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かい【界】🔗🔉

かい【界】 区切り。境(さかい)。仕切り。「―を接する」限られた社会や範囲。多く接尾語的に用いる。「社交―」「文学―」《梵dhtuの訳。部類・要素・基礎などの意》仏語。人間存在の構成要素として類別の範疇(はんちゆう)となるもの。六根と六境と六識のそれぞれを界として、十八界をたてる。宇宙の構成要素。地・水・火・風・空・識の六大(ろくだい)のこと。六界。領域または世界。欲界・色界・無色界の三界。生物分類学上の基本階級の最高位。動物界と植物界の二つに分けるが、菌類界を独立させたり、原核生物界と真核生物界とに大別したりする傾向にある。地質年代による地層区分の最大の単位。年代区分の「代」に対応し、「系」をいくつか集合したもの。古生代・中生代・新生代の地層を、古生界・中生界・新生界とよぶ。

かい‐が【界画】‐グワ🔗🔉

かい‐が【界画】‐グワ 中国画の一技法。楼閣・舟・車・橋などの構築物を、定規を用いて線書きする。また、この画法による絵画。屋木画(おくぼくが)。宮室画。

かい‐け【界×繋】🔗🔉

かい‐け【界×繋】 仏語。三界のいずれかにつながれていて自由でないこと。

かい‐し【界紙】🔗🔉

かい‐し【界紙】(けい)を引いた紙。罫紙(けいし)

かい‐じ【界磁】🔗🔉

かい‐じ【界磁】 発電機・電動機などの、磁界を発生させる磁石。

かい‐しゃく【界尺】🔗🔉

かい‐しゃく【界尺】 写経などをするとき、用紙に罫線を引いたり文鎮に用いたりする文具。

かい‐せん【界線】🔗🔉

かい‐せん【界線】 二つの地域の境界を表す線。投影図で、正面と平面との境界を示す横の線。非ユークリッド幾何学で、平行線群を直角に切る線。半径が無限大の円弧で、直線ではないとする。

かい‐ひょう【界標】‐ヘウ🔗🔉

かい‐ひょう【界標】‐ヘウ 土地や水面の境界を示すために設置する目印。

かいひょうせっち‐けん【界標設置権】カイヘウセツチ‐🔗🔉

かいひょうせっち‐けん【界標設置権】カイヘウセツチ‐ 土地の所有者が隣地の所有者と共同の費用で、土地の境界の標示物を設置できる権利。

かい‐めん【界面】🔗🔉

かい‐めん【界面】 気体と液体、液体と液体、液体と固体、固体と固体、固体と気体のように、二つの相が互いに接触している境界面。相の一方が気体の場合は、一般に表面という。

かいめん‐かがく【界面化学】‐クワガク🔗🔉

かいめん‐かがく【界面化学】‐クワガク 物質の二つの相の境界面で起こる、界面張力・吸着・発泡・拡散などの現象を研究する化学の一分野。

かいめん‐かっせいざい【界面活性剤】‐クワツセイザイ🔗🔉

かいめん‐かっせいざい【界面活性剤】‐クワツセイザイ 界面張力を著しく低下させる物質。水に対しては、せっけん・油・アルコールなど。表面活性剤。

かいめん‐ちょうりょく【界面張力】‐チヤウリヨク🔗🔉

かいめん‐ちょうりょく【界面張力】‐チヤウリヨク 二つの相が接するとき、分子間の引力に基づき、その界面の表面積を減少させようとする力。水銀や水が空中で球形になるのはこの力による。液体の場合は、一般に表面張力という。

かい‐らい【界雷】🔗🔉

かい‐らい【界雷】 主に寒冷前線付近の強い上昇気流に伴って発生する雷。前線雷。

かい‐わい【界×隈】🔗🔉

かい‐わい【界×隈】 そのあたり一帯。付近。近辺。「銀座―」

さかい【境・△界】さかひ🔗🔉

さかい【境・界】さかひ 土地と土地との区切り。境界。「隣との―」「県―」ものとものとが接する所。また、ある状態と他の状態との分かれ目。区切り目。境目。「空と海との―」「生死の―をさまよう」→境するある範囲の内。地域。場所。また、境遇。「身体を安逸の―に置くという事を文明人の特権のように考えている彼は」〈漱石・明暗〉心境。境地。「―に入りはてたる人の句は、此の風情のみなるべし」〈ささめごと〉 [類語]境界(きようかい)・境界線・区画・仕切り・境目(さかいめ)・際(きわ)・分かれ目・分界・臨界・閾(いき)・ボーダーライン

さか・う【△境ふ・△界ふ】さかふ🔗🔉

さか・う【境ふ・界ふ】さかふ [動ハ四]境を決める。限る。区切る。「後ろは山により、前は水を―・ふ事にてこそあるに」〈太平記・一九〉

へん‐かい【遍界・×界】🔗🔉

へん‐かい【遍界・×界】 仏語。全宇宙。また、法身(ほつしん)の功徳が一切の世界にあまねく行きわたること。また、その世界。法界。

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[音]カイ [訓]さかい [部首]田 [総画数]9 [コード]区点    1906      JIS   3326      S‐JIS 8A45 [分類]常用漢字 [難読語] →かい‐け【界繋】きょう‐かい【境界・疆界】く‐がい【公界】となり‐ざかい【隣境・隣界】

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