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さと【里】🔗🔉

さと【里】 (「郷」とも書く)山中や田園地帯などで、人家が集まって小集落をなしている所。ひとざと。むらざと。村落。「山から―へ下る」(「郷」とも書く)都に対して、田舎。また、ふるさと。在所。「―のわらべ」妻や奉公人などの生家。実家。「正月―に帰る」養育費を出して子供を預けておく家。「―に出す」おいたち。育ち。素姓(すじよう)。お里。くるわ。遊里。「―ことば」「素人の寄っても読めぬ―の文」〈柳多留・七〉宮廷を「うち」といったのに対して、宮仕えする人が自家をいった語。「内裏(うち)にても―にても、昼はつれづれと眺め暮らして」〈源・若紫〉寺に対して、俗世間。「律師(りし)、山ごもりして―に出でじと誓ひたるを」〈源・夕霧〉律令制の地方行政区画の一。→里(り)

り【里】🔗🔉

り【里】 尺貫法の距離の単位。一里は三六町で、三・九二七キロ。令制では三〇〇歩(ぶ)をいい、六町すなわち六五四メートルにあたる。律令制で、地方行政区画の最小単位。大化の改新によって設置されたもので、養老令の規定では、五〇戸を一里として里長(さとおさ)を置き、二里以上二〇里以下で一郡とし、数郡で一国とした。霊亀元年(七一五)に敷かれた郷里制(ごうりせい)では、それまでの里を郷(ごう)と改称。条里制で、一辺六町(約六五四メートル)四方の一区画。里の各辺を一町ごとに六等分して三六の坪に分けた。

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