】 [名・形動ナリ]《「けだ」とも》四角な形。方形。また、かどばったさま。「―なる形に作りたる円柱の廊」〈鴎外訳・即興詩人〉

さま【様・△方】🔗🔉

さま【様・方】 [名]物事や人のありさま。ようす。状態。「雲のたなびく―が美しい」「物慣れた―に振る舞う」姿かたち。かっこう。また、人の目に恥ずかしくない、それなりの形。→様になる方法。手段。「物言ふ―も知らず」〈源・常夏〉理由。事情。いきさつ。「なほおぼしとまるべき―にぞ聞え給ふめる」〈源・賢木〉おもむき。趣向。体裁。「臨時のもてあそび物の…時につけつつ―を変へて」〈源・帚木〉〔接尾〕人を表す語(名詞・代名詞)または人名・役職名・団体名などに付いて、尊敬の意を表す。「お嬢―」「お殿―」「あなた―」「田中―」「社長―」「商店会御一行―」名詞や形容動詞の語幹に「お」「ご(御)」を冠したものに付いて、「…なこと」の意を丁寧に言い表す。ときに「お」「ご」を冠しないこともある。「お疲れ―」「お世話―」「お気の毒―」「ご苦労―」「はばかり―」(後世は「ざま」の形になる)名詞に付いて、その方向、その方面という意を表す。「雨が横―に降る」動詞の連用形に付いて、ちょうど…するとき、…する折などの意を表す。「すれちがい―ひったくる」動詞の連用形に付いて、そういう動作のしかたである意を表す。「二階から下へのけ―に落ちる」[代]《「きみさま」の略という。近世、多く遊里語として用いた》二人称の人代名詞。あなた。「これこれ大事の物ながら、―になに惜しかるべし」〈浮・一代男・一〉三人称の人代名詞。慕っている第三者をさす。あのかた。「賤(しづ)が思ひを夢ほど―に知らせたや」〈滑・膝栗毛・四〉 [下接語]有り様・如何(いか)様・上(うえ)様・お生憎(あいにく)様・お家様・王様・お蔭(かげ)様・お気の毒様・奥様・お子様・お嬢様・おしら様・お世話様・お粗末様・お互い様・お天道(てんと)様・お日様・お部屋様・お待ち遠様・思う様・俺(おれ)様・上(かみ)様・神様・貴様・午前様・ご馳走(ちそう)様・今日(こんにち)様・逆(さか)様・先(さき)様・様様・直(じき)様・十二様・上(じよう)様・直(す)ぐ様・先(せん)様・殿様・取り様・何様・のの様・憚(はばか)り様・人様・皆様・皆皆様・宮様・若様(ざま)仰向(あおむ)け様・悪(あ)し様・言い様・生き様・後ろ様・俯(うつむ)き様・永(えい)様・心様・様様・為(し)様・死に様・縦様・次様・続け様・外(と)様・寝様・仰(の)け様・美(び)様・平(ひら)様・無(ぶ)様・横様

へ【△辺・△方】🔗🔉

へ【辺・方】 [名]そのものにごく近い場所、また、それへの方向を示す。近く。ほとり。あたり。「大君の―にこそ死なめ」〈続紀・聖武・歌謡〉(多く「沖」と対句になって)海のほとり。うみべ。「沖見ればとゐ波立ち―見れば白波さわく」〈万・二二〇〉〔接尾〕名詞、動詞の連体形の下に付く。普通「え」と発音され、また濁音化して「べ」ともなる。その辺り、その方向などの意を表す。「片(かた)―」「行(ゆ)く―」「海―(うみべ)」「水―(みずべ)その頃の意を表す。「去(い)にし―」「春―(はるべ)」「夕―(ゆうべ)

べ【辺・△方】🔗🔉

べ【辺・方】 〔接尾〕へ(辺)

ほう【方】ハウ🔗🔉

ほう【方】ハウ 方向。方角。方位。「西の―」「駅の―へ歩く」「声のする―を見る」「九州の―に行く」部門・分野を漠然とさす語。その方面。「将来音楽の―へ進みたい」「その―では有名な人だ」正方形の一辺の長さ・距離を示す語。「―一〇〇里」「―三間ばかりの狭き法廷」〈木下尚江・良人の自白〉物のやり方。しかた。方法。また、処方。「あの場合ああでも為(し)なければ―が付かないんだもの」〈漱石・門〉二つ以上あるもののうちの一つをとりあげてさす語。「黒い―が好きだ」「もっと味を濃くした―がいい」どちらかといえばこちらだという部類。「性質は臆病な―だ」

み‐さかり【△真盛り・△方】🔗🔉

み‐さかり【真盛り・方】 [名・形動ナリ]《「みざかり」とも》ちょうどさかりであること。まっさかり。「豊玉姫、―に産(こう)むとき竜になりぬ」〈神代紀・下〉

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[音]ホウ [訓]なら‐べる    くら‐べる    かた    みち    まさ‐に    はじめ‐て    あた‐る [部首]方 [総画数]4 [コード]区点    4293      JIS   4A7D      S‐JIS 95FB [分類]常用漢字 [難読語] →あ‐ち【彼方】あち‐ら【彼方】あっ‐ち【彼方】あと‐べ【後方・脚辺】あ‐な‐た【彼方】あ‐な‐た【貴方】あんた【貴方】いず‐かた【何方】いず‐ち【何方】いちかた‐りゅう【一方流・都方流】うえ‐ざま【上様・上方】うら‐かた【占形・占方】え‐ほう【恵方】・【吉方】えんさく‐ほうぜい【円鑿方おき‐へ【沖辺・沖方】おち【遠・彼方】おち‐かた【遠方】おと【遠・彼方】おやま【女形・女方・お山】かた‐うど【方人】かた‐え【片方・傍】かとうど【方人】か‐な‐た【彼方】かみ‐ざま【上様・上方】きた‐ざま【北様・北方】くに‐へ【国方・国辺】く‐ぼう【公方】こうほう‐ひん【孔方兄】ごしょ‐ざま【御所方】こ‐ち【此方】こち‐ら【此方】こっ‐ち【此方】こな‐さま【此方様】こな‐さん【此方様】こ‐な‐た【此方】こんた【此方】しお‐で【四緒手】・【四方手・した‐へ【下方】しも‐ざま【下様・下方】しり‐え【後方・後】しりべし‐さん【後方羊蹄山】すえ‐ざま【末様・末方】すえ‐へ【末辺・末方】す‐おう【蘇芳・蘇方・蘇枋】そこ‐い【底方】そ‐ち【其方】そち‐ら【其方】そっ‐ち【其方】そっ‐ぽ【外方】そっ‐ぽう【外方】そ‐な‐た【其方】そば‐ざま【側方・側様】そま‐かた【杣方・杣形】たずか‐な・し【方便無し】た‐ずき【方便・活計】たた‐さま【縦様・縦方】た‐つき【方便】た‐どき【方便】と‐ざま【外様・外方】ど‐ち【何方】どち‐ら【何方】どっ‐ち【何方】ど‐な‐た【何方】のうがた【直方】のおがた【直方】はこ‐ぶね【箱船・方舟】はる‐へ【春方】ひじかた【土方】ひらかた【枚方】ほう‐けい【方磬】ほか‐ざま【外様・外方】みなかた‐くまぐす【南方熊楠】みやこ‐べ【都辺・都方】むかし‐え【昔方】もと‐へ【本辺・本方】や‐も【八面・八方】よこ‐さま【横様・横方】よ‐も【四方】

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